設置
以下のビデオで、AXIS A4612 Network Bluetooth Readerのインストール方法の例をご覧ください。
すべての設置シナリオの詳細な手順と重要な安全情報については、axis.com/products/axis-a4612/supportでインストールガイドを参照してください。
開始する
ネットワーク上のデバイスを検索する
Windows®で検索したAxisデバイスにIPアドレスの割り当てを行うには、AXIS IP Utilityを使用します。アプリケーションは無料で、axis.com/supportからダウンロードできます。
AXIS IP Utilityが動作しているコンピューターが、Axisデバイスと同じネットワークセグメント (物理サブネット) 上にあることが必要です。
Axisデバイスに電源とネットワークを接続します。
AXIS IP Utilityを起動します。ネットワークで使用できるすべてのデバイスが、自動的にリストに表示されます。
ブラウザーからデバイスにアクセスするには、リスト内で名前をダブルクリックします。
ブラウザーサポート
以下のブラウザーでデバイスを使用できます。
ChromeTM | Firefox® | EdgeTM | Safari® | |
Windows® | 推奨 | 推奨 | ✓ | |
macOS® | 推奨 | 推奨 | ✓ | ✓ |
Linux® | 推奨 | 推奨 | ✓ | |
その他のオペレーティングシステム | ✓ | ✓ | ✓ | ✓* |
装置のwebインターフェースを開く
ブラウザーを開き、Axis装置のIPアドレスまたはホスト名を入力します。
本製品のIPアドレスが不明な場合には、AXIS IP Utilityを使用して、ネットワーク上で装置を見つけます。
デフォルトのユーザー名「
admin
」とパスワード「pass
」を入力します。初めて装置にアクセスする場合は、パスワードを変更する必要があります。webインターフェースを参照してください。
装置のwebインターフェースにあるすべてのコントロールとオプションの説明については、webインターフェースを参照してください。
デバイスを構成する
この装置は、直ちに標準のBluetoothリーダーとして機能します。このセクションには、ハードウェアの設置完了後に、製品を稼働させるために設置担当者が行う必要のあるすべての重要な設定に関する説明が記載されています。
IPアドレスの設定
装置 はLANに接続されています。有効なIPアドレスを割り当てるか、LAN DHCPサーバーからIPアドレスを取得する必要があります。WebインターフェースでIPアドレスとDHCPを設定します。
IPアドレスを手動で設定するには:
[System (システム)] > [Network connection (ネットワーク接続)] > [Basic configuration (基本設定)] の順に移動します。
[IP address settings (IPアドレス設定)] で、[Use DHCP Server (DHCPサーバーの使用)] をオンにすると、LAN DHCPサーバーからIPアドレスが自動的に取得されいます。
IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイを入力します。
手動DNS設定を使用するには、[Always use manual DNS settings (常に手動DNS設定を使用する)] をオンにします。
プライマリDNSとセカンダリDNSを入力します。
ホスト名とベンダークラス識別子を入力して、デバイスを識別します。
[Required port mode (必要なポートモード)] のオプションを選択します。
現在のIPアドレスを確認するには:
- 装置を再起動しても設定は変わりません。
- LEDインジケーターは装置の背面にあります。
装置を開きます。LEDインジケーターが同時に赤と緑に変わり、短いビープ音が1回鳴るまで、コントロールボタンを約15秒間押し続けます。製品概要を参照してください。
コントロール ボタンを離すと、スピーカーを通じて装置から現在のIPアドレスが伝えられます。
装置のファームウェアのアップグレード
装置に初めてログインする際に、装置のファームウェアをアップグレードすることをお勧めします。axis.com/supportで、装置の最新バージョンをダウンロードします。新規バージョンをアップロードするには、以下の手順を実行します。
[System (システム)] > [Maintenance (メンテナンス)] の順に移動します。
[Firmware upload (ファームウェアのアップロード)] をクリックして、ダウンロードしたファームウェアバージョンをアップロードします。
[Upload (アップロード)] をクリックします。
- 注
アップロード後に装置が再起動して、アップグレードが完了します。
CA証明書とユーザー証明書のアップロード
- 証明書IDは40文字以下で、小文字、大文字、数字、「_」、「–」のみを含めます。
