AXIS P5676-LE PTZ Camera

はじめに

ネットワーク上のデバイスを検索する

Windows®でAxisデバイスを探してIPアドレスの割り当てを行う方法については、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用してください。 いずれのアプリケーションも無料で、axis.com/supportからダウンロードできます。

IPアドレスの検索や割り当てを行う方法の詳細については、IPアドレスの割り当てとデバイスへのアクセス⽅法を参照してください。

ブラウザーサポート

以下のブラウザーでデバイスを使用できます。

ChromeTM

Firefox®

EdgeTM

Safari®

Windows®

推奨

推奨

macOS®

推奨

推奨

Linux®

推奨

推奨

その他のオペレーティングシステム

✓*

* iOS 15またはiPadOS 15でAXIS OS Webインターフェースを使用するには、[設定] > [Safari] > [詳細] > [Experimental Features] に移動し、[NSURLSession Websocket] を無効にします。

推奨ブラウザーの詳細については、AXIS OSポータルにアクセスしてください。

装置へのアクセス

  1. ブラウザーを開き、Axis装置のIPアドレスまたはホスト名を入力します。

    本製品のIPアドレスが不明な場合は、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用して、ネットワーク上で装置を見つけます。

  2. ユーザー名とパスワードを入力します。 初めて装置にアクセスする場合は、rootパスワードを設定する必要があります。rootアカウントの新しいパスワードを設定するを参照してください。

  3. ブラウザーでライブビューページが開きます。

ファームウェアが改ざんされてないことを確認する

  1. 装置に元のAxisファームウェアが搭載されていることを確認するか、またはセキュリティ攻撃が行われた後に装置を完全に制御するには、以下の手順に従います。
  2. 工場出荷時の設定にリセットします。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。

    リセットを行うと、セキュアブートによって装置の状態が保証されます。

  3. 装置を設定し、インストールします。

rootアカウントの新しいパスワードを設定する

重要

デフォルトの管理者ユーザー名はrootです。 rootのパスワードを忘れた場合は、装置を工場出荷時の設定にリセットしてください。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。

サポートのヒント: パスワードセキュリティ確認チェック
  1. パスワードを入力します。 安全なパスワードを設定する手順に従います。安全なパスワードを参照してください。

  2. パスワードを再入力して、スペルを確認します。

  3. [Create login (ログインの作成)] をクリックします。 これでパスワードが設定されました。

安全なパスワード

重要

Axisデバイスは、最初に設定されたパスワードをネットワーク上で平文で送信します。 最初のログイン後にデバイスを保護するために、安全で暗号化されたHTTPS接続を設定してからパスワードを変更してください。

デバイスのパスワードは主にデータおよびサービスを保護します。 Axisデバイスは、さまざまなタイプのインストールで使用される可能性があることから、パスワードポリシーを強制しません。

データを保護するために、次のことを強く推奨します。

  • 8文字以上のパスワードを使用する (できればパスワード生成プログラムで作成する)。

  • パスワードを公開しない。

  • 一定の期間ごとにパスワードを変更する (少なくとも年に1回)。

Webページの概要

  1. ライブビューコントロールバー
  2. ライブビュー
  3. 製品名
  4. ユーザー情報、カラーテーマ、およびヘルプ
  5. ビデオコントロールバー
  6. 設定トグル
  1. 設定タブ

追加設定

画像を調整する

このセクションでは、装置の設定について説明します。 特定の機能の詳細については、詳細情報を参照してください。

カメラを水平にする

  1. 参照エリアまたは物体との関係で表示を調整するには、レベルガイドとカメラの機械的な調整を組み合わせて使用します。
  2. [Settings > System> Orientation (設定 > システム > 向き)] に移動し、 をクリックします。

  3. 参照エリアまたは物体の位置がレベルガイドと揃うまで、カメラを機械的に調整します。

フォーカスを調整する

  • 本製品には以下の3つのフォーカスモードがあります。
  • Auto (自動): 画像全体に基づいて自動的にフォーカスが調整されます。

  • Spot (スポット): 画像の中心に基づいて自動的にフォーカスが調整されます。

  • Manual (手動): 固定距離でフォーカスを手動で設定します。

  1. フォーカスモードを選択するには:
  2. [Settings (設定)] > [PTZ] > [Focus defaults (フォーカスのデフォルト)] に移動します。

  3. オートフォーカスをデフォルトのフォーカスとして使用する場合は、[Auto (自動)] をオンにします。

    スポットフォーカスをデフォルトのフォーカスとして使用する場合は、[Spot (スポット)] をオンにします。

    [Auto (自動)] と [Spot (スポット)] の両方をオンにすると、スポットフォーカスがデフォルトのフォーカスになります。 両方をオフにすると、手動フォーカスがデフォルトのフォーカスになります。

  4. ライブビューウィンドウで、[Zoom (ズーム)] スライダーが表示されている場合は、[Zoom (ズーム)] をクリックし、[Focus (auto) (フォーカス (自動))] または [Focus (spot) (フォーカス (スポット))] を選択します。 ライブビューで使用できる設定は、フォーカスのデフォルト設定によって異なります。

  5. 使用するフォーカスモードを選択します。

    • をクリックして、オートフォーカスを選択します。

    • をクリックして、スポットフォーカスを選択します。 画像の中心を調整します。 画像の中心にある物体にフォーカスが合います。

    • をクリックして、手動フォーカスを選択します。 スライダーを使用してフォーカスを設定します。

フォーカスリコールエリアを使用してフォーカスを迅速に調整する

特定のパン/チルト範囲でのフォーカス設定を保存するには、フォーカスリコールエリアを追加します。 カメラはそのエリアに移動するたびに、以前に保存したフォーカスをリコールします。 ライブビュー内のフォーカスリコールエリアの半分だけでも十分です。

  • フォーカスリコール機能は、次のシナリオで使用することをお勧めします。
  • ライブビューでジョイスティックなど手動の操作が多い場合。

  • フォーカス設定が常に変わる動作など、手動フォーカスのPTZプリセット位置が効率的でない場合。

  • 照明環境によりオートフォーカスが難しいような低照度のシナリオ。

重要
  • フォーカスリコールは、指定したパン/チルト範囲でカメラのオートフォーカス設定をオーバーライドします。
  • プリセットポジションは、フォーカスリコールエリアに保存されたフォーカス設定をオーバーライドします。
  • フォーカスリコールエリアの最大数は20です。
  1. フォーカスリコールエリアの作成
  2. フォーカスするエリアにパン、チルト、ズームします。

    [フォーカスリコール] ボタンにプラス が表示されていれば、その位置にフォーカスリコールエリアを追加できます。

  3. フォーカスを調整します。

  4. [フォーカスリコール] ボタンをクリックします。

  1. フォーカスリコールエリアの削除
  2. 削除するフォーカスリコールエリアにパン、チルト、ズームします。

    フォーカスリコールエリアが検知されると、[フォーカスリコール] ボタンがマイナスに切り替わります。.

  3. [フォーカスリコール] ボタンをクリックします。

シーンプロファイルの選択

シーンプロファイルは、カラーレベル、輝度、シャープネス、コントラスト、ローカルコントラストを含む事前に定義されている画像設定のセットです。 シーンプロファイルは、ある特定のシナリオ設定を迅速に行う目的で製品に事前設定されています。例えば、監視の用途に最適化されたForensic (フォレンジック)などがこれに含まれます。 利用可能な各設定の詳細については、ヘルプメニュー に移動し、Help (ヘルプ) をクリックしてください。

カメラの初期設定を行う際にシーンプロファイルを選択できます。 シーンプロファイルは、後から選択や変更することもできます。

  1. [Settings (設定)] > [System (システム)] > [Orientation (向き)] に移動します。

  2. [Scene profile (シーンプロファイル)] に移動し、プロファイルを選択します。

  3. [完了] をクリックします。

低遅延モードで画像処理時間を短縮する

低遅延モードをオンにすることで、ライブストリームの画像処理時間を最適化できます。 ライブストリームの遅延が最小限に短縮されます。

  1. [Settings > System (設定 > システム)] に移動します。

  2. [Plain config > Image source (プレーン設定 > 画像ソース)] に移動します。

  3. [Low latency mode (低遅延モード)] に移動し、[On (オン)] を選択します。

  4. [Save (保存)] をクリックします。

露出モードを選択する

カメラには、絞り、シャッタースピード、ゲインを調整して特定の監視シーンの画質を向上させるさまざまな露出モードオプションがあります。 [Settings > Image > Exposure (設定 > 画像 > 露出)] に移動し、以下の露出モードから選択します。

