AXIS Camera Station 5 - 機能ガイド

はじめに

本書は、以下のバージョンに基づいています。

AXIS Camera Station 5 ビデオ管理ソフトウェアは、効率的な監視を指先一つで実行できる直感的なインターフェースを備えており、たまにしか使わないユーザーでも簡単に操作することができます。このガイドでは、主要な機能の概要について説明します。

AXIS Camera Station 5ビデオ管理ソフトウェアは、このAxisのエンドツーエンドソリューションの中核になります。完全なソリューションには、以下が含まれています。

  • AXIS Camera Station 5サーバーソフトウェア: システム内のカメラ、ビデオエンコーダ、補助デバイスとのすべての通信を処理します。それぞれのサーバーが通信できるデバイスの数は、通常は利用可能な合計帯域幅によって制限されます。

  • AXIS Camera Station 5クライアントソフトウェア: 録画、ライブビデオ、ログ、および設定にアクセスできます。クライアントは任意のコンピューターにインストールでき、インターネットや社内ネットワーク上のどこからでもリモートでモニタリングやコントロールを行えます。

  • AXIS Camera Station Secure Entry:AXIS Camera Station 5ソフトウェアに組み込まれており、AXIS A1601およびAXIS A12シリーズのドアコントローラーが追加されると、アクセスコントロール機能を提供します。

  • AXIS Camera Station Network Recorder: Axisネットワークビデオレコーダーを使用すると、Axisの幅広いネットワーク製品に完全に適合する、設置が容易で信頼性の高いソリューションを入手できます。このレコーダーには、ビデオ管理ソフトウェアライセンスを含め、必要なソフトウェアすべてが事前にインストールされています。

  • AXIS Camera Station用モバイル表示アプリ: 複数のシステムの録画やライブ映像にアクセスできます。このアプリはAndroid装置やiOS装置にインストールでき、他の場所からリモートでモニタリングを行えます。

  • Axis Secure Remote Access: Axis Secure Remote Accessにより、監視システムへのリモートアクセスを簡単に設定できます。

  • AXIS Camera Station Integrator suite: インテグレーターによるAXIS Camera Station 5ソリューションの設計、展開、保守を支援するこのツールセットには、AXIS Site Designer、AXIS Installation Verifier、AXIS System Health Monitoringが含まれています。

ライブビュー機能

一般的なクライアントの動作

機能説明
簡単に選択できるタブカスタマイズされたワークスペースを作成して、ビューやカメラに瞬時にアクセスすることができます。タスクに応じてリソース間を容易に移動できます。
選択したアイテム (複数選択可能) のドラッグアンドドロップ すばやく直観的に操作し、カスタマイズされたビューをその場で簡単に作成できます。
マルチモニターのサポート概要表示と操作をさらに改善できます。オペレーターは、録画とライブビューの同時表示など、機能ごとに異なるモニターを使用することができます。
オンラインとオフラインのヘルプ必要なときに最新のヘルプ情報を入手できます。ヘルプは表示しているページに連動するため、そのページの機能をすぐに理解できます。
ユーザー定義のアクションボタンさまざまなアクションを定義し、Axis音声装置からの音声メッセージの再生など、ワークスペースでそれらを使用できるようにすることができます。
カメラの追加機能のための画面上コントロールワイパーの起動、AXISスピードドライの開始など、Axisカメラの特定機能にアクセスできるようにします。
ジョイスティックの統合 (AXIS T8310 Video Surveillance Control Board)パン/チルト/ズームカメラを簡単な操作で正確に制御できます。
Webページによる簡単な統合と表示Web表示環境さえあれば、外部システムを簡単に統合できます。スイッチのインターフェース、人数計測の統計情報、天気予報などを表示できます。
設定可能なホットキー熟練したオペレーターが特定ビューの瞬時表示やスナップショット撮影などの機能をトリガーするために使用できます。
ログ特定のタイムフレームで誰が何を行ったか、どんなシステムイベントが発生したかを追跡できます。
ログのフィルター処理と検索ログ内のコンテンツを検索したり、特定のログの種類 (アラーム、監査、イベント) でフィルター処理したりできます。
オペレーターがビデオストリームプロファイルを選択可能 (低、中、高)低帯域幅の接続で役立つほか、オペレーターエクスペリエンスを最適化できます。
診断用のストリーム情報 (フレームレート/ビットレート等) 帯域幅、フレームレート、解像度など、ライブビューのパフォーマンスに関する情報が瞬時に表示されます。

ソフトウェアのカスタマイズ

機能説明
ユーザーインターフェースの調整さまざまなオペレーター環境に対応できる3つのカラーテーマ (ライト、クラシック、ダーク)。
アクションボタンライブビューでは、デバイスの機能や外部システムの制御に使用するアクションボタンを簡単に作成できます。照明の制御、音声メッセージのトリガー、パネルの警戒/警戒解除、障壁の開閉などを行うことができます。
インタラクティブマップの作成サイトのマップをインポートして、簡単に操作できるインタラクティブなマップを作成できます。マップ上に装置を配置し、サムネールビューが付いたカメラ、音声クリップをトリガーできるスピーカー、ドアの状態を反映するドアアイコン、アクションルールでイベント設定をトリガーできるアクションボタンを追加します。カメラの点滅ビューエリアは、イベントによってカメラが録画しているときに点滅するように設定できます。また、マルチレイヤーマップを作成して、大規模な設置環境でも、概要を簡単に把握できます。
他のシステムとのソフトウェア統合ソフトウェア統合用のアプリケーションプログラムインターフェース (API) - リクエストに応じて認定パートナーに提供されます。
Axis装置との統合VAPIX®がアクションルール内で使用可能