- 2048ビットより長いRSA秘密鍵が割り当てられている証明書が拒否された場合は、以下のメッセージが表示されます。「The private key file/password was not accepted by the device!」
- ECC (楕円曲線暗号) に基づく証明書の場合は、secp256r1 (prime256v1およびNIST P-256とも呼ばれる) とsecp384r1 (NIST P-384とも呼ばれる) 曲線のみを使用します。
CA証明書をアップロードするには:
[System (システム)] > [Certificates (証明書)] > [CA Certificates (CA証明書)] の順に移動します。
をクリックして、証明書をアップロードします。
証明書IDを入力します。
[Select file (ファイルの選択)] をクリックして、CA証明書をアップロードします。
[Upload (アップロード)] をクリックします。
ユーザー証明書をアップロードするには:
[System (システム)] > [Certificates (証明書)] > [User Certificates (ユーザー証明書)] の順に移動します。
をクリックして、証明書または秘密鍵をアップロードします。
証明書IDを入力します。
[Select file (ファイルの選択)] をクリックして、ユーザー証明書と秘密鍵をアップロードします。
秘密鍵をアップロードする場合は、デフォルトの鍵のパスワードがあれば、それを入力します。
[Upload (アップロード)] をクリックします。
webインターフェース
装置のwebインターフェースにアクセスするには、Webブラウザーで装置のIPアドレスを入力します。
ドアコントローラーのWebインターフェースでリーダーを接続する必要があります。ドアコントローラのユーザーマニュアルを参照してください。
装置の新規通知にアクセスします。 ユーザーメニューは以下を含みます。
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ダッシュボード
Locate (位置特定):Bluetoothリーダーを特定するための音声を再生します。 コンテキストメニューは以下を含みます。
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Modules (モジュール):クリックすると、Modules (モジュール) に移動します。ここで、カードとBluetoothリーダーのモジュール情報を表示および更新することができます。 |
モジュール
13.56 MHzカードリーダー
コンテキストメニューは以下を含みます。
Module name (モジュール名):入出力仕様のモジュール名を入力します。 使用可能なカードタイプ:カードリーダーで使用するカードのタイプを選択します。 |
Bluetooth
コンテキストメニューは以下を含みます。
Module name (モジュール名):入出力仕様のモジュール名を入力します。 信号強度:携帯電話とのBluetoothモジュール通信の距離を選択します。 認証方法の起動:携帯電話の認証方法を1つまたは複数選択します。
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カスタマイズ
信号音量
信号音量とは、アクセスコントロールシステムで通信が行われる際に装置から発生する音のレベルを指しています。例として、カードの読み取り時やアクセスの許可時に装置から発生するビープ音などが挙げられます。
キービープ音量:ビープ音の音量を設定します。 警告音音量:装置の動作状態が切り替わった際に発生する警告や信号の音量を設定します。例として、電源が入った際やケーブルが接続された際に発生する音の音量が上げられます。 |
逆光
バックライトにより、リーダーのインジケーターストライプ、LEDインジケーター、タッチボタンが照らされます。
Signaling LEDs intensity (信号LEDの強度):LEDの輝度を設定します。 Backlight enabled (バックライトの有効化):オンにすると、バックライトが有効になります。 Intensity (強度):バックライトの強度を設定します。 |
システム
システムダッシュボード
Network settings (ネットワークの設定): をクリックして、ネットワーク設定を更新します。ネットワーク設定を編集できるネットワーク接続ページに移動します。 日付と時刻: をクリックして、日付と時刻を更新します。日付と時刻ページに移動します。そこで、日時を編集することができます。 |
ネットワーク接続
ローカルネットワーク
イーサーネットケーブルで装置をローカルエリアネットワークに接続することができます。
基本設定
