ソリューションの概要
- C1310-Eホーンスピーカー
- ドアコントローラー
- D2110-VE Security Radar
- 固定ドームカメラ
- PTZカメラ
- 監視センター
レーダープロファイル
レーダープロファイルを使用するには、装置でファームウェアバージョン10.11以降が実行されている必要があります。axis.comにアクセスして、ファームウェアを更新してください。
ユーザーマニュアルは、レーダーを目的に応じて使用するのに役立つように用意されています。AXIS D2110-VE Security Radarには、次の2つのプロファイルがあります。
エリア監視プロファイル。55 km/h未満の速度で移動する大小両方の物体を追跡するために使用します。
道路監視プロファイル。最大105km/hの速度で走行する車両を追跡するために使用します。
このユーザーマニュアルで、エリア監視プロファイルまたは道路監視プロファイルに分類されていない情報は、両方のプロファイルに共通であり、どちらのプロファイルを使用するかに関係なく参照できます。
製品の取り付け場所
レーダーは、障害物のない領域の監視を目的としています。 壁、フェンス、樹木、大きな茂みなどの固体が対象範囲にあると、その背後に死角 (レーダー陰) が生じます。
レーダーを安定したポールに取り付けるか、壁面上で他の物体や設置された装置がない場所に取り付けます。 レーダーの左右1 m以内にある物体は、電波を反射するため、レーダーのパフォーマンスに影響します。
視野内の金属の物体は反射を引き起こし、レーダーの分類機能に影響します。
同じ共存ゾーンに2台を超えるレーダーを設置する場合は、複数のレーダーを設置するを参照してください。
カバー範囲
AXIS D2110-VEの水平方向のカバー範囲は180°です。 検知範囲は、人間の場合は5,600 m2、車両の場合は11,300 m2に相当します。
レーダーが3.5〜4 mの高さに取り付けられている場合、最適なカバー範囲が適用されます。 取り付け高さは、レーダーの下の死角のサイズに影響します。
エリア監視プロファイル
エリア監視プロファイルは、最大55 km/hで移動する物体に最適です。 このプロファイルを使用すると、物体が人間、車両、不明のいずれであるかを検知できます。 これらの物体のいずれかが検知されたときにイベントをトリガーするようにルールを設定できます。 車両のみを追跡する場合は、道路監視プロファイルを使用する必要があります。
複数のレーダーを設置する
複数のレーダーを設置し、建物の周囲やフェンスの外側のバッファゾーンなどのエリアをカバーできます。
共存
同じ共存ゾーン内に2台以上のレーダーを配置すると、ゾーン内のレーダーからの電波が干渉を引き起こし、パフォーマンスに影響を与えることがあります。 共存ゾーンの半径は350 mです。
- レーダー
- 検知領域
- 共存ゾーン
共存ゾーン内のレーダーは、環境やフェンス、建物、近隣のレーダーへの向きによっても、パフォーマンスに影響を受けることがあります。
同じ共存ゾーンに2~3台のレーダーを設置する
同じ共存ゾーンに2~3台のレーダーを設置する場合は、装置インターフェースで隣接するレーダーの数を定義する必要があります。 これは、レーダーのパフォーマンスを向上させ、干渉を回避するのに役立ちます。
[Radar (レーダー)] > [Settings (設定)] > [Coexistence (共存)] に移動します。
隣接するレーダーの数を選択します。
複数のレーダーを設置する例については、エリア設置例を参照してください。
同じ共存ゾーンに4~6台のレーダーを設置する
同じ共存ゾーンに最大6台のレーダーを設置するオプションは、ファームウェアバージョン11.3から利用できます。
同じ共存ゾーンに4~6台のレーダーを設置する場合、まず隣接するレーダーの数を設定してから、各レーダーをグループに追加します。 最も遠くに設置されているレーダー、たとえば1番左側にあるレーダーから始めます。 3つのグループに分けてレーダーを追加し、最も近いレーダー同士を同じグループに追加します。
グループ内のレーダーは互いに同期してパフォーマンスを最適化し、互いの干渉を回避します。
[Radar (レーダー)] > [Settings (設定)] > [Coexistence (共存)] に移動します。
隣接するレーダーの数を3~5に設定します。
レーダーのグループを選択します。
複数のレーダーを設置するその他の例については、エリア設置例を参照してください。
エリア設置例
複数のレーダーにより仮想フェンスを作成する
たとえば、建物に沿って、または建物の周りに、仮想フェンスを作成するには、複数のレーダーを横に並べて設置できます。100 mの間隔で配置することをお勧めします。
同じ共存ゾーンに3台以上のレーダーを設置した場合の干渉を避けるには、装置インターフェースで隣接するレーダーの数を設定します。 さらに、4台以上のレーダーを設置する場合は、各レーダーをグループに追加します。
この例のように、仮想フェンスを調整してコーナーをカバーすることもできます。
隣接するレーダーとグループの詳細については、複数のレーダーを設置するを参照してください。
建物の周囲をカバーする
建物の周囲をカバーするには、ビルの壁に外側に向けてレーダーを配置します。 同じ共存ゾーンに4台以上のレーダーを設置する場合は、この例のように、装置インターフェースで隣接するレーダーの数を設定し、各レーダーをグループに追加します。
また、複数の建物の周囲をカバーすることもできます。
隣接するレーダーとグループの詳細については、複数のレーダーを設置するを参照してください。
オープンエリアをカバーする
広いオープンエリアをカバーするには、2つのポールマウントを使用して2台のレーダーを背中合わせに配置します。
1台のレーダーからのPoE出力を使用して2番目のレーダーに電力を供給することができますが、この方法で3番目のレーダーを接続することはできません。
レーダーが60 Wミッドスパンから給電されている場合、レーダーのPoE出力が有効になります。
同じ共存ゾーンに複数のレーダーを背中合わせに設置する必要がある場合、装置インターフェースで隣接するレーダーの数を設定し、各レーダーをグループに追加して、干渉を回避します。 これは、レーダーをグループ化して背中合わせに設置する方法の一例です。
隣接するレーダーとグループの詳細については、複数のレーダーを設置するを参照してください。
複数のレーダーを向かい合わせに設置する
一般に、4台以上のレーダーを向かい合わせに設置することは、レーダー間の干渉のリスクが高まるため、お勧めしません。 しかし、特定のエリアでは必要な場合があります。 たとえば、サッカー場をカバーする場合、フィールドの真ん中にレーダーを設置することはできません。
4台以上のレーダーを向かい合わせに設置する場合は、レーダー間の距離を最低40 mにする必要があります。 また、装置インターフェースで隣接するレーダーの数を設定し、各レーダーをグループに追加することが特に重要です。 それにより、レーダーのパフォーマンスが向上します。
これは、1つのフィールドをカバーする4台のレーダーをグループ化する例です。
隣接するレーダーとグループの詳細については、複数のレーダーを設置するを参照してください。
エリア検知範囲
検知範囲は、物体を追跡してアラームをトリガーできる距離です。 検知範囲は、近距離検知限界 (装置にどれだけ近づいて検知できるか) から遠距離検知限界 (装置からどれだけ離れて検知できるか) までの間で測定されます。
エリア監視プロファイルは人間の検知用に最適化されていますが、最大55 km/hで走行する車両やその他の物体を+/- 2 km/hの速度精度で追跡するためにも使用できます。
最適な高さに設置した場合、検知範囲は次のとおりです。
人間の検知時は3〜60 m
車両の検知時は3〜85 m
- レーダーを別の高さに設置する場合は、レーダーのキャリブレーションを行うときに製品のWebページに実際の取り付け高さを入力します。
- 検知範囲はシーンの影響を受けます。
- 検知範囲は近隣のレーダーによって影響されます。
- 検知範囲は物体のタイプによって異なります。
- 検知範囲は、以下の条件下で測定されました。
範囲は地面に沿って計測されています。
物体は、身長170 cmの人物でした。
この人物はレーダーの前をまっすぐ歩いていました。
これらの値は、人物が検知ゾーンに入ると計測されます。
レーダー感度は [Medium (中)] に設定されています。
取り付け高さ | チルト0° | チルト10° | チルト20° |
2.5 m | 3.0~60 m | 非推奨 | 非推奨 |
3.5 m | 3.0~60 m | 非推奨 | 非推奨 |
4.5 m | 4.0~60 m | 非推奨 | 非推奨 |
5.5 m | 7.5~60 m | 非推奨 | 非推奨 |
6.5 m | 7.5~60 m | 5.5~60 m | 非推奨 |
8 m | 非推奨 | 9~60 m | 7.5~30 m |
10 m | 非推奨 | 15~60 m | 9~35 m |
12 m | 非推奨 | 23~60 m | 13~38 m |
14 m | 非推奨 | 27~60 m | 17~35 m |
16 m | 非推奨 | 非推奨 | 25~50 m |
エリア監視の使用事例
スイミングプールのエリアをカバーする
ある公共のプールで営業時間外に数件の侵入事件がありました。 このビジネスに特有のプライバシー上の理由で、オーナーはビデオ監視装置を設置できません。 そこで、レーダーを設置し、Area monitoring profile (エリア監視プロファイル) に設定することにしました。 レーダーは建物に取り付けられて、プール全体とその周囲のほとんどのエリアをカバーします。20:00の営業終了から06:00の営業開始までの間に人間が検知されると、スピーカーから警告が発せられるようになっています。
建物の周囲の現場をカバーする
化学工場では、レーダーを使用して機密性の高い建物の周囲をカバーすることで、システムに追加のセキュリティ層を設けています。 セキュリティシステムには、すでにカメラ、サーマルカメラ、ドアコントローラーが含まれていました。 レーダーにより、カメラが侵入者を追跡し、ズームインして、行動を録画するイベントがトリガーされるようにできました。 サーマルカメラにリンクされた点滅ビーコンがトリガーされて点滅するため、侵入者はそのエリアが保護されていることを認識します。 また、ドアコントローラーにより、建物への立ち入りを制限できます。 さらに、レーダーにより、侵入者が機密性の高い建物に達するかなり前に、防衛システムが機能するようにできます。
広いオープンエリアをカバーする
小さなショッピングセンターの屋外駐車場では、営業時間外に車両の侵入が増えています。 この駐車場では交代制で1人の警備員がいます。夜間に警備を強化する必要があると感じていますが、警備員を増員することでコストを増やしたくはありません。 そこで、駐車エリア全体をカバーするように、2台のセキュリティレーダーを背中合わせに設置し、Area monitoring profile (エリア監視プロファイル) に設定することにしました。 レーダーは、勤務中の警備員に疑わしい行動を警告して、現場を調査できるように設定しています。 また、レーダーによってトリガーされるホーンスピーカーを設置して、盗難を阻止するためのアラートが再生されるようにすることもできます。
道路監視プロファイル
Road monitoring profile (道路監視プロファイル)は、市街地、立ち入り禁止区域、郊外の道路を最大105 km/hで走行する車両を追跡するために最適です。 このモードは、人間やその他の種類の物体の検知には使用しないでください。 車両以外の物体を追跡するには、レーダーでエリア監視プロファイルを使用してください。
道路設置例
サイド取り付け
道路に沿って走行する車両を監視するには、レーダーを道路の脇に取り付けることができます。 レーダーの横方向のカバー距離は10 mです。
センター取り付け
この取り付けオプションでは、安定した位置が必要です。 レーダーは、道路の真ん中のポールや道路の上の橋に取り付けることができます。 レーダーの両側の横方向のカバー距離は10 mです。 レーダーは、センターに取り付けられた場合、横方向のより広い距離をカバーします。
レーダーは、Road monitoring profile (道路監視プロファイル) に設定する場合、3 m~8 mの高さに取り付けることをお勧めします。
道路検知範囲
検知範囲は、物体を追跡してアラームをトリガーできる距離です。 検知範囲は、近距離検知限界 (装置にどれだけ近づいて検知できるか) から遠距離検知限界 (装置からどれだけ離れて検知できるか) までの間で測定されます。
このプロファイルは、車両の検知用に最適化されており、最大105 km /hで走行する車両を+/- 2 km/hの速度精度で監視するために使用されます。
最適な高さに設置した場合、検知範囲は次のとおりです。
60 km/hで走行する車両の場合は25〜70 m。
105 km/hで走行する車両の場合は30〜60 m。
同じ共存ゾーン内のレーダーの最大数が2台を超える場合、検知限界は約10% (近距離) および20% (遠距離) 低下すると見込まれます。
道路監視の使用事例
低速ゾーンでの車両の規制
2つの倉庫の間に長い道路がある工業団地では、60 km/hの制限速度を強制するのに役立つレーダーを設置しました。Road monitoring profile (道路監視プロファイル) に設定した場合、レーダーは、検知ゾーン内の車両がその制限速度を超えたことを検知できます。 その後、ドライバーと管理者に電子メール通知を送信するイベントをトリガーします。 このリマインダーは、速度制限の遵守を強化するのに役立ちます。