表示と映像

機能説明
異なるサーバーからの同時ライブ映像別のサーバーやサイトからのライブビデオを同時に表示して、全体像を把握することができます。
UltraHD 4K高解像度カメラのサポートにより、事故を明確に識別できます (適切なクライアントとディスプレイが必要です)。
ライブと再生時の360度歪み補正オペレーターは死角なしでシーンの全体像を把握することができます。
Axis Corridor Format (9:16)これにより、通路や廊下などの幅と高さが大きいシーンの監視を最適化することができます。
マルチセンサースティッチング複数のカメラセンサーのカメラストリームを1つの結合ビューとして表示できます。
プリセットポジションとオートフォーカスを含むPTZコントロール動く物体を追跡し、対象の詳細部分に焦点を合わせることができます。アラームがアクティブになったときにプリセットポジションを使用して、対象範囲を自動的に観察することもできます。
PTZオートトラッキングAutotracking ACAPを使用すると、AXIS PTZはカメラによって識別された選択済みの物体、または既定のゾーンに入った物体を自動的に追跡します。
ユーザー定義のデジタルプリセット対象範囲のデジタルプリセットポジションを追加できます。これらはビュー内でも使用できます。
ユーザー定義のマルチビュー表示ビューを柔軟にカスタマイズし、マップ、Webページ、カメラなどを組み合わせることができます。
ユーザー定義のビデオシーケンスサイトの概要を自動的に示すバーチャルガードツアーを作成できます。
カメラプレビューとインタラクティブアイコンを備えた柔軟なマップ迅速なナビゲーションとカメラビューへのアクセスによってサイトの全体像を把握できます。インタラクティブアイコンを使用して、ドア、スピーカー、サイレン、ライトを制御できます。また、マルチレイヤーマップを作成して、大規模な設置環境でも、概要を簡単に把握できます。
ホットスポットビュー あるフレームをホットスポットとして設定して、クリックしたときに別のフレームやマップからのビューを自動的に読み込むことができます。この機能は、サイズの異なるフレームが含まれるレイアウトで使用する場合に便利です。通常は、最も大きなフレームをホットスポットとして設定します。ホットスポットは、アクションルールのアクションとして使用したり、アラーム画像を動的に表示するために使用したりもできます。また、ビデオ再生時には、カメラを簡単に選択するために使用できます。
ライブおよび録画アラートの受信ユーザーはタブを右クリックしてアラートに関連付けることができます。これによって、アラームアクションがユーザーの現在のビューに干渉しなくなります。
手動録画オペレーターがライブビューのアイコンをクリックして、手動で録画をトリガーできるようにします。
インスタント再生ライブビューから数秒 (ユーザーが設定可能) 前の映像に簡単にジャンプして、前に見たものをすぐに確認できます。
ライブからの静止画像のスナップショット撮影カメラやマップの静止画像を簡単に保存して他のユーザーと共有できます。

音声

機能説明
カメラや音声入力のある他のデバイスに接続されたマイクからのライブ音声ライブビューシーンの音声を聞き、映像と音声の両方を含む録画を取得することができます。
スピーカーへのライブ発言ライブで発言することによって侵入者を阻止したり、スタッフや顧客と連絡を取ることができます。
保存されたメッセージをトリガーするアクションボタン録音済みのメッセージを再生して侵入者を阻止したり、スタッフや顧客への通知を行ったりできます。
アラームを使用して、保存されたメッセージをトリガー可能 アクションまたはACAP (AXIS Camera Application Platform) のアラームを使用して、「侵入者検知」など、事前に録音されたメッセージを自動的にトリガーすることができます。
マップ上のスピーカーアイコンにより、保存されたメッセージをトリガー可能マップ上のスピーカーの位置を使用して、カメラに保存されたメッセージのいずれかをトリガーします。
プッシュツートーク音声半二重音声に対応するすべてのAxisカメラで、プッシュツートークを有効にすることができます。
このソースのみを聞くビデオと音声の複数のチャンネルを監視するときは、ボタンをクリックすると他のすべてのソースはミュートされます。

録画再生

機能説明
マルチビュー同期再生複数のカメラを同時に調査して、事件の全体像を把握できます。
異なるサーバーからの同期再生異なるサーバーやサイトからの再生ビューを同時に調査することによって、事件の全体像を把握できます。
ホットスポットの選択ホットスポットの選択を使用してカメラを表示できます。
ビデオのスクラビングタイムラインを前後にドラッグすることにより、録画映像をすばやく調査することができます。
高速再生 (最大64倍速)映像をすばやく分析し、対象のセクションを見つけることができます。
映像のコマ送りフレーム単位で詳細を調べることができます。
結果がサムネイルとして表示されるスマート検索対象となるシーンで境界ボックスを定義し、タイムフレームを定義できます (例: 午後7~9時に入口を監視する)。発生したすべての事件は、瞬時にサムネイルとして表示されます。
再生映像の静止画像をスナップショット撮影画像を他の人と簡単に共有することができます。
ノート付きのブックマーク後で映像を容易に取得できるようにマークを付け、エクスポート用のケースを構築することにより、調査を容易にできます。
録画が上書きされないようにロック必要に応じて、映像がサーバー上の元の形式から上書きされないように保護できます。
フィルター付きの色分けされたタイムラインさまざまなタイプの録画とイベントをわかりやすく色分けし、フィルターを適用することによって、目的の事件を簡単に見つけることができます。
タイムライン内の録画のサムネイルプレビュータイムラインにカーソルを合わせると、プレビュー画像が表示されます。これにより、オペレーターはビデオ録画をすばやく確認できます。
カレンダー選択特定の日時内を簡単に検索して、目的の映像をすばやく見つけることができます。
SDカードからのフェイルオーバーによる録画サーバーとの接続が失われた場合、映像はカメラのSDカードに保存されます。サーバーとの接続が再確立されると、映像はサーバーに自動的にアップロードされます。
スマート検索2.0録画されたビデオ映像の検索に使用する高度なフィルター。車両や人物を検索し、色、トリップワイヤー、エリアでフィルターできるほか、すばやく動く小さな物体を除外する機能でもフィルターできます。同様のタイムフレームの結果をグループ化することで、結果をより鮮明なオーバービューで表示できます。また、スマート検索2はレーダーメタデータにも使用でき、物体の速度に基づいたフィルターも可能です。
スマート検索2.0内の類似性検索類似性検索機能は、人物の視覚的な類似性に基づいて検索を実行します。これは、異なるカメラや異なる日に人物を検索するためにも使用することができます。これはピクセルベースであり、生体データを使用していない点に注意してください。
スマート検索2.0のバックグラウンド処理システムパフォーマンスに影響を与えることなく、バックグラウンドでビデオを継続的に処理することで、速度パフォーマンスが向上します。バックグラウンド処理はカメラごとに有効にすることができます。