Use DHCP server (DHCPサーバーの使用):オンにすると、LAN DHCPサーバーからIPアドレスが自動的に取得されます。ほとんどのネットワークでは、自動DNS (DHCP) をお勧めします。 IPアドレス:装置の固有のIPアドレスを入力します。孤立したネットワークの内部であれば、アドレスの重複がないことを条件に、静的なIPアドレスを自由に割り当てることができます。アドレスの重複を避けるため、固定IPアドレスを割り当てる前に、ネットワーク管理者に連絡することを推奨します。 Network mask (ネットワークマスク):ネットワークマスクを入力して、ローカルエリアネットワーク内部のアドレスを定義します。 Default gateway (デフォルトゲートウェイ):デフォルトゲートウェイのアドレスを入力します。これにより、オフLAN機器との通信が可能となります。
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DNS設定
Always use manual DNS settings (常に手動DNS設定を使用する):DNS設定を手動で行う場合にオンにします。 Primary DNS (プライマリDNS):ドメイン名をIPアドレスに変換するプライマリDNSサーバーのアドレスを入力します。工場出荷時設定にリセットした後は、プライマリDNS値が「8.8.8.8」となります。 セカンダリDNS:プライマリDNS にアクセスできない場合に代わりに機能するセカンダリDNSサーバーのアドレスを入力します。工場出荷時設定にリセットした後は、セカンダリDNS値が「8.8.4.4」となります。
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高度な設定
ホスト名:IPネットワークIDを入力します。使用できる文字は、A~Z、a~z、0~9、-、_です。 ベンダークラス識別子:DHCPオプション60の文字列として、ベンダー クラス識別子を入力します。 Required port mode (必要なポートモード):優先するネットワークインターフェースのポートモードを選択します:自動または半二重 - 10 mbps。100 Mbpsのトラフィックにおいて使用しているネットワークケーブルの信頼性が低い場合は、より低い10 Mbpsのビット レートが必要になる場合があります。 現在のポートの状態:現在のネットワークインターフェースのポートの状態 (半二重または全二重 - 10 mbpsまたは100 mbps) が表示されます。 |
Webサーバー
内蔵Webサーバーにアクセスできる標準的なWebブラウザで装置を設定することができます。HTTPSプロトコルにより、装置とブラウザ間の安全な通信が実現します。
HTTP port (HTTPポート):使用するHTTPポートを入力します。 HTTPS port (HTTPSポート):使用するHTTPSポートを入力します。 Minimum allowed TLS version (許可される最小TLSバージョン):装置の接続に必要な最も低いTLSバージョンを選択します。 HTTPS ユーザー証明書:HTTPサーバーのユーザー証明書と秘密鍵を選択します。選択されていないと、装置で自己署名証明書が使用されます。 Enable remote access (リモートアクセスの有効化):オンにすると、オフLAN IPアドレスからインターコムWebサーバーへのリモートアクセスが有効になります。 |
日付と時刻
装置の日付と時刻をNTPサーバーと同期することをお勧めします。
日付と時刻
Synchronize with browser (ブラウザとの同期):クリックすると、装置の時刻がコンピューターの時刻と同期されます。 Use time from NTP or internet (NTPまたはインターネットの時刻の使用):オンにすると、装置の時刻がNTPサーバーまたはインターネットと同期されます。 NTPサーバーアドレス:時刻を同期させるNTPサーバーアドレスを入力します。 |
手動設定:
手動選択:装置のタイムゾーンを選択します。 カスタムルール:時刻の表示形式を入力します。 |
証明書
証明書は、ネットワーク上のデバイスの認証に使用されます。 装置では、以下の証明書と秘密鍵の形式がサポートされています。
PEM
CER
PFX
DER
CA certificates (CA証明書):CA証明書を使用して、ピア証明書を認証することができます。装置からネットワークへの接続時に、認証サーバーのIDが検証されます。
デバイスを工場出荷時の設定にリセットすると、すべての証明書が削除されます。
CA certificates (CA証明書):装置のID検証に使用される証明書を選択します。 Upload (アップロード):CA証明書をアップロードして、証明書IDを入力します。 Search (検索):証明書IDを入力し、CA証明書のリストからそれを見つけます。 :クリックすると、装置から証明書が削除されます。 :クリックすると、証明書情報が表示されます。 |