閉鎖された道路を走行する迷惑車両
古い採石場への細い道路は閉鎖されましたが、この道路を走行する車両が報告されるため、当局はセキュリティレーダーを設置し、Road monitoring profile (道路監視プロファイル) に設定しました。 レーダーは道路に沿って取り付けられ、道路の全幅をカバーします。 車両がシナリオに入ると、点滅するビーコンがトリガーされ、ドライバーに道路を離れるように警告します。 また、セキュリティチームにメッセージを送信して、必要に応じてユニットを派遣できるようにします。
道路での認識のスピードアップ
小さな町を通る道路で、スピード違反が何件かありました。70 km/hの制限速度を適用するために、交通管制部は、道路を横断する橋にセキュリティレーダーを設置し、Road monitoring profile (道路監視プロファイル) に設定しました。 これにより、車両の走行速度を検知し、交通管制部から交通規制のため道路にユニットを派遣するタイミングを監視できるようになりました。
人間と車両の安全確保
ある学校の職員は、対処するべき2つの安全上の問題を特定しました。 学校の授業時間帯に敷地内に立ち入る不審者、規制時速20 kmのスクールゾーンに違反する車両です。 レーダーをポールに取り付け、歩道の脇に設置しました。エリア監視プロファイルを選択して、55 km/h未満で移動する人間と車両の両方をレーダーが追跡できるようにしました。 これにより職員は、授業時間帯に出入りする人を追跡できるだけでなく、スクールゾーンを規定速度を超えて走行する車両があった場合にスピーカーをトリガーして歩行者に警告することもできます。
はじめに
ネットワーク上のデバイスを検索する
Windows®でAxisデバイスを探してIPアドレスの割り当てを行う方法については、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用してください。 いずれのアプリケーションも無料で、axis.com/supportからダウンロードできます。
IPアドレスの検索や割り当てを行う方法の詳細については、IPアドレスの割り当てとデバイスへのアクセス⽅法を参照してください。
ブラウザーサポート
以下のブラウザーで装置を使用できます。
ChromeTM | Firefox® | EdgeTM | Safari® | |
Windows® | 推奨 | 推奨 | ✓ | |
macOS® | 推奨 | 推奨 | ✓ | ✓ |
Linux® | 推奨 | 推奨 | ✓ | |
その他のオペレーティングシステム | ✓ | ✓ | ✓ | ✓* |
* iOS 15またはiPadOS 15でAXIS OS Webインターフェースを使用するには、[設定] > [Safari] > [詳細] > [Experimental Features] に移動し、[NSURLSession Websocket] を無効にします。
装置のWebインターフェースを開く
ブラウザーを開き、Axis装置のIPアドレスまたはホスト名を入力します。
本製品のIPアドレスが不明な場合は、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用して、ネットワーク上で装置を見つけます。
ユーザー名とパスワードを入力します。 初めて装置にアクセスする場合は、rootパスワードを設定する必要があります。rootアカウントの新しいパスワードを設定するを参照してください。
rootアカウントの新しいパスワードを設定する
デフォルトの管理者ユーザー名はroot
です。 rootアカウントにはデフォルトのパスワードはありません。 パスワードは、装置に初めてログインしたときに設定します。
パスワードを入力します。 安全なパスワードを設定する手順に従います。安全なパスワードを参照してください。
パスワードを再入力して、スペルを確認します。
[Add user (ユーザーの追加)] をクリックします。
rootアカウントのパスワードを忘れた場合は、工場出荷時の設定にリセットする にアクセスし、説明に従って操作してください。
安全なパスワード
Axisデバイスは、最初に設定されたパスワードをネットワーク上で平文で送信します。 最初のログイン後にデバイスを保護するために、安全で暗号化されたHTTPS接続を設定してからパスワードを変更してください。
デバイスのパスワードは主にデータおよびサービスを保護します。 Axisデバイスは、さまざまなタイプのインストールで使用される可能性があることから、パスワードポリシーを強制しません。
データを保護するために、次のことを強く推奨します。
8文字以上のパスワードを使用する (できればパスワード生成プログラムで作成する)。
パスワードを公開しない。
一定の期間ごとにパスワードを変更する (少なくとも年に1回)。
Webインターフェースの概要
このビデオでは、装置のWebインターフェースの概要について説明します。
デバイスを構成する
レーダーキャリブレーションを行う
本レーダーは取り付け後すぐにご利用いただけます。 デフォルトのライブビューにはレーダーの検知範囲と検知した動きが表示され、検知ゾーンやルールをすぐに追加できます。
レーダーが地上3.5 mに設置されている場合は、他に何もする必要はありません。 レーダーが別の高さに取り付けられている場合は、レーダーのキャリブレーションを行って、取り付けの高さを補正する必要があります。

物体が動いている場所を見やすくするために、平面図や航空写真など、レーダーがカバーしている範囲を示す参照マップをアップロードすることができます。
- 画像の要件は以下のとおりです。
サポートされるファイル形式は、jpegとpngです。
キャリブレーション中にレーダーの到達範囲の形状が画像に合わせて移動するため、向きは重要ではありません。
参照マップのアップロード
- 参照マップをアップロードし、実際のレーダー検知範囲がマップの位置、方向、縮尺に合うようにキャリブレーションします。
[Radar (レーダー)] > [Map calibration (マップのキャリブレーション)] に移動します。
参照マップをアップロードし、設定アシスタントの手順に従います。
検知ゾーンの設定
動きを検知する場所を決定するために、複数のゾーンを追加できます。 さまざまなゾーンを使用して、さまざまなアクションをトリガーすることができます。
- ゾーンには次の2種類があります。
scenario (シナリオ) (以前は対象範囲と呼ばれていた) は、動く物体によってルールがトリガーされるエリアです。 デフォルトのシナリオはレーダーによってカバーされるエリア全体です。
[exclude zone (除外範囲)] は、動く物体が無視されるエリアです。 シナリオ内に不要なアラームが何度もトリガーされる範囲がある場合に、除外範囲を使用します。
シナリオの追加
シナリオ (以前は対象範囲と呼ばれていた) は、動く物体によってルールがトリガーされるエリアです。 シーンの部分別に異なるイベントを作成する場合は、シナリオを追加します。
- シナリオを追加する:
[Radar > Scenarios (レーダー > シナリオ)] に移動します。
[Add scenario (シナリオの追加)] をクリックします。
シナリオの名前を入力します。
物体がエリアに侵入した場合にトリガーするか、ラインを横切った場合にトリガーするかを選択します。
- エリア内で動く物体でトリガーする:
[Object moving in area (エリア内の動く物体)] を選択します。
[Next (次へ)] をクリックします。
シナリオに含めるゾーンを選択します。
レーダー画像または参照マップの目的の部分が覆われるように、マウスを使用してゾーンを移動し、形状を設定します。
[Next (次へ)] をクリックします。
検知設定を追加します。
トリガーまでの秒数を追加します。
トリガーにする物体のタイプを選択します。
速度制限の範囲を追加します。
[Save (保存)] をクリックします。
- ラインを横断する物体でトリガーする:
[Object crossing line (ラインを横断している物体)] を選択します。
[Next (次へ)] をクリックします。
シーン内にラインを配置します。
マウスを使用して、ラインを移動したり形状を変更したります。
検知方向を変更するには、[Change direction (方向の変更)] をオンにします。
[Next (次へ)] をクリックします。
検知設定を追加します。
トリガーまでの秒数を追加します。
トリガーにする物体のタイプを選択します。
速度制限の範囲を追加します。
[Save (保存)] をクリックします。
除外範囲の追加
除外範囲は、動く物体が無視されるエリアです。 除外範囲を追加すると、誤報の原因となる動く物体のあるエリアを無視できます。
Example
金属屋根、フェンス、車両、レンガの壁など、レーダーを反射する材質は、レーダーのパフォーマンスを低下させる可能性があります。 また、反射やゴースト追跡が生じ、見かけ上の検知と実際の検知と見分けるのが困難になる場合があります。
- 実際の検知
- 反射の検知
- 除外範囲を追加する:
[Radar (レーダー)] > [Exclude zones (除外範囲)] に移動します。
[Add exclude zone (除外範囲の追加)] をクリックします。
レーダー画像または参照マップの目的の部分が覆われるように、マウスを使用してゾーンを移動し、形状を設定します。
ファームウェアバージョン11.4から、除外範囲の数に制限がなくなりました。
ビデオを表示する、録画する
このセクションでは、デバイスの設定について説明します。 ストリーミングとストレージの動作の詳細については、ストリーミングとストレージを参照してください。
帯域幅とストレージ容量を削減する
帯域幅を削減すると、画像の詳細が失われる場合があります。
[Radar (レーダー)] > [Stream (ストリーム)] に移動します。
ライブビューで、
をクリックします。
[Video format (ビデオ形式)H.264] を選択します。
[Radar (レーダー)] > [Stream (ストリーム)] > [General (全般)] に移動し、Compression (圧縮率) を上げます。
ほとんどのWebブラウザーはH.265のデコードに対応していないため、装置はWebインターフェースでH.265をサポートしていません。 その代わり、H.265デコーディングに対応したビデオ管理システムやアプリケーションを使用できます。
ネットワークストレージを設定する
- ネットワーク上に録画を保存するには、以下のようにネットワークストレージを設定する必要があります。
[System > Storage (システム > ストレージ)] に移動します。
[Network storage (ネットワークストレージ)] で [
Add network storage (ネットワークストレージを追加)] をクリックします。
ホストサーバーのIPアドレスを入力します。
[Network Share (ネットワーク共有)] で、ホストサーバー上の共有場所の名前を入力します。
ユーザー名とパスワードを入力します。
SMBバージョンを選択するか、[Auto (自動)] のままにします。
一時的な接続の問題が発生し場合や、共有がまだ設定されていない場合に接続が失敗した場合は、[Add share even if connection fails (接続テストの失敗時でも共有を追加する)] をオンにします。
[[Add (追加)]] をクリックします。
ビデオを録画して見る
- レーダーから直接ビデオを録画する
[Radar (レーダー)] > [Stream (ストリーム)] に移動します。
録画を開始するには、
をクリックします。
ストレージを設定していない場合は、
[Set up (設定)]
をクリックします。 ネットワークストレージの設定手順については、次を参照してください: ネットワークストレージを設定する
録画を停止するには、もう一度
をクリックします。
- ビデオを見る
[Recordings (録画)] に移動します。
リスト内で録画の
をクリックします。
イベントのルールを設定する
詳細については、ガイド「イベントのルールの使用開始」を参照してください。
アクションをトリガーする
[System > Events (システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。 このルールでは、装置が特定のアクションを実行するタイミングを定義します。 ルールは、スケジュールや繰り返しとして設定することも、手動でトリガーするように設定することもできます。
[Name (名前)] に入力します。
アクションをトリガーするために満たす必要がある [Condition (条件)] を選択します。 ルールに複数の条件を指定した場合は、すべての条件が満たされたときにアクションがトリガーされます。
条件が満たされたときに装置が実行する [Action (アクション)] を選択します。
アクティブなルールを変更する場合は、ルールを再度オンにして変更内容を有効にする必要があります。
誰かがハウジングを開いた場合にアラームをトリガーする
この例では、誰かがハウジングを開いた場合にアラームをトリガーする方法について説明します。
- 送信先を追加する:
