はじめに
Windows®でネットワーク上のAxisデバイスを見つけて、それらにIPアドレスを割り当てるには、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用します。 いずれのアプリケーションも無料で、axis.com/supportからダウンロードできます。
- AXIS IP Utilityを使用すると、次のことができます。
ネットワークでデバイスを検索する
静的IPアドレスを変更する
- AXIS Device Managerを使用すると、次のことができます。
ネットワークでデバイスを検索する
IPアドレスを割り当てる
パスワードを設定する
接続の状態を確認する
複数のデバイスで同時に処理を実行する
ファームウェアのアップグレードを管理する
デバイスのパラメーターを設定する
他の方法については、他の方法を参照してください。
ブラウザーサポート
以下のブラウザーでデバイスを使用できます。
ChromeTM | Firefox® | EdgeTM | Safari® | |
Windows® | 推奨 | 推奨 | ✓ | |
macOS® | 推奨 | 推奨 | ✓ | ✓ |
Linux® | 推奨 | 推奨 | ✓ | |
その他のオペレーティングシステム | ✓ | ✓ | ✓ | ✓* |
* iOS 15またはiPadOS 15でAXIS OS Webインターフェースを使用するには、[Settings (設定)] > [Safari] > [Advanced (詳細)] > [Experimental Features (実験的機能)]に移動し、[NSURLSession Websocket]を無効にします。
推奨ブラウザーの詳細については、AXIS OSポータルにアクセスしてください。
デフォルトのIPアドレスについて
Axisデバイスは、イーサネットネットワークで使用するように設計されています。 デバイスのWebページにアクセスするには、IPアドレスが必要です。 ほとんどのネットワークにはDHCPサーバーがあり、接続したデバイスに自動的にIPアドレスが割り当てられます。
ネットワーク上にDHCPサーバーがない場合、デフォルトのIPアドレスは192.168.0.90
です。
AXIS IP Utility
AXIS IP Utilityが動作しているコンピューターが、Axisデバイスと同じネットワークセグメント (物理サブネット) 上にあることが必要です。
ネットワーク上のデバイスにアクセスする
Axisデバイスに電源とネットワークを接続します。
AXIS IP Utilityを起動します。 ネットワークで使用できるすべてのデバイスが、自動的にリストに表示されます。
ブラウザーからデバイスにアクセスするには、リスト内で名前をダブルクリックします。
デバイスのIPアドレスを変更する
AXIS IP Utilityを起動します。 ネットワークで使用できるすべてのデバイスが、自動的にリストに表示されます。
リスト内のデバイスを右クリックし、[Assign new IP address to selected device (選択したデバイスに新しいIPアドレスを割り当てる)] を選択します。
使用可能なIPアドレスを入力し、[Assign (割り当てる)] をクリックします。
ブラウザーからデバイスにアクセスするには、リスト内で名前をダブルクリックします。
AXIS Device Manager
ネットワーク上のデバイスにアクセスする
Axisデバイスに電源とネットワークを接続します。
AXIS Device Managerを起動します。
サーバーに接続するには、Main menu > Servers > New connection (メインメニュー > サーバー > 新しい接続) の順に選択します。
サーバーがネットワーク上にある場合は、[Remote server (リモートサーバー)] を選択し、ドロップダウンリストからサーバーを選択するか、[Remote server (リモートサーバー)] フィールドにIPアドレスまたはDNSアドレスを入力します。
サーバーがコンピューターでローカルに実行されている場合は、[This computer (このコンピューター)] を選択します。
現在のWindowsユーザーとしてログインするには、[Log in (ログイン)] をクリックします。
[Log on as current user (現在のユーザーとしてログオン)] をオフにする場合は、次のステップでユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
Add devices (デバイスを追加):
AXIS Device Managerが自動的にネットワーク上でAxisデバイスを検索し、それらをデバイスのリストに追加します。
デバイスを手動で追加するには、[Device manager (Device Manager)] > [Manage devices (デバイスの管理)] に移動し、[Add devices (デバイスの追加)] をクリックします。 追加するデバイスをリストから選択し、[Next (次へ)] をクリックして、[Finish (完了)] をクリックします。
IP範囲からデバイスを追加するには、[Device manager (Device Manager)] > [Manage devices (デバイスの管理)] に移動し、[Add devices from IP range (IP範囲からデバイスを追加)] をクリックします。
特定のIPアドレスからデバイスを追加するには、[Device manager (Device Manager)] > [Manage devices (デバイスの管理)] に移動し、[Add device from address (アドレスからデバイスを追加)] をクリックします。