録画とイベント

機能説明
録画を連続した動きとして設定可能カメラごとの録画モードとトリガーされるアラームを設定することができます。
動体検知録画用のプリ/ポストアラームバッファプリアラームバッファによりイベント検知前の映像を録画に含め、ポストアラームバッファにより検知イベントの終了後の一定期間の映像を録画に含めることができます。これにより、関連するすべての情報を確実に取得することができます。
動体検知用の自由形状の対象エリアと複数の除外エリアを設定可能 VMDの性能の向上と誤報の低減が可能VMDの性能を高め、誤報を減らすことができます。
動体検知に一時的な物体、小さな物体、揺らめいている物体のフィルターを搭載特定の物体を除外することによって誤報トリガーを減らすことができます。

アクティブなアラーム処理

機能説明
アラームアラート/通知サーバーに接続しているユーザーにアラームが送信されます。
アラームビュー アラームに関連付けられた映像ビューに自動的に切り替わります。
アラーム確認のサポート オペレーターによって確認されるまでアラームがハイライトされます。
アラーム手順のサポート実行するアクションを説明する指示を入力し、特定のアラームで表示することができます。

映像のエクスポート

機能説明
イベントを右クリックしてエクスポート映像を選択 選択を簡単に行うことができます。イベントを右クリックして、[エクスポート] を選択します。
マーカーを使用してエクスポート映像を選択 マーカーを使用してエクスポートの始点と終点を指定できます。表示される映像にはマーカーが反映されるため、イベント発生時の正確な時間を指定する必要がなくなります。マーカーをドラッグして映像を表示できます。
エクスポートタブ内でビデオの長さを編集するエクスポートタブ内でビデオの開始時刻と終了時刻を調整する機能。この柔軟性により、録画タブに戻らずにクリップをカスタマイズできます。
複数のカメラと録画されたシーケンスをエクスポートに追加可能 異なるカメラと時間の異なる録画がエクスポートですべて結合されるため、事故の全体像を把握することができます。
ノートをビデオシーケンスに追加可能受信者にとってわかりにくい可能性がある事故の詳細を説明することができます。
デジタル署名エクスポートした素材の証拠価値を高めましょう。デジタル署名を使用して、ビデオエクスポートがエクスポートの後に改竄されていないかどうか検証できます。
署名付きビデオの統合Axisビデオストリームには、エクスポートされたビデオの信憑性を確認するためにファイルプレーヤーが使用できる情報が含まれています。
プレイリストを作成してAxis File Playerを含める第三者である送信先が、同時に再生する映像 (最大4台のカメラ) とノートやブックマークを含め、エクスポートされた資料を簡単に表示することができます。
パスワードで保護されたzipエクスポートエクスポートしたサポート案件を、安全な方法で送信先に転送できるように保護できます。
事故レポート映像の静止画像や説明テキストを含め、サポート案件情報を管理できます。事故レポートはアクセスを制限できるネットワーク内の場所に作成されるため、エクスポートした映像へのアクセスを制限することができます。
ビデオ編集エクスポート前に映像にマスクを追加して、第三者のプライバシーを保護できます。追加のソフトウェアやサービスを使用しなくても、映像に簡単にモザイクを適用して個人や物体をぼかすことができます。
自動エクスポートによる映像のアーカイブ長期バックアップ保管用に録画映像をスケジュールによってエクスポートできます。
エクスポートされるビデオ形式複数のビデオ形式をASF、MP4、MKVとしてエクスポートすることができます。
Axis File Player第三者が追加のソフトウェアをインストールしなくても再生できるように、デフォルトとして含められます。

ユーザー管理

機能説明
ユーザープロファイルユーザーが特定のデバイスや機能にアクセスする権限を個別に定義できます。
Microsoft Active DirectoryのサポートMicrosoft Active Directoryを使用して、ユーザー、グループ、デバイスのアクセス権を簡単に管理することができます。
ユーザーグループのサポートアクセス権をグループレベルで定義できます。次の3つのデフォルトのユーザープロファイルがあります。
  • 管理者: すべてのカメラと装置のすべての機能にフルアクセスが可能です。

  • オペレーター:[設定] タブ、「デバイスの管理」ページ、[監査] ログを除くすべての機能にフルアクセスが可能です。カメラとI/Oポートへのフルアクセスが可能です。再生および録画エクスポートの利用を制限できます。

  • 閲覧者:カメラのライブ映像とI/Oポートへのアクセスが可能です。

機能へのアクセスの制限アクセスを制限できる機能は、カメラ、ビュー、IO、システム、データ検索、アクセスコントロール機能です。
メカニカルPTZの優先度優先度の異なる2人のユーザーが同時にPTZカメラを制御しようとすると、優先度の高いユーザーによって他方のユーザーがブロックされます。

複数のサイト管理

機能説明
クライアントから複数のサーバーに同時に接続可能 複数のサーバーに接続して、大規模な施設や複数拠点インストールの全体像を把握することができます。
サーバーリスト複数のサーバーや場所をサーバーリストでグループ化できます。複数のサイトやサーバーがある場合、この機能によってアクセスと接続が簡単になります。
集約ビューカメラのライブおよび録画ビューを、複数のサイト/サーバーから組み合わせて表示できます。たとえば、小売チェーン店のすべての出入り口を表示できます。
Axisセキュアリモートアクセスリモート監視システムへのアクセスを単純化できます。これを有効にすると、手動でポートフォワーディングやルーターの設定を行う必要がなくなります。複数レベルの認証を活用するこのテクノロジーにより、監視システムにおけるクライアント間とカメラ間のセキュアな暗号化通信が確立されます。
管理管理者は複数のサイト/サーバーに接続し、デバイスと設定を構成できます。