[System (システム)] > [Events (イベント)] > [Recipients (送信先)] に移動し、[Add recipient (送信先の追加)] をクリックします。
送信先の名前を入力します。
[Email (電子メール)] を選択します。
電子メールの送信先のメールアドレスを入力します。
カメラには独自のメールサーバーがないため、電子メールを送信するには別のメールサーバーにログインする必要があります。 メールプロバイダーに従って、残りの情報を入力します。
テストメールを送信するには、[Test (テスト)] をクリックします。
[Save (保存)] をクリックします。
- ルールを作成する:
[System > Events > Rules (システム > イベント > ルール)] に移動し、ルールを追加します。
ルールの名前を入力します。
条件のリストで、[Casing open (ケーシング開放)] を選択します。
アクションのリストで、[Send notification to email (電子メールに通知を送信する)] を選択します。
リストから送信先を選択します。
電子メールの件名とメッセージを入力します。
[Save (保存)] をクリックします。
動きが検知されたときにカメラからビデオを録画する
この例では、レーダーが動きを検知する5秒前にカメラがSDカードへの録画を開始し、1分後に停止するようにレーダーとカメラを設定する方法を示します。
- 装置の接続:
レーダーのI/O出力からカメラのI/O入力にケーブルを接続します。
- レーダーのI/Oポートを設定する:
[System (システム)] > [Accessories (アクセサリー)] > [I/O ports (I/Oポート)] に移動し、I/Oポートを出力として設定して、標準状態を選択します。
- レーダーでのルールの作成:
[System > Events (システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。
ルールの名前を入力します。
条件のリストから、[Radar motion (レーダーの動き)] の下にあるシナリオを選択します。
シナリオを設定するには、シナリオの追加を参照してください。
アクションのリストから、[Toggle I/O while the rule is active (ルールがアクティブである間、I/Oを切り替える)] を選択し、カメラに接続されているポートを選択します。
[Save (保存)] をクリックします。
- カメラのI/Oポートを設定する:
[System (システム)] > [Accessories (アクセサリー)] > [I/O ports (I/Oポート)] に移動し、I/Oポートを入力として設定して、標準状態を選択します。
- カメラでのルールの作成:
[System > Events (システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。
ルールの名前を入力します。
条件のリストから [Digital input is active (デジタル入力がアクティブ)] を選択し、ルールをトリガーするポートを選択します。
アクションのリストから、[Record video (ビデオを録画する)]を選択します。
ストレージオプションのリストから、[SD card (SDカード)]を選択します。
既存のストリームプロファイルを選択するか、新しいプロファイルを作成します。
プリバッファを5秒に設定します。
ポストバッファを [1 minute (1分)] に設定します。
[Save (保存)] をクリックします。
動きが検知されたときに照明を点灯する
侵入者が検知ゾーンに入ったときに照明を点灯すると、抑止効果があり、侵入を録画するビジュアルカメラの画質も向上します。
この例では、レーダーが動作を検知したときにイルミネーターが点灯し、1分後に消灯するようにレーダーとイルミネーターを設定する方法を説明します。
- 装置の接続:
レーダーのリレーポートを介して、イルミネーターケーブルの1本を電源に接続します。 別のケーブルで電源とイルミネーターの間を直接接続します。
- レーダーのリレーポートを設定する:
[System (システム)] > [Accessories (アクセサリー)] > [I/O ports (I/Oポート)] に移動し、リレーポートの通常状態として [Open circuit (開回路)] を選択します。
- レーダーでのルールの作成:
[System > Events (システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。
ルールの名前を入力します。
条件のリストから、[Radar motion (レーダーの動き)] の下にあるシナリオを選択します。
シナリオを設定するには、シナリオの追加を参照してください。
アクションのリストから [Toggle I/O once (I/Oを1度切り替える)] を選択し、リレーポートを選択します。
[Active (アクティブ)] を選択します。
[Duration (継続時間)] を設定します。
[Save (保存)] をクリックします。
レーダーでPTZカメラを制御する
レーダーからの物体の位置に関する情報を使用して、PTZカメラで物体を追跡することができます。
- これを行うには、以下の2つの方法があります。
内蔵の [Radar autotracking (レーダーオートトラッキング)] を使用します。 このオプションは、1台のPTZカメラと1台のレーダーを非常に近くに取り付けているときに使用します。 このオプションでは、レーダーがカメラを直接制御するエッジツーエッジソリューションを作成します。 組み込みのレーダーオートトラッキングサービスは、AxisのすべてのPTZカメラに対応しています。
[System > Radar autotracking (システム > レーダーオートトラッキング)] に移動します。
[legacy web client (既存のWebクライアント)] をクリックして、従来の装置インターフェースを開きます。
PTZカメラのIPアドレス、ユーザー名、パスワードを入力します。
[Connect (接続)] をクリックし、指示に従います。
- 注
カメラはレーダーの真上または真下に設置する必要があります。
このアプリケーションでは、レーダーに設定されているシナリオ (以前は対象範囲と呼ばれていた) は使用しません。 除外範囲を除いて、レーダーの検知ゾーン全体を使用して動きを検知します。
複数のPTZカメラを複数のレーダーと共に使用するには、Windows®アプリケーションであるAXIS RadarAutotracking for PTZを使用してください。AXIS Radar Autotracking for PTZをaxis.comからダウンロードし、アプリケーションの指示に従って、VMSサーバー (またはカメラとレーダーの両方にアクセスできる別のコンピューター) にインストールします。
AXIS Radar Autotracking for PTZは特定のPTZカメラをサポートしています。axis.comの互換性リストを参照してください。
これは、以下のようなさまざまな設定に対応できるサーバーベースのソリューションです。
1台のレーダーで複数のPTZカメラを制御する。
複数のレーダーで1つのPTZカメラを制御する。
複数のレーダーで複数のPTZカメラを制御する。
同じエリアをカバーする異なる位置に取り付けられているときに、1つのレーダーで1つのPTZカメラを制御する。
- 注
NTPサーバーを使用して、カメラ、レーダー、Windowsコンピューターの時刻を同期します。 時計が同期していない場合は、追跡の遅延やゴースト追跡が発生する場合があります。
誤報を最小限に抑える
誤報が多すぎるときは、特定の種類の動きや物体をフィルター処理するか、対象範囲を変更する、あるいは検知感度を調節してください。 環境に対する最適な設定を特定してください。
レーダーの検知感度を調整:
[Radar > Settings> Detection (レーダー > 設定 > 検知)] に移動して、現在より低いDetection sensitivity (検知感度) を選択します。 これにより誤報のリスクは下がりますが、レーダーが特定の動きの検知を見逃すことがあります。
感度の設定はすべてのゾーンに影響します。
Low (低): この感度は、エリア内に金属物体や大型車両が多いときに使用します。 レーダーが物体を追跡および分類するには、より長い時間がかかります。 この感度では、特に高速で動く物体の検知範囲が狭くなります。
Medium (中): デフォルトの設定です。
High (高): この感度は、レーダーの前に金属物体のない広い場所があるときに使用します。 この感度では、人間の検知範囲が広くなります。
シナリオと除外範囲を変更する:
シナリオに金属製の壁などの硬い表面が含まれている場合、1つの物体に対して複数の検知が行われるような反射が生じることがあります。 この場合、シナリオを修正するか (詳細についてはシナリオの追加を参照)、ゾーン内のすべてを無視する除外範囲を追加します (詳細については除外範囲の追加を参照)。
動きのフィルター処理:
[Radar > Settings > Detection (レーダー > 設定 > 検知)] に移動し、[Ignore swaying objects (揺らめいている物体を無視)] を選択します。 この設定では、検知ゾーン内の木や旗竿などによる誤報が最小限に抑えられます。
時間のフィルター処理:
[Radar > Scenarios (レーダー > シナリオ)] に移動します。
シナリオを選択し、
をクリックして設定を変更します。
[Seconds until trigger (トリガーまでの秒数)] で高い値を選択します。 これは、レーダーが物体の追跡を開始してから、アラームをトリガーできるまでの遅延時間です。 タイマーは、物体がシナリオの指定されたゾーンに入ったときではなく、レーダーが最初に物体を検知したときに開始されます。
物体のタイプのフィルター処理:
[Radar > Scenarios (レーダー > シナリオ)] に移動します。
シナリオを選択し、
をクリックして設定を変更します。
特定の物体のタイプでトリガーされないようにするには、このシナリオでイベントをトリガーする物体のタイプの選択を解除します。
webインターフェース
装置のwebインターフェースにアクセスするには、Webブラウザーで装置のIPアドレスを入力します。
このセクションで説明する機能と設定のサポートは、装置によって異なります。 このアイコン は、機能または設定が一部の装置でのみ使用できることを示しています。
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ステータス
時刻同期ステータス
装置がNTPサーバーと同期しているかどうかや、次の同期までの残り時間など、NTP同期情報を表示します。
NTP settings (NTP設定): NTP設定を表示および更新します。 NTPの設定を変更できる [Date and time (日付と時刻)] のページに移動します。 |
進行中の録画
進行中の録画と指定されたストレージ容量を表示します。
録画: 進行中でフィルター処理された録画とそのソースを表示します。 詳細については、録画を参照してください。
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装置情報
ファームウェアのバージョンとシリアル番号を含む装置情報を表示します。
Upgrade firmware (ファームウェアのアップグレード): 装置のファームウェアをアップグレードします。 ファームウェアのアップグレードができる [Maintenance (メンテナンス)] ページに移動します。 |
Connected clients (接続されたクライアント)
View details (詳細を表示): クリックして、装置に接続されているすべてのクライアントを表示します。 |
レーダー
設定
General (全般)
レーダー伝送: これを使用してレーダーモジュールを完全にオフにします。 チャンネル 取り付け高さ: 製品の取り付け高さを入力します。 注 取り付け高さを入力する際は、できる限り具体的に指定してください。 これは、装置が画像内の正しい位置でレーダー検知を可視化するのに役立ちます。 |
共存
隣接レーダーの数: 同じ共存ゾーン内に設置された隣接するレーダーの数を選択します。 これは干渉を回避するのに役立ちます。 共存ゾーンの半径は350 mです。
詳細については、複数のレーダーを設置するを参照してください。 |
検知
検知感度: レーダーの感度を選択します。 値が大きいほど検知範囲は長くなりますが、誤報のリスクも高くなります。 感度を低くすると誤報は排除されますが、検知範囲が短くなる場合があります。 レーダープロファイル Ignore swaying objects (揺らめいている物体を無視): 木、植込み、旗竿などの揺らめいている物体からの誤報を最小限に抑える場合にオンにします。 |
ビュー
情報の凡例: レーダーが検知および追跡できる物体のタイプを示す凡例を表示する場合にオンにします。 情報凡例を移動するには、ドラッグアンドドロップします。 ゾーンの不透明度: 検知ゾーンの不透明度または透明度を選択します。 Grid opacity (グリッドの不透明度): グリッドの透明度または不透明度を選択します。 配色: レーダーの可視化に使用するテーマを選択します。 回転 |
物体の可視化
