AXIS P3235-LV Network Camera

本マニュアルについて

このユーザーズマニュアルでは、複数の製品について説明します。そのため、お使いの製品には適用されない手順が記載されている場合があります。

ソリューションの概要

  1. AXIS P3235–LV
  2. AXIS P3235–LVE
  3. 監視センター
  4. 音声出力
  5. 音声入力

これは、製品をインストールして使用する方法の例です。 製品は音声出力を介してスピーカーに、音声入力を介してマイクに接続できます。これで、監視センターから情報の監視、リッスン、ブロードキャストを行うことができます。

製品概要

  1. ネットワークコネクタ (PoE)
  2. SDメモリーカードスロット
  3. ステータスLEDインジケーター
  4. コントロールボタン
  5. 音声
  6. I/O

ネットワーク上のデバイスを検索する

Windows®で検索したAxisデバイスにIPアドレスの割り当てを行うには、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用します。いずれのアプリケーションも無料で、axis.com/supportからダウンロードできます。

IPアドレスの検索や割り当てを行う方法の詳細については、IPアドレスの割り当てとデバイスへのアクセス⽅法を参照してください。

デバイスへのアクセス

  1. ブラウザーを開き、AxisデバイスのIPアドレスまたはホスト名を入力します。

    本製品のIPアドレスが不明な場合は、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用して、ネットワーク上で装置を見つけます。

  2. ユーザー名とパスワードを入力します。初めて装置にアクセスする場合は、rootパスワードを設定する必要があります。rootアカウントの新しいパスワードを設定するを参照してください。

  3. ブラウザーでライブビューページが開きます。

安全なパスワード

重要

Axisデバイスは、最初に設定されたパスワードをネットワーク上で平文で送信します。最初のログイン後にデバイスを保護するために、安全で暗号化されたHTTPS接続を設定してからパスワードを変更してください。

デバイスのパスワードは主にデータおよびサービスを保護します。Axisデバイスは、さまざまなタイプのインストールで使用できるようにするためパスワードポリシーを強制しません。

データを保護するために、次のことが強く推奨されています。

  • 8文字以上のパスワードを使用する (できればパスワード生成プログラムで作成する)。

  • パスワードを公開しない。

  • 一定の期間ごとにパスワードを変更する (少なくとも年に1回)。

rootアカウントの新しいパスワードを設定する

重要

デフォルトの管理者ユーザー名はrootです。rootのパスワードを忘れた場合は、デバイスを工場出荷時の設定にリセットしてください。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください

サポートのヒント:パスワードセキュリティ確認チェック
  1. パスワードを入力します。安全なパスワードを設定する手順に従います。安全なパスワードを参照してください。

  2. パスワードを再入力して、スペルを確認します。

  3. [Create login (ログインの作成)] をクリックします。これでパスワードが設定されました。

Webページの概要

  1. ライブビューコントロールバー
  2. ライブビュー
  3. 製品名
  4. ユーザー情報、カラーテーマ、およびヘルプ
  5. ビデオコントロールバー
  6. 設定トグル
  1. 設定タブ

追加設定

高品位画像

キャプチャーモード

キャプチャーモードは、カメラが画像をキャプチャーする方法を定義するプリセット設定です。キャプチャーモードの設定は、カメラの視野とアスペクト比に影響する場合があります。また、シャッタースピードにも影響するため、ひいては光感度にも影響します。

低解像度のキャプチャーモードは、オリジナルの解像度からサンプリングする場合もあれば、オリジナルから切り出す場合もあり、その場合は視野も影響を受けることになります。

画像は、2種類のキャプチャーモードで視野とアスペクト比をどのように変えることができるかを示しています。

どのキャプチャーモードを選択するかは、特定の監視設定でのフレームレートと解像度の要件によって異なります。利用できるキャプチャーモードの仕様については、axis.comで製品のデータシートを参照してください。

キャプチャーモードを選択する
  • どのキャプチャーモードを選択するかは、特定の監視設定でのフレームレートと解像度の要件によって異なります。ご利用いただけるキャプチャーモードの仕様については、製品のデータシートを参照してください。最新バージョンのデータシートについては、axis.comを参照してください。

ズームとフォーカスを調整する

  1. ズームの調整方法:
  2. Settings > Image > Zoom (設定 > 画像 >ズーム)の順に移動し、スライダーでズームを調整します。

  1. フォーカスの調整方法:
  2. Settings > Image > Focus (設定 > 画像 >フォーカス) の順に移動し、Show AF area (AFエリアの表示) をクリックします。

  3. 画像内でフォーカスを合わせる部分が収まるように、オートフォーカスエリアを調整します。

    オートフォーカスエリアを選択しない場合、シーン全体にフォーカスが合わせられます。 静的な物体にフォーカスを合わせることをお勧めします。

  4. [Autofocus (オートフォーカス)] をクリックします。

  5. フォーカスを微調整するには、フォーカススライダーを使用します。

リモートフォーカス/ズーム

リモートフォーカス/ズーム機能を使用すると、コンピューターからカメラのフォーカスとズームを調整することができます。カメラの設置場所に行かなくても、シーンのフォーカス、画角、解像度を最適化できる便利な方法です。

ナイトモードを使用して低光量下で赤外線照明からメリットを得る

日中、カメラは可視光を利用してカラー画像を提供します。利用できる光量が減少するにつれて、カメラが自動的にナイトモードに切り替わるように設定できます。このモードでは、カメラは可視光と近赤外光の両方を利用して白黒画像を提供します。カメラはより多くの利用可能な光を利用するため、より明るく精細な画像を提供できます。

