AXIS S3008 Mk II Recorder

デバイスについて

AXIS S3008 Mk II Recorderは、コンパクトなネットワークビデオレコーダーで、簡単に設置できるようPoEスイッチが内蔵されています。この装置には、監視グレードのハードドライブが搭載されています。また、ビデオ映像を簡単にエクスポートできるUSBポートも搭載しています。レコーダーには3種類のモデルがあり、それぞれ2 TB、4 TBまたは8 TBのハードドライブを内蔵しています。

レコーダーには何台のカメラを接続することができますか?

レコーダーのPoEスイッチには、最大8台の装置を接続できます。

レコーダーはカメラにどれぐらいの電力を供給できますか?

  • Power over Ethernet (PoE) には以下の制限があります :
  • レコーダーは、PoEで最大8台までのデバイスに電力を供給することができます。

  • 使用可能な合計電力量は124 Wです。

  • 各ネットワークポートは、PoEポート (PSE) で最大15.4 W (PoEクラス3) をサポートし、カメラ側 (PD) で12.95 Wに対応しています。

  • スイッチは、接続された装置のPoE Classに基づいてPoE電力を割り当てます。

ブラウザーサポート

Windows®

  • ChromeTM (推奨)

  • Firefox®

  • Edge®

OS X®

  • ChromeTM (推奨)

  • Safari®

その他

  • ChromeTM

  • Firefox®

デバイスの使用方法の詳細については、ドキュメンテーション | Axis Communicationsでマニュアルを参照してください。
推奨されるブラウザーの詳しい情報については、Axis OS ブラウザーサポート | Axis Communicationsにアクセスしてください。

設置

AXIS S3008 Recorder Mk IIは、AXIS Companionビデオ管理ソフトウェアのバージョン4で使用されます。

開始する

インストールが完了したら:

  • システム内のすべてのAxis装置には最新のファームウェアが搭載されています。

  • すべての装置にはパスワードがあります。

  • デフォルト設定での録画が有効です。

  • リモートアクセスが使用できます。

My Axisアカウントを登録する

axis.com/my-axis/loginMy Axisアカウントを登録します。

My Axisアカウントの安全性を高めるため、多要素認証 (MFA) を有効にしてください。MFAは、ユーザーの身元確認のために別の認証レイヤーを追加するセキュリティシステムです。

  1. MFAを有効にするには:
  2. axis.com/my-axis/loginに移動します。

  3. My Axisの認証情報を使用してログインします。

  4. に移動し、[Account settings (アカウント設定)] を選択します。

  5. [Security settings (セキュリティ設定)] をクリックします。

  6. [Handle your 2-factor authentication (2要素認証の処理)] をクリックします。

  7. My Axisの認証情報を入力します。

  8. 認証方法として [Authenticator App (TOTP) (認証アプリ(TOTP)] または [Email (電子メール)] のいずれかを選択し、画面の指示に従います。

ハードウェアのインストール

  1. カメラのハードウェアをインストールします。

  2. LANポート経由でレコーダーをネットワークに接続します。

  3. カメラをレコーダー内蔵のPoEスイッチまたは外部PoEスイッチに接続します。

  4. コンピューターをレコーダーと同じネットワークに接続します。

  5. 電源をレコーダーに接続します。

  6. 重要

    まずレコーダーに電源コードを接続し、電源ケーブルをコンセントに接続する必要があります。

  7. 録画やカメラが起動するまで数分間待ってから、続行してください。

注意

オーバーヒートを避けるため、換気の良い環境にレコーダーを置き、レコーダーの周りに十分なスペースを確保してください。

デスクトップアプリをインストールする

  1. axis.com/products/axis-camera-station-edgeに移動し、[Download (ダウンロード)] をクリックして、Windows用のAXIS S3008 Mk II Recorderをダウンロードします。

  2. 設定ファイルを開き、設定アシスタントに従います。

  3. My Axisアカウントでサインインします。

サイトを作成する

サイトは、監視ソリューション (たとえば、店舗内のすべてのカメラ) への入り口です。1つのMy Axisアカウントで複数のサイトを追跡できます。

  1. AXIS S3008 Mk II Recorderデスクトップアプリを起動します。

  2. My Axisアカウントでサインインします。

  3. [Create new site (新規サイトの作成)] をクリックして、サイト名を付けます。

  4. Next (次へ) をクリックします。

  5. サイトに追加するデバイスを選択します。

  6. Next (次へ) をクリックします。

  7. ストレージを選択します。

  8. Next (次へ) をクリックします。

  9. [ Ready to install (インストールの準備完了)] ページでは、[Offline mode (オフラインモード)] と [Upgrade firmware (ファームウェアのアップグレード)] がデフォルトでオンになっています。オフラインモードにアクセスしたり、装置を最新のファームウェアバージョンにアップグレードしたりしない場合は、これらをオフにすることができます。

  10. [Install (インストール)] をクリックし、AXIS S3008 Mk II Recorderで装置が設定されるまで待ちます。

    設定の完了までに数分かかる場合があります。

モバイルアプリをインストールする

AXIS S3008 Mk II Recorder モバイルアプリを使用すると、どこからでも装置や録画にアクセスできます。また、イベントが発生した場合や、インターカムから誰かが呼び出しを行った場合にも、通知を受け取ることができます。

Android版

[Download (ダウンロード)] をクリックするか、次のQR Code®をスキャンします。

iOS版

[Download (ダウンロード)] をクリックするか、次のQR Codeをスキャンします。

AXIS S3008 Mk II Recorderモバイルアプリを開き、Axisの認証情報を使用してログインします。

My Axisアカウントをお持ちでない場合は、axis.com/my-axisにアクセスして新しいアカウントを登録できます。

QRコードは、日本およびその他の国々におけるデンソーウェイブ株式会社の登録商標です。

webインターフェース

装置のwebインターフェースにアクセスするには、Webブラウザーで装置のIPアドレスを入力します。

メインメニューの表示/非表示を切り取ります。

リリースノートにアクセスします。

製品のヘルプにアクセスします。

言語を変更します。

ライトテーマまたはダークテーマを設定します。

ユーザーメニューは以下を含みます。

  • ログインしているユーザーに関する情報。

  • アカウントの変更:現在のアカウントからログアウトし、新しいアカウントにログインします。

  • ログアウト:現在のアカウントからログアウトします。

コンテキストメニューは以下を含みます。

  • Analytics data (分析データ):個人以外のブラウザーデータの共有に同意します。

  • フィードバック:フィードバックを共有して、ユーザーエクスペリエンスの向上に役立てます。

  • 法的情報:Cookieおよびライセンスについての情報を表示します。

  • 詳細情報:AXIS OSのバージョンやシリアル番号などの装置情報を表示します。

  • Legacy device interface (従来の装置インターフェース):装置のwebインターフェースを従来のバージョンに変更します。

ステータス

時刻同期ステータス

装置がNTPサーバーと同期しているかどうかや、次の同期までの残り時間など、NTP同期情報を表示します。

NTP settings (NTP設定):NTP設定を表示および更新します。NTPの設定を変更できる [Date and time (日付と時刻)] のページに移動します。

