AXIS TU8003 90 W Connectivity Midspan

製品の概要

  1. 光ファイバーコネクター (SFP)
  2. ネットワークコネクターRJ45 (PoE)
  3. イーサネットRJ45コネクター (DATA)
  4. 音声コネクター
  5. 電源コネクター
  6. I/Oコネクター
  7. PoE LED
  8. 電源LED

設定

装置について

サポートされているAxisカメラに装置を接続すると、音声とI/Oの設定がカメラのWebページに表示されます。

リンクローカルアドレス (設定不要) とIPv4ネットワークプロトコルがオンになっていることを確認します。 なっていないと、音声とI/Oが機能しません。

本マニュアルで説明しているすべての設定はカメラのWebページから管理することができます。

音声

録画に音声を追加する

  1. 音声をオンにする:
  2. [Settings > Audio (設定 > 音声)] に移動し、[Allow audio (音声を有効にする)] をオンにします。

  3. [Input > Type (入力 > 種類)] に移動し、音声ソースを選択します。

  4. 録画に使用するストリームプロファイルを編集します。
  5. [Settings > Stream (設定 > ストリーム)] に移動し、[Stream profiles (ストリームプロファイル)] をクリックします。

  6. ストリームプロファイルを選択し、[Audio (音声)] をクリックします。

  7. チェックボックスを選択し、[Include (対象)] を選択します。

  8. [Save (保存)] をクリックします。

  9. [Close (閉じる)] をクリックします。

双方向音声通信を許可

カメラのユーザーインターフェースで双方向音声通信を設定した場合は、ビデオ管理システムを使ってその機能を活用します。

  1. 音声入力コネクターにマイクを接続します。

  2. 音声出力コネクターにスピーカーを接続します。

  1. 以下の手順に従って、カメラのWebページで双方向音声を許可します。
  2. [Video > Stream > Audio (ビデオ > ストリーム> 音声)] に移動し、音声を対象に含めます。

  3. [Audio > Device settings (音声 > 装置の設定)] に移動し、音声が許可されていることを確認します。

  4. 適切な入力ソースをオンにします。

  5. 入力ソースを変更する場合は、[Apply changes (変更を適用する)] をクリックします。

  6. [System > Plain config (システム > プレイン設定)] に移動します。

  7. [Select group (グループの選択)] を [Audio (音声)] に設定します。

  8. [Duplex mode (通信モード)] が [Full duplex (全二重)] に設定されていることを確認します。

イベント

アクションをトリガーする

  1. Settings > System > Events (設定 > システム > イベント) に移動し、ルールを設定します。 このルールでは、装置が特定のアクションを実行するタイミングを定義します。 ルールは、スケジュール、繰り返し、または動体検知によるトリガーなどを利用して設定できます。

  2. アクションをトリガーするために満たす必要がある [Condition (条件)] を選択します。 ルールに複数の条件を指定した場合は、すべての条件が満たされたときにアクションがトリガーされます。

  3. 条件が満たされたときに装置が実行する Action (アクション) を選択します。

アクティブなルールを変更する場合は、ルールを再起動して変更内容を有効にする必要があります。

PIR検知器が動きを検知したときにビデオを録画する

  • 必要なハードウェア
  • 3ワイヤーケーブル (アース、電源、I/O)

  • Axis PIR検知器

注意
  1. I/Oコネクターについては、コネクターを参照してください。

  2. アース線をピン1 (GND/-) に接続します。

  3. 電源ワイヤーをピン2 (12V DC出力) に接続します。

  4. I/Oワイヤーをピン3 (I/O入力) に接続します。

  1. PIR検知器のI/Oコネクターに配線を接続します
  2. アース線のもう一方の端をピン1 (GND/-) に接続します。

  3. 電源ワイヤーのもう一方の端をピン2 (DC入力/+) に接続します。

  4. I/Oワイヤーのもう一方の端をピン3 (I/O出力) に接続します。

  1. カメラのWebページでI/Oポートを設定します
  2. [Settings > System (設定 > システム)] > [I/O ports (I/Oポート)] の順に移動します。

