AXIS Occupancy Estimator

ソリューションの概要

完全なシステムに必要なさまざまなデバイス、アプリケーション、およびツールの概要。

AXIS Occupancy Estimator

AXIS Occupancy Estimatorは、ネットワークカメラにインストールできる分析アプリケーションです。 このアプリケーションは、現在、閉じたエリアを占めている人の数を追跡します。

また、平均的な人がエリア内で費やす時間を推定することもできます。

AXIS Occupancy Estimatorには、AXIS People Counter機能が含まれます。

仕組み

このアプリケーションは、入口が1つだけの単一の小売店と、複数の出入口がある店舗の両方で機能します。 建物の各出入口に、AXIS Occupancy Estimatorがインストールされたネットワークカメラが装備されている必要があります。 複数のカメラがある場合は、各カメラはプライマリおよびセカンダリの構成でネットワーク経由で互いに通信します。 プライマリカメラは、継続的にセカンダリカメラからデータを取得し、ライブビューにデータを表示します。 15分ごとに、プライマリカメラが統計データをAXIS Store Data Managerに送信します。 その結果、AXIS Store Data Managerから生成されるレポートで、最低15分の時間間隔でデータを示すことができます。

カメラを取り付ける

注意

このアプリケーションは、成人の特徴を持つ物体をカウントするシナリオ向けに設計されています。 対象の正確な高さ制限は、カメラのモデル、カメラのレンズ、選択したカウンターの感度によって異なります。

カメラのインストールガイドの手順に加えて、アプリケーションを予測したように動作させるために従う必要がある重要な手順があります。

  • 最低の高さの270 cmに、カメラを設置することをお勧めします。

  • 経験則では、カメラはカメラの設置高さと同じ広さの範囲をカバーします。 特定のカメラモデルの詳細については、AXIS People Counterのカメラセレクターを参照してください

  • 設置後、カメラのズーム設定に応じてカバーするエリアを広げることができます。

  • カメラが十分な高さに取り付けられている場合は、8 mの幅をカバーできます。 複数のカウンターを使用して、さらに広い入り口をカバーできます。

  • カメラは、人が通過する箇所の真上に取り付ける必要があります。

  • カメラが天井に沿って真下を向いていることを確認します。

  • カメラを取り付ける前にアプリケーションをインストールした場合は、ライブビューに示さる人数計測エリアを使用して、カメラの位置を決めることができます。 人数計測エリアは、左から右に向かい、人が通過する経路と垂直である必要があります。

  • 現場に十分な白色光や赤外線照明があることを確認します。

  • 人数計測エリア内に継続的に移動する物体がないことを確認します。 たとえば、エスカレーターの上にカメラを設置しないでください。

  • 人数計測エリア内に干渉する移動物体がないことを確認します。 たとえば、ドアに近すぎる場所にカメラを設置しないでください。

  • カメラビュー内に、日光などの非常に強い光やくっきりした影が入らないようにしてください。

ネットワーク上のデバイスを検索する

IPアドレスの検索や割り当てを行う方法の詳細については、IPアドレスの割り当てとデバイスへのアクセス⽅法を参照してください。

装置へのアクセス

  1. ブラウザーを開き、Axis装置のIPアドレスまたはホスト名を入力します。

    本製品のIPアドレスが不明な場合は、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用して、ネットワーク上で装置を見つけます。

  2. ユーザー名とパスワードを入力します。 初めて装置にアクセスする場合は、rootパスワードを設定する必要があります。rootアカウントの新しいパスワードを設定するを参照してください。

  3. ブラウザーでライブビューページが開きます。

安全なパスワード

重要

Axisデバイスは、最初に設定されたパスワードをネットワーク上で平文で送信します。 最初のログイン後にデバイスを保護するために、安全で暗号化されたHTTPS接続を設定してからパスワードを変更してください。

デバイスのパスワードは主にデータおよびサービスを保護します。 Axisデバイスは、さまざまなタイプのインストールで使用される可能性があることから、パスワードポリシーを強制しません。

データを保護するために、次のことを強く推奨します。

  • 8文字以上のパスワードを使用する (できればパスワード生成プログラムで作成する)。

  • パスワードを公開しない。

  • 一定の期間ごとにパスワードを変更する (少なくとも年に1回)。

rootアカウントの新しいパスワードを設定する

重要

デフォルトの管理者ユーザー名はrootです。 rootのパスワードを忘れた場合は、装置を工場出荷時の設定にリセットしてください。を参照してください。

サポートのヒント: パスワードセキュリティ確認チェック
  1. パスワードを入力します。 安全なパスワードを設定する手順に従います。安全なパスワードを参照してください。

  2. パスワードを再入力して、スペルを確認します。

  3. [Create login (ログインの作成)] をクリックします。 これでパスワードが設定されました。

カメラにアプリケーションをインストールする

  • ライセンスは1台のカメラにのみ有効です。 新しい登録キーなしで、別のカメラでそのライセンスをアクティブ化することはできません。
  • カメラにアプリケーションをインストールするには、管理者権限が必要です。
  1. ネットワークにカメラをインストールします。

  2. ブラウザーでカメラのWebインターフェースに移動し、カメラのユーザーマニュアルを参照してください。

  3. [Apps (アプリ)] に移動します。

  4. アプリケーションファイル (.eap) をカメラにアップロードします。

  5. ライセンスをアクティブ化します。 オンラインになっている場合は、ライセンスコードを入力します。 アプリケーションが自動的にライセンスをアクティブ化します。

オフラインのときにライセンスをアクティブ化する方法

  1. オフライン時にライセンスをアクティブ化するには、ライセンスキーが必要です。 ライセンスキーがコンピューターに保存されていない場合は、以下の手順に従います。
  2. www.axis.com/applicationsに移動します。

  3. [License key registration (ライセンスキー登録)] に移動します。 ライセンスコードとAxisデバイスのシリアル番号が必要です。

  4. ライセンスキーファイルをコンピューターに保存し、アプリケーションに求められたときにそのファイルを選択します。

アプリケーションの設定にアクセスする

  1. カメラのwebインターフェースで、[Apps (アプリ)] に移動し、アプリケーションを起動して、[Open (開く)] をクリックします。

追加設定

日付と時刻を設定する

日付と時刻の設定は、長期にわたってカメラで正しい時間を維持し、正しい時間に統計情報を取得するために重要です。 カメラのWebインターフェースで日付と時刻を設定します。

