概要
インストールファイルには、クライアントとサーバーの両方が含まれています。クライアントでは、録画およびライブビデオにアクセスできます。サーバーは、システム内のカメラ、ビデオエンコーダ、補助装置とのすべての通信を処理します。
クライアントは、サーバーと同じコンピューターまたは別のコンピューターにインストールできます。最高のパフォーマンスと安定性を確保するため、サーバーは、専用のコンピューターにインストールすることを推奨します。
AXIS Camera Station 5をインストール
設置
AXIS Camera Station 5をダウンロードする際に、以下に示すインストーラーのいずれかを選択できます。
サーバーとクライアントのフルインストール用のexeファイル。設定アシスタントでは、サーバーかクライアント、またはその両方を選択できます。
サーバーとクライアントのフルインストール用のmsiファイル。
クライアントインストール専用のmsiファイル。
- AXIS Camera Station 5をインストールするコンピューターに対して完全な管理者権限を持っていることを確認してください。
- AXIS Camera Station 5を新しいバージョンにアップグレードすると、アップグレード中はバックグラウンドサービスが停止し、録画が行われません。アップグレード後、バックグラウンドサービスが再開されます。
https://www.axis.com/products/axis-camera-station-5を開き、お使いのMyAxisアカウントでサインインしてAXIS Camera Stationの最新バージョンに必要なインストーラーをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、[Yes (はい)] をクリックして装置の変更を許可します。
設定アシスタントの画面に表示される手順に従います。
AXIS Camera Stationのアップグレード
- 現在のバージョンが4.31.018以前の場合は、データベースがバージョン5.24以降にアップグレードされるため、まずバージョン5.24にアップグレードする必要があります。その後、最新のバージョンにアップグレードできます。
- 現在のバージョンが4.31.018以降の場合、最新のバージョンに直接アップグレードできます。
- バージョン5.45以降、古いSDKのサポートは完全に削除されています。 古いSDKを使用している統合がある場合は、統合プロバイダーに連絡して、アップグレードされた統合を入手してください。
AXIS Camera Station Service Controlで、[Stop (停止)] をクリックしてサービスを停止します。
https://www.axis.com/axis-camera-station/download/listに移動し、アップグレードするバージョンをダウンロードします。
。最新のバージョンをインストールしない場合は、[Install current version (現在のバージョンをインストール)] を選択します。
詳細については、以下のファイルをご参照ください。
AXIS Camera Stationの移動
サーバーのアップグレードや交換などが必要な場合は、AXIS Camera Station 5システムを別のサーバーに移動することができます。これを行うには、すべての装置のパスワードに加えて、SMTPサーバー、ネットワークストレージ、スケジュールエクスポート、インシデントレポート、セキュアリモートアクセス用のMy Axisアカウントに使用されるその他のパスワードも必要です。
新しいサーバーにAXIS Camera Station 5をインストールします。手順については、を参照してください。
AXIS Camera Station 5を起動し、すべてのコンポーネントが起動するまで数分間待ちます。アクセスコントロール、スマート検索 2、システムヘルスモニタリングが [Configuration (設定)] メニューに表示されていることを確認します。
[AXIS Camera Station Service Control (AXISカメラステーションサービスコントロール)] へ移動し、[ Stop (停止) ] をクリックしてサービスを停止します。
旧サーバーが利用可能な場合は、以下の手順に従います。
[AXIS Camera Station Service Control (AXISカメラステーションサービスコントロール)] へ移動し、[ Stop (停止) ] をクリックして旧サーバーでサービスを停止します。
C:\ProgramData\AXIS Communication\AXIS Camera Station Server
にあるメインデータベースファイルを、新しいサーバーの同じ場所に移動します。データベースファイルについて詳しくは、「データベースファイル」を参照してください。AXIS Camera Station Secure Entryを使用する場合は、C:
C:\ProgramData\Axis Communications\Axis Camera Station\Components\Axis Secure Entry
にあるSecureEntry.dbとCardholder photos
フォルダーを新しいサーバーの同じ場所に移動します。AXIS Smart Searchを使用する場合は、
C:\ProgramData\Axis Communications\Axis Camera Station\Components\AXIS Smart Search\data
にあるsmartSearch.sqlite3とsmartSearchTracks.sqlite3を新しいサーバーの同じ場所に移動します。AXIS System Health Monitoring を使用する場合は、
C:\ProgramData\Axis Communications\Axis Camera Station\Components\AXIS System Health Monitoring