拡張性

機能説明
サーバーを追加して大規模システムへスケールアップサーバーを追加することによって、カメラの数と性能を増やすことができます。複数のサーバーから録画映像とライブ映像の両方を表示するよう、クライアントを簡単に設定できます。

ストレージ

機能説明
複数の保存先を割り当て可能直接接続されたローカルネットワークストレージを簡単に追加してカメラに割り当てることができます。必要に応じてさまざまな保存先をカメラに割り当てることができます。
ZipstreamZipstreamプロファイルを適用すると、フォレンジック用の詳細映像を保持したうえでストレージの要件を低減させることができます。
個別の保存期間を各カメラに適用可能映像の保存時間を管理して規制に準拠するため、個別の保存期間を各カメラに対して設定することができます。
平均ビットレート平均ビットレートは、高度なビットレート制御方法の1つです。保存時間の要件が常に満たされるようにビデオ圧縮が調整されます。
SDカードをカメラに追加してフェイルオーバーによる録画を行う (接続再開時の自動転送)録画サーバーとの接続が失われた場合にカメラ内のSDカードに録画することにより、冗長性を作り出すことができます。接続が回復すると、録画はサーバーにアップロードされます。
Axis Validated StorageソリューションAxisは、さまざまなネットワークビデオレコーダーを提供しています。PoEスイッチを内蔵したAXIS S22 SeriesアプライアンスとAXIS S11 SeriesレコーダーはRAIDや冗長PSU (電源ユニット) を内蔵できるため、より高い要求に対応します。AXIS S30 Seriesレコーダーは、AXIS Camera Station 5サーバーのインストールと共に使用することもできます。

アクションルールと統合

アクションルール

機能説明
アクションルールエンジントリガーとアクションを定義して、より複雑でカスタマイズされたソリューションを構築できます。たとえば、AXIS Fence Guard ACAPからトリップワイヤーを有効にした後、特定のカメラから映像を録画、PTZを特定のプリセットに移動、スピーカーから音声メッセージを再生、一部の照明をオンにしてオペレーターに警告、などのアクションを行うことができます。
さまざまなトリガー

トリガーは、どのような場合にルールをアクティブにするかを定義します。以下のトリガーを選択できます。AXIS Motion Detection、いたずら警告、AXIS Cross Line Detection、システムイベントとエラー、入出力、Always Active (スケジュールと組み合わせて使用)、入出力、装置イベント (ACAPが生成するアラームを含む)、アクションボタン、アクセスコントロールイベント、外部HTTPS。

トリガーロジックトリガーにはANDとORの両方のロジックを適用でき、トリガーの柔軟な設定が可能です。
さまざまなアクション

1つのルールに複数のアクションを設定できます。ルールがアクティブになった時点ですべてのアクションが実行されます。以下のアクションを使用できます。録画、アラーム発生、出力の設定、電子メールの送信、ライブビュー、HTTP通知の送信、モバイルアプリ通知の送信、ルールのオン/オフ、アクセスコントロール。

アクションルールのコピーコピー機能は、複数の類似したアクションルールが必要な場合の効率の向上に役立ちます。

他のAxis IP製品との統合

機能説明
AXIS Camera Station 5 は、Axis装置に最適ですAXIS Camera Station 5 AXIS 206MおよびAXIS 206Wを除く、ファームウェアバージョン4.30以上のAXISビデオ製品をサポートしています。 AXIS Network Door Controllersには最新のAXIS OSが必要です。
ライブ、再生、エクスポート時の360度歪み補正 (AXIS XXXX-Pモデル)AXIS File Playerにより、オペレーターはエクスポートされた映像でも死角なしでシーンの全体像を把握することができます。
AXISマルチセンサースティッチング (AXIS P38XX-pve)複数のカメラセンサーのカメラストリームを1つの結合ビューとして表示できます。
PTZ機能を備えたAxis全指向性カメラ。(AXIS Q6000シリーズおよびAXIS M5000-G)これらのモデルでは、固定カメラによりシーンの全体像が提供され、PTZによりさらに詳細な部分のキャプチャが可能です。オペレーターが固定カメラのビュー内をクリックすると、PTZがその関連する位置に移動するため、シンプルな操作が可能です。
AXIS Q19 シリーズあらゆる環境条件下で信頼性の高い検知を実現するAxisサーマル監視。
AXIS Q1961-TEAxis温度監視カメラを使用すると、物体が最大温度に達したときにアラームを発することができます。AXIS Camera Station 5内の物体の温度を測定します。
AXIS Door Stationsとビデオインターカム
(AXIS A8004/A8501/A8207/I8016-LVE)
呼び出しへの応答/拒否、音声および画像通信に加え、ドアを開くためのコンタクトを開くことができます。機能は以下のとおりです。
-呼び出し側のライブ映像を表示するプレビューウィンドウ。
- 複数の呼び出しはスタックされます。
- AXIS Camera Station 5が最小化されている場合でも、呼び出しは表示されます。
- プリ/ポスト時間を含め、人物が入る際の映像と音声を含む録画を作成できます。
- Axisモバイルアプリから呼び出しに応答し、ドアを開くことができます。
- 「送話」機能を有効にして、呼び出しが開始されたドアステーションとの通信を有効にすることができます。
サイレンとライトの組み合わせ (AXIS D4100-E)組み合わされたサイレンとライト装置のトリガーを制御します。AXIS Camera Station 5内で発生したイベントを音声と映像で表示する機能を追加します。

入力および出力 (AXIS A9161 / A9188)