  1. [Settings > Image > Day and night (設定 > 画像 > デイナイト)] の順に移動し、[IR cut filter (IRカットフィルター)] が [Auto (自動)] に設定されていることを確認します。

  2. [Allow IR illumination (赤外線照明を許可)] と [Synchronize IR illumination (赤外線照明の同期)] を有効にすると、ナイトモードのときにカメラの赤外線照明を使用できます。

低照度環境でノイズを減らす

低光量の条件下でノイズを少なくするために、以下のうち1つ以上の設定ができます。

  • ノイズと動きによる画像のブレの間のトレードオフを調整します。 [Settings > Image > Exposure (設定 > 画像 > 露出)] に移動し、[Blur-noise trade-off (ブレとノイズのトレードオフ)] スライダーを [Low noise (低ノイズ)] の方に動かします。

  • 最大シャッター値が高いと、動きによる画像のブレが生じる場合があります。

  • シャッター速度を遅くするには、最大シャッターをできるだけ大きな値に設定します。

  • 画像のシャープネスを下げます。

  • 最大ゲインを下げると、画像が暗くなる場合があります。

  • 最大ゲインをより低い値に設定します。

  • 開口を開きます。

逆光の強いシーンを処理する

ダイナミックレンジとは、画像内の明るさのレベルの差のことです。 最も暗い部分と最も明るい部分の差がかなり大きい場合があります。 その場合、暗い部分か明るい部分の画像だけが見えることがよくあります。 ワイドダイナミックレンジ (WDR) を使用すると、画像の暗い部分と明るい部分の両方が見えるようになります。

WDRを使用していない画像。
WDRを使用している画像。
  • WDRを使用すると、画像にノイズが発生することがあります。
  • WDRは、一部のキャプチャーモードでは使用できない場合があります。
  1. [Settings > Image > Wide dynamic range (設定 > 画像 > ワイドダイナミックレンジ)] に移動します。

  2. [WDR (ワイドダイナミックレンジ)] をオンにします。

  3. [Local contrast (ローカルコントラスト)] スライダーを使用して、WDRの量を調整します。

  4. それでも問題が発生する場合は、[Exposure (露出)] に移動して [Exposure zone (露出エリア)] を調整し、対象範囲をカバーします。

WDRとその使用方法の詳細については、axis.com/web-articles/wdrをご覧ください。

細長いエリアを監視する

階段、廊下、道路またはトンネルなどの細長いエリアにおける視野をすべてよりよく活用するためには、Corridor Formatを使用します。

  1. デバイスによって、カメラまたはカメラの3軸レンズの向きを90°または270°回転します。

  2. 赤外線LEDを壁やウェザーシールドから遠ざけるようにしてください。

  3. デバイスにビューの自動回転機能がない場合は、Webページにログインし、[Settings (設定)] > [System (システム)] > [Orientation (向き)] に移動します。

  4. をクリックします。

  5. 視野を90°または270°回転させます。

詳細については、axis.com/axis-corridor-formatをご覧ください。

ピクセル解像度の確認

画像の定義された部分に、たとえば人物の顔を認識するのに十分なピクセルが含まれていることを確認するには、ピクセルカウンターを使用します。

  1. [Settings (設定)] > [System (システム)] > [Orientation (向き)] に移動します。

  2. をクリックします。

  3. カメラのライブビューで、顔が表示されることが予想される位置など、対象範囲の四角形のサイズおよび位置を調整します。

    四角形の各辺 (XY) のピクセル数が表示され、値がニーズを満たすのに十分かどうかを決定することができます。

表示エリア

ビューエリアは、全体画像から一部をクリッピングした画像です。全体画像の代わりにビューエリアをストリーミングおよび保存することで、必要な帯域幅とストレージ容量を最小限に抑えることができます。ビューエリアに対してPTZを有効にすると、そのビューエリア内でパン/チルト/ズームを行うことができます。ビューエリアを使用すると、空など全体画像の一部を削除することができます。

ビューエリアを設定するときは、ビデオストリームの解像度をビューエリアのサイズ以下のサイズにすることをお勧めします。ビデオストリームの解像度をビューエリアのサイズより大きいサイズに設定すると、センサーがキャプチャーした後にビデオがデジタルで拡大されるため、画像情報の追加なしでも必要な帯域幅が増えます。

プライバシーマスク

プライバシーマスクは、監視領域の一部をユーザーに非表示にするユーザー定義のエリアです。ビデオストリームで、プライバシーマスクは塗りつぶされたブロック、またはぼやけた画像要素として表示されます。

プライバシーマスクは、すべてのスナップショット、録画されたビデオ、ライブストリームに表示されます。

VAPIX®アプリケーションプログラミングインターフェース (API) を使用して、プライバシーマスクを非表示にすることができます。

重要

複数のプライバシーマスクを使用すると、製品のパフォーマンスに影響する場合があります。

複数のプライバシーマスクを作成できます。各マスクには3~10個のアンカーポイントを設定できます。

重要

プライバシーマスクを作成する前に、ズームとフォーカスを設定します。

プライバシーマスクで画像の一部を非表示にする

1つ以上のプライバシーマスクを作成して、画像の一部を隠すことができます。

プライバシーマスクを作成する方法
  1. [Settings > Privacy mask (設定 > プライバシーマスク)] に移動します。

  2. [New (新規)] をクリックします。

  3. 必要に応じて、プライバシーマスクのサイズ、色、名前を調整します。

マスクの外観を変更する方法

オーバーレイ

オーバーレイは、ビデオストリームに重ねて表示されます。オーバーレイは、タイムスタンプなどの録画時の補足情報や、製品のインストール時および設定時の補足情報を表示するために使用します。テキストまたは画像を追加できます。