Trail lifetime (証跡の存続時間): 追跡対象の物体の証跡をレーダービューに表示されたままにする時間を選択します。 アイコンのスタイル: レーダービューで追跡する物体のアイコンスタイルを選択します。 三角定規の場合は、[Triangle (三角形)] を選択します。 代表的な記号の場合は、[Symbol (記号)] を選択します。 アイコンは、スタイルに関係なく、追跡する物体が動く方向を指します。
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除外範囲
[exclude zone (除外範囲)] は、動く物体が無視されるエリアです。 シナリオ内に不要なアラームが何度もトリガーされる範囲がある場合に、除外範囲を使用します。
除外範囲を変更するには、リストから除外範囲を選択します。 除外範囲のZone shape presets (範囲形状プリセット) のいずれかを選択します。 [Cover everything (すべてをカバー)] を選択すると、範囲がレーダーのカバーエリア全体に設定されます。 [Reset to box (ボックスにリセット)] を選択すると、カバーエリアの中央に四角形が作成されます。 範囲に変更を加えるには、ライン上の任意のポイントをドラッグアンドドロップします。 ポイントを削除するには、ポイント上で右クリックします。 |
シナリオ
シナリオは、トリガー条件と、シーンおよび検知設定との組み合わせです。
Triggering conditions (トリガー条件): 物体がエリアに侵入した場合にトリガーするか、ラインを横切った場合にトリガーするかを選択します。 Scene (シーン): トリガーに使用するエリアまたはラインを定義します。 エリア検知の場合は、いずれかのShape presets (形状プリセット) を選択し、エリアに修正を加えます。 クロスライン検知の場合は、トリガーする場所までラインをドラッグアンドドロップします。 ライン上にさらにポイントを作成するには、ライン上の任意の場所をクリックしてドラッグします。 ポイントを削除するには、ポイント上で右クリックします。 ラインを横切る矢印は、検知の方向を示します。 別の方向に移動する物体でトリガーする場合は、[Change direction (方向の変更)] をクリックします。 Detection settings (検知設定): シナリオのトリガー条件を定義します。 Ignore short-lived objects (一時的な物体を無視): レーダーが物体を検知してから、その物体でシナリオがトリガーされるまでの遅延時間を選択します。 これにより、誤報を減らすことができます。 Trigger on object type (トリガーとなる物体のタイプ): シナリオをトリガーする物体のタイプを選択します。 Speed limit (速度制限): 特定の速度範囲内で移動する物体でトリガーします。 設定した範囲を上回るまたは下回る速度をトリガーにする場合は、[Invert (反転)] をクリックします。 |
マップキャリブレーション
マップキャリブレーションを使用して、参照マップをアップロードし、キャリブレーションします。 これにより、レーダーがカバーするエリア内で物体が動いている場所がわかりやすくなります。 Upload map (マップのアップロード): アップロードする参照マップを選択します。 Set radar position on map (マップ上でレーダーの位置を設定する): マップ上でレーダーの位置を指定し、レーダーの真正面に基準点を追加して、レーダーと基準点との距離を入力します。 [Calibrate (キャリブレーション)] をクリックして、キャリブレーションを開始します。 キャリブレーションの結果、レーダーの検知範囲が適切な縮尺で表示された参照マップが作成されます。 |
ストリーム
一般
Resolution (解像度): 監視シーンに適した画像の解像度を選択します。 解像度が高いと、必要な帯域幅とストレージ容量が増大します。 Frame rate (フレームレート): ネットワーク上の帯域幅の問題を避けるため、またはストレージサイズを削減するために、フレームレートを固定値に制限できます。 フレームレートをゼロのままにすると、フレームレートは現在の状況で可能な最大値となります。 フレームレートを高くすると、より多くの帯域幅とストレージ容量が必要になります。 Compression (圧縮): スライダーを使用して画像の圧縮率を調整します。 圧縮率が高いほどビットレートが低くなり、画質が低下します。 圧縮率が低いと画質が向上しますが、録画時により多くの帯域幅とストレージを必要とします。 Signed video (署名付きビデオ) |
Zipstream (Zipstream テクノロジー)
P-frames (Pフレーム): Pフレームは、前のフレームからの画像の変化のみを示す予測画像です。 適切なPフレーム数を入力します。 値が大きいほど、必要な帯域幅は小さくなります。 ただし、ネットワークが輻輳している場合には、ビデオ画質が著しく劣化する可能性があります。 |
Bitrate control (ビットレート制御)
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オーバーレイ
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録画
Ongoing recordings (進行中の録画): カメラで進行中のすべての録画を表示します。
トリガーされた録画は、手動で停止したとき、またはカメラがシャットダウンされたときに終了します。 連続録画は、手動で停止するまで続行されます。 カメラがシャットダウンされた場合でも、録画はカメラが再起動されるときまで続行されます。 |
Set export range (エクスポート範囲の設定): 録画の一部のみをエクスポートする場合は、時間範囲を入力します。 Encrypt (暗号化): エクスポートする録画のパスワードを設定する場合に選択します。 エクスポートしたファイルをパスワードなしで開くことができなくなります。
Export (エクスポート): 録画の全体または一部をエクスポートします。 |
From (開始): 特定の時点以降に行われた録画を表示します。 To (終了): 特定の時点までに行われた録画を表示します。 Source (ソース) Event (イベント): イベントに基づいて録画を表示します。 Storage (ストレージ): ストレージタイプに基づいて録画を表示します。 |
アプリ
Find more apps (さらにアプリを探す): インストールする他のアプリを見つける。 Axisアプリの概要ページに移動します。 Allow unsigned apps (署名なしアプリを許可): 署名なしアプリのインストールを許可するには、オンにします。 Allow root-privileged apps (root権限アプリの許可): オンにして、root権限を持つアプリに装置へのフルアクセスを許可します。 注 複数のアプリを同時に実行すると、装置のパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。 アプリ名の横にあるスイッチを使用して、アプリを起動または停止します。 Open (開く): アプリの設定にアクセスする。 利用可能な設定は、アプリケーションよって異なります。 一部のアプリケーションでは設定が設けられていません。
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システム
日付と時刻
時刻の形式は、Webブラウザーの言語設定によって異なります。
装置の日付と時刻をNTPサーバーと同期することをお勧めします。
Synchronization (同期): 装置の日付と時刻を同期するオプションを選択します。
注 システムは、すべての録画、ログ、およびシステム設定で日付と時刻の設定を使用します。 |
地域の設定
すべてのシステム設定で使用する測定系を設定します。 メートル法 (m、km/h): 距離をメートル単位で、速度を時速キロメートル単位で測定する場合に選択します。 米国慣用単位 (フィート、mph): 距離をフィート単位で、速度を時速マイル単位で測定する場合に選択します。 |
ネットワーク
IPv4
Assign IPv4 automatically (IPv4自動割り当て): ネットワークルーターに自動的に装置にIPアドレスを割り当てさせる場合に選択します。 ほとんどのネットワークでは、自動IP (DHCP) をお勧めします。 IP address (IPアドレス): 装置の固有のIPアドレスを入力します。 孤立したネットワークの内部であれば、アドレスの重複がないことを条件に、固定IPアドレスを自由に割り当てることができます。 アドレスの重複を避けるため、固定IPアドレスを割り当てる前に、ネットワーク管理者に連絡することを推奨します。 Subnet mask (サブネットマスク): サブネットマスクを入力して、ローカルエリアネットワーク内部のアドレスを定義します。 ローカルエリアネットワークの外部のアドレスは、ルーターを経由します。 Router (ルーター): さまざまなネットワークやネットワークセグメントに接続された装置を接続するために使用するデフォルトルーター (ゲートウェイ) のIPアドレスを入力します。 Fallback to static IP address if DHCP isn’t available (DHCPが利用できない場合は固定IPアドレスにフォールバックする): DHCPが利用できず、IPアドレスを自動的に割り当てることができない場合に、フォールバックとして使用する固定IPアドレスを追加するときに選択します。 |
IPv6
Assign IPv6 automatically (IPv6自動割り当て): IPv6をオンにし、ネットワークルーターに自動的に装置にIPアドレスを割り当てさせる場合に選択します。 |
Hostname (ホスト名)
Assign hostname automatically (ホスト名自動割り当て): ネットワークルーターに自動的に装置にホスト名を割り当てさせる場合に選択します。 Hostname (ホスト名): 装置にアクセスする別の方法として使用するホスト名を手動で入力します。 サーバーレポートとシステムログはホスト名を使用します。 使用できる文字は、A~Z、a~z、0~9、-、_です。 |
DNS servers (DNSサーバー)
Assign DNS automatically (DNS自動割り当て): DHCPサーバーに自動的に装置に検索ドメインとDNSサーバーアドレスを割り当てさせる場合に選択します。 ほとんどのネットワークでは、自動DNS (DHCP) をお勧めします。 Search domains (検索ドメイン): 完全修飾でないホスト名を使用する場合は、[Add search domain (検索ドメインの追加)] をクリックし、装置が使用するホスト名を検索するドメインを入力します。 DNS servers (DNSサーバー): [Add DNS server (DNSサーバーを追加)] をクリックして、DNSサーバーのIPアドレスを入力します。 このサーバーは、ホスト名からローカルネットワーク上のIPアドレスへの変換を行います。 |
HTTPおよびHTTPS
HTTPSは、ユーザーからのページ要求とWebサーバーから返されたページの暗号化を提供するプロトコルです。 暗号化された情報の交換は、サーバーの真正性 (サーバーが本物であること) を保証するHTTPS証明書の使用により制御されます。
装置でHTTPSを使用するには、HTTPS証明書をインストールする必要があります。 [System > Security (システム > セキュリティ)] に移動し、証明書の作成とインストールを行います。
次によってアクセスを許可: ユーザーが [HTTP]、[HTTPS]、または [HTTP and HTTPS (HTTPおよびHTTPS)] プロトコルを介して装置に接続することを許可するかどうかを選択します。 注 暗号化されたWebページをHTTPS経由で表示する場合、特に初めてページを要求するときに、パフォーマンスが低下することがあります。 HTTP port (HTTPポート): 使用するHTTPポートを入力します。 装置はポート80または1024~65535の範囲のポートを許可します。 管理者としてログインしている場合は、1〜1023の範囲の任意のポートを入力することもできます。 この範囲のポートを使用すると、警告が表示されます。 HTTPS port (HTTPSポート): 使用するHTTPSポートを入力します。 装置はポート443または1024~65535の範囲のポートを許可します。 管理者としてログインしている場合は、1〜1023の範囲の任意のポートを入力することもできます。 この範囲のポートを使用すると、警告が表示されます。 Certificate (証明書): 装置のHTTPSを有効にする証明書を選択します。 |
ネットワーク検出プロトコル
Bonjour®: オンにすると、ネットワーク上で自動検出が可能になります。 Bonjour name (Bonjour名): ネットワークで表示されるフレンドリ名を入力します。 デフォルト名は装置名とMACアドレスです。 UPnP®: オンにすると、ネットワーク上で自動検出が可能になります。 UPnP name (UPnP名): ネットワークで表示されるフレンドリ名を入力します。 デフォルト名は装置名とMACアドレスです。 WS-Discovery: オンにすると、ネットワーク上で自動検出が可能になります。 |