進行中の録画

進行中の録画と指定されたストレージ容量を表示します。

録画: 進行中でフィルター処理された録画とそのソースを表示します。詳細については、を参照してください

録画を保存するストレージの空き容量を表示します。

デバイス情報

AXIS OSのバージョンとシリアル番号を含む装置情報を表示します。

Upgrade AXIS OS (AXIS OSのアップグレード):装置のソフトウェアをアップグレードします。アップグレードができる [Maintenance (メンテナンス)] ページに移動します。

接続されたクライアント

接続数と接続されているクライアントの数を表示します。

View details (詳細を表示):接続されているクライアントのリストを表示および更新します。リストには、各接続のIPアドレス、プロトコル、ポート、状態、PID/プロセスが表示されます。

アプリ

アプリを追加:新しいアプリをインストールします。

さらにアプリを探す:インストールする他のアプリを見つける。Axisアプリの概要ページに移動します。

署名されていないアプリを許可:署名なしアプリのインストールを許可するには、オンにします。

root権限のあるアプリを許可:オンにして、root権限を持つアプリに装置へのフルアクセスを許可します。

AXIS OSおよびACAPアプリのセキュリティ更新プログラムを表示します。

複数のアプリを同時に実行すると、装置のパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。

アプリ名の横にあるスイッチを使用して、アプリを起動または停止します。

開く:アプリの設定にアクセスする。利用可能な設定は、アプリケーションよって異なります。一部のアプリケーションでは設定が設けられていません。

コンテキストメニューに、以下のオプションが1つ以上含まれていることがあります。

  • Open-source license (オープンソースライセンス):アプリで使用されているオープンソースライセンスに関する情報が表示されます。

  • App log (アプリのログ):アプリイベントのログが表示されます。このログは、サポートにご連絡いただく際に役立ちます。

  • キーによるライセンスのアクティブ化:アプリにライセンスが必要な場合は、ライセンスを有効にする必要があります。装置がインターネットにアクセスできない場合は、このオプションを使用します。

    ライセンスキーがない場合は、axis.com/products/analyticsにアクセスします。ライセンスキーを入手するには、ライセンスコードとAxis製品のシリアル番号が必要です。

  • ライセンスの自動アクティブ化:アプリにライセンスが必要な場合は、ライセンスを有効にする必要があります。装置がインターネットにアクセスできる場合は、このオプションを使用します。ライセンスをアクティブ化するには、ライセンスコードが必要です。

  • Deactivate the license (ライセンスの非アクティブ化):試用ライセンスから正規ライセンスに変更する場合など、別のライセンスと交換するために現在のライセンスを無効にします。ライセンスを非アクティブ化すると、ライセンスはデバイスから削除されます。

  • Settings (設定):パラメーターを設定します。

  • 削除:デバイスからアプリを完全に削除します。ライセンスを最初に非アクティブ化しない場合、ライセンスはアクティブのままです。

システム

時刻と位置

日付と時刻

時刻の形式は、Webブラウザーの言語設定によって異なります。

装置の日付と時刻をNTPサーバーと同期することをお勧めします。

Synchronization (同期):装置の日付と時刻を同期するオプションを選択します。

  • Automatic date and time (manual NTS KE servers) (日付と時刻の自動設定 (手動NTS KEサーバー)):DHCPサーバーに接続された安全なNTPキー確立サーバーと同期します。

    • Manual NTS KE servers (手動NTS KEサーバー):1台または2台のNTPサーバーのIPアドレスを入力します。2台のNTPサーバーを使用すると、両方からの入力に基づいて装置が同期し、時刻を調整します。

    • Max NTP poll time (最長NTPポーリング時間):装置がNTPサーバーをポーリングして最新の時刻を取得するまでの最長待機時間を選択します。

    • Min NTP poll time (最短NTPポーリング時間):装置がNTPサーバーをポーリングして最新の時刻を取得するまでの最短待機時間を選択します。

  • Automatic date and time (NTP servers using DHCP) (日付と時刻の自動設定 (DHCPを使用したNTPサーバー)):DHCPサーバーに接続されたNTPサーバーと同期します。

    • Fallback NTP servers (フォールバックNTPサーバー):1台または2台のフォールバックサーバーのIPアドレスを入力します。

    • Max NTP poll time (最長NTPポーリング時間):装置がNTPサーバーをポーリングして最新の時刻を取得するまでの最長待機時間を選択します。

    • Min NTP poll time (最短NTPポーリング時間):装置がNTPサーバーをポーリングして最新の時刻を取得するまでの最短待機時間を選択します。

  • Automatic date and time (manual NTP servers) (日付と時刻の自動設定 (手動NTPサーバー)):選択したNTPサーバーと同期します。

    • Manual NTP servers (手動NTPサーバー):1台または2台のNTPサーバーのIPアドレスを入力します。2台のNTPサーバーを使用すると、両方からの入力に基づいて装置が同期し、時刻を調整します。

    • Max NTP poll time (最長NTPポーリング時間):装置がNTPサーバーをポーリングして最新の時刻を取得するまでの最長待機時間を選択します。

    • Min NTP poll time (最短NTPポーリング時間):装置がNTPサーバーをポーリングして最新の時刻を取得するまでの最短待機時間を選択します。

  • Custom date and time (日付と時刻のカスタム設定):日付と時刻を手動で設定する[Get from system (システムから取得)] をクリックして、コンピューターまたはモバイル装置から日付と時刻 の設定を1回取得します。

タイムゾーン:使用するタイムゾーンを選択します。時刻が夏時間と標準時間に合わせて自動的に調整されます。

  • DHCP:DHCPサーバーのタイムゾーンを採用します。このオプションを選択する前に、装置がDHCPサーバーに接続されている必要があります。

  • 手動:ドロップダウンリストからタイムゾーンを選択します。

システムは、すべての録画、ログ、およびシステム設定で日付と時刻の設定を使用します。

ネットワーク

IPv4

Assign IPv4 automatically (IPv4自動割り当て):ネットワークルーターが自動的にデバイスにIPアドレスを割り当てる場合に選択します。ほとんどのネットワークでは、自動IP (DHCP) をお勧めします。