  1. カメラのWebインターフェースで、[System > Date and time (システム > 日付と時刻)] に移動します。

  2. 日付と時刻の設定の詳細については、をクリックしてください。

ユーザーアカウントの作成

許可されていないスタッフが統計情報を表示できても、カウンターの設定は変更できないように、さまざまな権限を持つユーザーアカウントを作成できます。

カメラのWebインターフェースでユーザーアカウントを作成します。

  1. カメラのwebインターフェースで、[System > Users (システム > ユーザー)] に移動します。

  2. ユーザーアカウントの詳細については、をクリックしてください。

カウンターを設定する

使用するカメラ向けにアプリケーションのキャリブレーションが行われているかどうかを確認するには、 AXIS People Counterのカメラセレクターツールに移動します。

  1. アプリケーションのWebインターフェースで、[Settings > General (設定 > 一般)] に移動します。

  2. [Status (状態)] がオンになっていることを確認します。

  3. [Name (名前)] フィールドに、カメラや場所の名前を入力します。

    たとえば、「Axis_Main_entrance_T_building」などにします。 すべてのカメラには一意の名前が必要です。

  4. [Calibration mode (キャリブレーションモード)] を設定します。 以下のいずれかの操作を行います。

    • 使用するカメラ向けにアプリケーションのキャリブレーションを行うには、[Height setting (高さの設定)] を選択します。 [Visual height (映像の高さ)] フィールドに、設置高さを入力します。

    • アプリケーションのキャリブレーションが行われていない場合は、[Manual setting (手動設定)] を選択し、[Setup (設定)] をクリックします。 カメラの下に人を配置し、1人だけが覆われるように黄色のボックスのサイズを調整します。

  5. ズームインが必要な場合は、次のいずれかの操作を行います。

    • [Digital zoom (デジタルズーム)] をオンにし、[Setup (設定)] をクリックします。

    • カメラに光学ズームがある場合は、カメラのWebインターフェースに移動してズームを調整する必要があります。

  6. ライブビューで通過する人物の方向に応じて、[Direction in (方向)] を [Up (上)] または [Down (下)] に設定します。

  7. 人数計測エリアを調整するには、人数計測エリアを調整するを参照してください。

人数計測エリアを調整する

カメラのモデルと設置高さにより、人数計測エリアを調整できる範囲が制限されます。

ライブビュー画像では、人数計測エリアは2本の青線と赤色のエリアで示されます。 人数が計測される赤色のエリアを人が通過する必要があります。

曲率の設定を使用して、人数計測エリアを人が普通に通過するように形状を変更します。 曲率はできるだけ平角に近くなるように保ちます。

  1. [Settings > Counting zone] (設定 > 人数計測ゾーン) に移動します。

  2. 人数計測エリア全体を上または下に移動するには、[Line offset] (ラインオフセット) スライダーを使用します。 移動できる範囲は人数計測エリアのサイズによって異なります。

  3. 人数計測エリアの高さを調整するには、[Counting zone height] (人数計測ゾーンの高さ) スライダーを使用します。

  4. 人数計測エリアの幅を調整するには、[Counting zone width (人数計測ゾーンの幅)] スライダーを使用します。 調整できる範囲は、カメラの取り付け高さに依存します。

  5. 湾曲した人数計測エリアを使用するには、[Curved line] (曲線) を選択し、[Radius] (半径) スライダーを使用して半径を調整します。

  6. 曲率の方向を変更するには、[Radius] (半径) アイコンをクリックします。

  7. 設定が完了したら [Submit] (送信) をクリック して、保存します。

  8. パフォーマンスを最大限に高めるためにカウンタを微調整する必要がある場合があります、詳細はシステムを検証するをご覧ください。

広い入口のための近くのカウンター

注意

この機能は、同じモデルのカメラでのみ使用できます。

複数のカウンターを使用して広い入り口をカバーする必要がある場合は、複数のカメラを設定することができます。[Neighbor counters (近くのカウンター)] とも呼ばれます。 入り口の幅全体をカバーするために必要なカメラの数を計算するには 、AXIS People Counterのカメラセレクターを使用します。

プライマリカメラとセカンダリカメラを使用するこの設定は、[Settings > AXIS Occupancy Estimator (設定 > AXIS Occupancy Estimator)] で設定されるプライマリおよびセカンダリのロールと同じではありません。 複数のカメラを使用して、広い入り口や出口をカバーします。 ただし、混雑状況アルゴリズムが機能するためには、プライマリおよびセカンダリのロールが必要です。

プライマリカメラは、セカンダリカメラの以下の設定をオーバーライドします。

  • 映像の高さ

  • カウンターの感度

  • デジタルズーム

  • ネットワークおよび時間

  • ラインオフセット

  • 計測ゾーンの高さ

  • 計測スケジュール

近隣カウンターの構成

  1. カメラセレクターツールによって示された測定値に従って、カメラを並べて取り付けます。

  2. プライマリカメラのアプリケーションのwebインターフェースに移動し、[Settings > Advanced > Neighbor counters (設定 > 高度な設定 > 近くのカウンター)] を選択します。

  3. [Enable as primary (プライマリとして有効にする)] を選択します。

  4. 接続するセカンダリカメラがある場合は、以下の手順に従います。

    1. セカンダリカメラに移動します。

    2. [Advanced > Neighbor counters (詳細設定 > 近くのカウンター)] に移動します。

    3. [Display connection key (接続キーの表示)] を選択します。

    4. [Copy connection key (接続キーをコピー)] をクリックします。

    5. プライマリカメラに戻ります。

    6. [Connection key (接続キー)] の下にテキストを貼り付けます。

  5. セカンダリカメラを持っていない場合、[Connection key (接続キー)] フィールドは空のままにすることができます。

  6. カメラがAXIS Store Data Managerにデータを送信するように設定されている場合は、プライマリカメラだけが接続されていることを確認します。 プライマリカメラは、1つのユニットとしてすべてのセカンダリカメラからデータを自動的にアップロードします。