  • ほとんどの用途では、[Automatic (自動)] 露出を選択します。

  • 蛍光灯など、特定の人工照明がある環境では、[Flicker-free (ちらつき防止)] を選択します。

    電源周波数と同じ周波数を選択します。

  • 蛍光灯照明がある夜間の屋外や太陽光が射す日中の屋外など、特定の人工照明や明るい光がある環境では、[Flicker-reduced (ちらつき低減)] を選択します。

    電源周波数と同じ周波数を選択します。

  • 現在の露出設定を固定するには、[Hold current (現在の状態で固定)] を選択します。

赤外線照明を最適化する

シーン内の外部光源など、設置環境やカメラの周囲の状況によっては、LEDの強度を手動で設定すれば赤外線照明が改善されることがあります。

  1. [Settings > Image > Day and night (設定 > 画像 > デイナイト)] に移動し、[Allow illumination (照明を許可)] をオンにします。

  2. [Live view control (ライブビューコントロール)] オンにします。

  3. [Settings (設定)] を最小化します。

  4. ライブビューコントロールバーで、[Illumination (照明)] ボタンをクリックし、[IR light (赤外線照明)] をオンにして、[Manual (手動)] を選択します。

  5. 強度を調整します。

ナイトモードを使用して低光量下で赤外線照明からメリットを得る

日中、カメラは可視光を利用してカラー画像を提供します。 利用できる光量が減少するにつれて、カメラが自動的にナイトモードに切り替わるように設定できます。このモードでは、カメラは可視光と近赤外光の両方を利用して白黒画像を提供します。 カメラはより多くの利用可能な光を利用するため、より明るく精細な画像を提供できます。

  1. [Settings > Image > Day and night (設定 > 画像 > デイナイト)] に移動し、[IR cut filter (IRカットフィルター)] が [Auto (自動)] に設定されていることを確認します。

  2. カメラがナイトモードに切り替わる光量レベルを設定するには、[Threshold (しきい値)] スライダーを [Bright (明るい)] または [Dark (暗い)] の方に動かします。

  3. [Allow IR illumination (赤外線照明を許可)] と [Synchronize IR illumination (赤外線照明の同期)] を有効にすると、ナイトモードのときにカメラの赤外線照明を使用できます。

  4. 明るいときにナイトモードに切り替わるように設定した場合、低光量ノイズが少ないため画像のシャープさが残ります。 暗いときに切り替わるように設定した場合、画像のカラーはより長く維持されますが、低光量ノイズによる画像のブレが多くなります。

低照度環境でノイズを減らす

低光量の条件下でノイズを少なくするために、以下のうち1つ以上の設定ができます。

  • ノイズと動きによる画像のブレの間のトレードオフを調整します。 [Settings > Image > Exposure (設定 > 画像 > 露出)] に移動し、[Blur-noise trade-off (ブレとノイズのトレードオフ)] スライダーを [Low noise (低ノイズ)] の方に動かします。

  • [露出モード] を [自動] に設定します。

  • 最大シャッター値が高いと、動きによる画像のブレが生じる場合があります。

  • シャッター速度を遅くするには、最大シャッターをできるだけ大きな値に設定します。

  • 画像のシャープネスを下げます。

  • 最大ゲインを下げると、画像が暗くなる場合があります。

  • 最大ゲインをより低い値に設定します。

  • 開口を開きます。

低光量下で動きによる画像のブレを減らす

  • 低光量の条件下で画像のブレを少なくするために、[Settings > Image > Exposure (設定 > 画像 > 露出)] のうち1つ以上の設定を調整することができます。
  • [Blur-noise trade-off (ブレとノイズのトレードオフ)] スライダーを [Low motion blur (動きによる画像のブレが少ない)] 方向に動かします。

  • ゲインを大きくすると、画像のノイズが多くなります。

  • [Max shutter (最大シャッター)] を短い時間に設定し、[Max gain (最大ゲイン)] をより高い値に設定します。

  • それでも動きによる画像のブレに問題がある場合は、
  • シーン内の光源レベルを上げます。

  • 物体が横向きではなく、カメラの方へ移動するか、カメラから離れるように移動するようにカメラを取り付けます。

最大限に詳細な画像を撮影する

重要

最大限に詳細な画像を撮影すると、ビットレートが増加し、フレームレートが低下する場合があります。

  • [Settings > Image > Capture mode (設定> イメージ>キャプチャーモード)] に移動し、解像度が最も高いキャプチャーモードを選択してください。

  • [Settings > Stream (設定 > ストリーム)] に移動し、圧縮率を可能な限り低く設定します。

  • [Live view settings > Video format (ライブビュー設定 > ビデオ形式)] に移動し、MJPEGストリーミングを選択します。

  • [Settings > Stream (設定 > ストリーム)] に移動し、Zipstream機能をオフにします。

逆光の強いシーンを処理する

ダイナミックレンジとは、画像内の明るさのレベルの差のことです。 最も暗い部分と最も明るい部分の差がかなり大きい場合があります。 その場合、暗い部分か明るい部分の画像だけが見えることがよくあります。 ワイドダイナミックレンジ (WDR) を使用すると、画像の暗い部分と明るい部分の両方が見えるようになります。

WDRを使用していない画像。
WDRを使用している画像。
  • WDRを使用すると、画像にノイズが発生することがあります。
  • WDRは、一部のキャプチャーモードでは使用できない場合があります。
  1. [Settings > Image > Wide dynamic range (設定 > 画像 > ワイドダイナミックレンジ)] に移動します。

  2. [WDR (ワイドダイナミックレンジ)] をオンにします。

  3. [Local contrast (ローカルコントラスト)] スライダーを使用して、WDRの量を調整します。

  4. [Tone mapping (トーンマッピング)] スライダーを使用して、WDRの量を調整します。

  5. それでも問題が発生する場合は、[Exposure (露出)] に移動して [Exposure zone (露出エリア)] を調整し、対象範囲をカバーします。

WDRとその使用方法の詳細については、axis.com/web-articles/wdrを参照してください。

揺れる映像を電子動体ブレ補正 (EIS) によって安定させる

電子動体ブレ補正 (EIS) は、風が当たる場所や車が往来する場所など、露出した場所に本製品が設置されており、本製品が振動する環境で使用することができます。 EISをオンにすると、ブレがなく、よりスムーズで安定した映像が表示されます。

また、EISを使用すると圧縮された画像のファイルサイズが削減され、ビデオストリームのビットレートも低くなります。

EISがオンのときは、画像がわずかに切り取られ、最大解像度が低くなります。

  1. [Settings > Image > Image correction (設定 > 画像 > 画像補正)] に移動します。

  2. [EIS] をオンにします。

  3. スライダーで電子動体ブレ補正を調整します。

ピクセル解像度の確認

画像の定義された部分に、ナンバープレートなどを認識するのに十分なピクセルが含まれていることを確認するには、ピクセルカウンターを使用します。

  1. [Settings > System > Orientation (設定 > システム > 向き)] に移動します。

  2. をクリックします。

  3. カメラのライブビューで、ナンバープレートが表示されると予想される位置など、対象範囲の四角形のサイズおよび位置を調整します。

    四角形の各辺 (XY) のピクセル数が表示され、値がニーズを満たすのに十分かどうかを決定することができます。

プライバシーマスクで画像の一部を非表示にする

1つ以上のプライバシーマスクを作成して、画像の一部を隠すことができます。

プライバシーマスクを作成する方法
  1. [Settings > Privacy mask (設定 > プライバシーマスク)] に移動します。

  2. [New (新規)] をクリックします。

  3. 必要に応じて、プライバシーマスクのサイズ、色、名前を調整します。

マスクの外観を変更する方法

画像オーバーレイを表示する

ビデオストリームのオーバーレイとして画像を追加することができます。

  1. [Settings > Overlay (設定 > オーバーレイ)] に移動します。

  2. [Image list (画像リスト)] をクリックします。

  3. 画像をアップロードし、[Done (完了)] をクリックします。

  4. [Create overlay (オーバーレイを作成する)] をクリックします。

  5. [Image (画像)] を選択し、[Create (作成)] をクリックします。

  6. [Image (画像)] を選択し、[Ok] をクリックします。

  7. [Import (インポート)] を選択し、画像をアップロードします。

  8. ドロップダウンリストから画像を選択します。

  9. 画像オーバーレイを配置する場所を設定するには、[Custom (カスタム)] を選択するか、プリセットの1つを選択します。

  10. [Create (作成)] をクリックします。

パン位置またはチルト位置をテキストオーバーレイとして表示する

パン位置またはチルト位置を、画像内にオーバーレイとして表示することができます。

  1. [Settings > Overlay (設定 > オーバーレイ)] に移動し、[Create overlay (オーバーレイを作成する)] をクリックします。