ユーザー証明書:ユーザー証明書により、ユーザーのIDが検証されます。自己署名または認証局 (CA) 発行の証明書のどちらでも可能です。自己署名証明書により、CA発行証明書の取得前に使用できる限定的な保護が得られます。
ユーザー証明書:本人確認に使用される証明書と秘密鍵を選択します。 Upload (アップロード):クリックして、ユーザー証明書と秘密鍵をアップロードします。鍵のパスワードがある場合は、それを入力します。 Search (検索):証明書IDを入力し、ユーザー証明書のリストからそれを見つけます。 :クリックすると、装置から証明書が削除されます。 :クリックすると、証明書情報が表示されます。 |
診断
診断ログにより、報告された問題を特定して解決することができます。診断機能を使用して、診断ログをキャプチャーします。これは後からダウンロードすること、また技術サポートに利用することができます。
Ping:IPアドレスにテストデータを送信するには:
Close (閉じる):クリックすると、ダイアログが閉じます。 |
診断パッケージ
診断パッケージは、ネットワークパケットとsyslogメッセージの対象エリアが含まれているZIPファイルです。装置、設定、ネットワークトラフィック、クラッシュログ、メモリ統計に関する情報が含まれています。また、ネットワークパケット数と装置でキャプチャーされたsyslogメッセージのサイズが表示されます。
キャプチャーの再起動:クリックすると、パケットキャプチャーが再起動します。 Download (ダウンロード):クリックすると、診断パッケージをファイルとしてダウンロードすることができます。 |
装置でのネットワークパケットキャプチャー
Download (ダウンロード):クリックすると、キャプチャーされたネットワークパケットをダウンロードすることができます。 開始:クリックすると、ネットワークの受信パケットと送信パケットのキャプチャーが開始します。 注 開始 (start) をクリックすると、以前にキャプチャーされたパケットは削除されます。 Stop (停止):クリックすると、ネットワークの受信パケットと送信パケットのキャプチャーが停止します。 |
Syslogのキャプチャー:syslogはメッセージログ作成の標準です。これによって、メッセージを生成するソフトウェア、メッセージを保存するシステム、およびそれらを報告して分析するソフトウェアを分離することができます。各メッセージには、メッセージを生成したソフトウェアの種類を示す設備コードがラベル付けされ、重大度レベルが割り当てられます。
コンテキストメニューは以下を含みます。
Download (ダウンロード):クリックすると、syslogメッセージがダウンロードされます。 開始:クリックすると、データのキャプチャーが開始します。 Stop (停止):クリックすると、データのキャプチャーが停止します。 |
ネットワークパケットキャプチャーのダウンロード
これにより、装置ネットワークインターフェースの送受信パケットをキャプチャーし、コンピューターにダウンロードすることができます。
開始:クリックすると、データのキャプチャーが開始します。 キャプチャー時間:キャプチャーを実行する時間を設定します。 Stop (停止):クリックすると、データのキャプチャーが停止します。 |
リモートサーバーへのsyslogの送信:トグルを使用して、syslogを有効化または無効化します。これにより、syslogメッセージをsyslogサーバーに送信して、記録のの保存と録画の分析を行うことができます。 サーバーアドレス:syslogアプリケーションが実行されているサーバーのIPアドレスまたはMACアドレスを入力します。
重大度レベル:トリガー時に送信するメッセージの重大度を選択します。 |
メンテナンス
設定
装置の再起動:クリックして、装置を再起動します。 コンテキストメニューは以下を含みます。
Download backup (バックアップのダウンロード):装置の設定ファイルをコンピューターにダウンロードする場合にクリックします。 Restore configuration (設定のリストア):クリックすると、設定ファイルをアップロードして、ダイアログでインポート設定を選択することができます。 |
ファームウェア:装置で現在実行されているソフトウェアバージョンの概要、装置で使用可能な最小ソフトウェアバージョン、ブートローダーバージョン、ソフトウェアのビルドタイプ、ビルドの日時が表示されます。
Firmware upload (ファームウェアのアップロード):クリックすると、ソフトウェアファイルをアップロードして、装置ソフトウェアをアップグレードすることができます。 |
トラブルシューティング
工場出荷時の設定にリセットする
- 工場出荷時の設定にリセットすると、すべての設定が工場出荷時のデフォルト値に戻ります。
- LEDインジケーターは装置の背面にあります。
装置を開きます。
赤と緑のLEDインジケーターが点灯および消灯するまで、ボタンを約24秒間押し続けます。
- 注
異なる間隔で、1回目、2回目、3回目、4回目のビープ音が聞こえます。
