開始する
AXIS Camera Station Pro録画サーバーを設定する標準的なワークフローは次のとおりです。
Windows®の初期設定:装置を設置した後、いくつかの手順に従って、地域、言語、キーボードレイアウト、管理者アカウントとそのパスワードを設定します。
Axisレコーダーの初期設定:Windowsの初期設定の後、AXIS Recorder Toolboxが開き、コンピューター名、日付と時刻、ネットワークなど、基本的かつ必要な設定を行う手順が表示されます。Axisレコーダーの初期設定を参照してください。
Windows®を構成します。以下をお勧めします。
Windows®を最新バージョンに更新します。Windows®を更新しますを参照してください。
標準ユーザーアカウントを作成します。ユーザーアカウントの作成を参照してください。
AXIS Camera Station Proを最新バージョンに更新します。
システムがオンラインの場合:AXIS Recorder Toolboxアプリを開いて、[Update AXIS Camera Station (AXIS Camera Stationの更新)] をクリックします。
システムがオフラインの場合:axis.com に移動し、最新バージョンをダウンロードしてください。
AXIS Camera Station Proクライアントを起動します。
デバイスをインストールする
本製品の設置方法については、同梱されているインストールガイドまたはaxis.comの製品サポートページにあるインストールガイドを参照してください。
設定例
独立した監視ネットワークでのセットアップ
別の外部ネットワークへの相互接続を持たない独立した監視ネットワークを作成できます。このセットアップは、基本的なプラグ アンド プレイ インストールです。組み込みスイッチのDHCPサーバはデフォルトで有効になっています。カメラをPoEポートに接続するとすぐに、カメラの電源が入り、IPアドレスが取得され、AXIS Camera Station Proからアクセスできるようになります。
難易度 | ベーシック |
メリット | 別の外部ネットワークへの相互接続のない専用監視ネットワーク プラグアンドプレイインストール |
制限 | 使用帯域 PoE予算 リモートアクセス不可 |
必要なアクション | 組み込みスイッチのデフォルト パスワードを変更する AXIS Camera Station Proライセンスの登録 |
使用するコネクター | PoEイーサネットポート USB 2.0ポート (キーボードおよびマウス用) DisplayportTMまたはHDMIコネクタ |
使用しないコネクター | スイッチアップリンクポート サーバーアップリンクポート USB 3.2ポート (前面) ユニバーサルオーディオジャック (前面) |
既存のネットワークでのセットアップ
既存のネットワーク内に監視ネットワークを作成できます。これは、監視ネットワークが既存のネットワークから分離されていることを意味します。
追加のレコーダーを使用する場合、AXIS S30 Recordersなどの機器は録画のためにネットワークデータを監視ネットワークからサーバーネットワークに転送しません。AXIS S30 Recordersがカメラと同じネットワークに接続されていることを確認してください。
難易度 | 高度 |
メリット | AXIS Camera Station Proクライアントを使用して、ネットワーク経由でS22シリーズに接続できる。 ネットワークの分離 |
制限 | 企業ネットワークポリスに従う必要がある場合があります。 |
必要なアクション | 組み込みスイッチのデフォルト パスワードを変更する AXIS Camera Station Proライセンスの登録 |
使用するコネクター | PoEイーサネットポート イーサーネットポート - ネットワーク接続用サーバーアップリンク (オプションとして) USB 2.0ポート (キーボードおよびマウス用) (オプションとして) DisplayportTMまたはHDMIコネクタ |
使用しないコネクター | スイッチアップリンクポート USB 3.2ポート (前面) ユニバーサルオーディオジャック (前面) |
スイッチをコーポレートネットワークに直接接続する
この設定により、システムは既存のコーポレートネットワークに直接統合され、ネットワーク上のどこからでもカメラにアクセスして監視できます。
難易度 | 高度 |
メリット | カメラはコーポレートネットワークからアクセスでき、SNMPサーバーで監視できます。 |
制限 | 企業ネットワークポリスに従う必要がある場合があります。 |
必要なアクション | スイッチのDHCPをオフにする コーポレートネットワークからスイッチの IPアドレスを静的なIPアドレスに変更する コーポレートネットワーク上でPCの内部NICをDHCPまたは静的IPに設定する スイッチのデフォルトパスワードを変更します。 AXIS Camera Station Proの設定と登録 |
使用するコネクター | PoEイーサネットポート スイッチアップリンクポート (U1) (オプションとして) USB 2.0ポート (キーボードおよびマウス用) (オプションとして) DisplayportTMまたはHDMIコネクタ |
使用しないコネクター | PCアップリンクポート (U2) USB 3.2ポート (前面) ユニバーサルオーディオジャック (前面) |
デバイスを構成する
Axisレコーダーの初期設定
Windows®の設定が完了すると、AXIS Recorder Toolboxが自動的に開き、初回設定のセットアップアシスタントの説明が表示されます。このセットアップアシスタントで、AXIS Recorder Toolboxで装置を管理する前に、いくつかの基本的で必要な設定を行います。
設定はサーバー用です。スイッチの設定を変更するには、スイッチの管理ページに移動します。設定を参照してください。
[Light (ライト)] または [Dark (ダーク)] テーマを選択し、[Next] (次へ)] をクリックします (ご使用の製品で選択できる場合)。
必要に応じコンピューター名を変更し、[Next (次へ)] をクリックします。
[Date and time (日付と時刻)] で以下の設定を行い、[Next (次へ)] をクリックします。
タイムゾーンを選択します。
NTPサーバを設定するには、[NTP server (NTP サーバー)] を選択し、NTPサーバーのアドレスを入力します。
手動で設定するには、[Manual (手動)] を選択し、日付と時刻を選択します。
[Network settings (ネットワーク設定)] で以下の設定を行い、[Next (次へ)] をクリックします。
[Use automatic IP settings (DHCP) (自動IP設定 (DHCP) を使用する)] と [Use automatic DNS settings (自動DNS設定を使用する)] は、デフォルトでオンになっています。
デバイスがDHCPサーバーを使用してネットワークに接続されている場合は、割り当てられたIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ、および優先DNSが自動的に表示されます。
デバイスがネットワークに接続されていないか、利用可能なDHCPサーバーがない場合は、ネットワークの要件に応じて、IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ、および優先DNSを手動で入力します。
Finish (終了) をクリックします。コンピューター名を変更した場合、AXIS Recorder Toolboxからデバイスの再起動を求めるメッセージが表示されます。
サーバーにログインする
AXIS Camera Station Proクライアントを使用すると、同じコンピューターやネットワーク上にインストールされている1つまたは複数のサーバーに接続できます。AXIS Camera Station Proサーバーには、異なる方法で接続できます。
- 最後に使用したサーバー
- 前のセッションで使用したサーバーに接続します。
- このコンピューター
- クライアントと同じコンピューターにインストールされているサーバーに接続します。
- リモートサーバー
- リモートサーバーへのログインを参照してください。
- Axis secure remote access