AXIS Camera Station 5アクションルールエンジンと緊密に統合され、カスタマイズされたソリューションを作成できます。
- パニックボタンなどの入力や、PIR、アラーム、ドアコンタクトなどのその他のソースをシステムに簡単に接続できます。
- 出力を使用して、障壁、シャッター、照明などの他の装置を制御できます。
音声 (AXIS C3003 / C1004 / C8033)音声で監視システムを強化できます。
- スピーカーをカメラに関連付けて、サイトを表示しながらライブで発言することができます。
- 「方向が違います」、「侵入者検知」などの事前に録画されたメッセージを、アクションボタンによって手動でトリガーしたり、アラームと分析機能から自動的にトリガーしたりできます。
Axisデコーダ (AXIS T8705、AXIS D1110)ネットワーク上のモニターに映像および分割ビューを表示して、クライアントを使用せずに顧客エリアや製造プロセスなどを継続的に監視することができます。
複数のカメラかビューを選択して、サーバーに接続されたデコーダに送信することも可能です。
レーダー表示とアラームトリガー
(AXIS D2050-VE、D2110-VE)
レーダーのライブビューにより侵入者の動きを視覚化できます。アクションルールエンジンによる統合を通じて、より高度なソリューションを設定できます。AXIS Speed Monitor ACAPと併用する場合は、車両の速度を記録する目的でも使用可能です。
AXIS A1001 (AXIS Entry Manager搭載モデル) シンプルなアクセスコントロール機能を追加できます。
- AXIS Camera Station 5で、建物に入る人物を録画するなどのアクションをトリガーできます。
- アクションルールエンジンとの統合により、ドアのこじ開け、開放、いたずらに関するアラームなどの高度な警告を作成できます。
- アクションボタンでドアのロック/ロック解除を行うことができます。
- ドアとカード所持者の管理に使用するAXIS Entry ManagerのWebページを、AXIS Camera Station 5内で表示して操作することもできます。

AXIS A1601およびAXIS A12 Series (AXIS Camera Station Secure Entry搭載モデル)

AXIS Camera Station Secure Entryを使用する統合型アクセスコントロール機能です。詳細については、セクション19を参照してください。
AXIS S22XX Network SwitchAXIS Camera Station 5の設定内で、AXIS S22XX Network Switchの設定と管理を行うことができます。これには、ポートとPoEの管理が含まれます。
AXIS Body Wornソリューション脆弱な状況下での警備員と従業員によるモバイルビデオの映像を、監視ソリューションに組み込むことができます。アップロードすると、映像は常時接続されたカメラの1つとまったく同じように動作します。
AXIS Body Worn AssistantモバイルアプリAXIS Body Worn Assistantモバイルアプリで追加されたメモとカテゴリは、AXIS Camera Station 5の録画ビューのAXIS Body Wornメタデータリストに表示されます。 
AXIS Object Analytics検知対象物 (人、車両、自動車、車、トラック、バス、バイクなど) を選択します。次に、その対象物がイベントをトリガーするエリア内の時刻やクロスラインなどの行動条件を定義します。
AXIS License Plate Verifier ACAP

AXIS License Plate Verifier ACAPを使用してカメラでキャプチャーしたナンバープレートは、AXIS Camera Station 5の [Data search (データ検索)] タブで表示できます。

AXIS Autotracking 2.0 ACAP Autotracking ACAPを実行しているAxis PTZは、カメラによって識別された選択済みの物体、または定義済みのゾーンに入った物体を自動的に追跡します。
AXIS Speed MonitorAxisレーダーと組み合わせて使用すると、カメラ画像に車両の速度をオーバービューできます。車両の速度が上限を超えた場合にアラームを生成することもできます。速度データはデータ検索から利用でき、現場での車両の挙動を評価する目的にも使用できます。安全性の管理に最適です。
カメラにインストールされている他のACAPAxisのエッジベースの分析をカメラに追加して、オペレーターの効率を高め、以下のように特定の要件を満たすことができます。
- Axisは、AXIS Guard Suite、AXIS Perimeter Defender、AXIS Live Privacy Shield、AXIS Object AnalyticsなどのACAPを提供します。
- 音声分析機能などの幅広い拡張機能を実現するため、パートナーが提供するACAPも利用できます。カメラで分析を実行すると、中央サーバーの必要性がなくなり、システムの拡張がシンプルになります。

サードパーティ製品の統合

機能説明
サードパーティ製カメラのサポート。AXIS Camera Station 5はONVIFに準拠していませんが、サードパーティ製の装置がONVIFプロファイルSに準拠し、AXIS Camera Station Device Compatibility Toolを使用して検証されている必要があります。AXIS Camera Station 5 は、AXIS Camera Station Device Compatibility Tool.を使用して検証されたONVIF Profile Sに準拠するサードパーティ製の装置に対応しています。AXIS Camera Station 5以降は、IEC62676-2-3規格の定義に従うサードパーティ製の装置をサポートしています。
注: ビデオストリームごとに1つのUniversalライセンスが必要です。
RTSPとHTTPビデオストリームを追加する機能ビデオストリームをAXIS Camera Station 5に直接追加してライブビューと録画を行うことができます。
注: ビデオストリームごとに1つのUniversalライセンスが必要です。
APIAXIS Camera Station 5 APIは、システムの情報と設定、カメラの機能、スナップショット、ライブビュー、カメラ/期間/範囲を指定した録画、再生、PTZ、アクションボタン、イベントログの取得、音声伝送、サードパーティ製の装置のサポートなどの機能を提供します。
AXIS Camera Station 5 APIのドキュメントはリクエストに応じて認定パートナーに提供されます。
外部データAPIを使用すると、ライセンスプレートや電子販売時点管理 (レジ) などのサードパーティシステムのデータをAXIS Camera Station 5で保存したり表示したりできます。このデータをビデオ録画と関連付けて、データ検索を利用して調査することも可能です。
適用対象のAxis製品は、AXIS Camera Station Secure Entry、AXIS License Plate Verifier、AXIS Speed Monitorです。
データ検索外部データソースから取得した日付、時刻、フリーテキストでデータエントリをフィルターできます。

データ検索

機能説明
日付、時刻、ビデオにリンクされたフリーテキストでフィルター処理

AXIS Secure Entry (アクセスコントロールイベント)、AXIS Licence Plate Verifier (登録ナンバープレート) および他のデータソース (APIと統合) から生成されたデータをフィルター処理する機能。これらの結果は、ビデオ録画に関連付けられます。