  2. [Text (テキスト)] を選択し、[Create (作成)] をクリックします。

  3. パン位置を表示するには、テキストフィールドに「#x」と入力します。

    チルト位置を表示するには、「#y」と入力します。

  4. 外観、テキストサイズ、および位置を選択します。

  5. 現在のパンおよびチルト位置がライブビュー画像と録画に表示されます。

カメラビューを調整する (PTZ)

パン/チルト/ズームのさまざまな設定の詳細については、パン、チルト、ズーム (PTZ)を参照してください。

パン、チルト、およびズーム動作を制限する

シーン内にカメラで撮影したくない部分がある場合は、パン、チルト、ズームの動作を制限することができます。 たとえば、監視する予定の駐車場に近い場所にあるアパートの居住者のプライバシーを保護する必要がある場合です。 動作を制限するには、[Settings > PTZ > Limits (設定 > PTZ > 制限)] に移動します。

プリセットポジションを含むガードツアーを作成する

ガードツアーを使用して、さまざまなプリセットポジションからのビデオストリームを、設定した時間中、あらかじめ決められた順序またはランダムな順序で表示することができます。

  1. [Settings > PTZ > Guard tours (設定 > PTZ > ガードツアー)] に移動します。

  2. をクリックします。

  3. ガードツアーのプロパティを編集するには、 をクリックします。

  4. ガードツアーの名前を入力して、各ツアー間で一時停止する長さを分単位で指定します。

  5. ガードツアーがランダムな順番でプリセットポジションに移動するように指定するには、[シャッフル] をオンにします。

  6. [完了] をクリックします。

  7. [追加] をクリックして、ガードツアーに追加するプリセットポジションを指定します。

  8. [Done (完了)] をクリックして、ガードツアーの設定を終了します。

  9. ガードツアーのスケジュールを設定するには、[System > Events (システム > イベント)] に移動します。

ビデオを表示する、録画する

このセクションでは、装置の設定について説明します。 ストリーミングとストレージの動作の詳細については、ストリーミングとストレージを参照してください。

帯域幅とストレージ容量を削減する

重要

帯域幅を削減すると、画像の詳細度が失われる可能性があります。

  1. ライブビューに移動し、[H.264] を選択します。

  2. [Settings > Stream (設定 > ストリーム)] に移動します。

  3. 以下の操作を1つ以上実行します。

    • Zipstream機能をオンにし、希望のレベルを選択する。

    • Zipstream設定はH.264とH.265の両方で使用されます。

    • ダイナミックGOPをオンにし、GOP長を高い値に設定する。

    • 圧縮度を増やす。

    • ダイナミックFPSをオンにする。

WebブラウザーではH.265のデコーディングをサポートしていません。 H.265のデコーディングに対応した映像管理システムまたはアプリケーションを使用してください。

ネットワークストレージを設定する

  1. ネットワーク上に録画を保存するには、以下のようにネットワークストレージを設定する必要があります。
  2. [Settings > System (設定 > システム)] > [Storage (ストレージ)] に移動します。

  3. [Network storage (ネットワークストレージ)] の [Setup (設定)] をクリックします。

  4. ホストサーバーのIPアドレスを入力します。

  5. ホストサーバー上の共有場所の名前を入力します。

  6. 共有にログインが必要な場合はスイッチを移動し、ユーザー名とパスワードを入力します。

  7. [Connect (接続)] をクリックします。

ビデオを録画して見る

ビデオを録画するには、最初にネットワークストレージの設定をする (「ネットワークストレージを設定する」参照)、またはSDカードを挿入する必要があります。

  1. ビデオを録画する
  2. ライブビューに移動します。

  3. 録画を開始するには、Record (録画) をクリックします。 録画を停止するには、もう一度クリックしてください。

  1. ビデオを見る
  2. [Storage > Go to recordings (ストレージ > 録画を表示)] をクリックします。

  3. リストの録画を選択すると、その録画が自動的に再生されます。

イベントのルールを設定する

特定のイベントが発生したときにデバイスにアクションを実行させるように、ルールを作成することができます。 ルールは条件とアクションで構成されます。 条件を使用して、アクションをトリガーすることができます。 たとえば、デバイスは動きを検知したときに、録画を開始したり、電子メールを送信したりすることができ、デバイスが録画をしている間にオーバーレイテキストを表示することができます。

詳細については、ガイド「イベントのルールの使用開始」を参照してください。

アクションをトリガーする

  1. Settings > System > Events (設定 > システム > イベント) に移動し、ルールを設定します。 このルールでは、装置が特定のアクションを実行するタイミングを定義します。 ルールは、スケジュール、繰り返し、または動体検知によるトリガーなどを利用して設定できます。

  2. アクションをトリガーするために満たす必要がある [Condition (条件)] を選択します。 ルールに複数の条件を指定した場合は、すべての条件が満たされたときにアクションがトリガーされます。

  3. 条件が満たされたときに装置が実行する Action (アクション) を選択します。

アクティブなルールを変更する場合は、ルールを再起動して変更内容を有効にする必要があります。

ルールに使用されたストリームプロファイルの定義を変更する場合は、そのストリームプロファイルを使用するすべてのルールを再起動する必要があります。

カメラが動きを検知したときにビデオを録画する

この例では、カメラが動きを検知する5秒前にSDカードへの録画を開始し、1分後に停止するようにカメラを設定する方法を示します。

  1. AXIS Object Analyticsが実行されていることを確認します。
  2. [Settings (設定)] > [Apps (アプリ)] > [AXIS Object Analytics] に移動します。

  3. アプリケーションが実行されていない場合は、起動します。

  4. ニーズに合わせてアプリケーションを設定していることを確認します。 ヘルプが必要な場合は、AXIS Object Analyticsのユーザーマニュアルを参照してください。

  1. ルールを作成する:
  2. [Settings > System > Events (設定 > システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。

  3. ルールの名前を入力します。

  4. [Application (アプリケーション)] の [Object Analytics] を選択します。

  5. アクションのリストで、[Recordings (録画)] の [Record video while the rule is active (ルールがアクティブである間、ビデオを録画する)] を選択します。

  6. 既存のストリームプロファイルを選択するか、新しいプロファイルを作成します。

  7. プリトリガー時間を5秒に設定します。

  8. ポストトリガー時間を60秒に設定します。

  9. ストレージオプションのリストで、[SD card (SDカード)] を選択します。

  10. [Save (保存)] をクリックします。

PIR検知器が動きを検知したときにビデオを録画する

この例では、Axis PIR検知器をカメラに接続し、検知器が動きを検知したときに録画を開始するようにカメラを設定する方法について説明します。

  • 必要なハードウェア
  • 3ワイヤーケーブル (アース、電源、I/O)

  • Axis PIR検知器

注意

ワイヤーを接続する前に、カメラを電源から切り離します。 すべての接続が完了した後に電源に再接続します。

  1. カメラのI/Oコネクターに配線を接続します
  2. I/Oコネクターについては、コネクターを参照してください。

  3. アース線をピン1 (GND/-) に接続します。

  4. 電源ワイヤーをピン2 (12V DC出力) に接続します。

  5. I/Oワイヤーをピン3 (I/O入力) に接続します。

  1. PIR検知器のI/Oコネクターに配線を接続します
  2. アース線のもう一方の端をピン1 (GND/-) に接続します。

  3. 電源ワイヤーのもう一方の端をピン2 (DC入力/+) に接続します。

  4. I/Oワイヤーのもう一方の端をピン3 (I/O出力) に接続します。

  1. カメラのWebページでI/Oポートを設定します
  2. [Settings > System (設定 > システム)] > [I/O ports (I/Oポート)] の順に移動します。