- AXISセキュアリモートアクセスにサインインを参照してください。
サーバーに初めて接続するときは、クライアントがサーバー証明書IDを確認します。正しいサーバーに接続していることを確認するには、AXIS Camera Station ProのService Controlに表示されている証明書IDを手動で確認します。
Server list (サーバーリスト) | サーバーリストからサーバーに接続するには、[Server list (サーバーリスト)] ドロップダウンメニューからサーバーを選択します。サーバーリストを作成または編集するには、 をクリックします。 |
Import server list (サーバーリストのインポート) | AXIS Camera Stationからエクスポートされたサーバーリストファイルをインポートするには、右下の [Import server list (サーバーリストをインポート)] をクリックして、.mslファイルを参照します。 |
Delete saved passwords (保存したパスワードの削除) | 接続済みのすべてのサーバーで保存されたユーザー名とパスワードを削除するには、[Delete saved passwords (保存したパスワードを削除)] をクリックします。 |
Change client proxy settings (クライアントのプロキシ設定を変更) | サーバーに接続するには、クライアントのプロキシ設定を変更する必要がある場合があります。Change client proxy settings (クライアントプロキシ設定の変更)] をクリックします。 |
リモートサーバーへのログイン
[リモートサーバー] を選択します。
[Remote server (リモートサーバー)] ドロップダウンリストからサーバーを選択するか、IPアドレスまたはDNSアドレスを入力します。サーバーが一覧表示されていない場合は、 をクリックして使用可能なすべてのリモートサーバーを再読み込みします。サーバーがデフォルトのポート番号 (55752) とは異なるポートでクライアントを受け入れるよう設定されている場合は、IPアドレスの後にポート番号 (192.168.0.5:46001など) を入力します。
利用可能な機能は以下のとおりです。
現在のWindows® ユーザーとしてログインするには、[Log in as current user (現在のユーザーでログイン)] を選択します。
[Log in as current user (現在のユーザーでログイン)] のチェックマークを外し、[Log in (ログイン)] をクリックします。別のユーザー名とパスワードを使用してログインする場合は、[Other user (その他のユーザー)] を選択して別のユーザー名とパスワードを入力します。
AXISセキュアリモートアクセスにサインイン
- Axis Secure Remote Accessを使用してサーバーに接続しようとすると、サーバーはクライアントを自動的にアップグレードできません。
- プロキシーサーバーがネットワークデバイスとAXIS Camera Station S2212 Mk II Applianceサーバーの間にある場合、AXIS Secure Remote Accessを使用してサーバーにアクセスするには、AXIS Camera Station S2212 Mk II Applianceサーバー上のWindowsでプロキシー設定を行う必要があります。
[AXISセキュアリモートアクセスにサインイン] リンクをクリックします。
MyAxisアカウントの認証情報を入力します。
[Sign in (サインイン)] をクリックします。
[Grant (許可)] をクリックします。
AXIS Camera Station Proの設定
このチュートリアルでは、システムを立ち上げて実行するための基本的な手順について説明します。
開始する前に、以下をご確認ください。
インストール内容に応じてネットワークを設定します。ネットワーク設定を参照してください。
必要な場合は、サーバーポートを設定します。サーバーポートの設定を参照してください。
セキュリティ上の問題を考慮します。セキュリティに関する考慮事項を参照してください。
必要な設定を行ったら、AXIS Camera Station Proで作業を開始ができます。
ビデオ管理システムを起動する
AXIS Camera Station Proクライアントアイコンをダブルクリックすると、クライアントが起動します。クライアントの初回起動時には、クライアントが同じコンピューターにインストールされたAXIS Camera Station Proサーバーに自動的にログインしようとします。
複数のAXIS Camera Station Proサーバーに、異なる方法で接続できます。
製品を追加
AXIS Camera Station Proを初めて起動すると、[Add devices (デバイスの追加)] のページが開きます。AXIS Camera Station Proがネットワークで接続済みのデバイスを検索し、見つかったデバイスのリストを表示します。
追加するカメラをリストから選択します。カメラが見つからない場合は、[Manual search (手動検索)] をクリックします。
[追加] をクリックします。
[クイック設定] または [Site Designer設定] を選択します。Next (次へ) をクリックします。
デフォルト設定を使用し、録画方法が [None (なし)] に設定されていることを確認します。[インストール] をクリックします。
録画方法の設定
[設定] - [録画とイベント] - [録画方法] を選択します。
カメラを選択します。
[Motion detection (動体検知)] または [Continuous (連続)] をオンにします。
[適用] をクリックします。
ライブビデオを表示する
[Live view (ライブビュー)] タブを開きます。
ライブビデオを表示するカメラを選択します。
録画の表示
[Recordings (録画)] タブを開きます。
録画を表示するカメラを選択します。
ブックマークの追加
録画に移動します。
カメラのタイムラインで、ズームインとズームアウトを行い、マーカーが目的の位置に置かれるようにタイムラインを動かします。
をクリックします。
ブックマークの名前と説明を入力します。説明にキーワードを使用すると、ブックマークを検索しやすく、内容が分かりやすくなります。
録画をロックするには、[録画削除を防止] を選択します。
- 注
ロックされた録画を削除することはできません。録画のロックを解除するには、このオプションをクリアするか、ブックマークを削除します。
[OK] をクリックして、ブックマークを保存します。
録画のエクスポート
[Recordings (録画)] タブを開きます。
録画をエクスポートするカメラを選択します。
をクリックすると、選択マーカーが表示されます。
マーカーをドラッグして、エクスポートする録画を含めます。
をクリックして、[Export (エクスポート)] タブを開きます。
[Export... (エクスポート...)] をクリックします。
AXIS File Playerでの録画の再生と検証
エクスポートした録画を含むフォルダーに移動します。
AXIS File Playerをダブルクリックします。
をクリックすると、録画のノートが表示されます。
デジタル署名を検証するには、次のようにします。
[Tools > Verify digital signature (ツール > デジタル署名の検証)] に移動します。
[Validate with password (パスワードで検証)] を選択し、パスワードを入力します。
[Verify (検証)] をクリックします。検証結果ページが表示されます。
- 注
デジタル署名は署名付きビデオとは異なります。署名付きビデオを使用すると、ビデオを元のカメラに戻してトレースし、録画がいたずらされていないことを確認できます。詳細については、署名付きビデオとカメラのユーザーマニュアルを参照してください。
ネットワーク設定
AXIS Camera Station Proクライアント、AXIS Camera Station Proサーバー、接続されたネットワーク装置が異なるネットワークにある場合は、AXIS Camera Station Proを使用する前にプロキシーまたはファイアウォールの設定が必要になる可能性があります。
クライアントのプロキシ設定