IPアドレス:装置の固有のIPアドレスを入力します。孤立したネットワークの内部であれば、アドレスの重複がないことを条件に、静的なIPアドレスを自由に割り当てることができます。アドレスの重複を避けるため、固定IPアドレスを割り当てる前に、ネットワーク管理者に連絡することを推奨します。

サブネットマスク:サブネットマスクを入力して、ローカルエリアネットワーク内部のアドレスを定義します。ローカルエリアネットワークの外部のアドレスは、ルーターを経由します。

Router (ルーター):さまざまなネットワークやネットワークセグメントに接続された装置を接続するために使用するデフォルトルーター (ゲートウェイ) のIPアドレスを入力します。

Fallback to static IP address if DHCP isn't available (DHCPが利用できない場合は固定IPアドレスにフォールバックする):DHCPが利用できず、IPアドレスを自動的に割り当てることができない場合に、フォールバックとして使用する固定IPアドレスを追加するときに選択します。

DHCPが使用できず、装置が静的アドレスのフォールバックを使用する場合、静的アドレスは限定された範囲で設定されます。

IPv6

Assign IPv6 automatically (IPv6自動割り当て):IPv6をオンにし、ネットワークルーターに自動的に装置にIPアドレスを割り当てさせる場合に選択します。

ホスト名

Assign hostname automatically (ホスト名自動割り当て):ネットワークルーターに自動的に装置にホスト名を割り当てさせる場合に選択します。

ホスト名:装置にアクセスする別の方法として使用するホスト名を手動で入力します。サーバーレポートとシステムログはホスト名を使用します。使用できる文字は、A~Z、a~z、0~9、-、_です。

DNSサーバー

Assign DNS automatically (DNS自動割り当て):DHCPサーバーに自動的に装置に検索ドメインとDNSサーバーアドレスを割り当てさせる場合に選択します。ほとんどのネットワークでは、自動DNS (DHCP) をお勧めします。

Search domains (検索ドメイン):完全修飾でないホスト名を使用する場合は、[Add search domain (検索ドメインの追加)] をクリックし、装置が使用するホスト名を検索するドメインを入力します。

DNS servers (DNSサーバー):[Add DNS server (DNSサーバーを追加)] をクリックして、DNSサーバーのIPアドレスを入力します。このサーバーは、ホスト名からローカルネットワーク上のIPアドレスへの変換を行います。

ネットワーク検出プロトコル

Bonjour®: オンにしてネットワーク上で自動検出を可能にします。

Bonjour名:ネットワークで表示されるフレンドリ名を入力します。デフォルト名はデバイス名とMACアドレスです。

UPnP®: オンにしてネットワーク上で自動検出を可能にします。

UPnP名:ネットワークで表示されるフレンドリ名を入力します。デフォルト名はデバイス名とMACアドレスです。

WS-Discovery:オンにしてネットワーク上で自動検出を可能にします。

LLDP and CDP (LLDPおよびCDP):オンにしてネットワーク上で自動検出を可能にします。LLDPとCDPをオフにすると、PoE電力ネゴシエーションに影響する可能性があります。PoE電力ネゴシエーションに関する問題を解決するには、PoEスイッチをハードウェアPoE電力ネゴシエーションのみに設定してください。

グローバルプロキシー

Https proxy (HTTPプロキシー):許可された形式に従って、グローバルプロキシーホストまたはIPアドレスを指定します。

Https proxy (HTTPSプロキシー):許可された形式に従って、グローバルプロキシーホストまたはIPアドレスを指定します。

  • httpおよびhttpsプロキシーで許可されるフォーマット:
  • http(s)://host:port

  • http(s)://user@host:port

  • http(s)://user:pass@host:port

装置を再起動し、グローバルプロキシー設定を適用します。

  • No proxy (プロキシーなし):グローバルプロキシーをバイパスするには、No proxy (プロキシーなし)を使用します。リスト内のオプションのいずれかを入力するか、コンマで区切って複数入力します。
  • 空白にする

  • IPアドレスを指定する

  • CIDR形式でIPアドレスを指定する

  • ドメイン名を指定する (www.<ドメイン名>.comなど)

  • 特定のドメイン内のすべてのサブドメインを指定する (.<ドメイン名>.comなど)

ワンクリックによるクラウド接続

One-Click cloud connection (O3C) とO3Cサービスを共に使用すると、インターネットを介して、ライブビデオや録画ビデオにどこからでも簡単かつ安全にアクセスできます。詳細については、axis.com/end-to-end-solutions/hosted-servicesを参照してください。

Allow O3C (O3Cを許可):

  • [ワンクリック]:デフォルトの設定です。インターネットを介してO3Cサービスに接続するには、装置のコントロールボタンを押し続けます。コントロールボタンを押してから24時間以内に装置をO3Cサービスに登録する必要があります。登録しない場合、デバイスはO3Cサービスから切断されます。装置を登録すると、[Always (常時)] が有効になり、装置はO3Cサービスに接続されたままになります。

  • [常時]:装置は、インターネットを介してO3Cサービスへの接続を継続的に試行します。装置を登録すると、装置はO3Cサービスに接続したままになります。デバイスのコントロールボタンに手が届かない場合は、このオプションを使用します。

  • [なし]:O3Cサービスを無効にします。

Proxy settings (プロキシ設定):必要な場合は、プロキシサーバーに接続するためのプロキシ設定を入力します。

[ホスト]:プロキシサーバーのアドレスを入力します。

ポート:アクセスに使用するポート番号を入力します。

[ログイン] と [パスワード]:必要な場合は、プロキシーサーバーのユーザー名とパスワードを入力します。

Authentication method (認証方式):

  • [ベーシック]:この方法は、HTTP用の最も互換性のある認証方式です。ユーザー名とパスワードを暗号化せずにサーバーに送信するため、Digest (ダイジェスト) 方式よりも安全性が低くなります。

  • [ダイジェスト]:この認証方式は、常に暗号化されたパスワードをネットワークに送信するため、高いセキュリティレベルが得られます。

  • [オート]:このオプションを使用すると、デバイスはサポートされている方法に応じて認証方法を選択できます。ダイジェスト方式がベーシック方式より優先されます。

Owner authentication key (OAK) (オーナー認証キー、OAK)[Get key (キーを取得)]をクリックして、所有者認証キーを取得します。これは、デバイスがファイアウォールやプロキシを介さずにインターネットに接続されている場合にのみ可能です。