AND/ORイベントマーカーを使用してさらにフィルターを適用ADDとOR、および括弧を使用して結果をフィルター処理し、返される結果を減らします。
「ライブデータ」の表示ナンバープレートやアクセスコントロールデータなどライブデータを表示する機能。この機能をフィルターと組み合わせて、アクセス拒否や払い戻しなど関心のあるライブイベントを表示することもできます。複数のサーバーに接続している場合は、特定のサーバーをフィルタリングして調査の対象を絞り込むことができます。
画像の表示アクセスコントロールの写真などのデータに関連付けられた画像は、データ検索のライブと再生の両方で表示することもできます。
イベントマーカー調査に役立つイベントマーカーが録画タイムラインに表示されます。
データのエクスポート検索に含まれるデータをテキストファイルにエクスポートします。

iOSおよびAndroid用モバイルアプリ

機能は、オペレーティングシステムによって若干異なる場合があります。

機能説明
ライブ映像と録画映像の表示選択したサーバーに接続して、どこからでもビデオを見ることができます。
Picture in picture (ピクチャー イン ピクチャー)録画の確認中にライブビュー画像を表示できます。これは、アラーム通知のトリガーとライブステータスを同時に表示できるため、アラーム通知を表示する際に便利です。
ビデオのスクラビングタイムラインを前後にドラッグすることにより、録画映像をすばやく調査することができます。
高速再生 (最大8倍速) と低速再生 (0.25)映像をすばやく分析し、対象のセクションを見つけることができます。
映像のコマ送りフレームごとに前後両方の詳細を調べることができます。
フィルター付きの色分けされたタイムラインさまざまなタイプの録画とイベントをわかりやすく色分けし、フィルターを適用することによって、目的の事件を簡単に見つけることができます。
カレンダー選択特定の日時内を簡単に検索して、目的の映像をすばやく見つけることができます。
ビデオエンコード方式H.264およびH.265のビデオエンコード方式に対応しています。
単一のサーバーからのマルチライブビュー複数のカメラを表示してサイトの全体像を把握できます。
Server list (サーバーリスト)システム内のすべてのサーバー/サイトを簡単に概観できます。
映像のエクスポート映像を第三者と瞬時に共有できます。
静止画のスナップショット撮影静止画像を第三者と瞬時に共有できます。
プリセットを含むPTZコントロールPTZを制御して動く物体を追跡できます。
360度パノラマ歪み補正ライブ時でも再生時でも360度パノラマ映像を歪み補正できます。
音声 (聞く)ライブビューシーンの音声を聞くことができます。
音声 (話す)カメラに関連付けられたスピーカーから発言することができます。
Axis Door Station Integration双方向音声通信と呼び出し側のライブ映像表示。ドアステーションに接続されたドアをアプリから開くこともできます。
モバイルアラーム通知モバイルデバイスでの通知の受信。アラーム通知は、AXIS Camera Station 5サーバーのアクションルールで設定する必要があり、セキュアリモートアクセスによる接続が必要です。
通知リストモバイルアプリに通知リストが表示され、アラームイベントにすばやく接続できます。
アクションボタンアプリに表示されるアクションボタンにより、照明などの外部機器の制御、音声メッセージのトリガー、シャッターや障壁の開閉を行うことができます。
Axisセキュアリモートアクセスリモート監視システムへのアクセスを単純化できます。これを有効にすると、手動でポートフォワーディングやルーターの設定を行う必要がなくなります。複数レベルの認証を活用するこのテクノロジーにより、監視システムにおけるクライアント間とカメラ間のセキュアな暗号化通信が確立されます。

インテグレーター機能

ソフトウェアの管理

機能説明
ソフトウェアの更新AXIS Camera Station 5 は新しい更新を自動的に確認できます。新しい更新が利用可能になると、ダウンロードされ、自動的にインストールされます。更新をスケジュールすることもできます。

デバイスの設定

機能説明
AXIS Site Designerを使用して、AXIS Camera Station 5に基づくソリューションを設計および指定するこのツールでは、カメラ、アクセサリー、レコーダーを選択できるほか、ストレージの計算機能が内蔵されています。また、部品表、インストールメモ、見積書、自動設定ファイルも提供できます。
AXIS Site Designerからの自動設定AXIS Site Designerで作成した設定をAXIS Camera Station 5にエクスポートすることで、インストール時間を節約し、ミスを減らすことができます (AXIS Site Designerで生成された設定は、電子メールで送信したり、USBにダウンロードしたりできます)。
AXIS Site DesignerからのインストールノートAXIS Site Designerで作成されたインストールコメントを転送 (電子メールで送信またはUSBにダウンロード) することにより、インストール時間を節約し、ミスを排除できます。
装置の自動検出ネットワークに接続された装置を自動検出できます (IPアドレスの設定は不要です)。
ルート証明書の自動生成HTTPSまたはIEEEを使用するときに、ルート証明書により他の証明書に署名できます。
HTTPSがデフォルトに装置を追加すると、デフォルトでHTTPS通信が選択されます。装置がHTTPSに対応していない場合は、HTTPが使用されます。
HTTPS - 装置アドレスの検証HTTPS通信を強化するために、装置のアドレスを、AXIS Camera Station 5が装置との通信に使用しているアドレスと比較できます。異なる場合は、その装置アドレスは信頼されていないと見なされます。
ビューの自動作成カメラを追加すると、すばやくナビゲーションするためのビューが自動的に作成されます。これらのビューは、お客様の要件に合わせて調整できます。
複数のサーバーにおける複数のカメラ設定の同時設定同じ設定 (録画プロファイルなど) で複数のカメラをインストールする場合に、簡単に設定を実行できます。
画像の設定輝度、色、WDR、回転、ミラーリングなど、カメラの画像を調整できます。
PTZのプリセットを追加して保存駐車場の入口などの特定の対象範囲にすばやく移動してズームし、ナンバープレートを簡単に撮影することができます。
カメラやその他のAxis装置 (音声、I/O、ドアステーションなど) をシステムに追加できます。お客様の要件を満たすため、さまざまなデバイスにより機能を追加して、システムを容易に拡張できます。
外部データソース外部データソース (ドアアクティビティなど) をカメラビューに関連付けできます。これにより、[Data search (データ検索)] タブを使用するときに録画がデータに関連付けられます。
装置Webページへのリモートアクセス装置のwebインターフェースを介して、接続されているすべての装置の機能にアクセスします。これにより、高度な機能にアクセスできるようになり、リモートでのアクセス時に効率的な設定が可能になります。