  7. [Submit (送信)] をクリックします。

  8. すべてのカメラを接続したら、[Calibrate secondary position (セカンダリ位置のキャリブレーション)] に移動します。

  9. 2台のカメラの中間点に、紙などの物体を配置します。 物体はカメラのキャリブレーションの基準点として使用されるため、物体を正確に2台のカメラの中央に配置することが非常に重要です。

  10. セカンダリカメラのビューを、プライマリカメラのビューの上にドラッグします。 垂直オフセットを避けるようにします。

    1. プライマリカメラビュー
    2. セカンダリカメラビュー
    3. 参照物体
  11. キャリブレーションが完了したら、プライマリカメラの [Live view (ライブビュー)] に移動し、すべてのセカンダリカメラを表示します。

セカンダリカメラからのビデオストリームがプライマリカメラに表示されない場合は、動作中のセカンダリカメラへの他の接続がないことを確認してください。

プライマリカメラを設定する

いずれかのカメラがプライマリである必要があります。 プライマリカメラはエリア全体を示し、エリア全体の混雑状況と平均滞在時間を推定します。

  1. [Occupancy name (混雑状況名)] を入力します。 これは、AXIS Store Data Managerに表示される名前です。

  2. セカンダリカメラのローカルIPアドレスを入力します。

    • セカンダリカメラが2つの異なる混雑状況エリアを結びつけている場合は、[Reverse In/Out direction (イン/アウトの方向を反転する)] を選択します。イン/アウトの方向を反転するを参照してください。

    • セカンダリカメラがない場合は、IPアドレスフィールドを空のままにします。

  3. [Full-day analysis (全日分析)] を選択します。全日分析を参照してください。

  4. [混雑状況モード] を選択します。[naive occupancy mode] (純粋混雑状況モード)に変更するを参照してください。

セカンダリカメラの設定

  1. 入口や出口をカバーするすべてのカメラに、AXIS Occupancy Estimatorをインストールします。

  2. [Settings > AXIS Occupancy Estimator (設定 > AXIS Occupancy Estimator)] に移動します。

  3. [Secondary role (セカンダリロール)] を選択します。

  4. [Settings > Advanced > Neighbor counters (設定 > 高度な設定 > 近くのカウンター)] に移動します。

  5. [Display camera credentials (カメラの認証情報を表示)] を選択します。

  6. IPアドレス、ユーザー名、パスワードをコピーします。

  7. プライマリカメラで、[Settings > AXIS Occupancy Estimator (設定 > AXIS Occupancy Estimator)] に移動し、セカンダリのリストに認証情報を追加します。プライマリカメラを設定するを参照してください。

イン/アウトの方向を反転する

同じセカンダリカメラで接続されている隣接する2部屋の混雑状況レベルを計算するには、いずれかのプライマリカメラで [Reverse In/Out direction (入出方向の反転)] を選択する必要があります。 この設定は、セカンダリカメラの [Direction in (方向)] の設定をオーバーライドしますが、この混雑状況エリアに対してのみです。 これによって、最初の室から歩いて出る人は2つ目の部屋に歩いて入ると見なされるようになります。逆も同じです。

  1. プライマリカメラ、部屋1
  2. セカンダリカメラ
  3. プライマリカメラ、部屋2

全日分析

全日分析はデフォルトで選択されます。

全日分析では、日中に計算された混雑状況が閉店後に少し変更されます。 これは、完全な1日分のデータが集められると、その日のより詳細な情報が利用可能になり、アプリケーションがその日の混雑状況をより正確に推定できるからです。 混雑状況アプリケーションは、訪問者の流れを見ながら混雑状況エリアの開閉状態を自動的に検知します。

そのため全日分析では、プライマリカメラは統計データを1日に1回だけAXIS Store Data Managerに送信します。

スマートおよび純粋な混雑状況の各モードについて

AXIS Occupancy Estimatorは、2つのモードで実行できます。 このアプリケーションはスマートな混雑状況向けに開発されていますが、往来や平均滞在時間が安定しない場所では、純粋な混雑状況もまだ付加価値を提供します。

スマートな混雑状況モード

スマートな混雑状況では、アプリケーションが通行の頻度を分析して平均滞在時間を計算し、そのデータを使用して1日を通して累積された人数計測エラーが除去されます。 出力は、特定の時刻での推定される混雑状況と平均滞在時間、および1日の終わりに補正された全日分析です。

純粋な混雑状況モード

純粋な混雑状況モードを選択すると、アプリケーションは「入室者」から「退室者」を引いた人数を計測することで混雑状況を推定します。 この推定はスマートな混雑状況モードほど高度ではなく、時間の経過と共に混雑状況エラーが蓄積されます。 人の流れが多い場合や、カウンターが適切に設定されていない場合にエラーは大きくなります。

この表に、往来の状況と平均滞在時間に基づいて、さまざまなシナリオで推奨される混雑状況モードを示します。

場所スマートな混雑状況モード純粋な混雑状況モードコメント
大規模な食料品店 (スーパーマーケット)x人の流れ (高)、平均滞在時間 (同様)。
図書館x人の流れ (低)、平均滞在時間 (変化)。
薬局x人の流れ (中)、平均滞在時間 (変化)。
映画館x平均滞在時間 (変化)、滞在時間 (長)、ほとんどの場合は90分以上。
ファーストフードレストランx人の流れ (高)、平均滞在時間 (同様)。
新聞販売店/キオスクx人の流れ (高)、平均滞在時間 (同様)。
コーヒーショップx人の流れ (低)、平均滞在時間 (変化)。
体育館x人の流れ (中)、平均滞在時間 (長)、ほとんどの場合は90分未満。
ショッピングモールx人の流れ (高)、平均滞在時間 (変化)、ほとんどの場合は90分以上。 モール内の個々の店舗では、平均滞在時間は非常に短くなることが多く、スマートな混雑状況モードでアプリケーションを適用できます。
デスティネーションストア (専門小売店)x人の流れ (高)、平均滞在時間 (同様)。

純粋な混雑状況モードを選択する場合は、カウンターのリセットをスケジュールすることをお勧めします。[naive occupancy mode] (純粋混雑状況モード)に変更するを参照してください。