ネットワークポート

Power over Ethernet

  • Allocated power (割り当てられた電力):現在割り当てられているワット数 (W)。

  • Total PoE consumption (合計PoE消費電力):消費されるワット数 (W)。

  • Keep PoE active during recorder restart (レコーダーの再起動中もPoEを常にアクティブにする):レコーダーの再起動時に接続されたデバイスに電源を供給するには、オンにします。

クリックして、ポートの画像を表示または非表示にします。

  • 画像内のポートをクリックすると、ポートリストにポートの詳細が表示されます。

ポートリスト

  • ポート:ポート番号。

  • PoE: ポートのPoEをオンまたはオフにします。

  • Network (ネットワーク):ポートのネットワークをオンまたはオフにします。

  • Status (ステータス):このポートに装置が接続されているかどうかを示します。

  • Friendly name (フレンドリ名):フレンドリ名は、[Network settings (ネットワーク設定)] で設定します。デフォルト名は、接続された装置のモデルとメディアアクセスコントロールアドレス (MACアドレス) の組み合わせです。

  • 消費電力:接続されている装置によって現在消費され、割り当てられているワット数 (W)。

Power over Ethernet

Allocated power (割り当てられた電力):現在割り当てられているワット数 (W)。

Total PoE consumption (合計PoE消費電力):消費されるワット数 (W)。

Keep PoE active during recorder restart (レコーダーの再起動中もPoEを常にアクティブにする):レコーダーの再起動時に接続されたデバイスに電源を供給するには、オンにします。

Used space (使用中容量):使用されているスペースの割合。

Free space (空き容量):録画に使用できる容量の割合。

Free space (空き容量):ディスク容量はメガバイト (MB)、ギガバイト (GB)、テラバイト (TB) で表示されます。

Disk status (ディスクステータス):ディスクの現在のステータス。

Disk temperature (ディスク温度):現在の動作温度です。

PoE: 各ポートのPoEをオンまたはオフにします。デバイスを接続すると、以下の情報が表示されます:

  • Friendly name (フレンドリ名):フレンドリ名は、[Network settings (ネットワーク設定)] で設定します。デフォルト名は、接続された装置のモデルとメディアアクセスコントロールアドレス (MACアドレス) の組み合わせです。

  • 消費電力:現在消費され割り当てられているワット数 (W)。

セキュリティ

証明書

証明書は、ネットワーク上のデバイスの認証に使用されます。この装置は、次の2種類の証明書をサポートしています。

  • Client/server Certificates (クライアント/サーバー証明書)

    クライアント/サーバー証明書は装置のIDを認証します。自己署名証明書と認証局 (CA) 発行の証明書のどちらでも使用できます。自己署名証明書による保護は限られていますが、認証局発行の証明書を取得するまで利用できます。

  • CA証明書

    CA証明書はピア証明書の認証に使用されます。たとえば、装置をIEEE 802.1Xで保護されたネットワークに接続するときに、認証サーバーのIDを検証するために使用されます。装置には、いくつかのCA証明書がプリインストールされています。

以下の形式がサポートされています:

  • 証明書形式:.PEM、.CER、.PFX

  • 秘密鍵形式:PKCS#1、PKCS#12

重要

デバイスを工場出荷時の設定にリセットすると、すべての証明書が削除されます。プリインストールされたCA証明書は、再インストールされます。

証明書を追加:クリックして証明書を追加します。

  • その他:入力または選択するフィールドをさらに表示します。

  • セキュアキーストア:[Secure element (セキュアエレメント)] または [Trusted Platform Module 2.0] を使用して秘密鍵を安全に保存する場合に選択します。どのセキュアキーストアを選択するかの詳細については、help.axis.com/en-us/axis-os#cryptographic-supportにアクセスしてください。

  • Key type (キーのタイプ):ドロップダウンリストから、証明書の保護に使用する暗号化アルゴリズムとしてデフォルトかその他のいずれかを選択します。

コンテキストメニューは以下を含みます。

  • Certificate information (証明書情報):インストールされている証明書のプロパティを表示します。

  • Delete certificate (証明書の削除):証明書の削除。

  • Create certificate signing request (証明書の署名要求を作成する):デジタルID証明書を申請するために登録機関に送信する証明書署名要求を作成します。

セキュアキーストア:

  • セキュアエレメント (CC EAL6+):セキュアキーストアにセキュアエレメントを使用する場合に選択します。

  • Trusted Platform Module 2.0 (CC EAL4+, FIPS 140-2 Level 2):セキュアキーストアにTPM 2.0を使用する場合に選択します。

Network access control and encryption (ネットワークのアクセスコントロールと暗号化)

IEEE 802.1x

IEEE 802.1xはポートを使用したネットワークへの接続を制御するIEEEの標準規格で、有線およびワイヤレスのネットワークデバイスを安全に認証します。IEEE 802.1xは、EAP (Extensible Authentication Protocol) に基づいています。

IEEE 802.1xで保護されているネットワークにアクセスするネットワーク装置は、自己の証明を行う必要があります。認証は認証サーバーによって行われます。認証サーバーは通常、FreeRADIUSやMicrosoft Internet Authentication ServerなどのRADIUSサーバーです。

IEEE 802.1AE MACsec

IEEE 802.1AE MACsecは、メディアアクセスコントロール (MAC) セキュリティのためのIEEE標準であり、メディアアクセス独立プロトコルのためのコネクションレスデータ機密性と整合性を定義しています。

証明書

CA証明書なしで設定されている場合、サーバー証明書の検証は無効になり、デバイスは接続先のネットワークに関係なく自己の認証を試みます。

証明書を使用する場合、Axisの実装では、装置と認証サーバーは、EAP-TLS (Extensible Authentication Protocol - Transport Layer Security) を使用してデジタル証明書で自己を認証します。

装置が証明書で保護されたネットワークにアクセスできるようにするには、署名されたクライアント証明書を装置にインストールする必要があります。

Authentication method (認証方式):認証に使用するEAPタイプを選択します。

Client certificate (クライアント証明書):IEEE 802.1xを使用するクライアント証明書を選択します。認証サーバーは、この証明書を使用してクライアントの身元を確認します。

CA certificates (CA証明書):認証サーバーの身元を確認するためのCA証明書を選択します。証明書が選択されていない場合、デバイスは、接続されているネットワークに関係なく自己を認証しようとします。