One-Click Cloud Connection (ワンクリッククラウド接続)
One-Click cloud connection (O3C) とO3Cサービスを共に使用すると、インターネットを介して、ライブビデオや録画ビデオにどこからでも簡単かつ安全にアクセスできます。 詳細については、axis.com/end-to-end-solutions/hosted-servicesを参照してください。
Allow O3C (O3Cを許可):
Proxy settings (プロキシ設定): 必要な場合は、プロキシサーバーに接続するためのプロキシ設定を入力します。 Host (ホスト): プロキシサーバーのアドレスを入力します。 Port (ポート): アクセスに使用するポート番号を入力します。 Login (ログイン) とPassword (パスワード): 必要な場合は、プロキシサーバーのユーザー名とパスワードを入力します。 Authentication method (認証方式)
Owner authentication key (OAK) (所有者認証キー、OAK): [Get key (キーを取得)] をクリックして、所有者認証キーを取得します。 これは、装置がファイアウォールやプロキシを介さずにインターネットに接続されている場合にのみ可能です。 |
SNMP
SNMP (Simple Network Management Protocol) を使用すると、離れた場所からネットワーク装置を管理できます。
SNMP: 使用するSNMPのバージョンを選択します。
注 SNMP v1およびv2cトラップをオンにすると、すべてのAXIS Video MIBトラップが有効になります。 詳細については、AXIS OSポータル > SNMPを参照してください。
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セキュリティ
証明書
証明書は、ネットワーク上の装置の認証に使用されます。 この装置は、次の2種類の証明書をサポートしています。
以下の形式がサポートされています:
重要 装置を工場出荷時の設定にリセットすると、すべての証明書が削除されます。 プリインストールされたCA証明書は、再インストールされます。
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IEEE 802.1x
IEEE 802.1xはポートを使用したネットワークへの接続を制御するIEEEの標準規格で、有線およびワイヤレスのネットワーク装置を安全に認証します。 IEEE 802.1xは、EAP (Extensible Authentication Protocol) に基づいています。 IEEE 802.1xで保護されているネットワークにアクセスするネットワーク装置は、自己の証明を行う必要があります。 認証は認証サーバーによって行われます。認証サーバーは通常、FreeRADIUSやMicrosoft Internet Authentication ServerなどのRADIUSサーバーです。 証明書 CA証明書なしで設定されている場合、サーバー証明書の検証は無効になり、装置は接続先のネットワークに関係なく自己の認証を試みます。 証明書を使用する場合、Axisの実装では、装置と認証サーバーは、EAP-TLS (Extensible Authentication Protocol - Transport Layer Security) を使用してデジタル証明書で自己を認証します。 装置が証明書で保護されたネットワークにアクセスできるようにするには、署名されたクライアント証明書を装置にインストールする必要があります。 Client certificate (クライアント証明書): IEEE 802.1xを使用するクライアント証明書を選択します。 認証サーバーは、この証明書を使用してクライアントの身元を確認します。 CA certificate (CA証明書): 認証サーバーの身元を確認するためのCA証明書を選択します。 証明書が選択されていない場合、装置は、接続されているネットワークに関係なく自己を認証しようとします。 EAP identity (EAP識別情報): クライアント証明書に関連付けられているユーザーIDを入力します。 EAPOL version (EAPOLのバージョン): ネットワークスイッチで使用されるEAPOLのバージョンを選択します。 Use IEEE 802.1x (IEEE 802.1xを使用): IEEE 802.1xプロトコルを使用する場合に選択します。 |
Prevent brute-force attacks (ブルートフォース攻撃を防ぐ)
Blocking (ブロック): オンにすると、ブルートフォース攻撃がブロックされます。 ブルートフォース攻撃では、試行錯誤を繰り返す総当たり攻撃でログイン情報や暗号化キーを推測します。 Blocking period (ブロック期間): ブルートフォース攻撃をブロックする秒を入力します。 Blocking conditions (ブロックの条件): ブロックが開始されるまでに1秒間に許容される認証失敗の回数を入力します。 ページレベルと装置レベルの両方で許容される失敗の数を設定できます。 |
IP address filter (IPアドレスフィルター)
Use filter (フィルターを使用する): 装置へのアクセスを許可するIPアドレスを絞り込む場合に選択します。 Policy (ポリシー): 特定のIPアドレスに対してアクセスを [Allow (許可)] するか [Deny (拒否)] するかを選択します。 Addresses (アドレス): 装置へのアクセスを許可するIP番号と拒否するIP番号を入力します。 CIDR形式を使用できます。 |
カスタム署名されたファームウェア証明書
Axisのテストファームウェアまたは他のカスタムファームウェアを装置にインストールするには、カスタム署名付きファームウェア証明書が必要です。 証明書は、ファームウェアが装置の所有者とAxisの両方によって承認されたと証明します。 ファームウェアは、一意のシリアル番号とチップIDで識別される特定の装置でのみ実行できます。 Axisが署名を行う鍵を保有しているため、カスタム署名付きファームウェア証明書はAxisのみが作成できます。 [Install (インストール)] をクリックして、証明書をインストールします。 ファームウェアをインストールする前に、証明書をインストールする必要があります。 |
ユーザー
ユーザー
Username (ユーザー名): 一意のユーザー名を入力します。 New password (新しいパスワード): ユーザーのパスワードを入力します。 パスワードの長は1~64文字である必要があります。 印刷可能なASCII文字 (コード32~126) のみを使用できます。これには、英数字、句読点、および一部の記号が含まれます。 Repeat password (パスワードの再入力): 同じパスワードを再び入力します。 Role (役割):
Update user (ユーザーの更新): ユーザーのプロパティを編集します。 ユーザーの削除 (Delete user): ユーザーを削除します。 rootユーザーは削除できません。 |
Anonymous users (匿名ユーザー)
Allow anonymous viewers (匿名閲覧者を許可する): ユーザーアカウントでログインせずに、閲覧者として装置にアクセスできるユーザーを許可するには、オンにします。 Allow anonymous PTZ operators (匿名PTZオペレーターを許可する): オンにすると、匿名ユーザーに画像のパン、チルト、ズームを許可します。 |
イベント
ルール
ルールは、製品がアクションを実行するために満たす必要がある条件を定義します。 このリストには、本製品で現在設定されているすべてのルールが表示されます。 注 最大256のアクションルールを作成できます。
Name (名前): アクションルールの名前を入力します。 Wait between actions (アクション間の待ち時間): ルールを有効化する最短の時間間隔 (hh:mm:ss) を入力します。 たとえば、デイナイトモードの条件によってルールが有効になる場合、このパラメーターを設定することで、日の出や日没時のわずかな光の変化によりルールが反復的に有効になるのを避けられます。 Condition (条件): リストから条件を選択します。 装置がアクションを実行するためには、条件を満たす必要があります。 複数の条件が定義されている場合、すべての条件が満たされたときにアクションがトリガーされます。 特定の条件については、「イベントのルールの使用開始」を参照してください。 Use this condition as a trigger (この条件をトリガーとして使用する): この最初の条件を開始トリガーとしてのみ機能させる場合に選択します。 つまり、いったんルールが有効になると、最初の条件の状態に関わらず、他のすべての条件が満たされている限り有効のままになります。 このオプションを選択しない場合、ルールは単純にすべての条件が満たされたときに有効化されます。 Invert this condition (この条件を逆にする): 選択した条件とは逆の条件にする場合に選択します。
Action (アクション): リストからアクションを選択し、必要な情報を入力します。 特定のアクションについては、「イベントのルールの使用開始」を参照してください。 |
Recipients (送信先)
イベントについて受信者に通知したり、ファイルを送信したりするように装置を設定できます。 このリストには、製品で現在設定されているすべての送信先とそれらの設定に関する情報が示されます。 注 最大20名の送信先を作成できます。
Name (名前): 送信先の名前を入力します。 Type (タイプ): リストから選択します:
Test (テスト): クリックすると、セットアップをテストすることができます。
View recipient (送信先の表示): クリックすると、すべての送信先の詳細が表示されます。 Copy recipient (送信先のコピー): クリックすると、送信先をコピーできます。 コピーする際、新しい送信先に変更を加えることができます。 Delete recipient (送信先の削除): クリックすると、受信者が完全に削除されます。 |
スケジュール
スケジュールとパルスは、ルールで条件として使用することができます。 このリストには、製品で現在設定されているすべてのスケジュールとパルス、およびそれらの設定に関する情報が示されます。
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手動トリガー
手動トリガーを使用して、ルールを手動でトリガーします。 手動トリガーは、本製品の設置、設定中にアクションを検証する目的等で使用できます。 |
MQTT
MQTT (Message Queuing Telemetry Transport) はモノのインターネット (IoT) で使われる標準の通信プロトコルです。 これはIoTの統合を簡素化するために設計されており、小さなコードフットプリントと最小限のネットワーク帯域幅でリモート装置を接続するために、さまざまな業界で使用されています。 Axis装置のファームウェアに搭載されているMQTTクライアントは、装置で生成されたデータやイベントを、ビデオ管理ソフトウェア (VMS) ではないシステムに統合することを容易にします。 装置をMQTTクライアントとして設定します。 MQTT通信は、クライアントとブローカーという2つのエンティティに基づいています。 クライアントは、メッセージの送受信を行うことができます。 ブローカーは、クライアント間でメッセージをルーティングする役割を担います。 MQTTの詳細については、AXIS OSポータルを参照してください。 |
ALPN
ALPNは、クライアントとサーバー間の接続のハンドシェイクフェーズ中にアプリケーションプロトコルを選択できるようにするTLS/SSL拡張機能です。 ALPNは、HTTPなどの他のプロトコルで使用される同じポート経由でMQTTトラフィックを有効にするために使用されます。 場合によっては、MQTT通信のための専用ポートが開かれていない可能性があります。 このような場合の解決策は、ALPNを使用して、ファイアウォールによって許可される標準ポートで、アプリケーションプロトコルとしてMQTTを使用するようネゴシエーションすることです。 |
MQTT client (MQTTクライアント)
Connect (接続): MQTTクライアントのオン/オフを切り替えます。 Status (ステータス): MQTTクライアントの現在のステータスを表示します。 Broker (ブローカー) Host (ホスト): MQTTサーバーのホスト名またはIPアドレスを入力します。 Protocol (プロトコル): 使用するプロトコルを選択します。 Port (ポート): ポート番号を入力します。