[naive occupancy mode] (純粋混雑状況モード)に変更する

  1. [Settings > AXIS Occupancy Estimator (設定 > AXIS Occupancy Estimator)] に移動します。

  2. [Occupancy mode] (混雑状況モード)[Naive] (純粋) に設定します。

  3. [Reset occupancy] (混雑状況のリセット) スライダーを動かして、カウンターをリセットする時期を選択します。

カウンターを自動的にリセットしない場合は、[Never reset occupancy] (混雑状況をリセットしない) と表示されるまでスライダーを右側に動かします。 ライブビューでいつでもカウンターをリセットできます。

混雑状況レベルが制限を超えた場合に電子メールを送信する

この例では、施設内の人数が制限を超えたときに電子メールを送信するためのルール設定方法を説明します。 この例では、最大値は200です。

  1. 混雑状況の上限の設定
  2. アプリケーションで、[Settings (設定)] > [AXIS Occupancy Estimator]] に移動します。

  3. [Enable stateful events (ステートフルイベントを有効にする)] を選択します。

  4. 200を [Higher threshold (高い閾値)] に入力します。

  5. [Submit (送信)] をクリックします。

  1. ルールの作成
  2. カメラのWebインターフェースで、[Events (イベント)] に移動してルールを追加します。

  3. ルールの名前を入力します。

  4. [Application (アプリケーション)] の条件のリストで、[Occupancy-High (混雑状況-最大)] を選択します。

  5. [Notifications (通知)] のアクションのリストで、[Send notification to email (電子メールに通知を送る)] を選択し、リストから送信先を選択します。

    新しい送信先を作成するには、[Recipients (送信先)] に移動します。

  6. メールの件名とメッセージを入力します。

  7. [Save (保存)] をクリックします。

スケジュールを設定する

暗くなると、人数計測機能が自動的に無効にされます。 人数計測をさらに制限する場合は、スケジュールを設定することができます。

  1. [Settings > Counting schedule] (設定 > 人数計測スケジュール) に移動します。

  2. 開始時間と終了時間を調整するには、スライダーを動かします。 週の曜日ごとの個別のスケジュールを設定するには、[Per day schedule (1日のスケジュール)] を選択して、対応するスライダーを移動します。

特定の曜日のアプリケーションをオフにする

スライダーの横にあるチェックボックスをオフにします。

人物の匿名化

このアプリケーションは、カメラから人物を識別できなくなるように設定できます。

匿名化 (ソフト)

この機能は、カメラからのすべてのビデオストリームと画像をブロックします。 ライブビューにはぼやけた画像が表示され続けるため、何が起こっているかはわかりますが、人物を識別することはできません。

  1. [Maintenance > Anonymize (メンテナンス > 匿名化)] に移動します。

  2. [Anonymize soft (匿名化 (ソフト))] をクリックします。

  3. 通常モードに戻すには、[Reset anonymization (匿名化のリセット)] をクリックします。 これを行えるのは、管理者アカウントを持つユーザーだけです。

アプリケーションの設定を別のカメラにコピーする

同じ店舗内の同じ設置高さの他のカメラなどに、アプリケーションの設定をコピーする場合は、コピー機能を使用します。 アプリケーションのライセンスやカメラの名前など、カメラ固有の設定は含まれません。

  1. アプリケーションの設定をコピーするには、[Maintenance > Parameter backups] (メンテナンス > パラメーターのバックアップ) に移動します。

  2. [Copy] (コピー) をクリックします。 ファイルは、ブラウザーのダウンロードのデフォルトフォルダーに保存されます。

システムを検証する

システムを検証する前に、推奨事項に従ってカメラを取り付けたことを確認してください。カメラを取り付けるを参照してください。

建物内のすべてのカメラを設置および設定したら、精度を検証し、システムを微調整することをお勧めします。 これによって、精度が高くなったり、カウンターの問題が明らかになったりする可能性があります。

概要を確認するには、[Statistics (統計情報)] に移動し、2~3日さかのぼって計測データを調べます。 入室と退室の人数の差が5%未満の場合は、システムが正しく設定されていると考えられます。

差がそれより大きい場合は、カウンターを検証するの手順に従ってください 。

カウンターを検証する

  1. [Live view] (ライブビュー) に移動します。

  2. [Test accuracy] (テスト精度) をクリックします。

  3. [Hide] (非表示) をクリックして、自動カウンターを非表示にします。

  4. [Start] (開始) をクリックし、キーボードの上向き矢印と下向き矢印を押して、手動で100以上の通行をカウントします。[In] (イン)[Out] (アウト) をクリックすることもできます。

  5. 最初からやり直す必要がある場合は、[Reset] (リセット) をクリックします。

  6. 完了したら、[Result] (結果) をクリックします。

  7. 精度表をチェックします。 通常の状況では、全体の精度のパーセンテージは95 %以上である必要があります。

カウンターの精度に満足できない場合は、カウンターを微調整するを参照してください。

カウンターを微調整する

  1. カメラを取り付けるの手順に従ってカメラが取り付けられていることを確認します。

  2. [Settings > General (設定 > 一般)] に移動します。

  3. [Counter sensitivity] (カウンターの感度) スライダーに移動するか、[Setup] (設定) をクリックし (カウンターが手動モードで実行されている場合)、次のいずれかの操作を行います。

    • カウンターの計測値が実態と比べてが多すぎる場合は、カウンターの感度を約20単位下げるか、黄色のボックスのサイズを少し大きくします。

    • カウンターの計測値が実態と比べてが少なすぎる場合は、カウンターの感度を約20単位上げるか、黄色のボックスのサイズを少し小さくします。

  4. カウンターを検証するを参照して、再度、精度を検証してください。

統合

混雑状況の制限を超えた場合に通知を送信する

この例では、施設内の人数が最大制限を超えた場合AXIS Camera Stationでモバイル通知を送信するルールを設定する方法を説明します。 この例では、最大値は50です。

開始する前に

  • 以下の準備が必要です。
  • AXIS Camera Station 5.36以降がインストールされているコンピューター

  • AXIS Camera Stationモバイルアプリ

  1. 混雑状況の制限の設定
  2. アプリケーションで、[Settings (設定)] > [AXIS Occupancy Estimator]] に移動します。