EAP識別情報:クライアント証明書に関連付けられているユーザーIDを入力します。

EAPOLのバージョン:ネットワークスイッチで使用されるEAPOLのバージョンを選択します。

Use IEEE 802.1x (IEEE 802.1xを使用):IEEE 802.1xプロトコルを使用する場合に選択します。

これらの設定は、認証方法としてIEEE 802.1x PEAP-MSCHAPv2を使用する場合にのみ使用できます。

  • パスワード:ユーザーIDのパスワードを入力します。

  • Peap version (Peapのバージョン):ネットワークスイッチで使用するPeapのバージョンを選択します。

  • ラベル:クライアントEAP暗号化を使用する場合は1を選択し、クライアントPEAP暗号化を使用する場合は2を選択します。Peapバージョン1を使用する際にネットワークスイッチが使用するラベルを選択します。

これらの設定を使用できるのは、認証方法としてIEEE 802.1ae MACsec (静的CAK/事前共有キー) を使用する場合のみです。

  • Key agreement connectivity association key name (キー合意接続アソシエーションキー名):接続アソシエーション名 (CKN) を入力します。2~64文字 (2で割り切れる文字数) の16進文字である必要があります。CKNは、接続アソシエーションで手動で設定する必要があり、最初にMACsecを有効にするには、リンクの両端で一致している必要があります。

  • Key agreement connectivity association key (キー合意接続アソシエーションキー):接続アソシエーションキー (CAK) を入力します。32文字または64文字の16進数である必要があります。CAKは、接続アソシエーションで手動で設定する必要があり、最初にMACsecを有効にするには、リンクの両端で一致している必要があります。

ファイアウォール

Activate (アクティブ化):ファイアウォールをオンにします。

  • Default Policy (デフォルトポリシー):ファイアウォールのデフォルト状態を選択します。
  • Allow: (許可:) 装置へのすべての接続を許可します。このオプションはデフォルトで設定されています。

  • Deny (拒否): 装置へのすべての接続を拒否します。

デフォルトポリシーに例外を設定するために、特定のアドレス、プロトコル、ポートから装置への接続を許可または拒否するルールを作成できます。

  • アドレス:アクセスを許可または拒否するアドレスをIPv4/IPv6またはCIDR形式で入力します。

  • Protocol (プロトコル):アクセスを許可または拒否するプロトコルを選択します。

  • ポート:アクセスを許可または拒否するポート番号を入力します。1~65535のポート番号を追加できます。

  • Policy (ポリシー):ルールのポリシーを選択します。

:クリックして、別のルールを作成します。

  • Add rules: (ルールの追加:) クリックして、定義したルールを追加します。
  • Time in seconds: (時間 (秒):) ルールのテストに制限時間を設定します。デフォルトの制限時間は300秒に設定されています。ルールをすぐに有効にするには、時間を0秒に設定します。

  • Confirm rules (ルールを確認): ルールとその制限時間を確認します。1秒を超える制限時間を設定した場合、ルールはこの時間内に有効になります。時間を0に設定した場合、ルールはすぐに有効になります。

Pending rules (保留中のルール):まだ確認していない最新のテスト済みルールの概要です。

時間制限のあるルールは、表示されたタイマーが切れるか、確認されるまで、[Active rules (アクティブなルール)] に表示されます。確認されない場合、タイマーが切れると、それらのルールは [Pending rules (保留中のルール)] に表示され、ファイアウォールは以前の設定に戻ります。それらのルールを確認すると、現在アクティブなルールが置き換えられます。

Confirm rules (ルールを確認):クリックして、保留中のルールをアクティブにします。

Active rules (アクティブなルール):装置で現在実行中のルールの概要です。

:クリックして、アクティブなルールを削除します。

:クリックして、保留中のルールとアクティブなルールの両方をすべて削除します。

カスタム署名付きAXIS OS証明書

Axisのテストソフトウェアまたはその他のカスタムソフトウェアを装置にインストールするには、カスタム署名付きAXIS OS証明書が必要です。証明書は、ソフトウェアが装置の所有者とAxisの両方によって承認されたことを証明します。ソフトウェアは、一意のシリアル番号とチップIDで識別される特定の装置でのみ実行できます。署名用のキーはAxisが保有しており、カスタム署名付きAXIS OS証明書はAxisしか作成できません。

Install (インストール):クリックして、証明書をインストールします。ソフトウェアをインストールする前に、証明書をインストールする必要があります。

コンテキストメニューは以下を含みます。

  • Delete certificate (証明書の削除):証明書の削除。

アカウント

Virtual host (仮想ホスト)

Add virtual host (仮想ホストを追加):クリックして、新しい仮想ホストを追加します。

Enabled (有効):この仮想ホストを使用するには、選択します。

Server name (サーバー名):サーバーの名前を入力します。数字0~9、文字A~Z、ハイフン (-) のみを使用します。

ポート:サーバーが接続されているポートを入力します。

タイプ:使用する認証のタイプを選択します。[Basic (ベーシック)]、[Digest (ダイジェスト)]、[Open ID] から選択します。

コンテキストメニューは以下を含みます。

  • Update (更新):仮想ホストを更新します。

  • 削除:仮想ホストを削除します。

Disabled (無効):サーバーが無効になっています。

イベント

ルール

ルールは、製品がアクションを実行するためのトリガーとなる条件を定義します。このリストには、本製品で現在設定されているすべてのルールが表示されます。

最大256のアクションルールを作成できます。

ルールを追加:ルールを作成します。

名前:アクションルールの名前を入力します。

Wait between actions (アクション間の待ち時間):ルールを有効化する最短の時間間隔 (hh:mm:ss) を入力します。たとえば、デイナイトモードの条件によってルールが有効になる場合、このパラメーターを設定することで、日の出や日没時のわずかな光の変化によりルールが反復的に有効になるのを避けられます。

Condition (条件):リストから条件を選択します。装置がアクションを実行するためには、条件を満たす必要があります。複数の条件が定義されている場合、すべての条件が満たされたときにアクションがトリガーされます。特定の条件については、「イベントのルールの使用開始」を参照してください。

Use this condition as a trigger (この条件をトリガーとして使用する):この最初の条件を開始トリガーとしてのみ機能させる場合に選択します。つまり、いったんルールが有効になると、最初の条件の状態に関わらず、他のすべての条件が満たされている限り有効のままになります。このオプションを選択しない場合、ルールは単純にすべての条件が満たされたときに有効化されます。

Invert this condition (この条件を逆にする):選択した条件とは逆の条件にする場合に選択します。

条件を追加:新たに条件を追加する場合にクリックします。

Action (アクション):リストからアクションを選択し、必要な情報を入力します。特定のアクションについては、「イベントのルールの使用開始」を参照してください。

送信先

イベントについて受信者に通知したり、ファイルを送信したりするように装置を設定できます。

FTPまたはSFTPを使用するように装置を設定した場合、ファイル名に付加される固有のシーケンス番号を変更したり削除したりしないでください。その場合、イベントごとに1つの画像しか送信できません。