プロキシーサーバーがクライアントとサーバーの間にある場合は、クライアントコンピューターのWindowsでプロキシー設定を行う必要があります。
サーバーのプロキシ設定
プロキシーサーバーがネットワークデバイスとサーバーの間にある場合は、サーバー上のWindowsでプロキシー設定を行う必要があります。
NATとファイアウォール
クライアントとサーバーがNATやファイアウォールなどで隔てられている場合は、NATやファイアウォールを設定して、AXIS Camera Station Service Controlで指定されているHTTPポート、TCPポート、ストリーミングポートがファイアウォールやNATを通過できるようにします。NATまたはファイアウォールの設定手順については、ネットワーク管理者に問い合わせてください。
サーバーポートの設定
AXIS Camera Station Proサーバーでは、ポート55752 (HTTP)、55754 (HTTP)、55756 (モバイル通信)、および55757 (モバイルストリーミング) がサーバーとクライアントの間の通信に使用されます。必要な場合、これらのポートはAXIS Camera Station Service Controlで変更できます。
セキュリティに関する考慮事項
カメラや録画に対する不正アクセスを防止するため、次のことに注意してください。
すべてのネットワーク装置 (カメラ、ビデオエンコーダ、補助装置) で強力なパスワードを使用します。
AXIS Camera Station S2212 Mk II Applianceサーバー、カメラ、ビデオエンコーダ、補助装置をオフィスネットワークから分離された安全なネットワークにインストールします。AXIS Camera Station S2212 Mk II Applianceクライアントは、インターネットアクセスのあるネットワークなど別のネットワーク上のコンピューターにインストールすることができます。
すべてのユーザーが強力なパスワードを使用していることを確認してください。Windows® Active Directoryは、高レベルのセキュリティを提供します。
システムをオンラインでライセンスする
自動ライセンスを使用するには、システムを登録し、組織に接続する必要があります。
[Configuration (設定)] > [Licenses (ライセンス)] > [Management (管理)] に移動します。
[Automatic licensing (自動ライセンス)] がオンになっていることを確認します。
[Register... (登録...)] をクリックします。
My Axisアカウントを使用してサインインし、画面の指示に従います。
[Go to AXIS License Manager (AXIS License Managerに移動)] をクリックして、そこでライセンスを管理します。詳細については、help.axis.comのMy Systemsユーザーマニュアルをお読みください。
オフラインのシステムをライセンスする
システムを手動でライセンスするには:
[Configuration (設定)] > [Licenses (ライセンス)] > [Management (管理)] に移動します。
[Automatic licensing (自動ライセンス)] をオフにします。
[Export system file... (システムファイルのエクスポート...)] をクリックし、コンピューターにファイルを保存します。
- 注
AXIS License Managerにアクセスするには、インターネット接続が必要です。クライアントコンピューターにインターネット接続がない場合は、インターネット接続のあるコンピューターにシステムファイルをコピーします。
AXIS License Managerを開きます。
AXIS License Managerで:
正しい組織を選択するか、まだ作成していない場合は作成します。詳細については、help.axis.comのMy Systemsユーザーマニュアルをお読みください。
[System setup (システム設定)] に移動します。
[Upload system file (システムファイルをアップロード)] をクリックします。
[Upload system file (システムファイルをアップロード)] をクリックし、システムファイルを選択します。
[Upload system file (システムファイルをアップロード)] をクリックします。
[Download license file (ライセンスファイルのダウンロード)] をクリックします。
AXIS Camera Station S2212 Mk II Applianceクライアントに戻ります。
[Import license file... (ライセンスファイルのインポート...)] をクリックし、ライセンスファイルを選択します。
[Go to AXIS License Manager (AXIS License Managerに移動)] をクリックして、そこでライセンスを管理します。
Windows® ユーザーアカウントの管理
ユーザーアカウントの作成
個人データと情報のセキュリティを強化するために、ローカルアカウントごとにパスワードを追加することをお勧めします。
ローカルアカウントのパスワードを作成したら、そのパスワードを忘れないでください。ローカルアカウントのパスワードを紛失したパスワードを回復する方法はありません。
[Settings (設定)] > [Accounts (アカウント)] > [Other users (その他のユーザー)] > [Add other user (その他のユーザーを追加)] の順に移動し、[Add account (アカウントを追加)] をクリックします。
[I don't have this person's sign-in information (このユーザーのサインイン情報を持っていない)] をクリックします。
[Add a user without a Microsoft account (Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する)] をクリックします。
ユーザー名、パスワード、およびパスワードのヒントを入力します。
[Next (次へ)] をクリックし、指示に従います。
管理者アカウントを作成する
[Settings (設定)] > [Accounts (アカウント)] > [Other people (その他のユーザー)] に移動します。
変更するアカウントに移動し、[Change account type (アカウントの種類の変更)] をクリックします。
[Account type (アカウントの種類)]に移動し、[Administrator (管理者)] を選択します。
[OK] をクリックします。
デバイスを再起動し、新しい管理者アカウントでログインします。
ローカルユーザーグループを作成する
[Computer Management (コンピューター管理)] に移動します。
[Local Users and Groups (ローカルユーザーとグループ)]> [Group (グループ)] の順に移動します。
[Group (グループ)] を右クリックし、[New Group (新しいグループ)] を選択します。
グループ名と説明を入力します。
グループ メンバーの追加:
[追加] をクリックします。
詳細設定] をクリックします。
グループに追加するユーザー アカウントを見つけて、[OK] をクリックします。
もう一度 [OK] をクリックします。
[Create (作成)] をクリックします。
ユーザーアカウントを削除します。
アカウントを削除すると、ログイン画面からユーザーアカウントが削除されます。また、ユーザーアカウントに保存されているすべてのファイル、設定、およびプログラムデータも削除します。
[Settings (設定)] > [Accounts (アカウント)] > [Other people (その他のユーザー)] に移動します。
削除するアカウントに移動し、[Remove (削除)] をクリックします。
ユーザーアカウントのパスワードを変更する
管理者アカウントでログインします。
[User Accounts (ユーザーアカウント)] > [User Accounts (ユーザーアカウント)] > [Manage another account in sequence (別のアカウントを順番に管理する)]の順に移動します。
デバイス上のすべてのユーザーアカウントの一覧が表示されます。