装置の管理

機能説明
IPアドレスの割り当て (固定/DHCP)新しいIPアドレスを、DHCPサーバーから自動的に取得するかIPアドレス範囲から割り当てることができます。
ユーザーの追加とパスワードの設定Microsoft Windows Active Directoryに対応しているため、システム内のユーザーを簡単に追加できます。
パスワードのランダム化デバイスで安全なパスワードが自動的に生成されます。このパスワードは、選択したデバイスでサポートされている最大長で生成されます。
ファームウェアのアップグレード新しい装置ファームウェアアップグレードを自動的に確認できます。ファームウェアのアップグレードは並行または順番に実行できます。
管理者がクライアントを起動する際に新しいファームウェアを通知管理者はファームウェアの更新を行うかどうかを決定することができます。
カメラアプリケーション (ACAP) のインストールカメラアプリケーションは、Axisネットワークビデオ製品にアップロードしてインストールすることができるソフトウェアです。検知、認識、追跡、計測などの機能をデバイスに追加することができます。ACAPは、AXIS Camera Station 5から直接インストールされるか、AxisのWebページまたはベンダーのWebページからダウンロードされます。
設定ファイルを保存1台のデバイスからデバイス設定をコピーするか、設定ファイルを適用することで、複数のデバイスを同時に設定することができます。
日付と時刻の設定Axis装置の日付と時刻の設定は、NTP (Network Time Protocol) ソースとして動作するサーバーに同期できます。サーバー時間と装置の時刻オフセットを表示することにより、ソリューション全体の時刻同期に問題が発生した場合に簡単に特定できます。
装置を再起動して工場出荷時の設定に戻すデバイスを再起動またはリストアして、パスワードを含むほとんどの設定を工場出荷時の値にリセットできます。次の設定はリセットされません: ブートプロトコル (DHCPまたは静的)、静的なIPアドレス、デフォルトルーター、サブネットマスク、システム時刻。
複数のデバイスの管理接続されたデバイスのアップグレードと設定を一括で実行できます。
複数のサーバーからの装置管理接続されたデバイスのアップグレードと設定を複数のサーバーから一括で実行できます。
HTTPSHTTPSを使用して装置に安全に接続します。AXIS Camera Station 5は、認証局を設定することもできます。

レポートと確認

機能説明
Axis Installation Verifier (システムの整合性をテストして、整備や引き渡し用のレポートを生成)このユニークな機能はシステムのストレステストを行い、見つかった問題を示します。また、インテグレーターが引き渡しや整備用のドキュメントを作成するのに役立つドキュメントを自動的に生成します。
クライアントとサーバーの設定シート (すべてのクライアントとサーバーの設定を文書化したもの)すべてのシステム設定を含む引き渡し用のドキュメントを自動的に作成できます。
システムレポートこのレポートには、すべてのシステムログとシステム設定が含まれています。技術サポートが問題のトラブルシューティングを簡単に行うのに役立ちます。
システムの健全性監視録画ハードウェアを含むシステムの概要が表示されます。ストレージ情報には、保存に関連する詳細が含まれます。装置またはシステムがオフラインになった場合、電子メールを送信可能であれば、通知が生成されます。ネットワーク上の複数のシステムを監視して、システムが想定どおりに動作していることを確認できます。
システムの健全性監視クラウドサービス (Preview版)Webブラウザーを使用して、システムの健全性監視情報をリモートで表示できます。

統合型アクセスコントロール

AXIS Camera Station Secure Entryは、AXIS Camera Station 5ソフトウェアの一部であり、監視機能とアクセスコントロール機能の両方を組み合わせた統合型ソリューションを提供します。追加のソフトウェアモジュールは不要です。Axisドアコントローラーをシステムに追加するだけで (各ドアコントローラーにはコアライセンスが必要です)、すべての機能を利用できます。

概要については、こちらのパンフレットをご覧ください。

アクセスコントロールの設定

機能説明
コントローラーとリーダー間の暗号化OSDPセキュアチャンネルに対応しており、AXIS A4020-EおよびAXIS A4120-EリーダーとAXIS A16シリーズ/AXIS A12シリーズドアコントローラー間のデータが暗号化されます。
ドアとゾーンの設定この機能を使用すると、AXIS Camera Station 5で、設置したドアを適切なハードウェア周辺機器にリンクし、ゾーンに組み合わせることができます。
不正通行防止不正通行防止は、カード所持者が現在のゾーンを出る前に同じゾーンに入ることを防ぎます。検知するとアラームが鳴り、入室を拒否することができます。この機能からカード所持者を除外するように設定できます。
IPリーダーAXIS A8207-VE (ビデオインターカムおよびアクセスコントロールリーダー) をIPリーダーとしてシステムに追加できます。
設定済みのAXIS A16シリーズ/A12シリーズのピン配置図ドアの設定後は色分けされたピン配置図を表示したり印刷したりできるので、取り付け作業者が現場でハードウェアを設置する際に役立ちます。
システム内のドアの識別プロファイル識別プロファイルは、ドアで要求される識別方法を定義します。また、スケジュールと組み合わせることも可能です。たとえば、夜間はカードとPINが必要で、昼間はカードのみで通過可能というようになります。
カスタマイズ可能なPIN長システムで使用する、カード所持者検証用のカードに付くPIN (個人識別番号) の桁数 (1~24) を設定します。
カードフォーマットシステムでカードフォーマットを定義する機能が追加されます。これにより、任意のカードリーダーから受信したデータを変換して、アクセスコントロール設定で検証しやすくなります。これらの機能はシステム全体に導入することも、個々のリーダーに導入することも可能です。
事前設定済みのドア設定のコピードアコントローラーの設定をコピーして、別のドアコントローラーに適用できます。これにより時間を節約し、誤設定を回避できます。
マルチサーバー設定メインサーバーとサブサーバーの設定を作成する機能です。この設定は、カード所持者とグループを設定済みのすべてのサーバーに共有する機能をサポートします。