装置が動きを検知したときにビデオストリームにテキストオーバーレイを表示する

この例では、装置が動きを検知したときに「動体検知」というテキストを表示する方法を示します。

カメラが動きを検知したときにテキストオーバーレイを表示する方法

AXIS Video Motion Detectionが実行されていることの確認:

  1. [Settings > Apps (設定 > アプリ)] > [AXIS Video Motion Detection] に移動します。

  2. アプリケーションが実行されていない場合は、起動します。

  3. ニーズに合わせてアプリケーションを設定していることを確認します。

  4. オーバーレイテキストの追加:
  5. [Settings > Overlay (設定 > オーバーレイ)] に移動します。

  6. テキストフィールドに「#D」と入力します。

  7. テキストのサイズと外観を選択します。

  8. ルールの作成:
  9. [System > Events > Rules (システム > イベント > ルール)] に移動し、ルールを追加します。

  10. ルールの名前を入力します。

  11. 条件のリストから、[AXIS Video Motion Detection] を選択します。

  12. アクションのリストで、[Use overlay text (オーバーレイテキストを使用する)] を選択します。

  13. [Camera 1 (カメラ1)] を選択します。

  14. 「動体検知」と入力します。

  15. 期間を設定します。

  16. [Save (保存)] をクリックします。

ストリーミングとストレージ

ビデオ圧縮形式

使用する圧縮方式は、表示要件とネットワークのプロパティに基づいて決定します。以下から選択を行うことができます。

Motion JPEG

Motion JPEGまたはMJPEGは、個々のJPEG画像の連続で構成されたデジタルビデオシーケンスです。これらの画像は、十分なレートで表示、更新されることで、連続的に更新される動きを表示するストリームが作成されます。人間の目に動画として認識されるためには、1秒間に16以上の画像を表示するフレームレートが必要になります。フルモーションビデオは、1秒間に30フレーム (NTSC) または25フレーム (PAL) で動画と認識されます。

Motion JPEGストリームは、かなりの帯域幅を消費しますが、画質に優れ、ストリームに含まれるすべての画像にアクセスできます。

H.264またはMPEG-4 Part 10/AVC

H.264はライセンスされた技術です。このAxis製品には、H.264閲覧用のクライアントライセンスが1つ添付されています。ライセンスされていないクライアントのコピーをインストールすることは禁止されています。ライセンスを追加購入するには、Axisの販売代理店までお問い合わせください。

H.264を使用すると、画質を損なうことなく、デジタル映像ファイルのサイズを削減でき、Motion JPEG形式の場合と比較すると80%以上、従来のMPEG形式と比較すると50%以上を削減できます。そのため、ビデオファイルに必要なネットワーク帯域幅やストレージ容量が少なくなります。また、別の見方をすれば、より優れた映像品質が同じビットレートで得られることになります。

帯域幅とストレージ容量を削減する

重要

帯域幅を削減すると、画像の詳細度が失われる可能性があります。

  1. ライブビューに移動し、[H.264] を選択します。

  2. [Settings > Stream (設定 > ストリーム)] に移動します。

  3. 以下の操作を1つ以上実行します。

    • ダイナミックGOPをオンにし、GOP長を高い値に設定する。

    • 圧縮度を増やす。

    • ダイナミックFPSをオンにする。

ネットワークストレージを設定する

  1. ネットワーク上に録画を保存するには、以下のようにネットワークストレージを設定する必要があります。
  2. [Settings > System (設定 > システム)] > [Storage (ストレージ)] に移動します。

  3. [Network storage (ネットワークストレージ)] の [Setup (設定)] をクリックします。

  4. ホストサーバーのIPアドレスを入力します。

  5. ホストサーバー上の共有場所の名前を入力します。

  6. 共有にログインが必要な場合はスイッチを移動し、ユーザー名とパスワードを入力します。

  7. [Connect (接続)] をクリックします。

録画に音声を追加する

  1. 音声をオンにする:
  2. [Settings > Audio (設定 > 音声)] に移動し、[Allow audio (音声を有効にする)] をオンにします。

  3. [Input > Type (入力 > 種類)] に移動し、音声ソースを選択します。

  4. 録画に使用するストリームプロファイルを編集します。
  5. [Settings > Stream (設定 > ストリーム)] に移動し、[Stream profiles (ストリームプロファイル)] をクリックします。

  6. ストリームプロファイルを選択し、[Audio (音声)] をクリックします。

  7. チェックボックスを選択し、[Include (対象)] を選択します。

  8. [Save (保存)] をクリックします。

  9. [Close (閉じる)] をクリックします。

ビデオを録画して見る

ビデオを録画するには、まずネットワークストレージを設定するか (「ネットワークストレージを設定する」参照)、SDカードを挿入する必要があります。

  1. ビデオを録画する
  2. ライブビューに移動します。

  3. 録画を開始するには、[Record (録画)] をクリックします。録画を停止するには、もう一度クリックします。

  1. ビデオを見る
  2. [Storage > Go to recordings (ストレージ > 録画を表示)] をクリックします。

  3. リストの録画を選択すると、その録画が自動的に再生されます。

ビットレート制御

ビットレート制御で、ビデオストリームの帯域幅の使用量を管理することができます。

可変ビットレート (VBR)
可変ビットレートでは、シーン内の動きのレベルに基づいて帯域幅の使用量が変化します。シーン内の動きが多いほど、多くの帯域幅が必要です。ビットレートが変動する場合は、一定の画質が保証されますが、ストレージのマージンを確認する必要があります。

