ソリューションの概要
- PoE入力
- PoE出力
- ホスト装置
インストール
- 大きな通気口や汚染源のある場所からは少なくとも1.5メートル (4.9フィート) 離してください。これには、通気口、ドア、窓、調理場などが含まれます。
- 空気が自由に流れる位置に装置を設置してください。
- ベイプや喫煙を効果的に検出するには、床から2.4~2.7メートル (7.9~8.9フィート) の高さの天井に装置を設置してください。
- 空気質と環境を効果的に監視するには、床から0.9~1.8メートル (3.0~5.9フィート) の高さに装置を設置してください。
詳しい設置手順は、インストールガイドを参照してください。
デバイスを構成する
装置について
装置を対応ホスト装置に接続すると、[Air quality monitor (空気質モニター)] タブの設定がホスト装置のWebページに表示されます。
本マニュアルで説明しているすべての設定は、ホスト装置のWebページから管理することができます。
イベントのルールを設定する
詳細については、ガイド「イベントのルールの使用開始」を参照してください。
アラームがあるときにビデオを録画する
以下の例では、空気質センサーがベイプを検出したときにカメラがSDカードに映像を録画するように設定する方法を説明します。
カメラのWebページで、 [Settings (設定)] > System > [Storage (ストレージ)] に移動し、SDカードが接続されていることを確認します。
[Settings > System > Events (設定 > システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。以下の情報を入力します。
名前:ルールの名前を入力します。
Condition (条件): Air quality monitor (空気質モニター) > Vaping or smoking detected (電子タバコの使用または喫煙を検出)
Action (アクション): Recordings (録画) > Record video (ビデオ録画)
Storage (ストレージ): SD card (SDカード)SDカードがマウントされていることを確認します。
カメラ:カメラの表示エリアを選択します。
Stream profile (ストリームプロファイル):ストリームプロファイルを選択するか、Create a stream profile (ストリームプロファイルを新規作成) します。
Prebuffer (プリバッファ) とPostbuffer (ポストバッフ):希望の値を設定します。
[保存] をクリックします。
アラーム発生時にMQTTでストロボサイレンを作動する
この例では、カメラをMQTTでストロボサイレンに接続し、カメラに接続された空気質センサーがあらかじめ設定された範囲外の温度を検知すると、ストロボサイレンのプロファイルを有効にする方法を説明します。
装置をストロボサイレンに接続する際、PoE Class 4の電源が使用されていることを確認してください。
開始する前に、以下をご確認ください。
ストロボサイレンにプロファイルを作成します。
MQTTブローカーを設定し、ブローカーのIPアドレス、ユーザー名、パスワードを取得します。
カメラでAXIS Air quality monitorを設定します。
以下の手順でカメラでMQTTクライアントを設定します。
カメラのWebページで、[System (システム)] > [MQTT] > [MQTT client (MQTTクライアント)] > [Broker (ブローカー)] にアクセスし、以下の情報を入力します。
[ホスト]:ブローカーIPアドレス
Client ID (クライアントID):例: カメラ1
Protocol (プロトコル):ブローカーが設定したプロトコル
ポート:ブローカーが使用するポート番号
ブローカーの Username (ユーザー名) と Password (パスワード)
[ Save (保存) ]をクリックし、[ Connect (接続) ]をクリックします。
以下の手順でMQTTパブリッシングのためにカメラのルールを作成します。
[System > Events > Rules (システム > イベント > ルール)] に移動し、ルールを追加します。
以下の情報を入力します。
名前:Temperature out of range (温度範囲外)
Condition (条件): Air quality monitor > Air quality outside acceptable range (空気質モニター > 空気質が許容範囲外)
Sensor (センサー): 気温
Action (アクション):[MQTT] > [Send MQTT publish message (MQTT公開メッセージを送信)]
Topic (トピック):Temperature out of range (温度範囲外)
Payload (ペイロード):オン
QoS:0、1、または2
[保存] をクリックします。
温度範囲の設定
カメラのWebページで、[Air quality monitor (空気質モニター)] > [Settings (設定)] に移動します。 [MIN (下限)] と [MAX (上限)] のデータを入力し、温度範囲を設定します。
以下の手順でストロボサイレンでMQTTクライアントを設定します。
ストロボサイレンのWebページで、[System (システム)] > [MQTT] > [MQTT client (MQTTクライアント)] > [Broker (ブローカー)] に移動し、以下の情報を入力します。
[ホスト]:ブローカーIPアドレス
Client ID (クライアントID):サイレン1
Protocol (プロトコル):ブローカーが設定したプロトコル
ポート:ブローカーが使用するポート番号