  3. [Port 1 (ポート1)] ドロップダウンリストから [Input (入力)] を選択します。

  4. 入力モジュールに分かりやすい名前を付けます。

  5. PIR検知器が動きを検知したときに、検知器がカメラに信号を送信するようにするには、ドロップダウンリストから [Closed circuit (閉路)] を選択します。

カメラがPIR検知器から信号を受信したときに、カメラをトリガーして録画を開始するには、カメラのWebページでルールを作成する必要があります。

カメラが動きを検知したときにカメラをプリセットポジションに向ける

この例では、画像内の動きを検知したときにプリセットポジションに移動するようにカメラを設定する方法を示します。

  1. AXIS Video Motion Detectionが実行されていることの確認:
  2. [Settings > Apps (設定 > アプリ)] > [AXIS Video Motion Detection] に移動します。

  3. アプリケーションが実行されていない場合は、起動します。

  4. ニーズに合わせてアプリケーションを設定していることを確認します。 ヘルプが必要な場合は、AXIS Video Motion Detection 4のユーザーマニュアルを参照してください。

プリセットポジションの追加:

[Settings > PTZ (設定 > PTZ)] に移動し、プリセットポジションを作成して、カメラを向ける場所を設定します。

  1. ルールの作成:
  2. [Settings > System (設定 > システム)] > [Events > Rules (イベント > ルール)] に移動し、ルールを追加します。

  3. ルールの名前を入力します。

  4. 条件のリストで、[Application (アプリケーション)] の下からビデオ動体検知の条件を選択します。

  5. アクションのリストから、[Go to preset position (プリセットポジションに移動する)] を選択します。

  6. カメラの移動先のプリセットポジションを選択します。

  7. [Save (保存)] をクリックします。

カメラが音量の大きいノイズを検知したときにビデオを録画する

この例では、カメラが音量の大きいノイズを検知する5秒前にSDカードへの録画を開始し、1分後に停止するようにカメラを設定する方法を示します。

  1. 音声をオンにする:
  2. 音声を含めるようにストリームプロファイルを設定します (参照)。

  1. 音声検知をオンにする:
  2. [Settings > System > Detectors > Audio detection (設定 > システム > 検知 > 音声検知)] の順に移動します。

  3. 必要に応じて、アラームレベルを調整します。

  1. ルールを作成する:
  2. [Settings > System > Events (設定 > システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。

  3. ルールの名前を入力します。

  4. 条件のリストで、[Audio (音声)] の [Audio Detection (音声検知)] を選択します。

  5. アクションのリストで、[Recordings (録画)] の [Record video (ビデオを録画する)] を選択します。

  6. 音声がオンになっている場合のストリームプロファイルを選択します。

  7. プリトリガー時間を5秒に設定します。

  8. ポストトリガー時間を60秒に設定します。

  9. ストレージオプションのリストで、[SD card (SDカード)] を選択します。

  10. [Save (保存)] をクリックします。

ゲートキーパーで特定のエリアに自動的にズームインする

この例では、ゲートキーパーの機能を使用して、ゲートを通過する車のナンバープレートにカメラを自動的にズームインする方法について説明します。 車が通過すると、カメラはズームアウトしてホームポジションに戻ります。

  1. プリセットポジションの作成:
  2. [Settings > PTZ > Preset positions (設定 > PTZ > プリセットポジション)] に移動します。

  3. ゲートの入口を含むホームポジションを作成します。

  4. ナンバープレートが現れる位置と想定される画像中のエリアをカバーできるように、ズームインプリセットポジションを作成します。

  1. 動体検知プロファイルを作成します。
  2. [設定 > アプリ] に移動し、[AXIS Video Motion Detection] を開きます。

  3. ゲートの入口をカバーするプロファイルを作成し、プロファイルを保存します。

  1. ルールの作成:
  2. [Settings > System > Events (設定 > システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。

  3. ルールの名前を “Gatekeeper” に設定します。

  4. 条件のリストで、[Application (アプリケーション)] の下から動体検知プロファイルを選択します。

  5. アクションのリストで、[Preset positions (プリセットポジション)] の [Go to preset position (プリセットポジションに移動する)] を選択します。

  6. [Video channel (ビデオチャンネル)] を選択します。

  7. [Preset position (プリセットポジション)] を選択します。

  8. ホームポジションに戻るまでカメラを待機させるには、[Home timeout (ホーム復帰タイムアウト)] を選択し、時間を設定します。

  9. [Save (保存)] をクリックします。

進行中のイベントを視覚的に示します

AXIS I/O Indication LEDをネットワークカメラに接続するオプションがあります。 このLEDは、カメラ内で特定のイベントが発生したときにオンになるように設定できます。 たとえば、映像の録画が進行中であることを人に知らせる場合。

必要なハードウェア

  • AXIS I/O Indication LED

  • Axisネットワークビデオカメラ

  • AXIS I/O Indication LEDを接続する手順については、本製品に付属のインストールガイドを参照してください。

次の例では、AXIS I/O Indication LEDをオンにして、カメラが録画中であることを示すルールを設定する方法を示します。

  1. [Settings > System > I/O Ports (設定 > システム > I/Oポート)] に移動します。

  2. [Settings > System > Events (設定 > システム > イベント)] の順に移動します。

  3. 新しいルールを作成します。

  4. 録画を開始するためにカメラがトリガーする必要がある [Condition (条件)] を選択します。 たとえば、タイムスケジュールや動体検知などを行うことができます。

  5. アクションのリストで、[Record video (ビデオを録画する)] を選択します。 ストリームプロファイルを選択するか、新しく作成します。 必要に応じて、[Prebuffer (プリバッファ)] と [Postbuffer (ポストバッファ)] も設定します。

  6. ルールを保存します。

  7. 2番目のルールを作成し、最初のルールと同じ [Condition (条件)] を選択します。

  8. アクションのリストで、[Toggle I/O while the rule is active (ルールがアクティブである間、I/Oを切り替える)] を選択し、AXIS I/O Indication LEDに接続されているポートを選択します。 状態を [Active (アクティブ)] に設定します。

  9. ルールを保存します。

  • その他にも、AXIS I/O Indication LEDを使用できるシナリオを以下に示します。
  • カメラの存在を示すために、カメラの起動時にオンになるようにLEDを構成します。 [System ready (システム準備完了)] を条件として選択します。

  • 人物またはプログラムがカメラからのストリームにアクセスしていることを示すために、ライブストリームがアクティブなときにLEDがオンになるように構成します。 [Live stream accessed (ライブストリームのアクセス)] を条件として選択します。

誰かが近くにいる際にカメラを向け、ゲートのロックを解除する

この例では、日中に誰かが入ろうとする際にカメラを向け、ゲートのロックを解除する方法について説明します。 PIR検知器を本製品の入力ポートに接続し、スイッチリレーをマルチケーブル経由で本製品の出力ポートに接続することによって実行されます。

この例では、日中に誰かが入ろうとする際にカメラを向け、ゲートのロックを解除する方法について説明します。 PIR検知器を本製品の入力ポートに接続し、スイッチリレーを本製品の出力ポートに接続することによって実行されます。

必要なハードウェア

  • マルチケーブル (別売) については、マルチコネクターを参照してください。

  • 取り付け済みPIR検知器

  • スイッチリレーがゲートロックに接続されている場合、スイッチはノーマルクローズ (NC) になっています。

  • ワイヤーの接続

物理接続

  1. カメラのマルチコネクタからプラグを取り外して、マルチケーブルを接続します。

  2. PIR検知器から入力ピンにワイヤーを接続する方法については、マルチコネクターを参照してください。

  3. スイッチから出力ピンにワイヤーを接続する方法については、マルチコネクターを参照してください。

  1. PIR検知器から入力ピンにワイヤーを接続する方法については、を参照してください。

  2. スイッチから出力ピンにワイヤーを接続する方法については、を参照してください。

I/Oポートの設定

カメラのWebページから、スイッチリレーをカメラに接続する必要があります。 まず、I/Oポートを設定します。

入力ポートにPIR検知器を設定

  1. [System (システム)] > [I/O ports (I/Oポート)] の順に移動します。

  2. [Port 1 (ポート1)] ドロップダウンリストから [Input (入力)] を選択します。

  3. 入力モジュールに分かりやすい名前を付けます (「PIR detector」など)。

  4. PIR検知器が動きを探知する度にイベントをトリガーするには、ドロップダウンリストから [Open circuit (開路)] を選択します。

出力ポートにスイッチリレーを設定

  1. [System (システム)] > [I/O ports (I/Oポート)] の順に移動します。

  2. [Port 2 (ポート2)] ドロップダウンリストから [Output (出力)] を選択します。

  3. 出力モジュールに分かりやすい名前を付けます (「Gate switch」など)。

  4. イベントがトリガーされる度にゲートが開くように設定するには、ドロップダウンリストから [Closed circuit (閉路)] を選択します。

ルールの作成

PIR検知器が近くにいる人を検知する際にカメラがゲートを開くようにするには、カメラのルールを作成する必要があります。

  1. [Settings > System > Events (設定 > システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。