最大ビットレート(MBR)
最大ビットレートでは、目標ビットレートを設定してシステムのビットレートを制限することができます。瞬間的なビットレートが指定した目標ビットレート以下に保たれていると、画質またはフレームレートが低下することがあります。画質とフレームレートのどちらを優先するかを選択することができます。目標ビットレートは、予期されるビットレートよりも高い値に設定することをお勧めします。これにより、シーン内で活動レベルが高い場合にマージンを確保します。

  1. 目標ビットレート

平均ビットレート(ABR)
平均ビットレートでは、より長い時間スケールにわたってビットレートが自動的に調整されます。これにより、指定した目標を達成し、使用可能なストレージに基づいて最高画質のビデオを得ることができます。動きの多いシーンでは、静的なシーンと比べてビットレートが高くなります。平均ビットレートオプションを使用すると、多くのアクティビティがあるシーンで画質が向上する可能性が高くなります。指定した目標ビットレートに合わせて画質が調整されると、指定した期間 (保存期間)、ビデオストリームを保存するために必要な総ストレージ容量を定義できます。次のいずれかの方法で、平均ビットレートの設定を指定します。

  • 必要なストレージの概算を計算するには、目標ビットレートと保存期間を設定します。

  • 使用可能なストレージと必要な保存期間に基づいて平均ビットレートを計算するには、目標ビットレートカリキュレーターを使用します。

    1. 目標ビットレート
    2. 実際の平均ビットレート
  • 平均ビットレートオプションの中で、最大ビットレートをオンにし、目標ビットレートを指定することもできます。
    1. 目標ビットレート
    2. 実際の平均ビットレート

イベント

イベントのルールを設定する

特定のイベントが発生したときにデバイスにアクションを実行させるように、ルールを作成することができます。ルールは条件とアクションで構成されます。条件を使用して、アクションをトリガーすることができます。たとえば、デバイスは動きを検知したときに、録画を開始したり、電子メールを送信したりすることができ、デバイスが録画をしている間にオーバーレイテキストを表示することができます。

詳細については、ガイド「イベントのルールの使用開始」を参照してください。

アクションをトリガーする

  1. Settings > System > Events (設定 > システム > イベント) に移動し、ルールを設定します。 このルールでは、装置が特定のアクションを実行するタイミングを定義します。 ルールは、スケジュール、繰り返し、または動体検知によるトリガーなどを利用して設定できます。

  2. アクションをトリガーするために満たす必要がある [Condition (条件)] を選択します。 ルールに複数の条件を指定した場合は、すべての条件が満たされたときにアクションがトリガーされます。

  3. 条件が満たされたときに装置が実行する Action (アクション) を選択します。

アクティブなルールを変更する場合は、ルールを再起動して変更内容を有効にする必要があります。

カメラが動きを検知したときにビデオを録画する

この例では、カメラが動きを検知する5秒前にSDカードへの録画を開始し、1分後に停止するようにカメラを設定する方法を示します。

カメラが動きを検知したときにビデオストリームを録画する方法
  1. AXIS Video Motion Detectionが実行されていることの確認:
  2. [Settings > Apps (設定 > アプリ)] > [AXIS Video Motion Detection] に移動します。

  3. アプリケーションが実行されていない場合は、起動します。

  4. ニーズに合わせてアプリケーションを設定していることを確認します。 ヘルプが必要な場合は、AXIS Video Motion Detection 4のユーザーマニュアルを参照してください。

  1. ルールの作成:
  2. [Settings > System > Events (設定 > システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。

  3. ルールの名前を入力します。

  4. 条件のリストで、[Application (アプリケーション)] の [AXIS Video Motion Detection (VMD)] を選択します。

  5. アクションのリストで、[Recordings (録画)] の [Record video while the rule is active (ルールがアクティブである間、ビデオを録画する)] を選択します。

  6. 既存のストリームプロファイルを選択するか、新しいプロファイルを作成します。

  7. プリトリガー時間を5秒に設定します。

  8. ポストトリガー時間を60秒に設定します。

  9. ストレージオプションのリストで、[SD card (SDカード)] を選択します。

  10. [Save (保存)] をクリックします。

PIR検知器が動きを検知したときにビデオを録画する

この例では、Axis PIR検知器をカメラに接続し、検知器が動きを検知したときに録画を開始するようにカメラを設定する方法について説明します。

  • 必要なハードウェア
  • 3ワイヤーケーブル (アース、電源、I/O)