このリストには、製品で現在設定されているすべての送信先とそれらの設定に関する情報が示されます。

最大20名の送信先を作成できます。

送信先を追加:クリックすると、送信先を追加できます。

名前:送信先の名前を入力します。

タイプ:リストから選択します:

  • FTP

    • [ホスト]:サーバーのIPアドレスまたはホスト名を入力します。ホスト名を入力した場合は、必ず、[System (システム) > Network (ネットワーク) > IPv4 and IPv6 (IPv4 と IPv6)] で DNS サーバーを指定します。

    • ポート:FTPサーバーに使用するポート番号。デフォルトは21です。

    • Folder (フォルダー):ファイルを保存するディレクトリのパスを入力します。FTPサーバー上に存在しないディレクトリを指定すると、ファイルのアップロード時にエラーメッセージが表示されます。

    • Username (ユーザー名):ログインのユーザー名を入力します。

    • パスワード:ログインのパスワードを入力します。

    • Use temporary file name (一時ファイル名を使用する):選択すると、自動的に生成された一時的なファイル名でファイルがアップロードされます。アップロードが完了した時点で、ファイル名が目的の名前に変更されます。アップロードが中止/中断されても、破損したファイルが発生することはありません。ただし、一時ファイルが残る可能性はあります。これにより、目的の名前を持つすべてのファイルが正常であると確信できます。

    • Use passive FTP (パッシブFTPを使用する):通常は、製品がFTPサーバーに要求を送ることでデータ接続が開かれます。この接続では、対象サーバーとのFTP制御用接続とデータ用接続の両方が装置側から開かれます。一般に、装置と対象FTPサーバーの間にファイアウォールがある場合に必要となります。

  • HTTP

    • URL:HTTPサーバーのネットワークアドレスと、要求の処理を行うスクリプトを入力します。たとえば、http://192.168.254.10/cgi-bin/notify.cgiと入力します。

    • Username (ユーザー名):ログインのユーザー名を入力します。

    • パスワード:ログインのパスワードを入力します。

    • Proxy (プロキシ):HTTPサーバーに接続するためにプロキシサーバーを渡す必要がある場合は、これをオンにし、必要な情報を入力します。

  • HTTPS

    • URL:HTTPSサーバーのネットワークアドレスと、要求の処理を行うスクリプトを入力します。たとえば、https://192.168.254.10/cgi-bin/notify.cgiと入力します。

    • Validate server certificate (サーバー証明書を検証する):HTTPSサーバーが作成した証明書を検証する場合にオンにします。

    • Username (ユーザー名):ログインのユーザー名を入力します。

    • パスワード:ログインのパスワードを入力します。

    • Proxy (プロキシ):HTTPSサーバーに接続するためにプロキシサーバーを渡す必要がある場合にオンにして、必要な情報を入力します。

  • ネットワークストレージ

    NAS (network-attached storage) などのネットワークストレージを追加し、それを録画ファイルの保存先として使用することができます。ファイルは.mkv (Matroska) 形式で保存されます。

    • [ホスト]:ネットワークストレージのIPアドレスまたはホスト名を入力します。

    • 共有:ホスト上の共有の名を入力します。

    • Folder (フォルダー):ファイルを保存するディレクトリのパスを入力します。

    • Username (ユーザー名):ログインのユーザー名を入力します。

    • パスワード:ログインのパスワードを入力します。

  • SFTP

    • [ホスト]:サーバーのIPアドレスまたはホスト名を入力します。ホスト名を入力した場合は、必ず、[System (システム) > Network (ネットワーク) > IPv4 and IPv6 (IPv4 と IPv6)] で DNS サーバーを指定します。

    • ポート:SFTPサーバーに使用するポート番号。デフォルトは22です。

    • Folder (フォルダー):ファイルを保存するディレクトリのパスを入力します。SFTPサーバー上に存在しないディレクトリを指定すると、ファイルのアップロード時にエラーメッセージが表示されます。

    • Username (ユーザー名):ログインのユーザー名を入力します。

    • パスワード:ログインのパスワードを入力します。

    • SSH host public key type (MD5) (SSHホスト公開鍵タイプ (MD5)):リモートホストの公開鍵のフィンガープリント (32桁の16進数) を入力します。SFTPクライアントは、RSA、DSA、ECDSA、およびED25519ホストキータイプによるSSH-2を使用するSFTPサーバーをサポートします。RSAは、ネゴシエーション時の推奨方式です。その後には、ECDSA、ED25519、DSAが続きます。SFTPサーバーで使用されている正しいMD5ホストキーを入力してください。AxisデバイスはMD5とSHA-256の両方のハッシュキーをサポートしていますが、MD5よりもセキュリティが強いため、SHA-256を使用することをお勧めします。AxisデバイスでSFTPサーバーを設定する方法の詳細については、AXIS OSポータルにアクセスしてください。

    • SSH host public key type (SHA256) (SSHホスト公開鍵タイプ (SHA256)):リモートホストの公開鍵のフィンガープリント (43桁のBase64エンコード文字列) を入力します。SFTPクライアントは、RSA、DSA、ECDSA、およびED25519ホストキータイプによるSSH-2を使用するSFTPサーバーをサポートします。RSAは、ネゴシエーション時の推奨方式です。その後には、ECDSA、ED25519、DSAが続きます。SFTPサーバーで使用されている正しいMD5ホストキーを入力してください。AxisデバイスはMD5とSHA-256の両方のハッシュキーをサポートしていますが、MD5よりもセキュリティが強いため、SHA-256を使用することをお勧めします。AxisデバイスでSFTPサーバーを設定する方法の詳細については、AXIS OSポータルにアクセスしてください。

    • Use temporary file name (一時ファイル名を使用する):選択すると、自動的に生成された一時的なファイル名でファイルがアップロードされます。アップロードが完了した時点で、ファイル名が目的の名前に変更されます。アップロードが中止/中断されても、ファイルが破損することはありません。ただし、一時ファイルが残る可能性はあります。これにより、目的の名前を持つすべてのファイルが正常であると確信できます。

  • SIPまたはVMS:

    SIP:選択してSIP呼び出しを行います。

    VMS:選択してVMS呼び出しを行います。

    • 送信元のSIPアカウント:リストから選択します。

    • 送信先のSIPアドレス:SIPアドレスを入力します。

    • テスト:クリックして、呼び出しの設定が機能することをテストします。

  • 電子メール

    • 電子メールの送信先:電子メールの宛先のアドレスを入力します。複数のアドレスを入力するには、カンマで区切ります。

    • 電子メールの送信元:送信側サーバーのメールアドレスを入力します。

    • Username (ユーザー名):メールサーバーのユーザー名を入力します。認証の必要のないメールサーバーの場合は、このフィールドを空にします。

    • パスワード:メールサーバーのパスワードを入力します。認証の必要のないメールサーバーの場合は、このフィールドを空にします。

    • Email server (SMTP) (電子メールサーバー (SMTP)):SMTPサーバーの名前 (smtp.gmail.com、smtp.mail.yahoo.comなど) を入力します。