ALPN protocol (ALPNプロトコル): ご使用のMQTTブローカープロバイダーが提供するALPNプロトコル名を入力します。 これは、MQTTオーバーSSLとMQTTオーバーWebSocket Secureを使用する場合にのみ適用されます。 Username (ユーザー名): クライアントがサーバーにアクセスするために使用するユーザー名を入力します。 Password (パスワード): ユーザー名のパスワードを入力します。 Client ID (クライアントID): クライアントIDを入力します。 クライアントがサーバーに接続すると、クライアント識別子がサーバーに送信されます。 Clean session (クリーンセッション): 接続時と切断時の動作を制御します。 選択した場合、接続時と切断時にステータス情報が破棄されます。 Keep alive interval (キープアライブの間隔): キープアライブの間隔を使用すると、クライアントは長時間のTCP/IPタイムアウトを待たなくても、サーバーが使用できなくなったことを検知できます。 Timeout (タイムアウト): 接続を終了する時間の間隔(秒)です。 デフォルト値: 60 装置トピックの接頭辞: MQTTクライアントタブの接続メッセージやLWTメッセージ、MQTT公開タブの公開条件におけるトピックのデフォルト値で使用されます。 Reconnect automatically (自動再接続): 切断された場合に、クライアントを自動的に再接続するかどうかを指定します。 Connect message (接続メッセージ) 接続が確立されたときにメッセージを送信するかどうかを指定します。 Send message (メッセージの送信): オンにすると、メッセージを送信します。 Use default (デフォルトを使用): オフに設定すると、独自のデフォルトメッセージを入力できます。 Topic (トピック): デフォルトのメッセージのトピックを入力します。 Payload (ペイロード): デフォルトのメッセージの内容を入力します。 Retain (保持する): クライアントの状態をこのTopic (トピック)に保存する場合に選択します。 QoS: パケットフローのQoS layerを変更します。 最終意思およびテスタメントメッセージ 最終意思テスタメント(LWT) を使用すると、クライアントはブローカーへの接続時、認証情報と共にテスタメントを提供します。 後ほどいずれかの時点でクライアントが予期せず切断された場合(電源の停止など)、ブローカーから他のクライアントにメッセージを送信できます。 このLWTメッセージは通常のメッセージと同じ形式で、同一のメカニズムを経由してルーティングされます。 Send message (メッセージの送信): オンにすると、メッセージを送信します。 Use default (デフォルトを使用): オフに設定すると、独自のデフォルトメッセージを入力できます。 Topic (トピック): デフォルトのメッセージのトピックを入力します。 Payload (ペイロード): デフォルトのメッセージの内容を入力します。 Retain (保持する): クライアントの状態をこのTopic (トピック)に保存する場合に選択します。 QoS: パケットフローのQoS layerを変更します。 |
MQTT publication (MQTT公開)
Use default topic prefix (デフォルトのトピックプレフィックスを使用): 選択すると、[MQTT client (MQTTクライアント)] タブの装置のトピックプレフィックスで定義されたデフォルトのトピックプレフィックスが使用されます。 Include topic name (トピック名を含める): 選択すると、条件を説明するトピックがMQTTトピックに含まれます。 Include topic namespaces (トピックの名前空間を含める): 選択すると、ONVIFトピックの名前空間がMQTTトピックに含まれます。 シリアル番号を含める: 選択すると、装置のシリアル番号が、MQTTペイロードに含まれます。
Retain (保持する): 保持して送信するMQTTメッセージを定義します。
QoS: MQTT公開に適切なレベルを選択します。 |
MQTT サブスクリプション
サブスクリプションフィルター: 購読するMQTTトピックを入力します。 装置のトピックプレフィックスを使用: サブスクリプションフィルターを、MQTTトピックのプレフィックスとして追加します。 サブスクリプションの種類:
QoS: MQTTサブスクリプションに適切なレベルを選択します。 |
MQTT overlays (MQTTオーバーレイ)
注 MQTTオーバーレイ修飾子を追加する前に、MQTTブローカーに接続します。
Topic filter (トピックフィルター): オーバーレイに表示するデータを含むMQTTトピックを追加します。 Data field (データフィールド): オーバーレイに表示するメッセージペイロードのキーを指定します。メッセージはJSON形式であるとします。
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ストレージ
Network storage (ネットワークストレージ)
Ignore (使用しない): オンに設定すると、ネットワークストレージを使用しません。 Add network storage (ネットワークストレージの追加): クリックして、録画を保存できるネットワーク共有を追加します。
Remove network storage (ネットワークストレージを削除する): クリックして、ネットワーク共有への接続をマウント解除、バインド解除、削除します。 これにより、ネットワーク共有のすべての設定が削除されます。 Unbind (アンバインド): クリックして、ネットワーク共有をアンバインドし、切断します。 Unmount (マウント解除): クリックして、ネットワーク共有をマウント解除します。 Write protect (書き込み禁止): オンにすると、ネットワーク共有への書き込みが停止され、録画が削除されないように保護されます。 書き込み禁止のネットワーク共有はフォーマットできません。 Retention time (保存期間): 録画の保存期間を選択し、古い録画の量を制限したり、データストレージに関する規制に準拠したりします。 ネットワークストレージがいっぱいになると、設定した時間が経過する前に古い録画が削除されます。 Tools (ツール)
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オンボードストレージ
重要 データ損失や録画データ破損の危険があります。 装置の稼働中はSDカードを取り外さないでください。 SDカードを取り外す前に、SDカードをマウント解除します。 Unmount (マウント解除): SDカードを安全に取り外す場合にクリックします。 Write protect (書き込み禁止): オンに設定にすると、SDカードへの書き込みが防止され、録画が削除されなくなります。 書き込み保護されたSDカードはフォーマットできません。 Autoformat (自動フォーマット): オンにすると、新しく挿入されたSDカードが自動的にフォーマットされます。 ファイルシステムをext4にフォーマットします。 使用しない: オンにすると、録画のSDカードへの保存が停止します。 SDカードを無視すると、装置はカードがあっても認識しなくなります。 この設定は管理者のみが使用できます。 Retention time (保存期間): 録画の保存期間を選択し、古い録画の量を制限したり、データストレージに関する規制に準拠したりします。 SDカードがいっぱいになると、設定した時間が経過する前に古い録画が削除されます。 Tools (ツール)
Wear trigger (消耗トリガー): アクションをトリガーするSDカードの消耗レベルの値を設定します。 消耗レベルは0~200%です。 一度も使用されていない新しいSDカードの消耗レベルは0%です。 消耗レベルが100%になると、SDカードの寿命が近い状態にあります。 消耗レベルが200%に達すると、SDカードが故障するリスクが高くなります。 消耗トリガーを80~90%の間に設定することをお勧めします。 これにより、SDカードが消耗し切る前に、録画をダウンロードしたり、SDカードを交換したりする時間ができます。 消耗トリガーを使用すると、イベントを設定し、消耗レベルが設定値に達したときに通知を受け取ることができます。 |
ストリームプロファイル
ストリームプロファイルは、ビデオストリームに影響する設定のグループです。 ストリームプロファイルは、たとえばイベントを作成するときや、ルールを使って録画するときなど、さまざまな場面で使うことができます。
Preview (プレビュー): 選択したストリームプロファイル設定によるビデオストリームのプレビューです。 ページの設定を変更すると、プレビューは更新されます。 装置のビューエリアが異なる場合は、画像の左下隅にあるドロップダウンリストでビューエリアを変更できます。 Name (名前): プロファイルの名前を追加します。 Description (説明): プロファイルの説明を追加します。 Video codec (ビデオコーデック): プロファイルに適用するビデオコーデックを選択します。 Resolution (解像度): この設定の説明については、ストリームを参照してください。 Frame rate (フレームレート): この設定の説明については、ストリームを参照してください。 Compression (圧縮): この設定の説明については、ストリームを参照してください。 Zipstream (Zipstreamテクノロジー) Optimize for storage (ストレージ用に最適化する) Dynamic FPS (ダイナミックFPS) Dynamic GOP (ダイナミック group of pictures) Mirror (ミラーリング) GOP length (GOP長) Bitrate control (ビットレート制御): この設定の説明については、ストリームを参照してください。 Include overlays (オーバーレイを含める): 含めるオーバーレイのタイプを選択します。 オーバーレイを追加する作成方法については、オーバーレイを参照してください。 Include audio (音声を含める) |
ONVIF
ONVIFユーザー
ONVIF (Open Network Video Interface Forum) は、エンドユーザー、インテグレーター、コンサルタント、メーカーがネットワークビデオ技術が提供する可能性を容易に利用できるようにするグローバルなインターフェース標準です。 ONVIFによって、さまざまなベンダー製品間の相互運用、柔軟性の向上、コストの低減、陳腐化しないシステムの構築が可能になります。 ONVIFユーザーを作成すると、ONVIF通信が自動的に有効になります。 装置とのすべてのONVIF通信には、ユーザー名とパスワードを使用します。 詳細については、axis.comでAxis開発者コミュニティを参照してください。
Username (ユーザー名): 一意のユーザー名を入力します。 New password (新しいパスワード): ユーザーのパスワードを入力します。 パスワードの長は1~64文字である必要があります。 印刷可能なASCII文字 (コード32~126) のみを使用できます。これには、英数字、句読点、および一部の記号が含まれます。 Repeat password (パスワードの再入力): 同じパスワードを再び入力します。 Role (役割):
Update user (ユーザーの更新): ユーザーのプロパティを編集します。 ユーザーの削除 (Delete user): ユーザーを削除します。 rootユーザーは削除できません。 |
ONVIFメディアプロファイル
ONVIFメディアプロファイルは、メディアストリーム設定の変更に使用する一連の設定から構成されています。
profile_x: 編集するプロファイルをクリックします。 |
検知
衝撃検知
衝撃検知機能: オンにすると、装置が物が当たったり、いたずらされたときにアラームが生成されます。 感度レベル: スライダーを動かして、装置がアラームを生成する感度レベルを調整します。 値を低くすると、衝撃が強力な場合にのみ、装置がアラームを生成します。 値を大きな値に設定すると、軽いいたずらでもアラームが生成されます。 |
アクセサリー
I/O ports (I/Oポート)
デジタル入力を使用すると、開回路と閉回路の切り替えが可能な外部装置 (PIRセンサー、ドアまたは窓の接触、ガラス破損検知器など) を接続できます。 デジタル出力を使用して、リレーやLEDなどの外部装置を接続します。 接続された装置は、VAPIX®アプリケーションプログラミングインターフェースまたはwebインターフェースから有効化できます。 Port (ポート) Name (名前): テキストを編集して、ポートの名前を変更します。 Direction (方向): 標準の状態: 現在の状態: ポートの現在のステータスを表示します。 入力または出力は、現在の状態が通常の状態とは異なる場合に有効化されます。 装置の接続が切断されているか、DC 1Vを超える電圧がかかっている場合に、装置の入力は開回路になります。 注 再起動中、出力回路は開かれます。 再起動が完了すると、回路は正常位置に戻ります。 このページの設定を変更した場合、有効なトリガーに関係なく出力回路は正常位置に戻ります。 状態監視 |
エッジツーエッジ
Pairing (ペアリング)