  • Axis PIR検知器

注意

ワイヤーを接続する前に、カメラを電源から切り離します。すべての接続が完了した後に電源に再接続します。

  1. カメラのI/Oコネクターに配線を接続します
  2. I/Oコネクターについては、コネクターを参照してください。

  3. アース線をピン1 (GND/-) に接続します。

  4. 電源ワイヤーをピン2 (12 V DC出力) に接続します。

  5. I/Oワイヤーをピン3 (I/O入力) に接続します。

  1. PIR検知器のI/Oコネクターに配線を接続します
  2. アース線のもう一方の端をピン1 (GND/-) に接続します。

  3. 電源ワイヤーのもう一方の端をピン2 (DC入力/+) に接続します。

  4. I/Oワイヤーのもう一方の端をピン3 (I/O出力) に接続します。

  1. カメラのWebページでI/Oポートを設定します
  2. [Settings > System (設定 > システム)] > [I/O ports (I/Oポート)] の順に移動します。

  3. 入力モジュールに分かりやすい名前を付けます。

  4. PIR検知器が動きを検知したときに、検知器がカメラに信号を送信するようにするには、ドロップダウンリストから [Closed circuit (閉路)] を選択します。

カメラがPIR検知器から信号を受信したときに、カメラをトリガーして録画を開始するには、カメラのWebページでルールを作成する必要があります。

カメラが音量の大きいノイズを検知したときにビデオを録画する

この例では、カメラが音量の大きいノイズを検知する5秒前にSDカードへの録画を開始し、1分後に停止するようにカメラを設定する方法を示します。

  1. 音声をオンにする:
  2. 音声を含めるようにストリームプロファイルを設定します (録画に音声を追加する参照)。

  1. 音声検知をオンにする:
  2. [Settings > System > Detectors > Audio detection (設定 > システム > 検知 > 音声検知)] の順に移動します。

  3. 必要に応じて、アラームレベルを調整します。

  1. ルールを作成する:
  2. [Settings > System > Events (設定 > システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。

  3. ルールの名前を入力します。

  4. 条件のリストで、[Audio (音声)] の [Audio Detection (音声検知)] を選択します。

  5. アクションのリストで、[Recordings (録画)] の [Record video (ビデオを録画する)] を選択します。

  6. 音声がオンになっている場合のストリームプロファイルを選択します。

  7. プリトリガー時間を5秒に設定します。

  8. ポストトリガー時間を60秒に設定します。

  9. ストレージオプションのリストで、[SD card (SDカード)] を選択します。

  10. [Save (保存)] をクリックします。

音声を使用して侵入者を防ぐ

この例では、スピーカーをカメラに接続し、カメラが制限区域内で動きを検知した際に、警告メッセージを再生するように設定する方法について説明します。

  • 必要なハードウェア:
  • 接続ワイヤーが付属するアンプ内蔵アクティブスピーカー

注意

接続を行う前に、カメラの電源が入っていないことを確認します。 ワイヤーを接続した後、再び電源を入れます。

  1. 物理的接続:
  2. 音声コネクターのライン出力ピンからスピーカーに、音声ワイヤーを接続します。

  3. 音声コネクターのGNDピンからスピーカーに、アース線を接続します。

  1. カメラに音声クリップを追加する:
  2. [Settings > Audio (設定 > 音声) > Output (出力)] に移動し、[] をクリックします。

  3. [Upload new clip (新しいクリップをアップロード)] をクリックします。

  4. 音声クリップの場所を参照し、[Done (完了)] をクリックします。

ルールの作成:

  1. カメラで使用する装置Webページを開きます。

  2. [Settings > System > Events (設定 > システム > イベント)] に移動します。

  3. [Recipients (送信先)] に移動し、送信先を追加します。

    1. SDカードに音声クリップが保存されているスピーカーの装置Webページに移動します。

    2. 音声クリップへのリンクをコピーします。

    3. カメラの装置のWebページに戻ります。

  4. [Rules (ルール)] に移動し、新しいルールを追加します:

    1. [Condition (条件)] で、[Video motion detection (ビデオ動体検知)] を選択します。

    2. [Action (アクション)] で [Send notification through HTTP (HTTP経由で通知を送信する)] を選択します。

入力信号でいたずらを検知する

この例では、入力信号が切断されたときやショートしたときにアラームをトリガーする方法について説明します。 I/Oコネクターの詳細については、I/Oコネクターを参照してください。

誰かが入力信号にいたずらした場合に電子メール通知を送信する方法
  1. [Settings > System > I/O Ports (設定 > システム > I/Oポート)] の順に移動し、[Supervised I/O (状態監視I/O)] をオンにします。

  1. ルールの作成:
  2. [Settings > System > Events (設定 > システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。

  3. ルールの名前を入力します。

  4. 条件のリストで、[Digital input (デジタル入力)] を選択し、ポートを選択します。

  5. アクションのリストで、[Send notification to email (電子メールに通知を送信する)] を選択し、リストから送信先を選択します。 [Recipients (送信先)] に移動して、新しい送信先を作成します。

    新しい送信先を作成するには、 をクリックします。 既存の送信先をコピーするには、 をクリックします。

  6. メールの件名とメッセージを入力します。

  7. [Save (保存)] をクリックします。

レンズにスプレーを吹き付けられた場合に自動的にメールを送信する

レンズにスプレー塗料を吹き付けられた場合に自動的にメール通知を送信する方法
  1. [Settings > System > Detectors (設定 > システム > 検知)] に移動します。

  2. [Trigger on dark images (暗い画像でトリガー)] をオンにします。 これで、レンズにスプレーが吹き付けられたり、覆われたり、ひどく焦点がぼかされた場合にアラームがトリガーされます。