  3. [Enable stateful events (ステートフルイベントを有効にする)] を選択します。

  4. 50を [Higher threshold (閾値最大)] に入力します。

  5. [Submit (送信)] をクリックします。

  1. 装置イベントトリガーを作成する
  2. AXIS Camera Stationでをクリックしてから [Configuration > Recording and events > Action rules (設定 > 録画とイベント > アクションルール)] に移動して、[New (新規)] をクリックします。

  3. [Add (追加)] をクリックしてトリガーを追加します。

  4. トリガーのリストから [Device event (デバイスイベント)] を選択し、[OK] をクリックします。

  5. [Configure device event trigger (装置イベントトリガーを設定)] セクションで次のように実行します。

    • [Device (装置)] で装置を選択します。

    • [Event (イベント)] で、[Occupancy-High (混雑状況-最大)] を選択します。

    • [Trigger period (トリガー時間)] で連続する2つのトリガーの間隔を設定します。 この機能は、連続する録画の回数を減らすために使用します。 この間隔中に別のトリガーが発生しても、イベントは継続され、トリガー時間はその時点から再度カウントされます。

  6. [Filters (フィルター)] で [active (アクティブ)] を [Yes (はい)] に設定します。

  7. [Ok] をクリックします。

  1. モバイルアプリに通知を送信するアクションを作成する
  2. [Next (次へ)] をクリックします。

  3. [Add (追加)] をクリックしてアクションを追加します。

  4. アクションのリストから [Send mobile app notification (モバイルアプリに通知を送る)] を選択し、[OK] をクリックします。

  5. アラームメッセージは、アラームがトリガーされたときに受信者が確認します。

  6. [Message (メッセージ)] に、混雑状況の制限を超えたときに送信するメッセージを入力します。

  7. [Default (デフォルト)] を選択。 これにより、受信機が通知をクリックすると、AXIS Camera Station Mobileアプリのメインページが開きます。

  8. [Ok] をクリックします。

  1. アラームがいつアクティブになるかを指定する
  2. [Next (次へ)] をクリックします。

  3. 特定の時間アラームだけがアクティブになるように設定する場合は、[Custom schedule (カスタムスケジュール)] を選択します。

  4. リストからスケジュールを選択します。

  5. [Next (次へ)] をクリックします。

  6. ルールの名前を入力します。

  7. [Finish (完了)] をクリックします。

統計情報

カウンターからの統計情報には、以下のようにいくつかの使用方法があります。

  • アプリケーションのWebインターフェースで、組み込みのグラフにリアルタイムの計測データを表示します。

  • 統計情報ページから、日および週のビューで組み込みのグラフを表示します。 データはリアルタイムで更新されます。

    データは最大90日間、カメラで使用でき、15分ごとに更新されます。 データは、15分間の出入りのカウントを表す15分ビンに保存されます。

  • オープンAPIを使用して、データをダウンロードします。VAPIX®ライブラリを参照してください。

  • AXIS Store Data Managerを使用します。これは、すべての装置から収集されたデータを一元的に保存および管理するための中心点として機能するソフトウェアパッケージです。AXIS Store Data Managerでカメラをフォルダーに接続するを参照してください。

  • AXIS Store Reporterを使用します。これは、履歴データを管理および監視するための統計情報のWebベースのソリューションです。

  • 統計情報をコンピューターにダウンロードします (統計情報のダウンロードを参照)。

AXIS Store Data Managerでカメラをフォルダーに接続する

この操作を行うには、カメラにアプリケーションがインストールされている必要があります。

  1. AXIS Store Data Managerで、[Sources (ソース)] に移動し、接続先のフォルダーの [Folder connection identifier (フォルダー接続ID)] と [Folder connection password (フォルダー接続パスワード)] を取得します。

  2. カメラのWebインターフェースで、[Settings > Apps (設定 > アプリ)] に移動し、アプリケーションのWebインターフェースを開きます。

  3. アプリケーションのWebインターフェースで、[Settings > Reporting (設定 > レポート)] に移動します。

  4. サーバーへのデータのプッシュを有効にするには、[Enabled (有効)] を選択します。

  5. AXIS Store Data ManagerのWebアドレスを入力します (https://[subdomain].asdm.axis.com/datamanagerなど。[subdomain] は一意の名前に置き換えます)。

  6. [Folder connection identifier (フォルダー接続ID)] と [Folder connection password (フォルダー接続パスワード)] を入力します。

  7. 接続をテストするには、[Run test (テストの実行)] をクリックします。

  8. [Submit (送信)] をクリックします。

統計情報のダウンロード

  1. [Statistics > Download statistics (統計情報 > 統計情報のダウンロード)] に移動します。

  2. ファイル形式を選択します。

    • .xml、.csv、または.json形式を選択した場合は、時間間隔も選択できます。

    • ファイル形式.cntは独自のバイナリ形式で、互換性の理由により使用可能です。

  3. カレンダーで日付を選択します。 データはブラウザーの新しいタブに表示されます。

  4. データをコンピューターのローカルファイルとして保存する場合は、右クリックして [Save as (名前を付けて保存)] を選択します。 ファイルはデフォルトのダウンロードフォルダーに保存されます。

  5. 使用可能なデータをすべてダウンロードする場合は、ファイル形式の横にある [Download all (すべてダウンロード)] をクリックします。

トラブルシューティング

問題アクション
ソフトウェアがAXIS Store Data Managerにアップロードされない。最もよくある原因は、ネットワーク通信の問題です。 [Settings > Reporting (設定 > レポート)] で接続テストを行って、問題の原因に関する情報を取得します。
カウントされない。カメラの取り付け方法の手順に従ったことを確認してください (カメラを取り付ける参照)。
正しくカウントされない。人物が人数カウントゾーン全体を通過し、両方の青い線を越えていることを確認してください。 2本の線を通過する前に左または右に旋回してはいけません。
ライブビューにビデオストリームがない。他に誰もビデオを視聴していないこと、VMSまたはその他の進行中の録画へのビデオストリームがあることを確認してください。 カメラで、同時に許可される閲覧者またはビデオストリームの数が制限されているかどうかをチェックしてください。
フレームレートが低すぎることを示す警告が表示される。1. シーンに十分な照明があることを確認してください。 シーンが暗すぎる場合、カメラはアプリケーションが機能するのに十分なフレーム/秒を提供できません。
2. カメラのプロセッサーに高負荷がかかっている場合、アプリケーションが影響を受けることがあります。 カメラからビデオをストリーミングするときは、一度に1つのストリームだけを開いていることを確認してください。
パラメーターを変更した後、カウントされない。パラメーターを変更した後、カウント精度が最適になるまで、ソフトウェアを最大10分間実行する必要があります。
それでもカウントされない。上記の助言に従っても、ソフトウェアを機能させることができない場合は、Axisの販売店にお問い合わせください。