パスワードを変更するユーザーアカウントを選択します。
[Change the password (パスワードの変更)] をクリックします。
新しいパスワードを入力し、[Change password (パスワードの変更)] をクリックします。
ユーザーアカウントのパスワードリセットディスクを作成する
USBフラッシュドライブにパスワードリセットディスクを作成することをお勧めします。このディスクを使用して、パスワードをリセットできます。パスワードリセットディスクがないと、パスワードをリセットできません。
Windows® 10以降を使用している場合は、パスワードを忘れたときのために、ローカルアカウントにセキュリティの質問を追加できるため、パスワードリセットディスクを作成する必要はありません。これを行うには、[Start (スタート)]ボタンをクリックし、[Settings (設定)] > [Sign-in options (サインインオプション)] > [Update your security questions (セキュリティに関する質問の更新)] の順にクリックします。
ローカルユーザーアカウントを使用してデバイスにログインします。接続されているアカウントのパスワードリセットディスクを作成することはできません。
空のUSBフラッシュドライブを装置に接続します。
[Windows® 検索フィールドから、[Create a password reset disk (パスワード リセット ディスクの作成)」に進みます。
パスワードディスクの作成ウィザードで、[Next (次へ)] をクリックします。
USBフラッシュドライブを選択し、[Next (次へ)] をクリックします。
現在のパスワードを入力し、[Next (次へ)] をクリックします。
画面の指示に従います。
USBフラッシュドライブを取り外し、安全な場所に保管してください。パスワードを何度変更しても、新しいディスクを作成する必要はありません。
AXIS Camera Station Proのユーザーアカウントの管理
ユーザー権限の設定
[Configuration (設定)] > [Security (セキュリティ)] > [User permissions (ユーザー権限)] に移動して、AXIS Camera Station S2212 Mk II Applianceに存在するユーザーとグループを表示します。
AXIS Camera Station S2212 Mk II Applianceサーバーを実行しているコンピューターの管理者は、自動的にAXIS Camera Station S2212 Mk II Applianceの管理者権限が付与されます。管理者グループの権限を変更したり、削除したりすることはできません。
ユーザーまたはグループを追加する前に、ユーザーまたはグループをローカルコンピューターに登録するか、Windows® Active Directoryユーザーアカウントがあることを確認します。ユーザーまたはグループを追加するには、「ユーザーまたはグループの追加」を参照してください。
グループの一員であるユーザーには、個人またはグループに割り当てられる最上位の権限が与えられます。ユーザーは個人としてアクセス権と共にグループの一員としての権限も与えられます。たとえば、あるユーザーがユーザー個人の権限としてカメラXへのアクセス権を与えられているとします。このユーザーは、カメラYおよびZへのアクセス権を持つグループのメンバーでもあります。したがって、ユーザーはカメラX、Y、Zへのアクセス権を持ちます。
エントリが1人のユーザーであることを示します。 | |
エントリがグループであることを示します。 | |
名称 | ローカルコンピューターまたはActive Directoryに表示されるユーザー名。 |
ドメイン | ユーザーまたはグループが属するドメイン。 |
役割 | ユーザーまたはグループに与えられているアクセス権。 表示される値:管理者、オペレーター、閲覧者。 |
詳細 | ローカルコンピューターまたはActive Directoryに表示されるユーザーの詳細情報。 |
サーバー | ユーザーまたはグループが属するサーバー。 |
ユーザーまたはグループの追加
Microsoft Windows® とActive DirectoryのユーザーとグループはAXIS Camera Station S2212 Mk II Applianceにアクセスできます。ユーザーをAXIS Camera Station S2212 Mk II Applianceに追加するには、ユーザーまたはグループをWindows® に追加する必要があります。
Windows® でユーザーを追加する方法は、使用しているWindows® のバージョンによって異なります。Microsoftのサイトの指示に従ってください。Active Directoryドメインネットワークを使用している場合は、ネットワーク管理者にお問い合わせください。
ユーザーまたはグループの追加
[Configuration > Security > User permissions (設定 > セキュリティ > ユーザー権限)] に移動します。
[追加] をクリックします。
使用可能なユーザーとグループがリストに表示されます。
[Scope (対象)] で、ユーザーとグループを検索する場所を選択します。
[Show (表示)] で、ユーザーまたはグループを表示するかどうかを選択します。
ユーザーまたはグループが多すぎる場合、検索結果は表示されません。フィルター機能を使用します。
ユーザーまたはグループを選択し、[追加] をクリックします。
対象 | |
---|---|
サーバー | ローカルコンピューター上のユーザーまたはグループを検索する場合に選択します。 |
ドメイン | Active Directoryのユーザーまたはグループを検索する場合に選択します。 |
選択したサーバー | 複数のAXIS Camera Station S2212 Mk II Applianceサーバーに接続している場合は、[Selected server (選択したサーバー)] ドロップダウンメニューからサーバーを選択します。 |
ユーザーまたはグループの設定
リストからユーザーまたはグループを選択します。
[Role (権限)] で、[Administrator (管理者)]、[Operator (オペレーター)]、または [Viewer (閲覧者)] を選択します。
[Operator (オペレーター)] または [Viewer (閲覧者)] を選択した場合は、ユーザーまたはグループの権限を設定することができます。ユーザーまたはグループの権限を参照してください。
Save (保存) をクリックします。
ユーザーまたはグループの削除
ユーザーまたはグループを選択します。
[削除] をクリックします。
ポップアップダイアログで [OK] をクリックするとユーザーまたはグループが削除されます。
ユーザーまたはグループの権限
ユーザーまたはグループに与えられる権限は3種類です。ユーザーまたはグループの権限の定義方法については、ユーザーまたはグループの追加を参照してください。
- 管理者
- すべてのカメラのビューのライブおよび録画ビデオへのアクセス、すべてのI/Oポートへのアクセスなど、システム全体へのフルアクセス。システム設定を行うユーザーは、この権限が必要になります。
- オペレーター
- カメラ、ビュー、I/Oポートを選択して、ライブおよび録画ビデオにアクセスします。オペレーターはAXIS Camera Station S2212 Mk II Applianceのすべての機能 (システムの設定を除く) へのフルアクセスが許可されます。
- ビューワー
- 選択したカメラ、I/Oポート、ビューのライブビデオにアクセスします。録画ビデオへのアクセスやシステムの設定を行うことはできません。
カメラ
[Operator (オペレーター)] または [Viewer (閲覧者)] の権限を持つユーザーまたはグループは、次のアクセス権を利用できます。
アクセス | カメラおよびすべてのカメラ機能へのアクセスを許可します。 |
ビデオ | このカメラからのライブ映像へのアクセスを許可します。 |
音声を聞く | カメラから受話するアクセスを許可します。 |
音声送話 | カメラに送話するアクセスを許可します。 |
Manual Recording (手動録画) | 録画の手動による開始および停止を許可します。 |