  3. [Trigger after (トリガーする時間)] の期間を設定します。 この値は、メールが送信される前に経過する必要がある時間を示します。

  1. ルールの作成:
  2. [Settings > System > Events > Rules (設定 > システム > イベント > ルール)] に移動し、ルールを追加します。

  3. ルールの名前を入力します。

  4. 条件のリストで、[Tampering (いたずら)] を選択します。

  5. アクションのリストで、[Send notification to email (電子メールに通知を送信する)] を選択します。

  6. リストから送信先を選択するか、[Recipients (送信先)] を選択して新しい送信先を作成します。

    新しい送信先を作成するには、 をクリックします。 既存の送信先をコピーするには、 をクリックします。

  7. メールの件名とメッセージを入力します。

  8. [Save (保存)] をクリックします。

アプリケーション

アプリケーションを使用することで、Axis装置をより活用できます。AXIS Camera Application Platform (ACAP) は、サードパーティによるAxis装置向けの分析アプリケーションやその他のアプリケーションの開発を可能にするオープンプラットフォームです。アプリケーションとしては、装置にプリインストール済み、無料でダウンロード可能、またはライセンス料が必要なものがあります。

Axisアプリケーションのユーザーマニュアルについては、help.axis.comを参照してください。

  • 同時に複数のアプリケーションを実行できますが、互いに互換性がないアプリケーションもあります。アプリケーションの特定の組み合わせによっては、並行して実行すると過度の処理能力やメモリーリソースが必要になる場合があります。展開する前に、各アプリケーションを組み合わせて実行できることを確認してください。

AXIS People Counter

AXIS People Counterは、ネットワークカメラにインストールできる分析アプリケーションです。アプリケーションを使用して、入り口を通過する人の数、通過する方向、および既定の間隔の間に複数の人が通過した場合に数えることができます。また、この機能を使用して、現在エリアを占有している人の数と平均訪問時間を推定することもできます。

アプリケーションはカメラに内蔵されているため、アプリケーションを実行するために専用のコンピューターは必要ありません。AXIS People Counter は、店舗、図書館、ジムなど、あらゆる屋内環境に適しています。

占有率の推定はどのように機能するのでしょうか。

アプリケーションを使用して、1つまたは複数の入口と出口のあるエリアの占有率を推定することができます。各入口と出口には 、AXIS People Counterが設置されたネットワークカメラを装備する必要があります。複数のカメラがある場合は、各カメラはプライマリおよびセカンダリの構成でネットワークを経由し、互いに通信します。プライマリカメラは、継続的にセカンダリカメラからデータを取得し、ライブビューにデータを表示します。15分ごとに、プライマリカメラが統計データをAXIS Store Data Managerに送信します。その結果、AXIS Store Data Managerから生成されるレポートで、最低15分の時間間隔でデータを示すことができます。

トラブルシューティング

工場出荷時の設定にリセットする

警告

本製品は赤外線を放射します。動作ランプを見ないでください。

重要

工場出荷時の設定へのリセットは慎重に行ってください。工場出荷時の設定へのリセットを行うと、IPアドレスを含むすべての設定が工場出荷時の値にリセットされます。

本製品を工場出荷時の設定にリセットするには、以下の手順に従います。

  1. 本製品の電源を切ります。

  2. コントロールボタンを押した状態で電源を再接続します。製品概要を参照してください。

  3. ステータスLEDインジケーターがオレンジで点滅するまでコントロールボタンを15~30秒間押し続けます。

  4. コントロールボタンを放します。プロセスが完了すると、ステータスLEDが緑色に変わります。これで本製品は工場出荷時の設定にリセットされました。ネットワーク上に利用可能なDHCPサーバーがない場合、デフォルトのIPアドレスは192.168.0.90になります。

  5. インストールおよび管理ソフトウェアツールを使用してIPアドレスの割り当て、パスワードの設定、ビデオストリームへのアクセスを行います。

    axis.com/supportのサポートページに、インストールおよび管理ソフトウェアツールが用意されています。

Webインターフェースを使用して、各種パラメーターを工場出荷時の設定に戻すこともできます。[Settings (設定)] > [System (システム)] > [Maintenance (メンテナンス)] の順に移動して、[Default (デフォルト)] をクリックします。

現在のファームウェアを確認する

ファームウェアは、ネットワーク装置の機能を決定するソフトウェアです。問題のトラブルシューティングを行う際には、まず、現在のファームウェアバージョンを確認してください。最新バージョンには、特定の問題の修正が含まれていることがあります。

現在のファームウェアを確認するには:

  1. 製品のWebページに移動します。

  2. ヘルプメニュー をクリックします。

  3. [About (バージョン情報)] をクリックします。

ファームウェアのアップグレード

重要

事前設定済みの設定とカスタム設定は、(その機能が新しいファームウェアで利用できる場合)、ファームウェアのアップグレード時に保存されます。ただし、この動作をAxis Communications ABが保証しているわけではありません。

重要

アップグレードプロセス中は、本製品を電源に接続したままにしてください。

Active (アクティブ)トラックから最新のファームウェアをダウンロードして製品をアップグレードすると、製品に最新機能が追加されます。ファームウェアを更新する前に、ファームウェアとともに提供されるアップグレード手順とリリースノートを必ずお読みください。最新ファームウェアおよびリリースノートについては、axis.com/support/firmwareを参照してください。

複数のアップグレードを行う場合は、AXIS Device Managerを使用できます。詳細については、axis.com/products/axis-device-managerをご覧ください。