アプリケーションの再起動

計測が不正確な場合、またはWebインターフェースが異常に遅い場合は、実行中のサービスを再起動してみるか、または装置を再起動することができます。

装置を再起動するには、[Maintenance > Restart (メンテナンス > 再起動)] に移動します。

アプリケーションをリセットする

[Maintenance > Reset (メンテナンス > リセット)] に移動し、次のいずれかの操作を行います。

  • カメラからすべての計測データをクリアするには、[Clear data (データのクリア)] をクリックします。

  • アプリケーションの設定をデフォルトにリストアするには、[Restore settings (設定のリストア)] をクリックします。

設定をバックアップする

  1. アプリケーションの設定をバックアップするには、[Maintenance > Parameter backups (メンテナンス > パラメーターのバックアップ)] に移動します。

  2. [Backup (バックアップ)] をクリックします。 ファイルは、ブラウザーのダウンロードのデフォルトフォルダーに保存されます。

設定をリストアする

  1. [Maintenance > Parameter backups (メンテナンス > パラメーターのバックアップ)] に移動します。

  2. 以前に保存したバックアップファイルを選択し、[Restore (リストア)] をクリックします。

ログレポートの生成

装置に何らかの問題がある場合は、ログレポートを生成することができます。

  1. [Maintenance > Logs (メンテナンス > ログ)] に移動します。

  2. [Generate logs (ログの生成)] をクリックします。

  3. ファイルは、コンピューターのデフォルトのダウンロードフォルダーに保存されます。

  4. サポートが必要な問題を送信するときに、ログレポートを添付します。

ライセンスを管理する

[Maintenance > Registration (メンテナンス > 登録)] に移動します。

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軽量版のWebインターフェース

Webインターフェースの軽量バージョンが、URL http://<servername>/people-counter/lite/index.htmlにあります。 たとえば、これらのページを使用して、AXIS Camera StationやMilestoneのXProtect Smart Clientなどのシステムに、アプリケーションを埋め込むことができます

以下の4つのページを利用できます。

  • http://<servername>/people-counter/lite/day.html: このページには、[Statistics] (統計情報) ページに表示されるものと同じ1日のプロットが表示されます。

  • http://<servername>/people-counter/lite/week.html: このページには、[Statistics] (統計情報) ページに表示されるものと同じ週のプロットが表示されます。

  • http://<servername>/people-counter/lite/count.html: 当日の生のカウント数が表示されるページです。

  • http://<servername>/people-counter/lite/liveview.html: 人数計測エリアと重ねて生のカウント数とビデオストリームが表示される、ライブビューページのスリムバージョンです。

http://<servername>/people-counter/lite/liveview.html?cleanのように、上記のURLに "?clean" を追加することで、ページの一番下のメニューを無効にすることができます。 また、http://<servername>/people-counter/cn/lite/liveview.htmlのように "lite" の前に言語タグを追加して、これらのページを他の言語で表示することもできます。

人数計測アプリAPI

Occupancy Estimator API

Occupancy Estimator APIは、ある場所を出入りする人の総数、混雑状況、および平均滞在時間を取得します。

リクエスト

24時間表記で、すべての使用可能な日の履歴データを要求します。

http://<servername>//occupancy-estimator/.apioperator?occupancy-export-json&date=all&res=24h

レスポンス

{
  "counter": {
    "name": "Axis-ACCC8E019C5F",
    "serial": "ACCC8E019C5F",
    "delta": 86400,
    "types": {
      "Occupancy": 64,
      "Average Time": 64,
      "Total In": 66,
      "Total Out": 67
    }
  },
  "data":{
    “20170908000000” : [0,0,17,17],
    "20170909000000" : [0,0,18,17],
    "20170910000000" : [0,0,1,0],
    "20170911000000" : [0,0,0,0],
    "20170912000000" : [0,0,21,15],
  }
}
パラメーター説明
name

クライアントが選択したアプリケーションの名前。

serial

カメラのMACアドレス。

delta

dataエントリ間の時間差 (秒)。

Occupancy

現在、その場所にいる人の数。

Average time

人がその場所に滞在する平均時間。

Total In

ある場所に入る人の総数。

Total Out

ある場所から出る人の総数。

API仕様

[Real-time data] (リアルタイムデータ)

リアルタイムの混雑状況データが含まれるJSONファイルを要求します。

http://IPaddress/local/occupancy-estimator/.api?live-occupancy.json

[Reset occupancy] (混雑状況のリセット)

使用可能な混雑状況データのリセットを要求します。

http://IPaddress/local/occupancy-estimator/.api?occupancy-reset&occ=[value]

[Export occupancy] (混雑状況のエクスポート)

CSV、JSON、またはXML形式を使用して、日付と時間帯を指定して混雑状況データをエクスポートします。

CSV
http://IPaddress/local/occupancy-estimator/.api?occupancy-export-csv&date=[date]&res=[res]
JSON
http://IPaddress/local/occupancy-estimator/.api?occupancy-export-json&date=[date]&res=[res]
XML
http://IPaddress/local/occupancy-estimator/.api?occupancy-export-xml&date=[date]&res=[res]
パラメーター説明

[date]

YYYYMMDD形式の日付 (例: date=20180520)
[res]1m: 1分ビンのデータ。
15m: 15分ビンのデータ。
1h: 1時間ビンのデータ
24h: 24時間ビンのデータ。