Mechanical PTZ (メカニカルPTZ) | メカニカルPTZコントロールへのアクセスを許可します。メカニカルPTZを搭載したカメラでのみ使用できます。 |
PTZ優先度 | PTZ優先度を設定します。数値が小さいほど、優先度が高いことを意味します。割り当てられた優先度の中に |
ビュー
[Operator (オペレーター)] または [Viewer (閲覧者)] の権限を持つユーザーまたはグループは、次のアクセス権を利用できます。複数のビューを選択し、アクセス権を設定することができます。
アクセス | AXIS Camera Station S2212 Mk II Applianceのビューへのアクセスを許可します。 |
編集 | AXIS Camera Station S2212 Mk II Applianceのビューの編集を許可します。 |
I/O
[Operator (オペレーター)] または [Viewer (閲覧者)] の権限を持つユーザーまたはグループは、次のアクセス権を利用できます。
アクセス | I/Oポートへのフルアクセス権を許可します。 |
読む | I/Oポートのステータスの表示を許可します。ユーザーはポートの状態を変更できません。 |
Write (書き込み) | I/Oポートのステータスの変更を許可します。 |
システム
リスト内でグレー表示されている権限は設定できません。チェックマークが付いている権限は、ユーザーまたはグループがデフォルトでその権限を持っていることを示します。
[Operator (オペレーター)] 権限を持つユーザーまたはグループは次のアクセス権を利用できます。[Take snapshots (スナップショットを撮る)] は [Viewer (閲覧者)] 権限でも利用できます。
スナップショットを撮る | ライブビューモードおよび録画モードでのスナップショット撮影を許可します。 |
録画のエクスポート | 録画のエクスポートを許可します。 |
事故レポートの生成 | 事故レポートの生成を許可します。 |
Prevent access to recordings older than (これより古い録画へのアクセスを防止) | 指定した分数よりも古い録画へのアクセスを防止します。ユーザーが検索を利用する際、指定した時間よりも前の録画は検索できなくなります。 |
アラーム、タスク、ログへのアクセス | アラーム通知を受け取り、[Alarms and tasks (アラームとタスク)] バーと [Logs (ログ)] タブへのアクセスを許可します。 |
Access data search (データ検索へのアクセス) | イベント発生時の状況を追跡するためのデータ検索を許可します。 |
アクセスコントロール
[Operator (オペレーター)] 権限を持つユーザーまたはグループは次のアクセス権を利用できます。[Access Management (アクセス管理)] は [Viewer (閲覧者)] 権限でも利用できます。
アクセスコントロールの設定 | ドアとゾーン、識別プロファイル、カードフォーマットとPIN、暗号化通信、マルチサーバーの設定を許可します。 |
アクセス管理 | アクセス管理およびActive Directory設定へのアクセスを許可します。 |
システムのヘルスモニタリング
[Operator (オペレーター)] 権限を持つユーザーまたはグループは次のアクセス権を利用できます。[>システムの健全性監視へのアクセス] は [Viewer (閲覧者)] 権限でも利用できます。
システムの健全性監視の設定 | システムの健全性監視システムの設定を許可します。 |
システムの健全性監視へのアクセス | システムの健全性監視システムへのアクセスを許可します。 |
デバイスを管理する
Windows®を更新します
Windows®は定期的に更新プログラムをチェックします。更新プログラムが利用可能になると、デバイスは自動的に更新プログラムをダウンロードしますが、インストールは手動で行う必要があります。
スケジュールされたシステムの再起動中に録画が中断されます。
更新プログラムを手動で確認するには、次の手順を実行します。
[Settings (設定)] > [Windows Update (Windows更新プログラム)] に移動します。
[Check for updates (クリックして更新)] をクリックします。
Windows®の更新プログラムの設定を構成する
必要に応じて、Windows®の更新プログラムを実行する方法とタイミングを変更できます。
スケジュールされたシステムの再起動中に、進行中のすべての録画が停止します。
実行アプリを開きます。
[Windows System (Windowsシステム)]> [Run (実行)] に移動するか、
「
gpedit.msc
」と入力して、[OK] をクリックします。ローカルグループポリシーエディターが開きます。[Computer Configuration (コンピューターの構成)] > [Administrative Templates (管理用テンプレート)]> [Windows Components (Windowsコンポーネント)] > [Windows Update (Windows更新プログラム)] の順に移動します。
必要に応じて設定を構成します (例を参照)。
例
ユーザーの操作なしで更新プログラムを自動的にダウンロードしてインストールし、必要に応じて営業時間外に装置を再起動するには、次の設定を使用します。
[Always automatically restart at the scheduled time (常にスケジュールされた時刻に自動的に再起動する)] を開き、次のいずれかを選択します。
オン
再起動タイマーにより、ユーザーには作業を保存する15分間の時間的猶予があります。
[OK] をクリックします。
[Configure Automatic Updates (自動更新の構成)] を開き、次の項目を選択します。
オン
Configure Automatic updates (自動更新を構成する):自動ダウンロードとインストールのスケジュール設定
Schedule Install day (インストール日のスケジュール):毎週日曜日
Schedule Install time (インストール時刻のスケジュール):00:00
[OK] をクリックします。
[Allow Automatic Updates immediate installation (自動更新を直ちにインストールする)] を開き、次を選択します。
オン
[OK] をクリックします。
ストレージを追加する
ストレージの要件が合わないことがあります。多くの場合、保存されたデータに保持期間が設定されている場合や高解像度の録画を保存する場合は、追加のストレージをインストールする必要性が発生します。このセクションには、AXIS S22シリーズ製品に追加のハードディスクドライブを設置する方法が説明されています。
以下の手順に従って、AXIS S22製品にストレージを追加してください。この手順は現状有姿で提供されています。この手順の実行中にデータや設定が失われた場合もAxis Communications ABは責任を負わないものとします。標準的な対策を講じて、ビジネス上重要なデータをバックアップしてください。次のストレージ拡張手順は、Axisの技術サポートでは対応していません。
静電気放電を避けるため、内部システムコンポーネントの作業中は常に静電気マットと静電気ストラップを使用することをお勧めします。
保証
保証の詳細については、www.axis.com/support/warrantyを参照してください。
ベゼルを取り外す
ベゼルの両側にある2つのつまみネジを緩めます。
ベゼルを取り外します。
ハードドライブを取り付ける
- AXIS S22シリーズでの使用がテストおよび承認されたハードドライブのみを使用してください。
- ハードドライブをインストールするときは、ハードドライブキャリアが奥まで押し込まれていることを確認してください。ドライブキャリアがロックされるとカチッと音がします。
- ハードドライブを取り付ける前に、電源コードが抜かれていることを確認してください。
システムをシャットダウンし、電源がオフになっていることを確認してください。
電源コードを抜きます。
ハードドライブキャリアの前面にあるリリースボタンを押し、ハードドライブキャリアのハンドルを開きます。
ハンドルを使ってハードドライブキャリアを引き出します。
ハードドライブをハードドライブキャリアに取り付けます。
4本のネジでハードドライブをハードドライブキャリアに固定します。
