製品概要
設定
装置について
サポートされているAxisカメラに装置を接続すると、音声とI/Oの設定がカメラのWebページに表示されます。
リンクローカルアドレス (設定不要) とIPv4ネットワークプロトコルがオンになっていることを確認します。 なっていないと、音声とI/Oが機能しません。
本マニュアルで説明しているすべての設定はカメラのWebページから管理することができます。
音声
録画に音声を追加する
- 音声をオンにする:
[Settings > Audio (設定 > 音声)] に移動し、[Allow audio (音声を有効にする)] をオンにします。
[Input > Type (入力 > 種類)] に移動し、音声ソースを選択します。
- 録画に使用するストリームプロファイルを編集します。
[Settings > Stream (設定 > ストリーム)] に移動し、[Stream profiles (ストリームプロファイル)] をクリックします。
ストリームプロファイルを選択し、[Audio (音声)] をクリックします。
チェックボックスを選択し、[Include (対象)] を選択します。
[Save (保存)] をクリックします。
[Close (閉じる)] をクリックします。
双方向音声通信を許可
カメラのユーザーインターフェースで双方向音声通信を設定した場合は、ビデオ管理システムを使ってその機能を活用します。
音声入力コネクターにマイクを接続します。
音声出力コネクターにスピーカーを接続します。
- 以下の手順に従って、カメラのWebページで双方向音声を許可します。
[Video > Stream > Audio (ビデオ > ストリーム> 音声)] に移動し、音声を対象に含めます。
[Audio > Device settings (音声 > 装置の設定)] に移動し、音声が許可されていることを確認します。
適切な入力ソースをオンにします。
入力ソースを変更する場合は、[Apply changes (変更を適用する)] をクリックします。
[System > Plain config (システム > プレイン設定)] に移動します。
[Select group (グループの選択)] を [Audio (音声)] に設定します。
[Duplex mode (通信モード)] が [Full duplex (全二重)] に設定されていることを確認します。
イベント
アクションをトリガーする
Settings > System > Events (設定 > システム > イベント) に移動し、ルールを設定します。 このルールでは、装置が特定のアクションを実行するタイミングを定義します。 ルールは、スケジュール、繰り返し、または動体検知によるトリガーなどを利用して設定できます。
アクションをトリガーするために満たす必要がある [Condition (条件)] を選択します。 ルールに複数の条件を指定した場合は、すべての条件が満たされたときにアクションがトリガーされます。
条件が満たされたときに装置が実行する Action (アクション) を選択します。
アクティブなルールを変更する場合は、ルールを再起動して変更内容を有効にする必要があります。
PIR検知器が動きを検知したときにビデオを録画する
- 必要なハードウェア
3ワイヤーケーブル (アース、電源、I/O)
Axis PIR検知器
- 注
I/Oコネクターについては、コネクターを参照してください。
アース線をピン1 (GND/-) に接続します。
電源ワイヤーをピン2 (12 V DC出力) に接続します。
I/Oワイヤーをピン3 (I/O入力) に接続します。
- PIR検知器のI/Oコネクターに配線を接続します
アース線のもう一方の端をピン1 (GND/-) に接続します。
電源ワイヤーのもう一方の端をピン2 (DC入力/+) に接続します。
I/Oワイヤーのもう一方の端をピン3 (I/O出力) に接続します。
- カメラのWebページでI/Oポートを設定します
[Settings > System (設定 > システム)] > [I/O ports (I/Oポート)] の順に移動します。
[Port 1 (ポート1)] ドロップダウンリストから [Input (入力)] を選択します。
入力モジュールに分かりやすい名前を付けます。
PIR検知器が動きを検知したときに、検知器がカメラに信号を送信するようにするには、ドロップダウンリストから [Closed circuit (閉路)] を選択します。
カメラがPIR検知器から信号を受信したときに、カメラをトリガーして録画を開始するには、カメラのWebページでルールを作成する必要があります。