ファームウェアのアップグレード方法
  1. ファームウェアファイルをコンピューターにダウンロードします。ファームウェアファイルはaxis.com/support/firmwareから無料で入手できます。

  2. 製品に管理者としてログインします。

  3. [Settings > System > Maintenance (設定 > システム > メンテナンス)] の順に移動します。ページの指示に従います。アップグレードが完了すると、製品は自動的に再起動します。

技術的な問題、ヒント、解決策

このページで解決策が見つからない場合は、axis.com/supportのトラブルシューティングセクションに記載されている方法を試してみてください。

ファームウェアのアップグレードで問題が発生する

ファームウェアのアップグレード失敗

ファームウェアのアップグレードに失敗した場合、デバイスは以前のファームウェアを再度読み込みます。最も一般的な理由は、間違ったファームウェアファイルがアップロードされた場合です。デバイスに対応したファームウェアファイル名であることを確認し、再試行してください。

IPアドレスの設定で問題が発生する

デバイスが別のサブネット上にある

デバイス用のIPアドレスと、デバイスへのアクセスに使用するコンピューターのIPアドレスが異なるサブネットにある場合は、IPアドレスを設定することはできません。ネットワーク管理者に連絡して、適切なIPアドレスを取得してください。

IPアドレスが別のデバイスで使用されている

デバイスをネットワークから切断します。pingコマンドを実行します (コマンドウィンドウまたはDOSウィンドウで、pingコマンドとデバイスのIPアドレスを入力します)。

  • もし、「Reply from <IP address>: bytes=32; time=10...」という応答を受取った場合は、ネットワーク上の別の装置でそのIPアドレスがすでに使われている可能性があります。ネットワーク管理者から新しいIPアドレスを取得し、デバイスを再度インストールしてください。

  • もし、「Request timed out」が表示された場合は、AxisデバイスでそのIPアドレスを使用できます。この場合は、すべてのケーブル配線をチェックし、デバイスを再度インストールしてください。

同じサブネット上の別のデバイスとIPアドレスが競合している可能性がある

DHCPサーバーによって動的アドレスが設定される前は、Axisデバイスは静的IPアドレスを使用します。つまり、デフォルトの静的IPアドレスが別のデバイスでも使用されていると、デバイスへのアクセスに問題が発生する可能性があります。

ブラウザーからデバイスにアクセスできない

ログインできない

HTTPSが有効になっているときは、ログインを試みるときに正しいプロトコル (HTTPまたはHTTPS) を使用していることを確認してください。場合によっては、ブラウザーのアドレスフィールドに手動でhttpまたはhttpsを入力する必要があります。

rootユーザーのパスワードを忘れた場合は、デバイスを工場出荷時の設定にリセットする必要があります。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。

DHCPによってIPアドレスが変更された

DHCPサーバーから取得したIPアドレスは動的なアドレスであり、変更されることがあります。IPアドレスが変更された場合は、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用してデバイスのネットワーク上の場所を特定してください。デバイスのモデルまたはシリアル番号、あるいはDNS名 (設定されている場合) を使用してデバイスを識別します。

必要に応じて、静的IPアドレスを手動で割り当てることができます。手順については、axis.com/supportにアクセスしてください。

装置にローカルにアクセスできるが、外部からアクセスできない

デバイスに外部からアクセスする場合は、以下のいずれかのWindows®向けアプリケーションを使用することをお勧めします。

  • AXIS Companion:無料で使用でき、最小限の監視が必要な小規模システムに最適です。

  • AXIS Camera Station:小規模から中規模のシステムに最適です。30日間の試用版を無料で使用できます。

手順とダウンロードについては、axis.com/vmsにアクセスしてください。

ストリーミングの問題

ローカルクライアントしかマルチキャストH.264にアクセスできない

ルーターがマルチキャストをサポートしているかどうか、またはクライアントとデバイスの間のルーター設定を行う必要があるかどうかを確認してください。TTL (Time To Live) 値を上げる必要がある場合もあります。

H.264のマルチキャスト画像がクライアントで表示されない

Axisデバイスで使用されたマルチキャストアドレスが有効かどうか、ネットワーク管理者に確認してください。

ファイアウォールが表示を妨げていないかどうか、ネットワーク管理者に確認してください。

H.264画像のレンダリング品質が悪い

グラフィックカードで最新のデバイスドライバーが使用されていることを確認してください。最新のドライバーは、通常、メーカーのWebサイトからダウンロードできます。

彩度がH.264とMotion JPEGで異なる

グラフィックアダプターの設定を変更します。詳細については、グラフィックカードのマニュアルページに移動してください。

フレームレートが予期したレートより低い

  • パフォーマンスに関する一般的な検討事項を参照してください。

  • クライアントコンピュータで実行されているアプリケーションの数を減らします。

  • 同時閲覧者の数を制限します。

  • 使用可能な帯域幅が十分かどうか、ネットワーク管理者に確認します。

  • 画像の解像度を下げます。

  • 装置のWebページにログインし、フレームレートを優先するキャプチャーモードを設定します。フレームレートを優先するようにキャプチャーモードを変更すると、使用するデバイスと利用可能なキャプチャーモードによっては、最大解像度が低下することがあります。

パフォーマンスに関する一般的な検討事項

システムを設定する際には、さまざまな設定や条件がシステムのパフォーマンスにどのように影響するかを検討することが重要です。ある要因は必要な帯域幅の量 (ビットレート) に影響し、他の要因はフレームレートに影響し、帯域幅とフレームレートの両方に影響する事柄もあります。CPUの負荷が最大に達した場合も、フレームレートに影響を及ぼします。