ハードドライブキャリアがバックプレーンと接続されるまで、キャリアをハードドライブスロットに挿入します。
ハードドライブキャリアのハンドルを閉じて、ハードドライブを所定の位置にロックします。
フロントベゼルを再び取り付けます。
システムを起動します。
新しい録画ストレージを追加する
Windowsで新規ハードディスクパーティションを作成してフォーマットします。
[Start (スタート)] ボタンをクリックし、検索バーに
[Create and format hard disk partitions (ハードディスクパーティションの作成とフォーマット)]
と入力します。結果を選択し、Disk Management (ディスク管理) ツールを開きます。[Initialize Disk (ディスクの初期化)] のポップアップが表示されたら、[OK] をクリックします。表示されない場合は、新しいハードディスクドライブを右クリックし、[Initialize Disk (ディスクの初期化)] を選択します。
初期化されたハードディスク上の割り当てられていない領域を右クリックし、[New Simple Volume (新しいシンプルボリューム)] を選択します。
ウィザードに従ってボリュームサイズを設定し、ドライブレターを割り当てて、パーティションをフォーマットします。
ウィザードを完了し、新しいシンプルボリュームを作成します。
Axis Camera Station Proに新しい録画ストレージを追加します。
AXIS Camera Station Proを開きます。
[Storage (ストレージ)] > [Management (管理)] に移動します。
[Add... (追加)] をクリックします。
新しく追加したドライブを選択し、[OK] をクリックします。
[Storage (ストレージ)] > [Selection (選択)] に移動します。
録画データを新しいドライブに転送するデバイスを選択します。
[Store to (保存先)] のドロップダウンリストで新しいドライブを選択し、[Apply(適用)] をクリックします。
ストレージ管理の詳細については、Axis Camera Station Pro - ユーザーマニュアルを参照してください。
内蔵スイッチの管理
内蔵スイッチの設定について
AXIS Camera Station S22 Mk II Appliance Series は、内蔵パワーオーバーイーサネット (PoE) スイッチが付属しています。組み込みスイッチを設定および管理できます。
スイッチの目的は、スイッチによって管理されるセキュリティカメラと関連トラフィック (PoEおよびスイッチアップリンクポート) が他のネットワークと共有されないように、ネットワーク上のトラフィックを分離することです。
- スイッチの電源管理は、次の規則に従います。
各ポートは、接続されている受電デバイスのPoEクラスに従って電力を確保できます。手動でポートに電力を割り当てることもできます。
特定のポートの実際の消費電力がそのポート用に確保された電力を上回ると、そのポートはシャットダウンされます。
すべてのポートの実際の消費電力が電源から供給可能な合計電力量を上回った場合は、ポートはシャットダウンされます。ポートのシャットダウンの順序は、ポートの優先度に従います (小さいポート番号ほど優先度は高くなります)。
スイッチの管理ページにログインする
メニューバーに移動します。
Webブラウザから、スイッチのIPアドレスを入力します。デフォルト:192.168.10.1
AXIS Recorder Toolboxから、[Switch > Open the switch configuration (スイッチ > スイッチの設定を開く)] の順に移動します。
ユーザー名とパスワードでログインします。
ユーザー名は
admin
ですパスワードはデバイスに貼付されているステッカーまたは箱に同梱されている自己接着式のステッカーに表示されています。
メニューバーからログアウトし、スイッチの管理ページを終了します。
ランニングコンフィグレーション
ランニングコンフィグレーションとは、ネットワークデバイスで現在アクティブで動作している設定です。デバイスの現在の状態や機能をリアルタイムで反映します。ただし、デバイスを再起動すると、これらの変更は保存されません。
対照的に、スタートアップコンフィグレーションは、デバイスの不揮発性メモリーに保存される設定一式です。この設定は、デバイスの起動時または再起動時にロードされ、適用されます。
Webインターフェースで変更を行い、 [Save (保存)] をクリックすると、その変更が実行中の設定に適用されます。
設定をスタートアップコンフィグレーションに保存するには、Webインターフェースの右上の保存アイコンを使用します。
実行中の設定に未保存の変更がある場合、アイコンが黄色で点滅します。
概要
メニューバーで、[Overview (オーバービュー)] をクリックします。
総合案内
カテゴリー | アイテム | 説明 |
ポートの概要 | アクティブなポート | 使用中のポート数。 |
PoEを使用しているポート | 使用中のPoE対応のポート数。 | |
ロックされたポート | ロックされたポート数。 | |
電力消費量 | 現在のPoE電力使用量 | デバイスが消費するPoE電力のワット数と、専用PoE電力の合計のうち、消費されたPoE電力の割合。 |
要求される電力 | デバイスに割り当てられた合計電力 (ワット数と割合)。 | |
ポートの状態 | アクティブ | ポートは使用中です。 |
非アクティブ | ポートを使用する準備ができました。 | |
ブロック | ポートがブロックされています。 |
ポートをクリックすると、そのポートの詳細情報を表示できます。
電力管理
メニューバーで、[Power management (電源管理)] をクリックします。
ポートリスト
アイテム | 説明 |
ポート | デバイスが接続されているポート番号です。 |
PoE | PoEステータスです。アイコンをクリックすると、ポートのPoEをオンまたはオフにできます。 |
PoE Class | 接続されたデバイスのPoEクラスです。 |
優先度 | 接続されたデバイスへの電源割り当ての優先度。デフォルトでは、優先順位はポート番号です。 |
消費電力 (W) | ポートに接続されているデバイスが消費する電力 (ワット単位)。 |
要求される電力 (W) | ポートに接続されているデバイスが必要な電力 (ワット単位)。 |
割り当てられた電力 (W) | ポートに割り当てられた電力を手動で調整します。 電源割り当て方法として [Manual (手動)] を選択した場合にのみ使用できます。 |
電力の割り当て
PoE電源は、次の方法で接続されているデバイスに割り当てることができます。
PoE Class:スイッチは、接続された装置のPoE Classに基づいてPoE電力を割り当てます。
手動:接続されているデバイスに割り当てられたPoE電源を手動で調整できます。
LLDP-MED:スイッチは接続されたデバイスと通信し、必要に応じてPoEの電源を動的に割り当てます。
LLDP-MEDの電源割り当て方式は、AXIS OS 9.20以降のカメラのみで機能します。
電力配分方法を変更するには、次の手順に進みます。
スイッチの電源管理ページで、[Power management (電源管理)] に移動します。
[PoE Class]、[Manual (手動)]、または [LLDP-MED] を [Allocate power (電力の割り当て)] で選択します。
[Manual (手動)] を選択した場合は、[Power allocated (電源割り当て)] の列で、接続したデバイスに割り当てる電源を変更できます。
接続されているデバイスの優先度を変更する場合は、そのデバイスの優先度を選択します。他のデバイスの優先順位は自動的に変更されます。
例
この例では、スイッチの総電力容量は135 Wです。PoE Class 4のデバイスは30 Wの電力を要求しますが、消費電力は15Wのみです。PoE Class 2のデバイスは7 Wの電力を要求しますが、消費電力は5 Wのみです。
PoE Classによる電力の割り当て
各デバイスによって要求される電力は、PoE Classによって決まります。スイッチは、4つのPoE Class4デバイスと2つのPoE Class2デバイスに電力を供給できます。要求される合計電力は (4 x 30) + (2 x 7) = 134 Wです。実際の消費電力は (4 x 15) + (2 x 5) = 70 Wです。このようにして、接続されているすべてのデバイスに十分な電力が保証され、優先順位はそれほど重要ではありません。