4回目のビープ音が鳴ったら、コントロールボタンを離します。これでプロセスが完了し、製品が工場出荷時の設定にリセットます。
インストールおよび管理ソフトウェアツールを使用して、IPアドレスの割り当て、パスワードの設定、製品へのアクセスを行います。
axis.com/supportのサポートページに、インストールおよび管理ソフトウェアツールが用意されています。
装置のwebインターフェースを使用して、各種パラメーターを工場出荷時の設定に戻すこともできます。[System (システム)] > [Maintenance (メンテナンス)] > の順に移動して、[Reset to factory defaults (工場出荷時の設定へのリセット)] をクリックします。
現在のファームウェアバージョンの確認
装置のファームウェアにより、装置の機能が左右されます。問題のトラブルシューティングを行う際は、まず現在のファームウェアバージョンを確認することをお勧めします。最新バージョンには、特定の問題の修正が含まれていることがあります。
現在のファームウェアバージョンを確認するには:
装置のWebインターフェース > [Dashboard (ダッシュボード)] の順に移動します。
AXIS A4612 で、ファームウェアバージョンを確認します。
ファームウェアのアップグレード
- 事前設定済みの設定とカスタム設定は、装置のソフトウェアのアップグレード時に保存されます (その機能が新しいファームウェアバージョンで利用できる場合)。ただし、この動作をAxis Communications ABが保証しているわけではありません。
- アップグレードプロセス中は、装置を電源に接続したままにしてください。
最新のファームウェアバージョンで装置をアップグレードすると、製品に最新機能が追加されます。アップグレードする前に、AXIS OSと共に提供されるアップグレード手順とリリースノートを必ずお読みください。ファームウェアの最新バージョンとリリースノートについては、axis.com/support/device-softwareにアクセスしてください。
ファームウェアファイルをコンピューターにダウンロードします。ファームウェアファイルはaxis.com/support/device-softwareから無料で入手できます。
デバイスに管理者としてログインします。
[System (システム)] > [Maintenance (メンテナンス)] の順に移動して、[Firmware upload (ファームウェアのアップロード)] をクリックします。
ファームウェアファイルを選択して、[Upload (アップロード)] をクリックします。
- アップグレードが完了すると、製品は自動的に再起動します。
技術的な問題、ヒント、解決策
このページで解決策が見つからない場合は、axis.com/supportのトラブルシューティングセクションに記載されている方法を試してみてください。
IPアドレスの設定で問題が発生する | |
デバイスが別のサブネット上にある | デバイス用のIPアドレスと、デバイスへのアクセスに使用するコンピューターのIPアドレスが異なるサブネットにある場合は、IPアドレスを設定することはできません。ネットワーク管理者に連絡して、適切なIPアドレスを取得してください。 |
IPアドレスが別のデバイスで使用されている | デバイスをネットワークから切断します。pingコマンドを実行します (コマンドウィンドウまたはDOSウィンドウで、
|
ブラウザーから装置にアクセスできない | |||||
ログインできない | HTTPSが有効になっているときは、ログインを試みるときに正しいプロトコル (HTTPまたはHTTPS) を使用していることを確認してください。場合によっては、ブラウザーのアドレスフィールドに手動で rootアカウントのパスワードを忘れた場合は、装置を工場出荷時の設定にリセットする必要があります。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。 | ||||
DHCPによってIPアドレスが変更された | DHCPサーバーから取得したIPアドレスは動的なアドレスであり、変更されることがあります。IPアドレスが変更された場合は、AXIS IP Utilityを使用してデバイスのネットワーク上の場所を特定してください。デバイスのモデルまたはシリアル番号、あるいはDNS名 (設定されている場合) を使用してデバイスを識別します。 | ||||
証明書の警告 | 証明書の警告は、OS装置の標準的な手順です。[Advanced (詳細設定)] をクリックしてから、[Proceed to *IP address* (unsafe) (*IP アドレス*に進む (危険))] をクリックし、装置のログインWebページにアクセスします。以下のようないくつかのオプションがあります。