外部ブラウザーからデバイスにアクセスするには、リスト内でアドレスリンクをクリックします。
複数のデバイスのIPアドレスを変更する
IPアドレスの割り当て処理を迅速化するために、AXIS Device Managerは指定された範囲からIPアドレスを提示します。
AXIS Device Managerで、[Device manager (Device Manager)] > [Manage devices (デバイスの管理)] に移動します。
設定するデバイスを選択し、[Assign IP address to selected devices (選択したデバイスにIPアドレスを割り当てる)] をクリックします。
[Device maintenance (デバイスのメンテナンス)] ダイアログが表示された場合は、[Yes (はい)] をクリックします。
[Assign the following IP address range (次のIPアドレス範囲を割り当てる)] を選択します。
提示されたIPアドレス範囲を変更するには、[IP range (IP範囲)] テキストフィールドにIPアドレス範囲を入力します。
[Next (次へ)] をクリックします。
いずれかのIPアドレスを変更するには、デバイスを選択し、[Edit IP (IPの編集)] をクリックします。
[Finish (完了)] をクリックします。
デバイスのIPアドレスを変更する
設定するデバイスを選択し、[Assign IP address to selected devices (選択したデバイスにIPアドレスを割り当てる)] をクリックします。
[Assign the following IP address (次のIPアドレスを割り当てる)] を選択します。
IPアドレス、サブネットマスク、およびデフォルトルーターを入力します。
[OK] をクリックします。
他の方法
IPアドレスを割り当てるまたは検出する
- Windows®の場合
UPnP™
UPnPはAxisデバイスを自動的に検出し、それらを [Network (ネットワーク)] または [My Network Places (マイネットワーク)] に追加します。
- すべてのオペレーティングシステム
DHCPサーバー
ネットワークのDHCPサーバーの管理者ページを表示する方法については、サーバーのユーザーマニュアルを参照してください。
ホスト型ビデオサービス
ホスト型ビデオサービスに接続する方法については、サービスプロバイダーのユーザードキュメントを参照してください。 お近くのサービスプロバイダーを見つける方法とヘルプについては、axis.com/hostingを参照してください。
ビデオストリームにアクセスする
- 別の方法でも、Axisデバイスからビデオストリームや静止画像にアクセスできます。
- 重要
これらのコマンドが機能するには、デバイスにrootアカウントが必要です。
ブラウザーでの静止JPEG画像: パス (
http://<ip-address>/axis-cgi/jpg/image.cgi
) を入力しますほとんどのメディアプレーヤー (VLCなど) によるRTSPストリーミング: パス (
rtsp://<ip-address>/axis-media/media.amp
) を入力します。ONVIFストリーミング (ONVIFユーザーが設定されているデバイスの場合): パス (
rtsp://<ip-address>/onvif-media/media.amp
) を入力します。
ビデオストリームにアクセスするためのその他の方法については、VAPIX®ライブラリを参照してください。
デバイスのセキュリティの向上
安全なパスワード
Axisデバイスは、最初に設定されたパスワードをネットワーク上で平文で送信します。最初のログイン後にデバイスを保護するために、安全で暗号化されたHTTPS接続を設定してからパスワードを変更してください。
デバイスのパスワードは主にデータおよびサービスを保護します。Axisデバイスは、さまざまなタイプのインストールで使用できるようにするためパスワードポリシーを強制しません。
データを保護するために、次のことが強く推奨されています。
8文字以上のパスワードを使用する (できればパスワード生成プログラムで作成する)。
パスワードを公開しない。
一定の期間ごとにパスワードを変更する (少なくとも年に1回)。
rootアカウントの新しいパスワードを設定する
デフォルトの管理者ユーザー名はrootです。rootのパスワードを忘れた場合は、デバイスを工場出荷時の設定にリセットしてください。を参照してください。
パスワードを入力します。安全なパスワードを設定する手順に従います。安全なパスワードを参照してください。
パスワードを再入力して、スペルを確認します。
[Create login (ログインの作成)] をクリックします。これでパスワードが設定されました。
ユーザーアカウントについて
デフォルトのrootアカウントはすべての権限を持ち、管理タスク用に予約されています。 日常的な使用のためのユーザーアカウントは、常に制限付きの権限で作成してください。 これにより管理アカウントが外部に流出しにくくなります。
関連情報
ユーザーズマニュアルは、axis.comで入手できます。
ご使用のデバイスの新しいファームウェアがリリースされていないかを確認するには、axis.com/supportにアクセスしてください。
役に立つオンライントレーニングおよびWebセミナーをご用意しております。axis.com/academyをご覧ください。