  2. ルールの名前 (たとえば「Open gate」) を入力します。

  3. 条件の一覧で、[PIR detector (PIR検知器)] を選択します。

  4. アクションのリストから、[Toggle I/O once (I/Oを1回切り替え)] を選択します。

  5. ポートのリストから [Gate switch (ゲートスイッチ)] を選択します。

  6. 状態を [Active (アクティブ)] に設定します。

  7. 期間を設定します。

  8. [Save (保存)] をクリックします。

  9. 「Direct the camera to the gate」という名前で別のルールを作成します。

  10. 以前と同じ入力信号を選択しますが、アクションに関しては、以前作成した [Gate entrance (ゲートの入口)] プリセットポジションを選択します。

  11. [Save (保存)] をクリックします。

音声

ネットワークスピーカーに接続する

ネットワークスピーカーペアリングを使用すると、対応するAxisネットワークスピーカーを、カメラに直接接続されているかのように使用できます。 ペアリングされると、スピーカーは音声出力装置として機能し、カメラを通して音声クリップを再生したり、音声を送信したりできます。

重要

この機能をビデオ管理ソフトウェア (VMS) と共に使用するには、まずカメラをネットワークスピーカーとペアリングしてから、カメラをVMSに追加する必要があります。

  1. カメラをネットワークスピーカーとペアリングする
  2. [Settings > System > Accessories > Network speaker pairing (設定 > システム > アクセサリー > ネットワークスピーカーペアリング)] に移動します。

  3. ネットワークスピーカーのIPアドレス、ユーザー名、パスワードを入力します。

  4. [Connect (接続)] をクリックします。 確認メッセージが表示され、[Use speaker pairing (スピーカーペアリングを使用する)] がオンになります。

  5. [Settings > Audio (設定 > 音声)] に移動します。

  6. [Allow audio (音声を有効にする)] をオンにします。

  7. 音声モードが [Half duplex (半二重)] または [Simplex - Network Camera speaker only (単方向 - ネットワークカメラのスピーカーのみ)] に設定されていることを確認します。 そうでない場合、カメラはネットワークスピーカーと通信できません。

清掃の推奨事項

装置に油しみがあったり、汚れがひどい場合は、マイルドで無溶媒の中性石鹸または洗剤を使用して清掃することができます。

注意

ガソリン、ベンジン、アセトンなどの強力な洗剤は絶対に使用しないでください。

  1. 圧縮空気を使用すると、装置からほこりやごみを取り除くことができます。

  2. マイルドな洗剤とぬるま湯に浸した柔らかい布でデバイスを清掃します。

  3. 乾いた布で慎重に拭きます。

水滴が乾いて跡が残ることがありますので、直射日光があたる、または高温になる場所では清掃しないでください。

詳細情報

キャプチャーモード

キャプチャーモードは、カメラが画像をキャプチャーする方法を定義するプリセット設定です。 このモードを選択することで、本装置で利用可能な最大解像度と最大フレームレートを調整できます。 最大解像度よりも低い解像度のキャプチャーモードを使用した場合、視野が狭くなることがあります。 キャプチャーモードはシャッター速度にも影響し、結果として光感度に影響します。最大フレームレートが高いキャプチャーモードでは、光感度が下がり、逆に最大フレームレートが低いキャプチャーモードでは、光感度が上がります。 なお、キャプチャーモードによってはWDRが使用できない場合があります。

低解像度のキャプチャーモードは、オリジナルの解像度からサンプリングする場合もあれば、オリジナルから切り出す場合もあり、その場合は視野も影響を受けることになります。

画像は、2種類のキャプチャーモードで視野とアスペクト比をどのように変えることができるかを示しています。

どのキャプチャーモードを選択するかは、特定の監視設定でのフレームレートと解像度の要件によって異なります。 利用できるキャプチャーモードの仕様については、axis.comで製品のデータシートを参照してください。

プライバシーマスク

プライバシーマスクは、監視領域の一部を隠すユーザー定義のエリアです。 ビデオストリームで、プライバシーマスクは塗りつぶされたブロックまたはモザイク模様として表示されます。

プライバシーマスクは、すべてのスナップショット、録画されたビデオ、ライブストリームに表示されます。

VAPIX®アプリケーションプログラミングインターフェース (API) を使用して、プライバシーマスクを非表示にすることができます。

重要

複数のプライバシーマスクを使用すると、製品のパフォーマンスに影響する場合があります。

複数のプライバシーマスクを作成できます。 マスクの最大数は、すべてのマスクを組み合わせたときの複雑さに依存します。 各マスクのアンカーポイントが増えると、作成できるマスクの数は少なくなります。 各マスクには3~10個のアンカーポイントを設定できます。

オーバーレイ

オーバーレイは、ビデオストリームに重ねて表示されます。 オーバーレイは、タイムスタンプなどの録画時の補足情報や、製品のインストール時および設定時の補足情報を表示するために使用します。 テキストまたは画像を追加できます。

ビデオストリーミングインジケーターは、別のタイプのオーバーレイです。 これは、ライブビューのビデオストリームが動作中であることを示します。

パン、チルト、ズーム (PTZ)

プリセットポジション

プリセットポジションとは、あらかじめ設定したカメラの視野であり、カメラビューを特定の位置にすばやく移動するために使用します。

プリセットポジションは、以下の値で構成できます。

  • ズーム位置

  • フォーカス位置 (自動または手動)

  • 絞り位置 (自動または手動)

プリセットポジションに移動する方法:

  • ライブビューウィンドウのドロップダウンリストから

  • イベントシステムのアクションとして

  • イベントシステムのトリガーとして

  • ガードツアーの設定時

ガードツアー

ガードツアーを使用して、さまざまなプリセットポジションからのビデオストリームを、設定した時間中、あらかじめ決められた順序またはランダムな順序で表示することができます。 ガードツアーを開始すると、映像を視聴しているクライアント (Webブラウザ) が存在しなくなっても、停止されるまで動作が継続されます。

連続してガードツアーを行う場合、ツアー間の休止時間として最低10分が必要で、固定最短表示時間は10秒です。

ストリーミングとストレージ

ビデオ圧縮形式

使用する圧縮方式は、表示要件とネットワークのプロパティに基づいて決定します。 以下から選択を行うことができます。

Motion JPEG

Motion JPEGまたはMJPEGは、個々のJPEG画像の連続で構成されたデジタルビデオシーケンスです。 これらの画像は、十分なレートで表示、更新されることで、連続的に更新される動きを表示するストリームが作成されます。 人間の目に動画として認識されるためには、1秒間に16以上の画像を表示するフレームレートが必要になります。 フルモーションビデオは、1秒間に30フレーム (NTSC) または25フレーム (PAL) で動画と認識されます。

Motion JPEGストリームは、かなりの帯域幅を消費しますが、画質に優れ、ストリームに含まれるすべての画像にアクセスできます。

H.264またはMPEG-4 Part 10/AVC

H.264はライセンスされた技術です。 このAxis製品には、H.264閲覧用のクライアントライセンスが1つ添付されています。 ライセンスされていないクライアントのコピーをインストールすることは禁止されています。 ライセンスを追加購入するには、Axisの販売代理店までお問い合わせください。

H.264を使用すると、画質を損なうことなく、デジタル映像ファイルのサイズを削減でき、Motion JPEG形式の場合と比較すると80%以上、従来のMPEG形式と比較すると50%以上を削減できます。 そのため、ビデオファイルに必要なネットワーク帯域幅やストレージ容量が少なくなります。 また、別の見方をすれば、より優れた映像品質が同じビットレートで得られることになります。

H.265またはMPEG-H Part 2/HEVC

H.265を使用すると、画質を損なうことなくデジタルビデオファイルのサイズを削減でき、H.264に比べて25%以上縮小することができます。

  • H.265はライセンスされた技術です。 このAxis製品には、H.265閲覧用のクライアントライセンスが1つ添付されています。 ライセンスされていないクライアントのコピーをインストールすることは禁止されています。 ライセンスを追加購入するには、Axisの販売代理店までお問い合わせください。
  • ほとんどのWebブラウザはH.265のデコードに対応していないため、カメラはWebインターフェースでH.265をサポートしていません。 その代わり、H.265のデコーディングに対応した映像管理システムやアプリケーションを使用できます。