最も重要な検討事項には次のようなものがあります。

  • 画像解像度が高い、または圧縮レベルが低いと、画像のファイルサイズが増大し、結果的に帯域幅に影響を及ぼします。

  • GUIで画像を回転させると、本製品のCPU負荷が増加することがあります。

  • 多数のクライアントによるMotion JPEGまたはユニキャストH.264のアクセスは、帯域幅に影響を及ぼします。

  • 様々なクライアントが様々な解像度や圧縮方式が異なるストリームを同時に閲覧すると、フレームレートと帯域幅の両方に影響を及ぼします。

    フレームレートを高く維持するために、できる限り同一ストリームを使用してください。ストリームプロファイルを使用すると、ストリームの種類が同一であることを確認できます。

  • Motion JPEGおよびH.264のビデオストリームに同時にアクセスすると、フレームレートと帯域幅の両方に影響を及ぼします。

  • イベント設定を多用すると、製品のCPU負荷に影響が生じ、その結果、フレームレートに影響します。

  • 特に、Motion JPEGのストリーミングでは、HTTPSを使用するとフレームレートが低くなる場合があります。

  • 貧弱なインフラによるネットワークの使用率が高いと帯域幅に影響します。

  • パフォーマンスの低いクライアントコンピューターで閲覧するとパフォーマンスが低下し、フレームレートに影響します。

  • 複数のAXIS Camera Application Platform (ACAP) アプリケーションを同時に実行すると、フレームレートと全般的なパフォーマンスに影響する場合があります。

サポートに問い合わせる

さらにサポートが必要な場合は、axis.com/supportにアクセスしてください。

仕様

LEDインジケーター

ステータスLED説明
消灯

接続時および正常動作時です。

起動後正常に動作する場合、10秒間、緑色に点灯します。

オレンジ

起動時に点灯し、装置のソフトウェアのアップグレード中、または工場出荷時の設定にリセット中に点滅します。

オレンジ/赤

ネットワーク接続が利用できないか、失われた場合は、オレンジ色/赤色で点滅します。

SDカードスロット

注意
  • SDカード損傷の危険があります。SDカードの挿入と取り外しの際には、鋭利な工具や金属性の物を使用したり、過剰な力をかけたりしないでください。カードの挿入や取り外しは指で行ってください。
  • データ損失や録画データ破損の危険があります。SDカードを取り外す前に、装置のwebインターフェースからマウント解除してください。本製品の稼働中はSDカードを取り外さないでください。

本装置は、microSD/microSDHC/microSDXCカードに対応しています。

推奨するSDカードについては、axis.comを参照してください。

microSD、microSDHC、およびmicroSDXCロゴは、SD-3C LLCの商標です。microSD、microSDHC、microSDXCは、米国および/または他の国々におけるSD-3C, LLCの商標または登録商標です。

ボタン

コントロールボタン

  • コントロールボタンは、以下の用途で使用します。
  • 製品を工場出荷時の設定にリセットする。を参照してください。

コネクター

ネットワーク コネクター

Power over Ethernet (PoE) 対応RJ45イーサネットコネクター

音声入出力用4ピンターミナルブロック (白)。

機能ピン備考
GND1グランド
リングパワー2外部ソース用12V
マイクロフォン/ライン入力3マイクロフォン (アナログまたはデジタル) またはライン入力 (モノラル)。 5Vマイクロフォンバイアスが利用可能。
ライン出力4ラインレベル音声出力 (モノラル)。 パブリックアドレス (PA) システムまたはアンプ内蔵アクティブスピーカーに接続可能。

I/Oコネクター

I/Oコネクターに外部装置を接続し、動体検知、イベントトリガー、アラーム通知などと組み合わせて使用することができます。I/Oコネクターは、0 V DC基準点と電力 (12 V DC出力) に加えて、以下のインターフェースを提供します。

デジタル入力
開回路と閉回路の切り替えが可能な装置 (PIRセンサー、ドア/窓の接触、ガラス破損検知器など) を接続するための入力です。
状態監視入力
デジタル入力のいたずらを検知する機能が有効になります。
デジタル出力
リレーやLEDなどの外部装置を接続します。接続された装置は、VAPIX®アプリケーションプログラミングインターフェースを通じたイベントまたは本装置のwebインターフェースから有効にすることができます。

4ピンターミナルブロック

機能ピンメモ仕様
DCアース10 V DC
DC出力2補助装置の電源供給に使用できます。
注:このピンは、電源出力としてのみ使用できます。
12 V DC
最大負荷 = 25mA
デジタル入力/状態監視3動作させるにはピン1に接続し、動作させない場合はフロート状態 (未接続) のままにします。状態監視を使用するには、終端抵抗器を設置します。抵抗器を接続する方法については、接続図を参照してください。0~30 V DC (最大)
デジタル出力4アクティブ時はピン1 (DCアース) に内部で接続し、非アクティブ時はフロート状態 (未接続) になります。リレーなどの誘導負荷とともに使用する場合は、過渡電圧から保護するために、負荷と並列にダイオードを接続します。0~30 V DC (最大)、オープンドレイン、100 mA

  1. DCアース
  2. DC出力12 V、最大25 mA
  3. 状態監視入力
  4. デジタル出力