アクセスコントロールの管理

機能説明
カード所持者の管理[Access management (アクセスの管理)] タブでは、カード所持者を作成したり、カードやPINコードなどの複数 (最大5つまで) の認証情報を付与したり、写真を関連付けたりできます。カード所持者プロファイルには、追加情報を提供するためのカスタムフィールドを追加できます。
Microsoft Active DirectoryのサポートMicrosoft Active Directoryを使用して、カード所持者の詳細を入力できます。
カード所持者のグローバル管理グローバルなカード所持者またはグループを作成し、マルチサーバー設定を構成するすべてのアクセスコントロールサーバーに共有する機能です。
ナンバープレートの認証情報ナンバープレートは認証情報として使用できます。AXIS License Plate Verifier ACAPはナンバープレートのキャプチャーに使用する必要があります。
QR Code®認証情報とその電子メール配布による効果的な訪問者管理

QRコードは、日本およびその他の国々におけるデンソーウェイブ株式会社の登録商標です。

(静的、および動的) QRコードを作成し、ドアインターホンにインストールされたAXIS Barcode Reader ACAPで認証情報として使用できます。「9.00 - 11.00に有効」のように、アクセスを時間で定義することもできます。
また、QRコードの認証情報を電子メールで送信して、費用対効果の高い効率的な訪問者管理を行うこともできます。
動的QRコード認証情報動的QRコードを生成して、一時的なアクセスの安全性を高めることができます。動的QRコードへのアクセスには、AXIS Mobile Credentialアプリが必要です。
強要PIN強要PINはカード所持者に関連付けることができます。このPINを入力すると、ドアが開き、追加の警告アラートが生成されて、システムオペレーターに表示されます。
カードホルダーの写真を作成する関連付ける画像をインポートするだけでなく、PCのWebカメラを使用して撮影することもできます。
カード所持者グループカード所持者をスタッフ、管理職、清掃員などのカード所持者グループと組み合わせることができるので、より簡単に、柔軟な管理を行えます。
アクセスルール

アクセスルールは、誰が、いつ、どこにアクセスできるかを定義します。スケジュール、カード所持者またはカード所持者グループ、ドアやゾーンが組み合わされています。

ロック解除スケジュール (「最初の人」オプションあり)ドアにロック解除スケジュールを適用すると、スケジュールで指定した間、ドアのロックは解除されます。[First person in (最初の人)] フラグを追加すると、誰かが最初にドアから入場した時からロック解除スケジュールが有効になります。
ドアとゾーンの手動制御個々の、または複数のドアとゾーンにアクセス、ロック解除、ロック、閉鎖といったドアアクションを手動で送信できます。
ドアとゾーンのロックダウンロックダウンが有効な場合、カード所持者はゾーンやドアに入ることができません。カード所持者に対してロックダウンを免除するように設定すると、システムがロックダウンされている場合でも入場できます。
カード所持者情報のインポートとエクスポート既存のアクセスコントロールデータベースから取得したカード所持者情報を、CSVファイル経由でインポートできます。これにより、あるシステムから別のシステムへの移行が簡単になります。
システムをエクスポートが作成された最後の時点に復元することもできます。
設定レポート設定レポートをCSV形式でエクスポートする機能を追加します。

ドアダッシュボード

ドアダッシュボードでは、ライブの情報を確認したり、関連付けられたドアを制御したりできます。ドアダッシュボードは、AXIS Camera Station 5内のカメラと同様に、分割ビュー内で使用できます。

機能説明
ドアのアクティビティをリアルタイムで視覚的に検証ドアでのアクティビティが、関連するカード所持者の写真と共に表示されるので、リアルタイムで簡単に検証できます。最後のイベントは常に表示されます。
ライブドアステータスドアモニターとロックの現在のステータスが表示されます。
ドアのこじ開けアラームとドアの長時間開放アラームが、ドアダッシュボードにリアルタイムで表示されます。
ブックマークされたイベントスムーズな調査のために、個々のイベントにブックマークを付けることができます。
ドアとゾーンの手動制御 アクセス、ロック解除、ロック、閉鎖といったドアアクションを、関連付けられたドアに手動で送信できます。

ハードウェアの概要 (互換性のあるネットワークドアコントローラー)

AXIS Camera Station Secure Entryは、AXIS A16シリーズおよびAXIS A12シリーズのNetwork Door Controllerにのみ対応しています。

ハードウェアの詳細については、axis.comのネットワークドアコントローラー製品ページをご覧ください。

機能説明
Secure Entry Firmwareトラックこの統合ソリューションは、AXIS Camera Station Secure Entry Firmwareトラック上のA1601 Network Door ControllerとAXIS A12 Network Door Controller Seriesのみをサポートしています。
自動設定AXIS Camera Station 5サーバーがオンラインであるかどうかにかかわらず、コントローラーは自動的に設定されて機能します。
ドア数AXIS Camera Station 5サーバーのハードウェアに応じて、最大128枚のドアを使用できます。
AXIS A16シリーズの各ドアコントローラーで、要件に応じて最大2枚のドアを制御できます。
各AXIS A12シリーズドアコントローラーで、要件に応じて最大1枚のドアを制御できます。
リーダー

RS485 (OSDP)/Wiegand

ワイヤレスロック最大16枚のAperioワイヤレスロックを、Aperio AH30ハブを介してAxisドアコントローラーに接続できます。

補足情報