Username (ユーザー名) と Password (パスワード)
[ Save (保存) ]をクリックし、[ Connect (接続) ]をクリックします。
[MQTT subscriptions (MQTTサブスクリプション)] に移動し、サブスクリプションを追加します。
以下の情報を入力します。
サブスクリプションフィルター:Temperature out of range (温度範囲外)
サブスクリプションの種類:ステートフル
QoS:0、1、または2
[保存] をクリックします。
以下の手順でMQTTサブスクリプションのためにストロボサイレンのルールを作成します。
[System > Events > Rules (システム > イベント > ルール)] に移動し、ルールを追加します。
以下の情報を入力します。
名前:Temperature out of range (温度範囲外)
Condition (条件):[MQTT] > [Stateful (ステートフル)]
サブスクリプションフィルター: Temperature out of range (温度範囲外)
Payload (ペイロード):オン
Action (アクション): Light and siren > Run light and siren profile while the rule is active (ライトとサイレン > ルールがアクティブである間は、ライトとサイレンのプロファイルを実行)
Profile (プロファイル):アクティブにするプロファイルを選択します。
[保存] をクリックします。
アラーム発生時に空気質センサーのステータスLEDを点滅する
この例では、CO2が高すぎるときに空気質センサーのステータスLEDを点滅させる方法を説明します。
ルールを作成する
カメラのWebページで、[Events (イベント)] > [Rules (ルール)] > [Add a rule (ルールの追加)] に移動してルールを作成します。
以下の情報を入力します。
名前:ルールの名前を入力します。
条件: Air quality monitor >Air quality outside acceptable range (空気質モニター > 許容範囲外の空気質)
Sensors (センサー): CO2
Actions (アクション): I/OインターフェースステータスLED点滅
カラー: 赤
所要時間
[保存] をクリックします。
- CO2アラーム範囲の設定
カメラのWebページで、[Air quality monitor (空気質モニター)] > [Settings (設定)] > [CO2] に移動します。
[MIN (下限)] と[MAX (上限)] のデータを入力し、CO2範囲を設定します。
装置の初起動時のキャリブレーション
- 装置の初起動時には、AQI (空気質指数) が正しく機能するまでに12時間かかります。十分なデータが得られるまで、AQIにはCalculating (計算中) と表示されます。
- 完全なCO2精度が得られるまでには、装置の初起動から2日かかります。
- 完全なVOC精度が得られるまでには、装置の初起動から1時間かかります。
- 完全なNOx精度が得られるまでには、装置の初起動から6時間かかります。
webインターフェース
ダッシュボード
リアルタイムセンサーデータ
リアルタイムのセンサーデータを表示します。
- 装置の初起動時には、AQI (空気質指数) が正しく機能するまでに12時間かかります。十分なデータが得られるまで、AQIにはCalculating (計算中) と表示されます。
- 完全なCO2精度が得られるまでには、装置の初起動から2日かかります。
- 完全なVOC精度が得られるまでには、装置の初起動から1時間かかります。
- 完全なNOx精度が得られるまでには、装置の初起動から6時間かかります。
: クリックするとダッシュボードの名前が設定されます。 Temperature (温度):空気質センサーからのリアルタイムの温度を表示します。 Humidity (湿度):空気質センサーからのリアルタイムの湿度を表示します。 CO2 : リアルタイムの二酸化炭素を表示します。
NOx : 一酸化窒素と二酸化窒素をリアルタイムで表示します。
PM 1.0: リアルタイムの粒子状物質1.0を表示します。 PM 2.5: リアルタイムの粒子状物質2.5を表示します。
PM 4.0: リアルタイムの粒子状物質4.0を表示します。 PM 10.0: リアルタイムの粒子状物質10.0を表示します。
Vaping/Smoking (電子タバコの使用/喫煙): 電子タバコの使用または喫煙の検出または未検出を表示します。
VOC: 揮発性有機化合物指数を表示します。
AQI: 空気質指数を表示します。
|
設定
閾値
空気質センサーのデータを設定します。
Temperature (温度):温度の[MIN (下限)] と[MAX (上限)] を-10~45の範囲で設定します。 Humidity (湿度) : 湿度の[MIN (下限)] と[MAX (上限)] を0~100の範囲で設定します。 CO2: 二酸化炭素の[MIN (下限)] と[MAX (上限)] を0~40000の範囲で設定します。 NOx: 窒素酸化物の[MIN (下限)] と [MAX (上限)] を0~500の範囲で設定します。 PM1.0 : 粒子状物質1.0の[MIN (下限)] と [MAX (上限)] を0~1000の範囲で設定します。 PM2.5 : 粒子状物質2.5の[MIN (下限)] と [MAX (上限)] を0~1000の範囲で設定します。 PM4.0 : 粒子状物質4.0の[MIN (下限)] と [MAX (上限)] を0~1000の範囲で設定します。 PM10.0 : 粒子状物質の[MIN (下限)] と [MAX (上限)] を0~1000の範囲で設定します。 VOC : 揮発性有機化合物指数の[MIN (下限)] と [MAX (上限)] を0~500の範囲で設定します。 AQI : 空気質指数の[MIN (下限)] と [MAX (上限)] を0~500の範囲で設定します。 |