手動で電力を割り当てる
要求された電力は、PoE Class4デバイスの場合は手動で20 Wに調整されます。スイッチは、5つのPoE Class4デバイスと3つのPoE Class2デバイスに電力を供給できます。要求される合計電力は (5 x 20) + (3 x 7) = 121 Wです。実際の消費電力は (5 x 15) + (3 x 5) = 90 Wです。このようにして、接続されているすべてのデバイスに十分な電力が保証され、優先順位はそれほど重要ではありません。
PoEをオン/オフにする
ポートでPoEをオンにする
メニューバーで、[Overview (オーバービュー)] をクリックします。
[PoE] 列で、 をクリックし、特定のポートでPoEをオンにします。
ポートでPoEをオフにする
メニューバーで、[Overview (オーバービュー)] をクリックします。
[PoE] 列で、 をクリックし、特定のポートでPoEをオフにします。
すべてのポートのPoEをオン/オフにする
メニューバーで、[Power management (電源管理)] をクリックします。
すべてのポートでPoEをオフにするには、[PoE ports state (PoEポートの状態)] のドロップダウンメニューに移動し、[Turn off all (すべてオフ)] を選択します。
すべてのポートでPoEをオンにするには、[PoE ports state (PoEポートの状態)] のドロップダウンメニューに移動し、[Turn on all (すべてオン)] を選択します。
ネットワークオーバービュー
ネットワークオーバービューは、各ポートのネットワークトラフィックのステータスに関する詳細情報を提供します。
PoEポート
アイテム | 説明 |
ポート | デバイスが接続されているポート番号です。 |
デバイス | ポートに接続されているデバイスの名前。 |
IPアドレス | ポートに接続されているデバイスのIPアドレス。 |
MACアドレス | ポートに接続されているデバイスのMACアドレス。 |
受信 | ポート上の受信データの現在のデータレート (メガビット/秒)。 |
送信 | ポート上の送信データの現在のデータレート (メガビット/秒)。 |
送信されたパケット | スイッチがネットワークに送信したデータパケット数。 |
受信されたパケット | スイッチがネットワークから受信したデータパケット数。 |
失われたパケット | ネットワークの問題により宛先に到達できなかったデータパケットの数と割合。 |
ロック | ポートがロックされているかどうかを表示します。アイコンをクリックすると、ポートをロックまたはロック解除できます。 |
ポートのロックとロック解除
MACアドレスをポートにロックすると、そのMACアドレスからのトラフィックだけが渡されるようになります。これによってセキュリティが向上し、権限のないユーザーがセキュリティネットワークにノートPCやその他のデバイスを接続できなくなります。
MACアドレスをポートにロックする
メニューバーで、[Network overview (ネットワークオーバービュー)] をクリックします。
[Lock (ロック)] の列で、をクリックして特定のポートをロックします。
MACアドレスをポートからアンロックする
メニューバーで、[Network overview (ネットワークオーバービュー)] をクリックします。
[Lock (ロック)] の列で、をクリックして特定のポートをアンロックします。
すべてのポートをロックまたはアンロックする
メニューバーで、[Network overview (ネットワークオーバービュー)] をクリックします。
すべてのポートをロックするには、[Lock ports (ポートをロック)] のドロップダウンメニューに移動し、[Lock all (すべてロック)] を選択します。
すべてのポートをアンロックするには、[Lock ports (ポートをロック)] のドロップダウンメニューに移動し、[Unlock all (すべてアンロック)] を選択します。
設定
ネットワーク設定
スイッチのIPアドレスを変更できます。ただし、ほとんどのカメラのインストールでは、既定の設定を使用することをお勧めします。これは、監視ネットワークは通常、企業 LANなどの他のネットワークから分離されているためです。この場合、監視ネットワークは、サーバーにインストールされているビデオ管理ソフトウェアから監視装置とデータを管理および収集するためにのみ使用されます。
メニューバーで、[Settings (設定)] > [Network settings (ネットワーク設定)] に移動します。
接続の種類、IPアドレス、サブネット マスク、ゲートウェイ、プライマリDNS、セカンダリDNS、およびホスト名を入力します。
- 注
工場出荷時の設定は、アドレスが「192.168.10.1」、サブネットマスクが「255.255.255.0」の静的IP接続となります。
[保存] をクリックします。
日付と時刻を設定します。
メニューバーで、[Settings (設定)] > [Date and time (日付と時刻)] に移動します。
国とタイムゾーンを選択します。
時間を手動で設定するには、[手動] を選択し、手動で時間を調整します。
NTPサーバを設定するには、[NTP server (NTP サーバー)] を選択し、NTPサーバーのアドレスを入力します。
- 注
NTPは、スイッチがネットワークに接続され、インターネット アクセスで構成されている場合にのみ機能します。
[保存] をクリックします。
DHCPサーバーの設定
接続されているデバイスにIPアドレスを割り当てるために内部DHCPサーバを使用するようにスイッチを設定できます。スイッチアップリンク接続を使用して、デバイスが外部アプリケーションにアクセスする、またはアクセスされることを許可する場合は、ゲートウェイとDNSアドレスを指定する必要があります。
メニューバーで、[Settings (設定)] > [DHCP server (DHCPサーバー)] に移動します。
[Enable DHCP server (DHCPサーバーを有効にする)] を選択します。
開始IPアドレス、終了IPアドレス、サブネット マスク、ゲートウェイ、プライマリDNS、セカンダリDNS、リースの期間、およびドメイン名を入力します。
[保存] をクリックします。
SNMP設定
メニューバーで、[Settings (設定)] > [SNMP] に移動します。
SNMP接続に使用するサーバー名、連絡先、および場所を入力します。
SNMPV1またはSNMPV2cを使用する場合は、[SNMPV1/SNMPV2c] を選択し、読み取りコミュニティに入ります。
SNMPV3を使用する場合は、[SNMPV3 (MD5)] を選択し、ユーザ名とパスワードを入力します。
- 注
現時点では、SNMPに使用されるMD5認証のみをサポートしています。
[保存] をクリックします。
メンテナンス
ファームウェアの更新
メニューバーで、[Maintenance (メンテナンス)] > [Update firmware (ファームウェアの更新)] に移動します。
ファームウェア ファイルをドラッグアンドドロップするか、[Browse (参照)] をクリックしてファームウェア ファイルに移動します。
[Upload (アップロード)] をクリックします。
ファームウェアの更新が完了したら、スイッチを再起動します。
スイッチを再起動する
スイッチの再起動中、接続されているすべてのデバイスは、PoEを含むスイッチとの接続を一時的に失います。
メニューバーで、[Maintenance (メンテナンス)] > [Reboot switch (スイッチの再起動)] に移動します。
[Reboot (再起動)] をクリックし、[Yes (はい)] をクリックします。
数分後にスイッチが再起動したら、ログインするためのユーザ名とパスワードを入力します。
スイッチの設定をバックアップする
ユーザー名とパスワードはバックアップ ファイルに含まれます。
メニューバーで、[Maintenance (メンテナンス)] > [Backup and restore (バックアップと復元)] に移動します。