    • ポート:SMTPサーバーのポート番号を0~65535の範囲で入力します。デフォルト設定値は587です。

    • [暗号化]:暗号化を使用するには、SSL または TLS を選択します。

    • Validate server certificate (サーバー証明書を検証する):暗号化を使用している場合にこれを選択すると、装置の身元を検証できます。この証明書は、自己署名または認証局 (CA) 発行の証明書のどちらでも可能です。

    • POP authentication (POP認証):オンにすると、POPサーバーの名前 (pop.gmail.comなど) を入力できます。

    • 一部の電子メールプロバイダーでは、大量の添付ファイルやスケジュール設定済みメールなどがセキュリティフィルターによって受信または表示できないようになっています。電子メールプロバイダーのセキュリティポリシーを確認し、メールアカウントのロックや、必要な電子メールの不着などが起こらないようにしてください。

  • TCP

    • [ホスト]:サーバーのIPアドレスまたはホスト名を入力します。ホスト名を入力した場合は、必ず、[System (システム) > Network (ネットワーク) > IPv4 and IPv6 (IPv4 と IPv6)] で DNS サーバーを指定します。

    • ポート:サーバーへのアクセスに使用したポート番号を入力します。

Test (テスト):クリックすると、セットアップをテストすることができます。

コンテキストメニューは以下を含みます。

View recipient (送信先の表示):クリックすると、すべての送信先の詳細が表示されます。

Copy recipient (送信先のコピー):クリックすると、送信先をコピーできます。コピーする際、新しい送信先に変更を加えることができます。

Delete recipient (送信先の削除):クリックすると、受信者が完全に削除されます。

スケジュール

スケジュールとパルスは、ルールで条件として使用することができます。このリストには、製品で現在設定されているすべてのスケジュールとパルス、およびそれらの設定に関する情報が示されます。

スケジュールを追加:クリックすると、スケジュールやパルスを作成できます。

手動トリガー

手動トリガーを使用すると、ルールを手動でトリガーできます。手動トリガーは、本製品の設置、設定中にアクションを検証する目的などで使用します。

ストレージ

オンボードストレージ

  • ハードドライブ
  • Free (空き容量):ディスクの空き容量。

  • Status (ステータス):ディスクがマウントされているかどうか。

  • File system (ファイルシステム):ディスクに使用されるファイルシステム。

  • Encrypted (暗号化):ディスクが暗号化されているかどうか。

  • Temperature (温度):ハードウェアの現在の温度。

  • Overall heath test (総合的な健全性テスト):ディスクの状態を確認した結果。

  • ツール
  • Check (チェック):ストレージデバイスにエラーがないかを確認し、ある場合は自動修復を試みます。

  • Repair (修復):ストレージ装置を修復します。修復中、アクティブな録画は一時停止されます。ストレージデバイスを修復すると、データが失われる場合があります。

  • Format (形式):すべての録画を消去し、ストレージデバイスをフォーマットします。ファイルシステムを選択します。

  • Encrypt (暗号化):保存されたデータを暗号化します。

  • Decrypt (復号化):保存されたデータを復号化します。ストレージ装置上のすべてのファイルが消去されます。

  • Change password (パスワードの変更):ディスク暗号化のパスワードを変更します。パスフレーズを変更しても、進行中の録画には影響しません。

  • Use tool (ツールを使用)クリックして選択したツールを実行します。

マウント解除:装置をシステムから切断する前にクリックします。これにより、進行中のすべての録画が停止されます。

Write protect (書き込み禁止):オンにすると、ストレージ装置が上書きされないように保護されます。

自動フォーマット:ディスクはext4ファイルシステムを使用して自動的にフォーマットされます。

ログ

SSHサーバー

セキュアシェル (SSH): 有効にすると、ユーザーは安全にログオンして、ネットワーク経由でシェルやネットワークサービスを実行できます。

メンテナンス

Restart (再起動):デバイスを再起動します。再起動しても、現在の設定には影響がありません。実行中のアプリケーションは自動的に再起動されます。

Restore (リストア):ほとんどの設定が工場出荷時の値に戻ります。その後、装置とアプリを再設定し、プリインストールしなかったアプリを再インストールし、イベントやプリセットを再作成する必要があります。

重要

復元後に保存される設定は以下の場合のみです。

  • ブートプロトコル (DHCPまたは静的)
  • 静的IPアドレス
  • デフォルトのルータ
  • サブネットマスク
  • 802.1Xの設定
  • O3C settings (O3Cの設定)
  • DNSサーバーIPアドレス

Factory default (工場出荷時設定):すべての設定を工場出荷時の値に戻します。その後、装置にアクセス可能なIPアドレスをリセットする必要があります。

検証済みのソフトウェアのみを装置にインストールするために、すべてのAxisの装置のソフトウェアにデジタル署名が付け加えられます。これによって、Axis装置の全体的なサイバーセキュリティの最低ラインがさらに上がります。詳細については、axis.comでホワイトペーパー「Axis Edge Vault」を参照してください。

AXIS OS upgrade (AXIS OSのアップグレード):AXIS OSの新しいバージョンにアップグレードします。新しいリリースには、機能の改善やバグの修正、まったく新しい機能が含まれています。常にAXIS OSの最新のリリースを使用することをお勧めします。最新のリリースをダウンロードするには、axis.com/supportに移動します。

  • アップグレード時には、以下の3つのオプションから選択できます。
  • Standard upgrade (標準アップグレード):AXIS OSの新しいバージョンにアップグレードします。

  • Factory default (工場出荷時設定):アップグレードすると、すべての設定が工場出荷時の値に戻ります。このオプションを選択すると、アップグレード後にAXIS OSを以前のバージョンに戻すことはできません。

  • Autorollback (オートロールバック):設定した時間内にアップグレードを行い、アップグレードを確認します。確認しない場合、装置はAXIS OSの以前のバージョンに戻されます。

AXIS OS rollback (AXIS OSのロールバック):AXIS OSの以前にインストールしたバージョンに戻します。

製品概要

  1. ハードドライブ
  2. アラームブザー
  3. USBポート
  4. ステータスLED
  5. 電源ボタン
  6. ハードドライブLED
  7. アース
  8. LANポート
  9. PoEポート (8x)
  10. コントロールボタン
  11. 電源入力