画像、ストリーム、およびストリームプロファイルの設定の互いの関係

[Image (画像)] タブには、製品からのすべてのビデオストリームに影響を与えるカメラ設定が含まれています。 このタブで変更した内容は、すべてのビデオストリームと録画にすぐに反映されます。

[Stream (ストリーム)] タブには、ビデオストリームの設定が含まれています。 解像度やフレームレートなどを指定せずに、製品からのビデオストリームを要求している場合は、これらの設定が使用されます。 [Stream (ストリーム)] タブで設定を変更すると、実行中のストリームには影響しませんが、新しいストリームを開始したときに有効になります。

[Stream profiles (ストリームプロファイル)] の設定は、[Stream (ストリーム)] タブの設定よりも優先されます。 特定のストリームプロファイルを持つストリームを要求すると、ストリームにそのプロファイルの設定が含まれます。 ストリームプロファイルを指定せずにストリームを要求した場合、または製品に存在しないストリームプロファイルを要求した場合、ストリームには [Stream (ストリーム) タブの設定が含まれます。

ビットレート制御

ビットレート制御で、ビデオストリームの帯域幅の使用量を管理することができます。

Variable bitrate (VBR) (可変ビットレート )
可変ビットレートでは、シーン内の動きのレベルに基づいて帯域幅の使用量が変化します。 シーン内の動きが多いほど、多くの帯域幅が必要です。 ビットレートが変動する場合は、一定の画質が保証されますが、ストレージのマージンを確認する必要があります。

Maximum bitrate (MBR) (最大ビットレート))
最大ビットレートでは、目標ビットレートを設定してシステムのビットレートを制限することができます。 瞬間的なビットレートが指定したビットレート以下に保たれていると、画質またはフレームレートが低下することがあります。 画質とフレームレートのどちらを優先するかを選択することができます。 目標ビットレートは、予期されるビットレートよりも高い値に設定することをお勧めします。 これにより、シーン内で活動レベルが高い場合にマージンを確保します。

  1. 目標ビットレート

Average bitrate (ABR) (平均ビットレート)
平均ビットレートでは、より長い時間スケールにわたってビットレートが自動的に調整されます。 これにより、指定した目標を達成し、使用可能なストレージに基づいて最高画質のビデオを得ることができます。 動きの多いシーンでは、静的なシーンと比べてビットレートが高くなります。 平均ビットレートオプションを使用すると、多くのアクティビティがあるシーンで画質が向上する可能性が高くなります。 指定した目標ビットレートに合わせて画質が調整されると、指定した期間 (保存期間)、ビデオストリームを保存するために必要な総ストレージ容量を定義できます。 次のいずれかの方法で、平均ビットレートの設定を指定します。

  • 必要なストレージの概算を計算するには、目標ビットレートと保存期間を設定します。

  • 使用可能なストレージと必要な保存期間に基づいて平均ビットレートを計算するには、目標ビットレートカリキュレーターを使用します。

    1. 目標ビットレート
    2. 実際の平均ビットレート
  • 平均ビットレートオプションの中で、最大ビットレートをオンにし、目標ビットレートを指定することもできます。
    1. 目標ビットレート
    2. 実際の平均ビットレート

アプリケーション

アプリケーションを使用することで、Axis装置をより活用できます。AXIS Camera Application Platform (ACAP) は、サードパーティによるAxis装置向けの分析アプリケーションやその他のアプリケーションの開発を可能にするオープンプラットフォームです。 アプリケーションとしては、装置にプリインストール済み、無料でダウンロード可能、またはライセンス料が必要なものがあります。 利用可能なアプリケーション、ダウンロード、試用版、およびライセンスの詳細については、axis.com/products/acap/application-galleryにアクセスしてください。

Axisアプリケーションのユーザーマニュアルについては、help.axis.comにアクセスしてください。

  • 同時に複数のアプリケーションを実行できますが、互いに互換性がないアプリケーションもあります。 アプリケーションの特定の組み合わせによっては、並行して実行すると過度の処理能力やメモリーリソースが必要になる場合があります。 アプリケーションを展開する前に、同時に実行できることを確認してください。
アプリケーションをダウンロードしてインストールする方法
デバイスでアプリケーションのライセンスコードをアクティブ化する方法

オートトラッキング

オートトラッキングを使用すると、カメラが車両や人物などの動く物体に自動的にズームインし、物体を追跡します。 物体を手動で選択することも、トリガーエリアを設定して、カメラに動く物体を検知させることもできます。 このアプリケーションは、物体が隠されていないオープンエリアで、動きがほとんどない場所での使用に最適です。 物体を追跡していないとき、カメラはプリセットポジションに接続します。

重要
  • オートトラッキングは、動きの量が限られているエリア向けに設計されています。
  • オートトラッキングでは、プライバシーマスクの後ろにある物体を追跡しません。
  • オートトラッキングとガードツアーの両方が有効になっている場合、ガードツアーがオートトラッキングより優先されます。 つまり、ガードツアーが開始されると、オートトラッキングは停止します。
Autotracking 2の設定

この例では、対象範囲内で動く物体を追跡するカメラを設定する方法を説明します。

[device’s webpage (装置のウェブページ)]を開きます

  1. [Settings (設定)] > [PTZ] に移動します。

  2. カメラビューを追跡するエリアに向めます。

  3. をクリックしてプリセットポジションを作成します。

  4. [ Apps (アプリ)>AXIS PTZ Autotracking (XIS PTZ オートtラッキング)]に移動します

  5. アプリケーションを起動し、[Open (開く)] をクリックします。

アプリケーションで:

  1. [ Settings > Profiles (設定 > プロファイル)]を選択します。

  2. をクリックして プロファイルを作成します。

  3. 装置のウェブページで作成したプリセットポジションを選択します。

  4. [ 完了]をクリックします。

  5. [ Trigger area (トリガーエリア)]を選択します。

  6. [ Settings >Filters (設定 > フィルター)]に移動します。

    • 小さい物体を除外するには、幅と高さを設定します。

    • 一時の物体を除外するには、1秒から5秒の間の時間を設定します。

  7. [Autotracking (オートトラッキング)] をクリックして、トラッキングを開始します。

AXIS Object Analytics

AXIS Object Analyticsは、カメラにあらかじめ組み込まれている分析アプリケーションです。 AXIS Object Analyticsは、シーン内で動く物体を検知し、人や車両などとして分類します。 さまざまなタイプの物体にアラームを送信するようにアプリケーションを設定できます。 アプリケーションの動作の詳細については、ユーザーマニュアルを参照してください。

トラブルシューティング

工場出荷時の設定にリセットする

警告

本製品は赤外線を放射します。 動作ランプを見ないでください。

重要

工場出荷時の設定へのリセットは慎重に行ってください。 工場出荷時の設定へのリセットを行うと、IPアドレスを含むすべての設定が工場出荷時の値にリセットされます。

本製品を工場出荷時の設定にリセットするには、以下の手順を実行します。

  1. ステータスLEDがオレンジ色に点滅するまで、コントロールボタンと電源ボタンを押し続けます (15~30秒間)。製品の概要を参照してください。

  2. コントロールボタンだけを離し、電源ボタンをステータスLEDが緑色に変わるまで押し続けます。

  3. 電源ボタンを離し、製品を組み立てます。

  4. プロセスは完了です。 これで本製品は工場出荷時の設定にリセットされました。 ネットワーク上に利用可能なDHCPサーバーがない場合、デフォルトのIPアドレスは192.168.0.90になります。

  5. インストールおよび管理ソフトウェアツールを使用してIPアドレスの割り当て、パスワードの設定、ビデオストリームへのアクセスを行います。

Webインターフェースを使用して、各種パラメーターを工場出荷時の設定に戻すこともできます。Settings > System > Maintenance (設定 > システム > メンテナンス) を選択し、Default (デフォルト) をクリックします。

ファームウェアオプション

Axisは、アクティブトラックまたは長期サポート (LTS) トラックのどちらかに従って、製品のファームウェア管理を提供します。 アクティブトラックでは、最新の製品機能すべてに常時アクセスできますが、LTSトラックの場合、バグフィックスやセキュリティ更新に重点を置いた定期的リリースが提供される固定プラットフォームを使用します。