人数計測アプリAPI

次のアプリケーションには、人数計測機能が含まれます。

AXIS People Counter –
店舗やショッピングモールなど、人数をカウントする必要がある小売環境向けのアプリケーションです。
AXIS Occupancy Estimator –
現在、閉じたエリアを占めている人の数を追跡します。 また、平均的な人がエリア内で費やす時間を推定することもできます。
AXIS Direction Detector –
人がカメラの下をどの方向に通過するかを監視します。 人がいずれかの方向に移動している場合に、このアプリケーションはアラームをトリガーできます。
AXIS Tailgating Detector –
あらかじめ設定した時間間隔中に、カメラの下を2人以上の人が通過したかどうかを検知します。 2人以上の人を検知した場合は、アラームをトリガーできます。
AXIS Random Selector –
誰かが施設から出て行くことを検知し、その人物の検査をスケジュールするかをどうかをランダムに決定します。

一般的な例

下の表に従って、さまざまな例で <appname> の値でアプリケーションを指定します。

アプリケーション
people-counterAXIS People Counter
occupancy-estimatorAXIS Occupancy Estimator
direction-detectorAXIS Direction Detector
tailgating-detectorAXIS Tailgating Detector
random-selectorAXIS Random Selector
Example
People Counterからのリアルタイムデータを要求します。
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.api?live-sum.json
戻り値
{
  "serial":"00408CAC512B",
  "name":"Exit south",
  "timestamp":"20170503112756",
  "in":12,
  "out":318
}
詳細については、リアルタイムデータのリクエストを参照してください。
Example
People Counterに使用可能なデータがあるすべての日を一覧表示します。
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.api?list-cnt.json
戻り値
{
  "timestamp" : "20170513132513",
  "days":["20170510", "20170511", "20170513"]}
}
詳細については、使用可能なデータを一覧表示するを参照してください。
Example
2017年5月12日~15日の履歴データを要求します。
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.api?export-cnt&date=20170512-20170515
詳細については、バイナリデータをダウンロードするを参照してください。
Example
すべての使用可能な履歴データを要求します。
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.api?export-cnt&date=all
詳細については、バイナリデータをダウンロードするを参照してください。
Example
15分の解像度で、2017年5月12日および15日の履歴CSVデータを要求します。
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.api?export-csv&date=20170512,20170515&res=15m
詳細については、CSVデータを要求するを参照してください。
Example
24時間の解像度で、すべての使用可能な日の履歴データを要求します。
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.api?export-csv&date=all&res=24h
詳細については、CSVデータを要求するを参照してください。
Example
15分の解像度で、2017年5月12日および15日の履歴XMLデータを要求します。
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.api?export-xml&date=20170512,20170515&res=15m
詳細については、XMLデータを要求するを参照してください。
Example
People Counterからのライブビュー情報を要求します。
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.api?cntpos.json
レスポンス
{
  "width":320,
  "height":240,
  "left":0,
  "right":296,
  "top":88,
  "bottom":224,
  "yfirst":88,
  "ylast":152,
  "radius":0
}
詳細については、ライブビュー情報を参照してください。

API仕様

リアルタイムデータのリクエスト

リアルタイムの計測データが含まれるJSONファイルを返します。

形式:
JSON
メソッド:
GET
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.api?live-sum.json

下の表に従って、<appname> の値でアプリケーションを指定します。

アプリケーション
people-counterAXIS People Counter
occupancy-estimatorAXIS Occupancy Estimator
direction-detectorAXIS Direction Detector
tailgating-detectorAXIS Tailgating Detector
random-selectorAXIS Random Selector
戻り値
{
  "serial":"<camera-serial>",
  "name":"<counter-name>",
  "timestamp":"<timestamp>",
  "in":<in>,
  "out":<out>
}
戻り値の説明
説明
<camera-serial>カメラのシリアル番号
<counter-name>カウンターの名前
<timestamp>YYYYMMDDhhmmss形式でのカメラ内の時刻
<in>今日これまでに入ってきた人の数
<out>今日これまでに出て行った人の数
使用可能なデータを一覧表示する

データが存在する日の一覧を返します。

形式:
JSON
メソッド:
GET
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.api?list-cnt.json

下の表に従って、<appname> の値でアプリケーションを指定します。

アプリケーション
people-counterAXIS People Counter
occupancy-estimatorAXIS Occupancy Estimator
direction-detectorAXIS Direction Detector
tailgating-detectorAXIS Tailgating Detector
random-selectorAXIS Random Selector
戻り値
{
  "timestamp" : "<timestamp>",
  "days":["YYYYMMDD", [..] "YYYYMMDD"]}
}
戻り値の説明
説明
<timestamp>YYYYMMDDhhmmss形式でのカメラ内の時刻
<days>存在する日の配列
バイナリデータをダウンロードする

このスクリプトは、AXIS Store Data Managerで使用する、特定の日付のバイナリデータファイルを返します。

形式:
cnt
メソッド:
GET
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.api?export-cnt&date=<date>

下の表に従って、<appname> の値でアプリケーションを指定します。

アプリケーション
people-counterAXIS People Counter
occupancy-estimatorAXIS Occupancy Estimator
direction-detectorAXIS Direction Detector
tailgating-detectorAXIS Tailgating Detector
random-selectorAXIS Random Selector
リクエストパラメーターの説明
パラメーター説明
<date>YYYYMMDD形式の日付
YYYYMMDD-YYYYMMDD形式の日付の区間
YYYYMMDD,[..],YYYYMMDD形式のカンマ区切りの日付
all: 使用可能なすべてのデータ

戻り値

特定の日付のバイナリデータファイル。

CSVデータを要求する

CSV形式で履歴データを返します

形式:
CSV
メソッド:
GET
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.api?export-csv[&date=<date>][&res=<res>]

下の表に従って、<appname> の値でアプリケーションを指定します。

アプリケーション
people-counterAXIS People Counter
occupancy-estimatorAXIS Occupancy Estimator
direction-detectorAXIS Direction Detector
tailgating-detectorAXIS Tailgating Detector
random-selectorAXIS Random Selector
リクエストパラメーターの説明
パラメーター説明
<date>YYYYMMDD形式の日付
YYYYMMDD-YYYYMMDD形式の日付の区間
YYYYMMDD,[..],YYYYMMDD形式のカンマ区切りの日付
all: すべての使用可能なデータ (デフォルト)
<res>15m: 15分ビンのデータ (デフォルト)
1h: 1時間ビンのデータ
24h: 1日ビンのデータ