トラブルシューティング
- ミッドスパンの電源が入らない
電源ケーブルが正しく接続されていることを確認します。
電源を切断し、その後再投入して、電源投入シーケンス中のインジケーターの状態を確認します。
電源ケーブルが正常に機能することを確認します。
- 電源を投入しても装置が動作しない
受電側装置がPoEに対応しているかを確認します。
4つのワイヤーペアを有する標準のカテゴリー5e/6、ストレートケーブルを使用しているかを確認します。
受電側装置がPoEポートに接続されていることを確認します。
外部パワースプリッタを使用している場合は、正常に動作していることを確認します。
ツイストペアケーブルまたはRJ45コネクターに短絡 (ショート) がないことを確認します。
可能な場合は、同じ受電側装置を別のミッドスパンに再接続します。
- 端末装置は動作しているが、データリンクが確立されない
イーサネットRJ45ケーブルを使用している場合は、標準のカテゴリー5e/6、4ペアのストレートケーブルが使用されていることを確認します。
イーサネットRJ45ケーブルを使用している場合は、ソースから負荷/端末機器までのイーサーネットケーブルの長さが100 mを超えていないことを確認します。
光ファイバーケーブルを使用している場合は、ケーブルとSFPモジュールが正しいタイプであり、ケーブルが機能していることを確認します。
パワースプリッタを使用している場合は、正常に動作していることを確認します。
可能な場合は、同じ受電側装置を別のミッドスパンに再接続します。
仕様
LEDインジケーター
LEDの色 | 動作 | 説明 |
消灯 | 電源オフ | |
緑色 | 点灯したまま | 電源オン |
LEDの色 | 動作 | 説明 |
消灯 | 装置が接続されていません。 | |
赤 | 点灯したまま | リモート装置が接続されているが、PoEネゴシエーションが失敗したか、ポートが過負荷または短絡。 |
緑色 | 点灯したまま | リモート装置が接続され、PoEネゴシエーションが成功し、ポートが負荷を供給中。 |
コネクター
ネットワークコネクター
本製品は、次の複数のネットワークコネクターを付属しています。
PoE: High Power over Ethernet (High PoE) 対応RJ45コネクター
SFP: SFPモジュールを光ファイバーケーブルで接続するためのSFPコネクター
DATA: 装置をRJ45ケーブルで接続するためのRJ45コネクター
装置をSFPポートまたはデータポートに接続できます。 2台の装置を接続 (各ポートに1台の装置を接続) する場合、SFPポートに接続された装置が優先されます。
音声コネクター
音声入出力用4ピンターミナルブロック。
機能 | ピン | 備考 |
GND | 1 | アース |
12 V | 2 | 外部ソース用12 V |
ライン入力 | 3 | 音声入力 |
ライン出力 | 4 | 音声出力 |
I/Oコネクター
- デジタル入力
- 開回路と閉回路の切り替えが可能な装置 (PIRセンサー、ドア/窓の接触、ガラス破損検知器など) を接続するための入力です。
- デジタル出力
- リレーやLEDなどの外部装置を接続します。 接続された装置は、VAPIX®アプリケーションプログラミングインターフェースを通じたイベントまたは製品のWebページからアクティブにすることができます。
- オン/オフ
- PoE出力のオン/オフを切り替えます。
6ピンターミナルブロック
機能 | ピン | 備考 | 仕様 |
DCアース | 1 | 0 V DC | |
DC出力 | 2 | 補助装置の電源供給に使用できます。 注: このピンは、電源出力としてのみ使用できます。 | 12 V DC 最大負荷 = 50 mA |
設定可能 (入力または出力) | 3–5 | デジタル入力 – 動作させるにはピン1に接続し、動作させない場合はフロート状態 (未接続) のままにします。 | 0~30 V DC (最大) |
デジタル出力 – アクティブ時はピン1 (DCアース) に内部で接続し、非アクティブ時はフロート状態 (未接続) になります。 リレーなどの誘導負荷とともに使用する場合は、過渡電圧から保護するために、負荷と並列にダイオードを接続します。 | 0~30 V DC (最大)、オープンドレイン、100 mA | ||
CAMオン/オフ | 6 | CAMオン: カメラの電源を入れたままにするには、このピンをフローティング (非接続) のままにします。 CAMオフ: ピン1に接続してカメラの電源を切ります。 |