Webページにアクセスしたら、[System (システム)] > [Maintenance (メンテナンス)] > [Firmware upload (ファームウェアのアップロード)] の順に移動して、最新の装置ソフトウェアに更新します。 |
パフォーマンスに関する一般的な検討事項
最も重要な検討事項には次のようなものがあります。
貧弱なインフラによるネットワークの使用率が高いと帯域幅に影響します。
サポートに問い合わせる
さらにサポートが必要な場合は、axis.com/supportにアクセスしてください。
仕様
製品概要
リーダーインジケーターストライプ
ステータス | 説明 |
白 | 接続時および正常動作時です。 |
緑 | 認証が有効な場合に点滅します。 |
赤 | 認証が無効な場合に点滅します。 |
バックライトと輝度レベルの設定方法については、カスタマイズを参照してください。
ボタン
コントロールボタン
コントロールボタンは、以下の用途で使用します。
製品を工場出荷時の設定にリセットする。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。
デバイスの再起動。ボタンを1秒未満押すと、装置が再起動します。
現在のIPアドレスの確認。IPアドレスの設定を参照してください。
静的IPアドレス (192.168.1.100) への切り替え。
LEDインジケーターが同時に赤と緑に点灯し、ビープ音が鳴るまで、ボタンを約15秒間押し続けます。
赤色のLEDが消えてビープ音が2回鳴ったら、ボタンをを離します。
DHCPサーバーへの切り替え:
LEDインジケーターが同時に赤と緑に点灯し、ビープ音が鳴るまで、ボタンを15秒間押し続けます。
赤色のLEDが消えてビープ音が2回聞こえるまで、ボタンを3秒間押し続けます。
緑色のLEDが消えて、赤色のLEDが再び点灯し、ビープ音が3回鳴ったら、ボタンを離します。
静電容量式タッチボタン
静電容量式タッチボタンにより、Bluetooth認証による入退室要求が可能となります。ユーザーはボタンを押すことで認証を有効化することができます。装置のWebページでこのボタンを設定する必要があります。Bluetoothを参照してください。
ケーブル
アクティブ出力
火災検知器、警報器、ロック、セキュリティリレーなどの重要装置に接続する際に、アクティブ出力コネクターを使用します。
機能 | カラー | 仕様 |
DC + | 白 | 8~12 V DC、最大600 mA |
DC - | バイオレット |
外部電源
装置には外部電源に接続するためのケーブルが付いています。
機能 | カラー | 仕様 |
DC + | 赤 + | 12 V DC、最大12.0 W |
DC - | 黒 - |
入力ケーブル
入力ケーブルを使用することで、装置のコントロールパネルと入力装置間の良好な通信が可能となり、外部入力デバイスに接続することができます。この装置には、入力1と入力2の2つの入力コネクターが備わっています。これにより、ドアポジションセンサーとREXボタンを接続することができます。
機能 | ケーブル | カラー | 仕様 |
DC + | 入力1 | ピンク + 青 - | -30~+30 V DC |
DC - | 入力2 | オレンジ + 緑 - |
ネットワーク コネクター
Power over Ethernet (PoE) 対応RJ45イーサネットコネクター
電源の優先順位
本装置は、PoEまたはDC入力から電源を供給できます。ネットワーク コネクターを参照してください。
PoEとDCの両方が接続されている場合は、DCが電源として使用されます。
PoEとDCの両方が接続されており、現在はDCが電源を供給しています。DCが失われると、装置ではPoE経由で給電が行われます。
起動時にPoEが使用されている場合、装置の起動後にDCが接続されても、電源供給にDCが使用されます。
中継ケーブル
アクセスロックやセンサーを管理するための中継ケーブル。
機能 | カラー | 注 | 仕様 |
NO | 黄 | 通常、フェイルセキュアロックのために開いている。 | 最大1 A 30 V DC |
COM | 灰色 | コモン | |
NC | 茶 | 通常、フェイルセキュアロックのために閉じている。 |
装置を清掃する
- 強力な化学薬品は装置を損傷する可能性があります。窓ガラス用洗剤やアセトンなどの化学薬品を使用して装置をクリーニングしないでください。
- シミの原因となるため、直射日光や高温下での清掃は避けてください。
圧縮空気を使用すると、装置からほこりやごみを取り除くことができます。
必要に応じて、ぬるま湯に浸した柔らかいマイクロファイバーの布で装置を清掃してください。
シミを防ぐために、きれいな非研磨性の布で装置から水分を拭き取ってください。
商標の帰属
Bluetooth®マークとロゴは、Bluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標です。Axis Communications ABは、ライセンスに基づいてこのマークを使用しています。その他の商標および商品名は、それぞれの所有者の商標です。