最新の機能にアクセスする場合や、Axisのエンドツーエンドシステム製品を使用する場合は、アクティブトラックのファームウェアを使用することをお勧めします。 最新のアクティブトラックに対して継続的な検証が行われないサードパーティの統合を使用する場合は、LTSトラックをお勧めします。 LTSにより、大きな機能的な変更や既存の統合に影響を与えることなく、サイバーセキュリティを維持することができます。 Axis製品のファームウェア戦略の詳細については、axis.com/support/firmwareを参照してください。

現在のファームウェアを確認する

ファームウェアは、ネットワークデバイスの機能を決定するソフトウェアです。 問題のトラブルシューティングを行う際には、まず、現在のファームウェアバージョンを確認してください。 最新バージョンには、特定の問題の修正が含まれていることがあります。

現在のファームウェアを確認するには:

  1. 製品のWebページに移動します。

  2. ヘルプメニュー をクリックします。

  3. [About (バージョン情報)] をクリックします。

ファームウェアのアップグレード

重要

事前設定済みの設定とカスタム設定は、(その機能が新しいファームウェアで利用できる場合)、ファームウェアのアップグレード時に保存されます。ただし、この動作をAxis Communications ABが保証しているわけではありません。

重要

インストールの失敗を避けるため、アップグレード中にカバーが取り付けられていることを確認してください。

重要

アップグレードプロセス中は、本製品を電源に接続したままにしてください。

Active (アクティブ)トラックから最新のファームウェアをダウンロードして製品をアップグレードすると、製品に最新機能が追加されます。 ファームウェアを更新する前に、ファームウェアとともに提供されるアップグレード手順とリリースノートを必ずお読みください。 最新ファームウェアおよびリリースノートについては、axis.com/support/firmwareを参照してください。

複数のアップグレードを行う場合は、AXIS Device Managerを使用できます。 詳細については、axis.com/products/axis-device-managerをご覧ください。

ファームウェアのアップグレード方法
  1. ファームウェアファイルをコンピューターにダウンロードします。ファームウェアファイルはaxis.com/support/firmwareから無料で入手できます。

  2. 製品に管理者としてログインします。

  3. [Settings > System > Maintenance (設定 > システム > メンテナンス)] にアクセスします。 ページの指示に従います。 アップグレードが完了すると、製品は自動的に再起動します。

技術的な問題、ヒント、解決策

ここで解決策が見つからない場合は、axis.com/supportのトラブルシューティングセクションに記載されている方法を試してみてください。

ファームウェアのアップグレードで問題が発生する

ファームウェアのアップグレード失敗

ファームウェアのアップグレードに失敗した場合、デバイスは以前のファームウェアを再度読み込みます。 最も一般的な理由は、間違ったファームウェアファイルがアップロードされた場合です。 デバイスに対応したファームウェアファイル名であることを確認し、再試行してください。

IPアドレスの設定で問題が発生する

デバイスが別のサブネット上にある

デバイス用のIPアドレスと、デバイスへのアクセスに使用するコンピューターのIPアドレスが異なるサブネットにある場合は、IPアドレスを設定することはできません。 ネットワーク管理者に連絡して、適切なIPアドレスを取得してください。

IPアドレスが別のデバイスで使用されている

Axisデバイスをネットワークから切断します。 pingコマンドを実行します (コマンドウィンドウまたはDOSウィンドウで、pingコマンドとデバイスのIPアドレスを入力します)。

  • もし、 「Reply from <IPアドレス>: bytes=32; time=10...」という応答を受取った場合は、ネットワーク上の別のデバイスでそのIPアドレスがすでに使われている可能性があります。 ネットワーク管理者から新しいIPアドレスを取得し、デバイスを再度インストールしてください。

  • もし、 「Request timed out」が表示された場合は、AxisデバイスでそのIPアドレスを使用できます。 この場合は、すべてのケーブル配線をチェックし、デバイスを再度インストールしてください。

同じサブネット上の別のデバイスとIPアドレスが競合している可能性がある

DHCPサーバーによって動的アドレスが設定される前は、Axisデバイスは静的IPアドレスを使用します。 つまり、デフォルトの静的IPアドレスが別のデバイスでも使用されていると、デバイスへのアクセスに問題が発生する可能性があります。

ブラウザーからデバイスにアクセスできない

ログインできない

HTTPSが有効なときは、正しいプロトコル (HTTPまたはHTTPS) を使用してログインしてください。ブラウザーのアドレスフィールドに、手動で「http」または「https」と入力する必要がある場合があります。

rootユーザーのパスワードを忘れた場合は、デバイスを工場出荷時の設定にリセットする必要があります。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。

DHCPによってIPアドレスが変更された

DHCPサーバーから取得したIPアドレスは動的なアドレスであり、変更されることがあります。 IPアドレスが変更された場合は、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用してデバイスのネットワーク上の場所を特定してください。 デバイスのモデルまたはシリアル番号、あるいはDNS名 (設定されている場合) を使用してデバイスを識別します。

必要に応じて、静的IPアドレスを手動で割り当てることができます。 手順については、axis.com/supportを参照してください。

IEEE 802.1X使用時の証明書エラー

認証を正しく行うには、Axisデバイスの日付と時刻をNTPサーバーと同期させなければなりません。 [Settings > System > Date and time (設定 > システム > 日付と時刻)] にアクセスします。

デバイスにローカルにアクセスできるが、外部からアクセスできない

デバイスに外部からアクセスする場合は、以下のいずれかのWindows®向けアプリケーションを使用することをお勧めします。

  • AXIS Companion : 無料で使用でき、最小限の監視が必要な小規模システムに最適です。

  • AXIS Camera Station: 30日間の試用版を無料で使用でき、中小規模のシステムに最適です。

手順とダウンロードについては、axis.com/vmsを参照してください。

ストリーミングの問題

ローカルクライアントしかマルチキャストH.264にアクセスできない

ルーターがマルチキャストをサポートしているかどうか、またはクライアントとデバイスの間のルーター設定を行う必要があるかどうかを確認してください。 TTL (Time To Live) 値を上げる必要がある場合もあります。

H.264のマルチキャスト画像がクライアントで表示されない

Axisデバイスで使用されたマルチキャストアドレスが有効かどうか、ネットワーク管理者に確認してください。

ファイアウォールが表示を妨げていないかどうか、ネットワーク管理者に確認してください。

H.264画像のレンダリング品質が悪い

グラフィックカードで最新のデバイスドライバーが使用されていることを確認してください。 最新のドライバーは、通常、メーカーのWebサイトからダウンロードできます。

彩度がH.264とMotion JPEGで異なる

グラフィックアダプターの設定を変更します。 詳細については、グラフィックカードのマニュアルページに移動してください。

フレームレートが予期したレートより低い

  • パフォーマンスに関する一般的な検討事項を参照してください。

  • クライアントコンピュータで実行されているアプリケーションの数を減らします。

  • 同時閲覧者の数を制限します。

  • 使用可能な帯域幅が十分かどうか、ネットワーク管理者に確認します。

  • 画像の解像度を下げます。

  • デバイスのWebページにログインし、フレームレートを優先するキャプチャーモードを設定します。 フレームレートを優先するようにキャプチャーモードを変更すると、使用するデバイスと利用可能なキャプチャーモードによっては、最大解像度が低下することがあります。

  • Axisデバイスの電源周波数 (60/50Hz) によって、最大フレーム/秒は異なります。

ライブビューでH.265エンコード方式を選択できない

WebブラウザーではH.265のデコーディングをサポートしていません。 H.265のデコーディングに対応した映像管理システムまたはアプリケーションを使用してください。

パフォーマンスに関する一般的な検討事項

システムを設定する際には、さまざまな設定や条件がシステムのパフォーマンスにどのように影響するかを検討することが重要です。 ある要因は必要な帯域幅の量 (ビットレート) に影響し、他の要因はフレームレートに影響し、帯域幅とフレームレートの両方に影響する事柄もあります。 CPUの負荷が最大に達した場合も、フレームレートに影響を及ぼします。

最も重要な検討事項には次のようなものがあります。

  • 画像解像度が高い、または圧縮レベルが低いと、画像のファイルサイズが増大し、結果的に帯域幅に影響を及ぼします。

  • GUIで画像を回転させると、本製品のCPU負荷が増加することがあります。

  • カバーを取り外したり取り付けたりすると、カメラが再起動します。

  • 多数のクライアントによるMotion JPEGまたはユニキャストH.264のアクセスは、帯域幅に影響を及ぼします。

  • 多数のクライアントによるMotion JPEGまたはユニキャストH.265のアクセスは、帯域幅に影響を及ぼします。

  • 様々なクライアントが様々な解像度や圧縮方式が異なるストリームを同時に閲覧すると、フレームレートと帯域幅の両方に影響を及ぼします。

    フレームレートを高く維持するために、できる限り同一ストリームを使用してください。 ストリームプロファイルを使用すると、ストリームの種類が同一であることを確認できます。