  3. [Port 1 (ポート1)] ドロップダウンリストから [Input (入力)] を選択します。

  4. 入力モジュールに分かりやすい名前を付けます。

  5. PIR検知器が動きを検知したときに、検知器がカメラに信号を送信するようにするには、ドロップダウンリストから [Closed circuit (閉路)] を選択します。

カメラがPIR検知器から信号を受信したときに、カメラをトリガーして録画を開始するには、カメラのWebページでルールを作成する必要があります。

トラブルシューティング

  • ミッドスパンの電源が入らない
  • 電源ケーブルが正しく接続されていることを確認します。

  • 電源を切断し、その後再投入して、電源投入シーケンス中のインジケーターの状態を確認します。

  • 電源ケーブルが正常に機能することを確認します。

  • 電源を投入しても装置が動作しない
  • 受電側装置がPoEに対応しているかを確認します。

  • 4つのワイヤーペアを有する標準のカテゴリー5e/6、ストレートケーブルを使用しているかを確認します。

  • 受電側装置がPoEポートに接続されていることを確認します。

  • 外部パワースプリッタを使用している場合は、正常に動作していることを確認します。

  • ツイストペアケーブルまたはRJ45コネクターに短絡 (ショート) がないことを確認します。

  • 可能な場合は、同じ受電側装置を別のミッドスパンに再接続します。

  • 端末装置は動作しているが、データリンクが確立されない
  • イーサネットRJ45ケーブルを使用している場合は、標準のカテゴリー5e/6、4ペアのストレートケーブルが使用されていることを確認します。

  • イーサネットRJ45ケーブルを使用している場合は、ソースから負荷/端末機器までのイーサーネットケーブルの長さが100 mを超えていないことを確認します。

  • 光ファイバーケーブルを使用している場合は、ケーブルとSFPモジュールが正しいタイプであり、ケーブルが機能していることを確認します。

  • パワースプリッタを使用している場合は、正常に動作していることを確認します。

  • 可能な場合は、同じ受電側装置を別のミッドスパンに再接続します。

仕様

LEDインジケーター

電源LED
LEDの色動作説明
消灯電源オフ
緑色点灯したまま電源オン
PoE LED
LEDの色動作説明
消灯装置が接続されていません。
点灯したままリモート装置が接続されているが、PoEネゴシエーションが失敗したか、ポートが過負荷または短絡。
緑色点灯したままリモート装置が接続され、PoEネゴシエーションが成功し、ポートが負荷を供給中。

コネクター

ネットワークコネクター

本製品は、次の複数のネットワークコネクターを付属しています。

  • PoE: High Power over Ethernet (High PoE) 対応RJ45コネクター

  • SFP: SFPモジュールを光ファイバーケーブルで接続するためのSFPコネクター

  • DATA: 装置をRJ45ケーブルで接続するためのRJ45コネクター

装置をSFPポートまたはデータポートに接続できます。 2台の装置を接続 (各ポートに1台の装置を接続) する場合、SFPポートに接続された装置が優先されます。

音声コネクター

音声入出力用4ピンターミナルブロック。

機能ピン備考
GND1アース
12 V2外部ソース用12 V
ライン入力3音声入力
ライン出力4音声出力

I/Oコネクター

デジタル入力 –
開回路と閉回路の切り替えが可能な装置 (PIRセンサー、ドア/窓の接触、ガラス破損検知器など) を接続するための入力です。
デジタル出力 –
リレーやLEDなどの外部装置を接続します。 接続された装置は、VAPIX®アプリケーションプログラミングインターフェースを通じたイベントまたは製品のWebページからアクティブにすることができます。
オン/オフ –
PoE出力のオン/オフを切り替えます。

6ピンターミナルブロック

機能ピン備考仕様
DCアース10 V DC
DC出力2補助装置の電源供給に使用できます。
注: このピンは、電源出力としてのみ使用できます。
12 V DC
最大負荷 = 50 mA
設定可能 (入力または出力)3–5デジタル入力 – 動作させるにはピン1に接続し、動作させない場合はフロート状態 (未接続) のままにします。0~30 V DC (最大)
デジタル出力 – アクティブ時はピン1 (DCアース) に内部で接続し、非アクティブ時はフロート状態 (未接続) になります。 リレーなどの誘導負荷とともに使用する場合は、過渡電圧から保護するために、負荷と並列にダイオードを接続します。0~30 V DC (最大)、オープンドレイン、100 mA
CAMオン/オフ6CAMオン: カメラの電源を入れたままにするには、このピンをフローティング (非接続) のままにします。
CAMオフ: ピン1に接続してカメラの電源を切ります。
Example
  1. DCアース
  2. DC出力 12 V、最大50 mA
  3. 設定可能I/O
  4. 設定可能I/O
  5. 設定可能I/O
  6. CAMオン/オフ