ペアリングにより、互換性のあるAxisネットワークスピーカーやマイクロフォンを、カメラの一部であるかのように使用することができます。 ペアリングすると、ネットワークスピーカーは音声出力装置として機能し、カメラを通して音声クリップを再生したり、音声を送信したりできます。 ネットワークマイクロフォンは周辺エリアからの音声を取り込み、音声入力装置として使用し、メディアストリームや録画で使用できます。 重要 この機能をビデオ管理ソフトウェア (VMS) で使用するには、まずカメラをネットワークスピーカーやマイクロフォンとペアリングしてから、VMSに追加する必要があります。 Address (アドレス): ネットワークスピーカーのホスト名またはIPアドレスを入力します。 Username (ユーザー名): ユーザー名を入力します。 Password (パスワード): ユーザーのパスワードを入力します。 Speaker pairing (スピーカーのペアリング): 選択して、ネットワークスピーカーをペアリングします。 Microphone pairing (マイクロフォンのペアリング): 選択して、マイクロフォンをペアリングします。 Clear fields (フィールドのクリア): クリックして、すべてのフィールドをクリアします。 Connect (接続): クリックして、ネットワークスピーカーやマイクロフォンへの接続を確立します。 |
ログ
レポートとログ
Reports (レポート)
ログ
|
ネットワークトレース
重要 ネットワークトレースファイルには、証明書やパスワードなどの機密情報が含まれている場合があります。 ネットワークトレースファイルはネットワーク上のアクティビティを録画するので、トラブルシューティングに役立ちます。 Trace time (追跡時間): 秒または分でトレースの期間を選択し、[Download (ダウンロード)] をクリックします。 |
リモートシステムログ
syslogはメッセージログ作成の標準です。 これによって、メッセージを生成するソフトウェア、メッセージを保存するシステム、およびそれらを報告して分析するソフトウェアを分離することができます。 各メッセージには、メッセージを生成したソフトウェアの種類を示す設備コードがラベル付けされ、重大度レベルが割り当てられます。
Host (ホスト): サーバーのホスト名またはIPアドレスを入力します。 Format (形式): 使用するsyslogメッセージの形式を選択します。
Protocol (プロトコル): 使用するプロトコルとポートを選択します。
重大度: トリガー時に送信するメッセージを選択します。 CA証明書設定: 現在の設定を参照するか、証明書を追加します。 |
プレイン設定
[Plain Config] (プレイン設定) は、Axis装置の設定経験のある上級ユーザー向けのページです。 ほとんどのパラメーターは、このページから設定、編集することができます。 |
保守
Restart (再起動): 装置を再起動します。 再起動しても、現在の設定には影響がありません。 実行中のアプリケーションは自動的に再起動されます。 Restore (リストア): ほとんどの設定が工場出荷時の値に戻ります。 その後、装置とアプリを再設定し、プリインストールしなかったアプリを再インストールし、イベントやPTZプリセットを再作成する必要があります。 重要 復元後に保存される設定は以下の場合のみです。
Factory default (工場出荷時設定): すべての設定を工場出荷時の値に戻します。 その後、装置にアクセス可能なIPアドレスをリセットする必要があります。 注 検証済みのファームウェアのみを装置にインストールするために、すべてのAxisの装置ファームウェアにデジタル署名が付け加えられます。 これによって、Axis装置の全体的なサイバーセキュリティの最低ラインがさらに上がります。 詳細については、axis.comでホワイトペーパー「署名済みファームウェア、セキュアブート、およびプライベートキーのセキュリティ」を参照してください。 Firmware upgrade (ファームウェアのアップグレード): 新しいファームウェアバージョンにアップグレードします。 新しいファームウェアには、機能の改善やバグの修正、まったく新しい機能が含まれています。 常に最新のリリースを使用することをお勧めします。 最新のリリースをダウンロードするには、axis.com/supportに移動します。
Firmware rollback (ファームウェアのロールバック): 以前にインストールされたファームウェアバージョンに戻します。 |
インストールの検証
レーダーの設置を検証する
このテストは、現在の状況下での設置の検証に役立ちます。 設置の日常のパフォーマンスは、シーンの変化の影響を受ける可能性があります。
レーダーは設置後すぐに使用する準備ができていますが、使用を開始する前に検証を行することをお勧めします。 これにより、設置に関する問題を特定したり、シーン内の物体 (樹木や反射面など) を管理したりできるため、レーダーの精度を高めることができます。
検証を試みる前に、まずレーダーキャリブレーションを行うを行います。
- 次の場合は毎回、検証を行うことをお勧めします。
シーン内に除外する物体 (植物や金属の表面など) がある。
レーダーをPTZカメラとペアリングし、Radar autotracking (レーダーオートトラッキング) を設定した。
レーダーの取り付け高を変更した。
レーダーの検証
誤検知がないことを確認する
検知ゾーンに人間の活動がないことを確認してください。
検知ゾーン内に静止した物が検知されないことを確認するために、数分間待ってください。
不要な検知がない場合は、手順4をスキップできます。
不要な検知がある場合は、特定の種類の動きや物体を除外する方法、カバー範囲を変更する方法、または検知感度を調整する方法について、誤報を最小限に抑えるを参照してください。
レーダーに正面から近づくと、記号と移動方向が正しく表示されることを確認する
レーダーのWebインターフェースに移動し、セッションを録画します。 この方法については、ビデオを録画して見るを参照してください。
レーダーの前方60 mの位置からレーダーに向かってまっすぐ歩きます。
レーダーのWebインターフェースで、セッションを確認します。 検知されると、人間の分類の記号が表示されます。
レーダーのWebインターフェースで、移動方向が正しく表示されていることを確認します。
レーダーに横から近づくと、記号と移動方向が正しく表示されることを確認する
レーダーのWebインターフェースに移動し、セッションを録画します。 この方法については、ビデオを録画して見るを参照してください。
レーダーから60 m離れた場所から始め、レーダーの検知範囲を横切って直進します。
レーダーのWebインターフェースで、人間の分類の記号が表示されていることを確認します。
レーダーのWebインターフェースで、移動方向が正しく表示されていることを確認します。
検証からデータを記録するのに役立つ、以下のような表を作成します。
テスト | 合格/失敗 | コメント |
1. エリアに何もないときに不要な検知がないことを確認する | ||
2a. レーダーに正面から近づくと、対象が「人間」の正しい記号で検知されることを確認する | ||
2b. レーダーに正面から近づくと、移動方向が正しく表示されることを確認する | ||
3a. レーダーに横から近づくと、対象が「人間」の正しい記号で検知されることを確認する | ||
3b. レーダーに横から近づくと、移動方向が正しく表示されることを確認する |
検証を完了する
検証の最初の部分が正常に完了したら、次のテストを実行して検証プロセスを完了する必要があります。
レーダーが設定され、手順に従ったかを確認してください。
さらに検証を行う場合は、参照マップを追加してキャリブレーションします。
レーダーキャリブレーションを行うを参照してください。
該当する物体が検知されるとトリガーされるようにレーダーシナリオを設定します。 デフォルトでは、[seconds until trigger (トリガーまでの秒数)] は2秒に設定されますが、必要に応じてWebインターフェースでこれを変更できます。
該当する物体が検知されるとデータを記録するようにレーダーを設定します。
手順については、ビデオを録画して見るを参照してください。
[trail lifetime (試用期間)] を1時間に設定して、余裕を持って席を離れ、監視エリアを歩き回り、席に戻ることができるようにします。trail lifetime (試用期間) は、設定した時間だけレーダーのライブビュー内で追跡が継続し、検証が完了すると無効になります。
レーダーの範囲の境界線に沿って歩き、システムのトレイルが歩いたルートと一致していることを確認します。
検証の結果に満足できない場合は、参照マップを再キャリブレーションし、検証を繰り返す必要があります。
詳細情報
ストリーミングとストレージ
ビデオ圧縮形式
使用する圧縮方式は、表示要件とネットワークのプロパティに基づいて決定します。 以下から選択を行うことができます。
Motion JPEG
Motion JPEGまたはMJPEGは、個々のJPEG画像の連続で構成されたデジタルビデオシーケンスです。 これらの画像は、十分なレートで表示、更新されることで、連続的に更新される動きを表示するストリームが作成されます。 人間の目に動画として認識されるためには、1秒間に16以上の画像を表示するフレームレートが必要になります。 フルモーションビデオは、1秒間に30フレーム (NTSC) または25フレーム (PAL) で動画と認識されます。
Motion JPEGストリームは、かなりの帯域幅を消費しますが、画質に優れ、ストリームに含まれるすべての画像にアクセスできます。
H.264またはMPEG-4 Part 10/AVC
H.264はライセンスされた技術です。 このAxis製品には、H.264閲覧用のクライアントライセンスが1つ添付されています。 ライセンスされていないクライアントのコピーをインストールすることは禁止されています。 ライセンスを追加購入するには、Axisの販売代理店までお問い合わせください。
H.264を使用すると、画質を損なうことなく、デジタル映像ファイルのサイズを削減でき、Motion JPEG形式の場合と比較すると80%以上、従来のMPEG形式と比較すると50%以上を削減できます。 そのため、ビデオファイルに必要なネットワーク帯域幅やストレージ容量が少なくなります。 また、別の見方をすれば、より優れた映像品質が同じビットレートで得られることになります。
H.265またはMPEG-H Part 2/HEVC
H.265を使用すると、画質を損なうことなくデジタルビデオファイルのサイズを削減でき、H.264に比べて25%以上縮小することができます。
- H.265はライセンスされた技術です。 このAxis製品には、H.265閲覧用のクライアントライセンスが1つ添付されています。 ライセンスされていないクライアントのコピーをインストールすることは禁止されています。 ライセンスを追加購入するには、Axisの販売代理店までお問い合わせください。
- ほとんどのWebブラウザはH.265のデコードに対応していないため、カメラはWebインターフェースでH.265をサポートしていません。 その代わり、H.265のデコーディングに対応した映像管理システムやアプリケーションを使用できます。
ビットレート制御
ビットレート制御で、ビデオストリームの帯域幅の使用量を管理することができます。
Variable bitrate (VBR) (可変ビットレート )
可変ビットレートでは、シーン内の動きのレベルに基づいて帯域幅の使用量が変化します。 シーン内の動きが多いほど、多くの帯域幅が必要です。 ビットレートが変動する場合は、一定の画質が保証されますが、ストレージのマージンを確認する必要があります。
Maximum bitrate (MBR) (最大ビットレート))
最大ビットレートでは、目標ビットレートを設定してシステムのビットレートを制限することができます。 瞬間的なビットレートが指定したビットレート以下に保たれていると、画質またはフレームレートが低下することがあります。 画質とフレームレートのどちらを優先するかを選択することができます。 目標ビットレートは、予期されるビットレートよりも高い値に設定することをお勧めします。 これにより、シーン内で活動レベルが高い場合にマージンを確保します。
- 目標ビットレート
Average bitrate (ABR) (平均ビットレート)
平均ビットレートでは、より長い時間スケールにわたってビットレートが自動的に調整されます。 これにより、指定した目標を達成し、使用可能なストレージに基づいて最高画質のビデオを得ることができます。 動きの多いシーンでは、静的なシーンと比べてビットレートが高くなります。 平均ビットレートオプションを使用すると、多くのアクティビティがあるシーンで画質が向上する可能性が高くなります。 指定した目標ビットレートに合わせて画質が調整されると、指定した期間 (保存期間)、ビデオストリームを保存するために必要な総ストレージ容量を定義できます。 次のいずれかの方法で、平均ビットレートの設定を指定します。
必要なストレージの概算を計算するには、目標ビットレートと保存期間を設定します。
使用可能なストレージと必要な保存期間に基づいて平均ビットレートを計算するには、目標ビットレートカリキュレーターを使用します。
- 目標ビットレート
- 実際の平均ビットレート
- 平均ビットレートオプションの中で、最大ビットレートをオンにし、目標ビットレートを指定することもできます。
- 目標ビットレート
- 実際の平均ビットレート
仕様
製品の概要

- コントロールボタン
- ネットワークLED
- ステータスLED
- 電源LED
- PoE出力 LED
- microSDカードスロット
- 電源コネクター (DC)
- I/Oコネクター
- 接点コネクター