  • Motion JPEGおよびH.264のビデオストリームに同時にアクセスすると、フレームレートと帯域幅の両方に影響を及ぼします。

  • Motion JPEGおよびH.265のビデオストリームに同時にアクセスすると、フレームレートと帯域幅の両方に影響を及ぼします。

  • イベント設定を多用すると、製品のCPU負荷に影響が生じ、その結果、フレームレートに影響します。

  • 特に、Motion JPEGのストリーミングでは、HTTPSを使用するとフレームレートが低くなる場合があります。

  • 貧弱なインフラによるネットワークの使用率が高いと帯域幅に影響します。

  • パフォーマンスの低いクライアントコンピューターで閲覧するとパフォーマンスが低下し、フレームレートに影響します。

  • 複数のAXIS Camera Application Platform (ACAP) アプリケーションを同時に実行すると、フレームレートと全般的なパフォーマンスに影響する場合があります。

サポートに問い合わせる

axis.com/supportでサポートに問い合わせます。

仕様

製品の概要

  1. カバーリング
  2. ドーム
  3. 赤外線照明
  4. カバー付きマルチコネクター (I/Oケーブルが接続されていない場合はカバーを取り外さないでください)
  5. ネットワークコネクター (PoE+)
  6. SDカードスロット
  7. コントロールボタン (1)
  8. ステータスLED
  9. 電源ボタン (2)

LEDインジケーター

ステータスLED説明
消灯

接続時と正常動作時

起動後正常に動作する場合、10秒間、緑色に点灯します。

オレンジ

起動時に点灯します。 ファームウェアのアップグレード時と工場出荷時設定へのリセット時に点滅します。

オレンジ/赤

ネットワーク接続が利用できないか、失われた場合は、オレンジ色/赤色で点滅します。

SDカードスロット

注意
  • SDカード損傷の危険があります。 SDカードの挿入と取り外しの際には、鋭利な工具や金属性の物を使用したり、過剰な力をかけたりしないでください。 カードの挿入や取り外しは指で行ってください。
  • データ損失や録画データ破損の危険があります。 取り外しの前に、本製品のWebページでSDカードをマウント解除してください。 本製品の稼働中はSDカードを取り外さないでください。

本製品は、SD/SDHC/SDXCカードに対応しています。

推奨するSDカードについては、axis.comを参照してください。

SD、SDHC、およびSDXCロゴはSD-3C LLCの商標です。 SD、SDHC、SDXCは、米国および/または他の国々におけるSD-3C, LLCの商標または登録商標です。

ボタン

コントロールボタン

  • コントロールボタンは、以下の用途で使用します。
  • 製品を工場出荷時の設定にリセットする。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。

  • インターネット経由でワンクリッククラウド接続 (O3C) サービスに接続します。 接続するには、ステータスLEDが緑色に点滅するまで約3秒間ボタンを押し続けます。

電源ボタン

  • ドームカバーを取り外したとき、製品の電源を一時的に入れるには、電源ボタンを押し続けます。

  • 電源ボタンとコントロールボタンを同時に押すと、カメラが工場出荷時の設定にリセットされます。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。

コネクター

ネットワークコネクター

Power over Ethernet Plus (PoE+) 対応RJ45イーサネットコネクター

High Power over Ethernet (High PoE) 対応RJ45

マルチコネクター

  • 以下の外部装置を接続するターミナルコネクター:
  • 音声装置

  • 入出力 (I/O) 装置

  • AC/DC電源

外部機器を接続する際には、カメラのIP定格を維持するために、別売のAxis Multicable C I/O Audio Power 1 m/ 5 m (マルチケーブルC I/Oオーディオ電源1 m/5 m)、または別売のAxis 10-pin Push-pull System Connector (10ピンプッシュプルシステムコネクター) が必要になります。 詳細については、マルチケーブルコネクター およびAxis 10-ピンプッシュプルシステムコネクター (別売)を参照してください。

マルチケーブルコネクター
マルチケーブルの概要
  1. カメラマルチコネクター
  2. I/Oターミナルブロック
  3. 音声ターミナルブロック
  4. 電源コネクター

マルチケーブルには、以下のコネクターがあります。

電源コネクター –
電源入力用2ピンターミナルブロック。 ケーブルの極性はどちらでもかまいません。 定格出力が100 W以下または5 A以下の安全特別低電圧 (SELV) に準拠した有限電源 (LPS) を使用してください。

音声コネクター –
音声入力と音声ライン出力に使用する4ピンターミナルブロック。 これは、パブリックアドレス (PA) システムまたはアンプ内蔵アクティブスピーカーに接続可能です。

機能ピン備考
音声入力1モノマイクまたはライン信号用のバランスまたは非バランス入力
音声ライン出力3パブリックアドレス (PA) システムまたはアンプ内蔵アクティブスピーカーに接続可能
GND2, 4グランド
I/Oターミナルコネクター –
外部装置を接続し、カメラに対するいたずらの警報、動体検知、イベントトリガー、アラーム通知などを使用することができます。 I/Oコネクターは、0 V DC基準点と電力 (DC出力) に加えて、以下のインターフェースを提供します。
  • デジタル出力 — リレーやLEDなどの外部装置を接続します。 接続された装置は、VAPIX®アプリケーションプログラミングインターフェースまたは製品のWebページから有効にすることができます。

  • デジタル入力 – オープンサーキットとクローズサーキットの切り替えが可能な外部装置 (PIR検知器、ドア/窓の接触、ガラス破損検知器など) を接続するための入力です。

機能ピン備考仕様
0 V DC (-)10 V DC
DC出力2補助装置の電源供給に使用できます。
注: このピンは、電源出力としてのみ使用できます。
12 V DC
最大負荷 = 50 mA
設定可能 (入力または出力)3–6デジタル入力 – 動作させるにはピン1に接続し、動作させない場合はフロート状態 (未接続) にします。0~30 V DC (最大)
デジタル出力 - アクティブ時はピン1 (DCアース) に内部で接続し、非アクティブ時はフロート状態 (未接続) にします。 リレーなど、誘導負荷とともに使用する場合は、過渡電圧から保護するために、ダイオードを負荷と並列に接続する必要があります。0~30 V DC (最大)、オープンドレイン、100 mA
  1. 0 V DC (-)
  2. DC出力12 V、最大50 mA
  3. I/O (入力として設定)
  4. I/O (出力として設定)
Axis 10-ピンプッシュプルシステムコネクター (別売)

本製品に外部機器を接続する際には、カメラのIP定格を維持するため、Axis 10-ピンプッシュプルシステムコネクター (別売) が必要になります。

配線を取り付けるには、この場合、このようにすることが必要です。 配線の詳細な取り付け指示を見るには、axis.com/supportを参照してください。

10-ピンプッシュプルシステムコネクターを製品のマルチコネクターに接続します。 マルチコネクターの位置については、を参照してください。

10-ピンプッシュプルシステムコネクタ

機能ピン備考仕様
AC/DC電源入力9, 10入力の極性は独立しています。 定格出力が100 W以下または5 A以下の安全特別低電圧 (SELV) に準拠した有限電源 (LPS) を使用してください。24 V AC/DC
設定可能 (入力または出力)3 – I/O 1
5 – I/O 2
6 – I/O 3
7 – I/O 4
デジタル入力 – 動作させるにはピン8に接続し、動作させない場合はフロート状態 (未接続) にします。0~30 V DC (最大)
デジタル出力 – 動作させるにはピン8に接続し、動作させない場合はフロート状態 (未接続) にします。 リレーなど、誘導負荷とともに使用する場合は、過渡電圧から保護するために、ダイオードを負荷と並列に接続する必要があります。0~30 V DC (最大)、オープンドレイン、100 mA
DC出力2補助装置の電源供給に使用できます。
注: このピンは、電源出力としてのみ使用できます。
12 V DC
最大負荷 = 50 mA
GND8音声とI/Oのためのアース
音声ライン出力4パブリックアドレス (PA) システムまたはアンプ内蔵アクティブスピーカーに接続可能