戻り値

このスクリプトは、プレーンテキストのカンマ区切りの値でデータを返します。 最初の行には各要素の説明が含まれており、以降の行には、選択した時間間隔と解像度に対応するデータが含まれています。

XMLデータを要求する

XML形式で履歴データを返します

形式:
XML
メソッド:
GET
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.api?export-xml[&date=<date>][&res=<res>]

下の表に従って、<appname> の値でアプリケーションを指定します。

アプリケーション
people-counterAXIS People Counter
occupancy-estimatorAXIS Occupancy Estimator
direction-detectorAXIS Direction Detector
tailgating-detectorAXIS Tailgating Detector
random-selectorAXIS Random Selector
リクエストパラメーターの説明
パラメーター説明
<date>YYYYMMDD形式の日付
YYYYMMDD-YYYYMMDD形式の日付の区間
YYYYMMDD,[..],YYYYMMDD形式のカンマ区切りの日付
all: すべての使用可能なデータ (デフォルト)
<res>15m: 15分ビンのデータ (デフォルト)
1h: 1時間ビンのデータ
24h: 1日ビンのデータ

戻り値

このスクリプトはXML形式でデータを返します。 DTDファイルはhttp://<servername>/local/<appname>/appdata.dtdにあります。

JSONデータを要求する

JSON形式で履歴データを返します

形式:
JSON
メソッド:
GET
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.api?export-json[&date=<date>][&res=<res>]

下の表に従って、<appname> の値でアプリケーションを指定します。

アプリケーション
people-counterAXIS People Counter
occupancy-estimatorAXIS Occupancy Estimator
direction-detectorAXIS Direction Detector
tailgating-detectorAXIS Tailgating Detector
random-selectorAXIS Random Selector
リクエストパラメーターの説明
パラメーター説明
<date>YYYYMMDD形式の日付
YYYYMMDD-YYYYMMDD形式の日付の区間
YYYYMMDD,[..],YYYYMMDD形式のカンマ区切りの日付
all: すべての使用可能なデータ (デフォルト)
<res>15m: 15分ビンのデータ (デフォルト)
1h: 1時間ビンのデータ
24h: 1日ビンのデータ

戻り値

このスクリプトはJSON形式でデータを返します。

計測データをクリアする
形式:
テキスト/プレーン
メソッド:
GET
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.apioperator?clear-data

下の表に従って、<appname> の値でアプリケーションを指定します。

アプリケーション
people-counterAXIS People Counter
occupancy-estimatorAXIS Occupancy Estimator
direction-detectorAXIS Direction Detector
tailgating-detectorAXIS Tailgating Detector
random-selectorAXIS Random Selector
戻り値
OK
ライブビュー情報

ライブビューの線の配置に関する情報を返します。

形式:
JSON
メソッド:
GET
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.api?cntpos.json

下の表に従って、<appname> の値でアプリケーションを指定します。

アプリケーション
people-counterAXIS People Counter
occupancy-estimatorAXIS Occupancy Estimator
direction-detectorAXIS Direction Detector
tailgating-detectorAXIS Tailgating Detector
random-selectorAXIS Random Selector
レスポンス
{
  "width":<width>,
  "height":<height>,
  "left":<left>,
  "right":<right>,
  "top":<top>,
  "bottom":<bottom>,
  "yfirst":<yfirst>,
  "ylast":<ylast>,
  "radius":<radius>
}
戻り値の説明
説明
<width>ビデオストリームの大きさ
<height>
<left>ライブビューの青線の開始と終了のx座標 (ピクセル単位)
<right>
<top>ライブビューの2本の青線のy座標 (ピクセル単位)
<bottom>
<yfirst>曲率を無視した、赤の人数計測エリアの上端と下端のy座標 (ピクセル単位)
<ylast>
<radius>両方の軸でエリアの中心で測定される場合、またはエリアが湾曲していない場合に、赤の人数計測エリアを記述する半径 (ピクセル単位)
システムログを表示する
形式:
テキスト/プレーン
メソッド:
GET
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.apioperator?show-logs

下の表に従って、<appname> の値でアプリケーションを指定します。

アプリケーション
people-counterAXIS People Counter
occupancy-estimatorAXIS Occupancy Estimator
direction-detectorAXIS Direction Detector
tailgating-detectorAXIS Tailgating Detector
random-selectorAXIS Random Selector

戻り値

システムログを表示します。

ログアーカイブを生成する
形式:
tar.gz
メソッド:
GET
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.apioperator?generate-logs

下の表に従って、<appname> の値でアプリケーションを指定します。

アプリケーション
people-counterAXIS People Counter
occupancy-estimatorAXIS Occupancy Estimator
direction-detectorAXIS Direction Detector
tailgating-detectorAXIS Tailgating Detector
random-selectorAXIS Random Selector

戻り値

ログアーカイブ

人数計測のパラメーターを一覧表示する
形式:
JSON
メソッド:
GET
リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.api?params.json

下の表に従って、<appname> の値でアプリケーションを指定します。

アプリケーション
people-counterAXIS People Counter
occupancy-estimatorAXIS Occupancy Estimator
direction-detectorAXIS Direction Detector
tailgating-detectorAXIS Tailgating Detector
random-selectorAXIS Random Selector

戻り値

People Counterに関連するすべてのパラメーターのJSONオブジェクト。

人数計測のパラメーターを設定する
形式:
テキスト
メソッド:
POST

POSTの形式にはペアと値を指定する必要がある形式があり、例で適切に説明されます。&p1=Counter.Enable&v1=1&p2=Counter.Height&v2=280&setparams=needstobeincluded

バージョン5.60以降のファームウェアの場合は、代わりに以下を使用します。setparams&Counter.Height=280

リクエスト
http://<servername>/local/<appname>/.apioperator?setparams

下の表に従って、<appname> の値でアプリケーションを指定します。

アプリケーション
people-counterAXIS People Counter
occupancy-estimatorAXIS Occupancy Estimator
direction-detectorAXIS Direction Detector
tailgating-detectorAXIS Tailgating Detector
random-selectorAXIS Random Selector
戻り値
OK