- アース端子ネジ
- ネットワークコネクター (PoE入力)
- ネットワークコネクター (PoE出力)
- 侵入アラームセンサー
技術仕様については、仕様を参照してください。
LEDインジケーター
ステータスLED | 説明 |
緑 | 正常動作の場合、緑色に点灯します。 |
ネットワークLED | 説明 |
緑 | 100Mbit/sネットワークに接続している場合、点灯します。 ネットワークパケットを送受信した場合、点滅します。 |
オレンジ | 10Mbit/sネットワークに接続している場合、点灯します。 ネットワークパケットを送受信した場合、点滅します。 |
消灯 | ネットワーク接続なし。 |
電源LED | 説明 |
緑 | 正常動作。 |
PoE出力 LED | 説明 |
消灯 | PoE出力がオフになっています |
緑 | PoE出力がオンになっています |
SDカードスロット
本装置は、microSD/microSDHC/microSDXCカードに対応しています。
推奨するSDカードについては、axis.comを参照してください。
microSD、microSDHC、およびmicroSDXCロゴは、SD-3C LLCの商標です。microSD、microSDHC、microSDXCは、米国および/または他の国々におけるSD-3C, LLCの商標または登録商標です。
ボタン
コントロールボタン
- コントロールボタンの位置については、製品の概要を参照してください。
- コントロールボタンは、以下の用途で使用します。
製品を工場出荷時の設定にリセットする。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。
AXIS Video Hosting Systemサービスに接続する。を参照してください。 接続するには、ステータスLEDが緑色に点滅するまで、ボタンを押し続けます (約3秒間)。
コネクター
ネットワークコネクター
Power over Ethernet Plus (PoE+) 対応RJ45イーサネットコネクター
装置の損傷の危険があります。 PoEとDCの両方を使用して装置の電源を入れないでください。
ネットワークコネクタ (PoE出力)
Power over Ethernet IEEE 802.3at type 2、最大30 W
このコネクターを使用して別のPoE装置 (カメラ、警報スピーカー、2番目のAxisレーダーなど) に給電します。
PoE出力は、レーダーが60 Wミッドスパン (Power over Ethernet IEEE 802.3 bt、type 3) によって給電されている場合に有効になります。
レーダーが30 WミッドスパンまたはDC電源によって給電されている場合、PoE出力は無効になっています。
イーサネットケーブルの最大長は、PoE出力とPoE入力を組み合わせた合計の100 mです。 PoEエクステンダーを使用して、延長することができます。
接続するPoE装置が30 Wを超える電力を必要とする場合は、レーダーのPoE出力ポートと装置の間に60 Wミッドスパンを追加できます。 ミッドスパンが装置に電力を供給し、セキュリティレーダーがイーサネット接続を提供するようになります。
I/Oコネクター
I/Oコネクターに外部装置を接続し、イベントトリガーやアラーム通知などと組み合わせて使用することができます。 I/Oコネクターは、0 V DC基準点と電力 (DC出力) に加えて、以下のインターフェースを提供します。
- デジタル入力 –
- 開回路と閉回路の切り替えが可能なデバイス (PIRセンサー、ドア/窓の接触、ガラス破損検知器など) を接続するための入力です。
- デジタル出力 –
- リレーやLEDなどの外部デバイスを接続します。 接続された装置は、VAPIX®アプリケーションプログラミングインターフェースを通じたイベントまたは製品のWebページからアクティブにすることができます。
6ピンターミナルブロック
機能 | ピン | 備考 | 仕様 |
DCアース | 1 | 0 V DC | |
DC出力 | 2 | 補助装置の電源供給に使用できます。 注: このピンは、電源出力としてのみ使用できます。 | 12 V DC 最大負荷 = 50 mA |
設定可能 (入力または出力) | 3–6 | デジタル入力 – 動作させるにはピン1に接続し、動作させない場合はフロート状態 (未接続) のままにします。 | 0~30 V DC (最大) |
デジタル出力 – アクティブ時はピン1 (DCグランド) に内部で接続し、非アクティブ時はフロート状態 (未接続) になります。 リレーなどの誘導負荷とともに使用する場合は、過渡電圧から保護するために、負荷と並列にダイオードを接続します。 | 0~30 V DC (最大)、オープンドレイン、100 mA |
Example
- DCグランド
- DC出力 12 V、最大50 mA
- I/O (入力として設定)
- I/O (出力として設定)
- 設定可能I/O
- 設定可能I/O
電源コネクター
DC電源入力用2ピンターミナルブロック。 定格出力が100 W以下または5 A以下の安全特別低電圧 (SELV) に準拠した有限電源 (LPS) を使用してください。
装置の損傷の危険があります。 PoEとDCの両方を使用して装置の電源を入れないでください。
リレーコネクター

接点コネクターには単心線を使用してください。
機能 | 仕様 |
タイプ | NO (ノーマルオープン) |
定格 | 24 V DC/5 A |
他の回路からの定格絶縁 | 2.5 kV |
清掃の推奨事項
装置に油しみがあったり、汚れがひどい場合は、マイルドで無溶媒の中性石鹸または洗剤を使用して清掃することができます。
ガソリン、ベンジン、アセトンなどの強力な洗剤は絶対に使用しないでください。
圧縮空気を使用すると、装置からほこりやごみを取り除くことができます。
マイルドな洗剤とぬるま湯に浸した柔らかい布でデバイスを清掃します。
乾いた布で慎重に拭きます。
水滴が乾いて跡が残ることがありますので、直射日光があたる、または高温になる場所では清掃しないでください。
トラブルシューティング
工場出荷時の設定にリセットする
工場出荷時の設定へのリセットは慎重に行ってください。 工場出荷時の設定へのリセットを行うと、IPアドレスを含むすべての設定が工場出荷時の値にリセットされます。
本製品を工場出荷時の設定にリセットするには、以下の手順を実行します。
本製品の電源を切ります。
コントロールボタンを押した状態で電源を再接続します。製品の概要を参照してください。
ステータスLEDがオレンジ色に点滅するまで、コントロールボタンを15~30秒間押し続けます。
コントロールボタンを離します。 プロセスが完了すると、ステータスLEDが緑色に変わります。 これで本製品は工場出荷時の設定にリセットされました。 ネットワーク上に利用可能なDHCPサーバーがない場合、デフォルトのIPアドレスは
192.168.0.90
になります。インストールおよび管理ソフトウェアツールを使用して、IPアドレスの割り当て、パスワードの設定、装置へのアクセスを行います。
axis.com/supportのサポートページに、インストールおよび管理ソフトウェアツールが用意されています。
装置のWebインターフェースを使用して、各種パラメーターを工場出荷時の設定に戻すこともできます。 [Maintenance (メンテナンス) > Factory default (工場出荷時の設定)] に移動し、[Default (デフォルト)] をクリックします。
現在のファームウェアバージョンの確認
ファームウェアは、ネットワーク装置の機能を決定するソフトウェアです。 問題のトラブルシューティングを行う際は、まず現在のファームウェアバージョンを確認することをお勧めします。 最新のファームウェアバージョンには、特定の問題の修正が含まれていることがあります。
現在のファームウェアを確認するには、以下の手順に従います。
装置のWebインターフェース > [Status (ステータス)] に移動します。
[Device info (装置情報)] でファームウェアバージョンを確認してください。
ファームウェアのアップグレード
- 事前設定済みの設定とカスタム設定は、ファームウェアのアップグレード時に保存されます (その機能が新しいファームウェアで利用できる場合)。ただし、この動作をAxis Communications ABが保証しているわけではありません。
- アップグレードプロセス中は、装置を電源に接続したままにしてください。
アクティブトラックの最新のファームウェアで装置をアップグレードすると、製品に最新機能が追加されます。 ファームウェアを更新する前に、ファームウェアとともに提供されるアップグレード手順とリリースノートを必ずお読みください。 最新ファームウェアおよびリリースノートについては、axis.com/support/firmwareを参照してください。
ファームウェアファイルをコンピューターにダウンロードします。ファームウェアファイルはaxis.com/support/firmwareから無料で入手できます。
装置に管理者としてログインします。
[Maintenance (メンテナンス) > Firmware upgrade (ファームウェアのアップグレード)] に移動し、[Upgrade (アップグレード)] をクリックします。
- アップグレードが完了すると、製品は自動的に再起動します。
技術的な問題、ヒント、解決策
このページで解決策が見つからない場合は、axis.com/supportのトラブルシューティングセクションに記載されている方法を試してみてください。
ファームウェアのアップグレードで問題が発生する | |
ファームウェアのアップグレード失敗 | ファームウェアのアップグレードに失敗した場合、デバイスは以前のファームウェアを再度読み込みます。 最も一般的な理由は、間違ったファームウェアファイルがアップロードされた場合です。 デバイスに対応したファームウェアファイル名であることを確認し、再試行してください。 |
ファームウェアのアップグレード後に問題が発生する | ファームウェアのアップグレード後に問題が発生する場合は、[Maintenance (メンテナンス)] ページから、以前にインストールされたバージョンにロールバックします。 |
IPアドレスの設定で問題が発生する | |
デバイスが別のサブネット上にある | デバイス用のIPアドレスと、デバイスへのアクセスに使用するコンピューターのIPアドレスが異なるサブネットにある場合は、IPアドレスを設定することはできません。 ネットワーク管理者に連絡して、適切なIPアドレスを取得してください。 |
IPアドレスが別のデバイスで使用されている | Axisデバイスをネットワークから切断します。 pingコマンドを実行します (コマンドウィンドウまたはDOSウィンドウで、
|
同じサブネット上の別のデバイスとIPアドレスが競合している可能性がある | DHCPサーバーによって動的アドレスが設定される前は、Axisデバイスは静的IPアドレスを使用します。 つまり、デフォルトの静的IPアドレスが別の装置でも使用されていると、装置へのアクセスに問題が発生する可能性があります。 |
ブラウザーから装置にアクセスできない | |
ログインできない | HTTPSが有効なときは、正しいプロトコル (HTTPまたはHTTPS) を使用してログインしてください。ブラウザーのアドレスフィールドに、手動で「 rootユーザーのパスワードを忘れた場合は、デバイスを工場出荷時の設定にリセットする必要があります。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。 |
DHCPによってIPアドレスが変更された | DHCPサーバーから取得したIPアドレスは動的なアドレスであり、変更されることがあります。 IPアドレスが変更された場合は、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用してデバイスのネットワーク上の場所を特定してください。 装置のモデルまたはシリアル番号、あるいはDNS名 (設定されている場合) を使用して装置を識別します。 必要に応じて、静的IPアドレスを手動で割り当てることができます。 手順については、axis.com/supportを参照してください。 |
IEEE 802.1X使用時の証明書エラー | 認証を正しく行うには、Axis装置の日付と時刻をNTPサーバーと同期させなければなりません。 [System (システム) > Date and time (日付と時刻)] に移動します。 |
装置にローカルにアクセスできるが、外部からアクセスできない | |
装置に外部からアクセスする場合は、以下のいずれかのWindows®向けアプリケーションを使用することをお勧めします。
手順とダウンロードについては、axis.com/vmsを参照してください。 |
MQTTオーバSSLを使用してポート8883経由で接続できない | |
ファイアウォールによって、ポート8883が安全ではないと判断されたため、ポート8883を使用するトラフィックがブロックされています。 | 場合によっては、サーバー/ブローカーによってMQTT通信用に特定のポートが提供されていない可能性があります。 この場合でも、HTTP/HTTPSトラフィックに通常使用されるポート経由でMQTTを使用できる可能性があります。
|
パフォーマンスに関する一般的な検討事項
最も重要な検討事項には次のようなものがあります。
貧弱なインフラによるネットワークの使用率が高いと帯域幅に影響します。