温度の単位
Show temperature in (温度の単位) :Celsius (摂氏) またはFahrenheit (華氏) |
電子タバコ使用の検出感度
電子タバコ使用の検出感度を設定します。
Low sensitivity (低感度)、High sensitivity (高感度) :スライダーで低感度と高感度の差を調整します。 |
統計情報
センサーデータ統計
最大90日のセンサーデータ統計を表示したり、ファイルにダウンロードしてMicrosoft® Excelなどのアプリケーションでより便利に使用することができます。ファイル形式はCSVです。
[Select source (ソースの選択)] : 表示またはダウンロードするソースを選択します。 [From (開始)] と [To (終了)] : 表示またはダウンロードする日を選択します。最大90日のデータの表示やダウンロードができます。 ダウンロード: ドロップダウンメニューから [Download selected sensor data (選択したセンサーデータをダウンロード)] または [Download all sensor data (すべてのセンサーデータをダウンロード)] を選択します。 |
センサーデータのダウンロード
最大90日のセンサーデータ統計をファイルにダウンロードし、Microsoft® Excelなどのアプリケーションでより便利に使用できます。ファイル形式はCSVです。
ホスト装置のWebページで、[Air quality monitor (空気質モニター)] > [Statistics (統計)] > [Sensor Data Statistics (センサーデータ統計)] に移動します。
[Select source (ソースの選択)] のリストで、ダウンロードするソースを選択します。
[From (開始)] と[To (終了)] のリストで、ダウンロードする日を選択します。最大90日のデータをダウンロードできます。
[Download (ダウンロード)] をクリックし、ドロップダウンメニューから [Download selected sensor data (選択したセンサーデータをダウンロード)] または [Download all sensor data (すべてのセンサーデータをダウンロード)] を選択します。
- ファイルはダウンロードフォルダーにダウンロードされます。ファイルサイズによっては、ダウンロードに時間がかかる場合があります。
仕様
製品概要
AXIS D6210
- ブラケットマウント
- ステータスLED
- PoE入力
- PoE出力
LEDインジケーター
ステータスLED | 説明 |
消灯 | 接続時および正常動作時です。 |
緑 | 起動後正常に動作する場合、10秒間、緑色に点灯します。 |
オレンジ | 起動時に点灯し、装置のソフトウェアのアップグレード中に点滅します。 |
オレンジ/赤 | ネットワーク接続が利用できないか、失われた場合は、オレンジ色/赤色で点滅します。 |
赤 | 装置のソフトウェアのアップグレードに失敗すると、赤色に点滅します。 |
コネクター
ネットワーク コネクター
入力:Power over Ethernet (PoE) 対応RJ45イーサネットコネクター
出力:Power over Ethernet (PoE) 対応RJ45イーサネットコネクター
トラブルシューティング
技術的な問題、ヒント、解決策
ここで解決策が見つからない場合は、axis.com/supportのトラブルシューティングセクションに記載されている方法を試してみてください。
ホスト装置のWebページに [Air quality monitor (空気質モニター)] タブが表示されない | |
Webページが更新されていません。 | ブラウザーのウィンドウを更新してください。それでも問題が解決しない場合は、ブラウザーのキャッシュをクリアしてください。 |
ホスト装置のファームウェアのバージョンが正しくありません。 | ホスト装置にファームウェアの最新バージョンがインストールされていることを確認してください。ホスト装置のファームウェアバージョンを確認する方法については、ホスト装置のユーザーマニュアルを参照してください。 |
ネットワーク接続が利用できない状態です。 | 製品のLEDインジケーターを確認し、にあるLEDインジケーターの表と比較してください。 |
入力と出力のネットワークケーブルが間違ったコネクターに接続されています。 | 入力と出力のネットワークケーブルを入れ替えてください。 |
ホスト装置に互換性がありません。 | 装置の製品ページに移動し、ホスト装置に互換性があるかどうかを確認してください。 |
[Air quality monitor (空気質モニター)] タブは表示されているが、空気質センサーが動作していない | |||||||||||
ホスト装置と空気質センサーの接続が切断されています。 | ホスト装置と空気質センサーを再接続し、ホスト装置のWebページを更新してください。 |
ホスト装置を製品に接続した後、ホスト装置が起動しない | ||||||||||||||
ハードウェアの問題 | Axisサポートに連絡する。 | |||||||||||||
ネットワーク接続が利用できない状態です。 | 製品のLEDインジケーターを確認し、にあるLEDインジケーターの表と比較してください。 | |||||||||||||
入力と出力のネットワークケーブルが間違ったコネクターに接続されています。 | 入力と出力のネットワークケーブルを入れ替えてください。 |
サポートに問い合わせる
さらにサポートが必要な場合は、axis.com/supportにアクセスしてください。