[Create a backup file (バックアップ ファイルの作成)] をクリックします。これにより、.bin形式のバックアップファイルが作成され、[Downloads (ダウンロード)] フォルダーに保存されます。
スイッチの設定を復元する
スイッチの設定を復元するには、バックアップ ファイルを作成しておく必要があります。
メニューバーで、[Maintenance (メンテナンス)] > [Backup and restore (バックアップと復元)] に移動します。
バックアップ ファイルをドラッグ アンド ドロップするか、[Browse (参照)] をクリックしてバックアップ ファイルに移動します。
[Upload (アップロード)] をクリックします。
バックアップファイルからスイッチを再起動するまで数分かかる場合があります。設定が復元されるとスイッチは自動的に再起動するため、再ログインが必要になります。
証明書の管理
メニューバーで、[Maintenance (メンテナンス)] > [Manage certificates (証明書の管理)] に移動します。
をクリックして、秘密キーファイルに移動します。
をクリックして、証明書ファイルに移動します。
をクリックして、CAバンドルファイルに移動します。
[保存] をクリックします。
スイッチを再起動します。
パスワードの変更
スイッチのデフォルトパスワードを、自分で選択したパスワードに変更できます。
覚えられるパスワードを選択するようにしてください。パスワードを忘れた場合は、工場出荷時の設定にリセットする を参照して、工場出荷時のパスワードを復元してください。
メニューバーで、[Maintenance (メンテナンス)] > [Change password (パスワードの変更)] に移動します。
必要に応じて、現在のパスワードと新しいパスワードを入力します。
[保存] をクリックします。
Web設定の構成
メニューバーで、[Maintenance (メンテナンス)] > [Web settings (Web設定)] に移動します。
ポート番号を入力します。
- ポート番号を変更する場合は、新しいポート番号を書き留めるようにしてください。新しいポート番号を忘れた場合は、工場出荷時の設定にリセットする を参照して、工場出荷時のポート番号を復元してください。
- HTTPSを有効にしておくことをお勧めします。
工場出荷時の設定にリセットする
リセットボタンを5秒間押し続けると、スイッチが工場出荷時の設定にリセットされます。
Webインターフェースからスイッチをリセットすることもできます。
メニューバーで、[Maintenance (メンテナンス)] > [Reset to factory (工場出荷時の設定にリセット)] に移動します。
[Reset (リセット)] をクリックし、[Yes (はい)]をクリックします。
リセットが完了すると、スイッチは自動的に再起動します。
ログ
メニューバーで、[Logs (ログ)] をクリックすると、ログのリストが表示されます。列のタイトルをクリックすると、アルファベット順に並べ替えられます。
アイテム | 説明 |
時刻 | ログイベントが発生した日時。 |
レベル | 警告アイコンとして表示される重大度。 |
ユーザー | ログイベントを開始したユーザー。 |
IPアドレス | ログイベントを開始したユーザーのIPアドレス。 |
サービス | ログ イベントが関連付けられているサービス。可能な値は、デスクトップ、ネットワーク、ネットワーク、システム、ntpd、ストレージ、dhcpなどです。 |
イベント | ログイベントの説明。 |
スイッチ レポートの作成
ログページで、[Export (エクスポート)] をクリックして、ログページのログエントリを含むスイッチ情報のテキストファイルを作成します。
仕様
製品概要
前面と背面
LEDインジケーター
フロントLED
電源ボタン | 電源LED | 説明 |
押していない | オフ | PCとスイッチがオフ |
オレンジ | PCはオン、スイッチはオフ | |
黄点滅 | PCはオン、スイッチは起動中 | |
緑 | PCはオン、スイッチ起動完了 | |
押した | 0秒まで | スイッチとPCがオフになった場合、両方に電力を送る |
黄点滅するまで (3秒) | スイッチがグレースフルシャットダウンを開始 | |
赤点滅するまで (6秒) | PCとスイッチがグレースフルシャットダウンを開始 | |
赤点灯するまで (9秒) | PCがアングレースフルシャットダウンを開始、スイッチがグレースフルシャットダウンを開始 |
LEDインジケーター | カラー | 説明 |
ハードドライブ (HDD) | 緑点滅 | ハードドライブのアクティビティ |
赤 | 考えられるハードドライブの障害 | |
PoEイーサネットポートのステータス | 緑 | Link State (リンク状態) |
オレンジ | 受電側デバイス、リンクなし状態 | |
赤 | PoE割当量超過 | |
ハードドライブステータス | 緑 | ハードドライブあり |
赤 | 考えられるハードドライブの障害 |
リアLED
ネットワークの速度とアクティビティ | カラー | 説明 |
右LED | オレンジ | 10/100 Mbit/秒 |
緑 | 1000 Mbit/秒 | |
左LED | 緑 | PoE接続OK |
赤 | PoE割当量超過 |
トラブルシューティング
サーバーをリセットする
サーバーのリセット ボタンを使用して、サーバーをリセットできます。サーバーのリセットには1時間以上かかります。
デバイスの電源を切ります。
サーバーのリセットボタンを5秒間押し続けます。Windows® REが起動します。
[Troubleshoot (トラブルシューティング)] を選択します。
[Reset your PC (PCのリセット)] を選択します。
[Keep my files (ファイルを保持する)]または [Remove everything (すべて削除)] を選択します。[Keep my files (ファイルを保持する)] を選択した場合は、管理者の資格情報を指定する必要があります。
画面上の指示に従ってください。
サーバーが再起動し、Windows® を工場出荷時の設定にリセットする手順が開始されます。
システムリカバリの実行
デバイスで完全なシステム障害が発生した場合は、回復イメージを使用してWindows® システムを再作成する必要があります。AXIS Network Video Recorder Recovery Kitをダウンロードするには、Axisの技術サポートに連絡し、お使いの装置のシリアル番号を知らせてください。
AXIS Network Video Recorder Recovery KitとAXIS Network Video Recorder Recovery: ISO to USB Toolをダウンロードします。
USBドライブをコンピューターに挿入します。
16 GBのUSBドライブを使用します。
USBドライブがフォーマットされ、既存のデータはすべて消去されます。
AXIS Network Video Recorder Recovery: ISO to USB Toolを実行し、画面の指示に従います。
USBドライブへのデータの書き込みには約10 ~ 15分かかります。
AXIS Network Video Recorder Recovery: ISO to USB Toolが完了したら、USBドライブを取り出してデバイスに接続します。
デバイスを起動します。
Axisのスプラッシュ画面が表示されたら、F12キーを押します。
[UEFI: USB Drive (UEFI:USBドライブ)] をクリックします。
USBドライブに移動し、enterキーを押します。システムがAXIS Network Video Recorder Recovery Kitで起動します。
[Reinstall Operating System (オペレーティング システムの再インストール)] をクリックします。
リカバリが完了するまでに約10 ~ 15分かかります。詳細な手順については、回復キットのダウンロードを参照してください。
AXIS Camera Station Proのトラブルシューティング
AXIS Camera Station Proのトラブルシューティング方法については、AXIS Camera Station Proユーザーマニュアルを参照してください。
さらに支援が必要ですか?
参考リンク
サポートに問い合わせる
さらにサポートが必要な場合は、axis.com/supportにアクセスしてください。