にあるsystem-health-monitoring.sqlite3を新しいサーバーの同じ場所に移動します。録画が旧サーバーに保存されている場合は、[Configuration (設定)] > [Storage (ストレージ)] > [Management (管理)] で指定された録画先から新しいサーバーの同じ場所に移動します。
旧サーバーが利用できない場合は、最新のシステムバックアップファイル (「システムバックアップ」を参照) を使用して、次の手順に従います。
メインデータベースファイルを
ACS
フォルダーから新しいサーバーのC:\ProgramData\AXIS Communication\AXIS Camera Station Server
にコピーします。データベースファイルについて詳しくは、「データベースファイル」を参照してください。AXIS Camera Station Secure Entryを使用する場合は、
Components\ACMSM
フォルダー内のSecureEntry.dbを新しいサーバーのC:\ProgramData\Axis Communications\Axis Camera Station\Components\Axis Secure Entry
に、Backup cardholder photos
フォルダー内のファイルを新しいサーバーのCardholder photos
フォルダーに移動します。AXIS Smart Searchを使用する場合は、
Components\smartsearch
フォルダー内のsmartSearch-backup-xxxxx.sqlite3を新しいサーバーのC:\ProgramData\Axis Communications\Axis Camera Station\Components\AXIS Smart Search\data
に移動し、名前をsmartSearch.sqlite3に変更します。AXIS System Health Monitoringを使用する場合は、
Components\axissystemhealthmonitoring
フォルダー内のsystem-health-monitoring.sqlite3を、新しいサーバーのC:\ProgramData\Axis Communications\Axis Camera Station\Components\AXIS System Health Monitoring
に移動します。
新しいサーバーで:
AXIS Camera Stationサービスを起動します。
AXIS Camera Stationクライアントを起動します。
サーバーにログインします。
以下の手順に従って、重要な認証情報をリストアします。
ルートCA証明書を再生成します。手順については、「ルートCAの生成」を参照してください。
録画がネットワーク共有上にある場合は、[Configuration (設定)] > [Storage (ストレージ)] > [Management (管理)] に移動し、ネットワーク共有を選択して [Reconnect...(再接続)] をクリックします。録画フォルダーへのパスが新しいサーバーと同じであることを確認し、パスワードを再入力します。
- 注
サーバーは起動時に録画にアクセスできないため、録画がデータベースから削除されている可能性があります。この問題を解決するには、
ACS_RECORDINGS.FDB
を再度置き換えます。 [Configuration (設定)] > [Devices (装置)] > [Management (管理)] に移動して装置のパスワードを入力します。
以下の手順に従って、オプションの認証情報をリストアします。
パスワード付きSMTPサーバー: [Configuration (設定)] > [Server (サーバー)] > [Settings (設定)] に移動し、SMTPサーバーを編集してパスワードを再入力します。
パスワードで保護された [Send HTTP Notification (HTTP通知を送信)] アクション: [Configuration (設定)] > [Recordings and events (録音とイベント)] > [Action rules (アクションルール)] に移動し、ルールを編集してパスワードを再入力します。
パスワードで保護されたネットワーク共有へのエクスポートのスケジュール:[Configuration (設定)] > [Server (サーバー)] > [Scheduled export (エクスポートのスケジュール)] に移動し、パスワードを再入力します。
パスワードで保護されたネットワーク共有へのインシデントレポート: [Configuration (設定)] > [Server (サーバー)] > [Incident report (インシデントレポート)] に移動し、パスワードを再入力して、[Apply (適用)] をクリックします。
以下の手順に従って、オプション機能をリストアします。
Axis Secure Remote Access (SRA): [Configuration (設定)] > [Connected services (接続サービス)] > [Axis Secure Remote Access] に移動し、My Axisアカウントの認証情報を再入力します。
デコーダビュー: システム内の任意のデコーダ (AXIS T8705またはAXIS D1110) について、デコーダに表示するビューを再度設定します。詳しくは「複数のモニター」を参照してください。
装着式システムの設定: 新しい接続ファイルを再度作成し、システムを再度設定します。手順については、「Axis装着式システムの設定」を参照してください。
AXIS License Portalで新しいライセンスを登録します。詳しくは、「システム間でライセンスを移動する」を参照してください。
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参考リンク
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