電源ボタン

  • レコーダーをシャットダウンするには、電源ボタンを長押しすると、簡単な音が鳴ります。

  • ブザーを無音にするには、電源ボタンを少し押します。

コントロールボタン

  • コントロールボタンは、以下の用途で使用します。
  • 製品を工場出荷時の設定にリセットする。レコーダーをハードリセットするを参照してください。

  • インターネット経由でワンクリッククラウド接続 (O3C) サービスに接続します。接続するには、ステータスLEDが緑色に点滅するまで約3秒間ボタンを押し続けます。

トラブルシューティング

ステータスLEDは、以下の情報を提供します:

ステータスLED説明
レコーダーがオンになっており、ステータスは正常です。
オレンジレコーダーの起動中か、ファームウェアのアップグレード中です。LEDインジケーターが緑色になるまで待機してください。

これは、PoEの予算を超えたことを意味している場合があります。装置をレコーダーに接続したばかりの場合は、もう一度削除してみてください。PoEに関する制約事項の詳細については、を参照してください。

ハードドライブLEDは、以下の情報を提供します。

ハードドライブLED説明
データがハードドライブに書き込まれると、LEDは緑色に点滅します。
録画中断が発生しました。詳細については、[System (システム)] > [Storage (ストレージ)] にアクセスしてください。

この理由でブザーは次のように聞こえます。

  • PoE供給容量を超過しています。デバイスをレコーダーに接続したばかりの場合は、もう一度削除してみてください。PoEに関する制約事項の詳細については、を参照してください。

  • 電源ボタンを短く押して、ブザーを止めることができます。

レコーダーがシャットダウンします。

  • レコーダーが深刻なオーバーヒート状態になっています。

技術的な問題、ヒント、解決策

問題解決策

録画が利用できません。

一般的な問題を解決するに移動します。

カメラに接続できません。

一般的な問題を解決するに移動します。

“No contact (接続できません)“ というエラー通知が表示されます。

一般的な問題を解決するに移動します。

モバイルアプリに自分のサイトが表示されません。

AXIS Companionモバイルアプリのバージョンが4であることを確認してください。

一般的な問題を解決する

再起動、デバイスの設定またはリセットを行う前に、システムレポートを保存することをお勧めします。

システムレポートを保存するを参照してください。

  1. カメラとレコーダーに電力が供給されていることを確認します。

  2. インターネットに接続されていることを確認します。

  3. ネットワークが動作していることを確認します。

  4. リモートでない場合は、カメラがコンピューターと同じネットワークに接続されていることを確認します。

  5. まだ動作しませんか?
  6. カメラ、レコーダー、およびAXIS Companionデスクトップアプリに最新のファームウェアとソフトウェア更新プログラムがインストールされていることを確認してください。

    ファームウェアのアップグレード」を参照してください。

  7. AXIS Companionデスクトップアプリを再起動します。

  8. カメラとレコーダーを再起動します。

  9. まだ動作しませんか?
  10. カメラとレコーダーのハードリセットを行って、完全に工場出荷時の設定に戻します。

    レコーダーをハードリセットするを参照してください。

  11. リセットしたカメラをもう一度サイトに追加します。

  12. まだ動作しませんか?
  13. 最新のドライバーを使用してグラフィックカードをアップデートしてください。

  14. まだ動作しませんか?
  15. システムレポートを保存し、Axisのテクニカルサポートに連絡してください。

    システムレポートを保存するを参照してください。

ファームウェアのアップグレード

新しいファームウェアの更新により、最新の改善された一連の機能、機能、およびセキュリティ強化が提供されます。

  1. リーダー装置のwebインターフェースに移動します。

  2. [Maintenance (メンテナンス) > Firmware upgrade (ファームウェアのアップグレード)] に移動し、[Upgrade (アップグレード)] をクリックします。

  3. 画面上の指示に従ってください。

レコーダーをハードリセットする

重要

レコーダーは電源がオンになっている間は慎重に動かしてください。突然動かしたり衝撃を与えたりすると、ハードドライブが破損する場合があります。

  • ハードリセットを行うと、IPアドレスを含むすべての設定がリセットされます。
  • ハードリセットを行っても、録画は削除されません。
  1. レコーダーの電源を切る :

    レコーダーの前面にある電源ボタンを、ビープ音が聞こえるまで4~5秒間押し続けます。

  2. レコーダーがオフになるまで待ってから、裏返してコントロールボタンにアクセスします。

  3. コントロールボタンを押し続けます。電源ボタンを押して放し、レコーダーを起動します。コントロールボタンを15~30秒間押し、LEDインジケーターがオレンジ色に光ったらリセットボタンを放します。

  4. レコーダーを所定の場所に慎重に戻します。

  5. プロセスが完了すると、ステータスLEDが緑色に変わります。これで本製品は工場出荷時の設定にリセットされました。ネットワーク上に利用可能なDHCPサーバーがない場合、デフォルトのIPアドレスは192.168.0.90になります。

  6. レコーダーに接続されている装置をリセットします。

  7. ハードドライブが暗号化されている場合は、レコーダーをリセットしてから手動でマウントする必要があります。

    1. 装置のwebインターフェースに移動します。

    2. [System (システム)] > [Storage (ストレージ)] に移動し、[Mount (マウント)] をクリックします。

    3. ハードドライブを暗号化する際に使用する暗号化パスワードを入力します。

製品のwebインターフェースにログインできない

設定中に製品のパスワードを設定し、後でその製品をサイトに追加した場合、設定済みのパスワードでは製品のwebインターフェースにログインできなくなります。これは、AXIS Companionソフトウェアによってサイト内のすべてのデバイスのパスワードが変更されるためです。

サイト内の装置にログインするには、ユーザー名rootとサイトのパスワードを入力します。

すべての録画を消去する方法

  1. 装置のwebインターフェースで、[System (システム)] > [Storage (ストレージ)] に移動します。

  2. [Format (フォーマット)] を選択し、[Use tool (ツールを使用)] をクリックします。

  3. この手順では、ハードドライブからすべての録画が消去されますが、レコーダーとサイトの設定は変更されません。

システムレポートを保存する

  1. AXIS S3008 Mk II Recorderで、 > [Save system report (システムレポートを保存する)] の順に移動します。

  2. Axisヘルプデスクに新しいサポート案件を登録する際には、システムレポートを添付してください。

さらに支援が必要ですか?

サポートに問い合わせる

さらにサポートが必要な場合は、axis.com/supportにアクセスしてください。