AXIS V5925 PTZ Network Camera

はじめに

ネットワーク上のデバイスを検索する

Windows®でAxisデバイスを探してIPアドレスの割り当てを行う方法については、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用してください。 いずれのアプリケーションも無料で、axis.com/supportからダウンロードできます。

IPアドレスの検索や割り当てを行う方法の詳細については、IPアドレスの割り当てとデバイスへのアクセス⽅法を参照してください。

ブラウザーサポート

以下のブラウザーでデバイスを使用できます。

ChromeTM

Firefox®

EdgeTM

Safari®

Windows®

推奨

推奨

macOS®

推奨

推奨

Linux®

推奨

推奨

その他のオペレーティングシステム

✓*

* iOS 15またはiPadOS 15でAXIS OS Webインターフェースを使用するには、[設定] > [Safari] > [詳細] > [Experimental Features] に移動し、[NSURLSession Websocket] を無効にします。

推奨ブラウザーの詳細については、AXIS OSポータルにアクセスしてください。

装置へのアクセス

  1. ブラウザーを開き、Axis装置のIPアドレスまたはホスト名を入力します。

    本製品のIPアドレスが不明な場合は、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用して、ネットワーク上で装置を見つけます。

  2. ユーザー名とパスワードを入力します。 初めて装置にアクセスする場合は、rootパスワードを設定する必要があります。rootアカウントの新しいパスワードを設定するを参照してください。

  3. ブラウザーでライブビューページが開きます。

rootアカウントの新しいパスワードを設定する

重要

デフォルトの管理者ユーザー名はrootです。 rootのパスワードを忘れた場合は、装置を工場出荷時の設定にリセットしてください。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。

サポートのヒント: パスワードセキュリティ確認チェック
  1. パスワードを入力します。 安全なパスワードを設定する手順に従います。安全なパスワードを参照してください。

  2. パスワードを再入力して、スペルを確認します。

  3. [Create login (ログインの作成)] をクリックします。 これでパスワードが設定されました。

安全なパスワード

重要

Axisデバイスは、最初に設定されたパスワードをネットワーク上で平文で送信します。 最初のログイン後にデバイスを保護するために、安全で暗号化されたHTTPS接続を設定してからパスワードを変更してください。

デバイスのパスワードは主にデータおよびサービスを保護します。 Axisデバイスは、さまざまなタイプのインストールで使用される可能性があることから、パスワードポリシーを強制しません。

データを保護するために、次のことを強く推奨します。

  • 8文字以上のパスワードを使用する (できればパスワード生成プログラムで作成する)。

  • パスワードを公開しない。

  • 一定の期間ごとにパスワードを変更する (少なくとも年に1回)。

Webページの概要

  1. ライブビューコントロールバー
  2. ライブビュー
  3. 製品名
  4. ユーザー情報、カラーテーマ、およびヘルプ
  5. ビデオコントロールバー
  6. 設定トグル
  1. 設定タブ

追加設定

画像を調整する

このセクションでは、装置の設定について説明します。 特定の機能の詳細については、詳細情報を参照してください。

低照度環境でノイズを減らす

低照度の条件下でノイズを少なくするために、以下のうち1つまたはそれ以上の設定ができます :

  • 最大シャッター値が高いと、動きによる画像のブレが生じる場合があります。

  • シャッター速度を遅くするには、最大シャッターをできるだけ大きな値に設定します。

  • 画像のシャープネスを下げます。

  • 最大ゲインを下げると、画像が暗くなる場合があります。

  • 最大ゲインをより低い値に設定します。

  • 開口を開きます。

低光量下で動きによる画像のブレを減らす

  • 低光量の条件下で画像のブレを少なくするために、[Settings > Image > Exposure (設定 > 画像 > 露出)] のうち1つ以上の設定を調整することができます。
  • ゲインを大きくすると、画像のノイズが多くなります。

  • [Max shutter (最大シャッター)] を短い時間に設定し、[Max gain (最大ゲイン)] をより高い値に設定します。

  • それでも動きによる画像のブレに問題がある場合は、
  • シーン内の光源レベルを上げます。

  • 物体が横向きではなく、カメラの方へ移動するか、カメラから離れるように移動するようにカメラを取り付けます。

最大限に詳細な画像を撮影する

重要

最大限に詳細な画像を撮影すると、ビットレートが増加し、フレームレートが低下する場合があります。

  • [Settings > Image > Capture mode (設定> イメージ>キャプチャーモード)] に移動し、解像度が最も高いキャプチャーモードを選択してください。

  • [Settings > Stream (設定 > ストリーム)] に移動し、圧縮率を可能な限り低く設定します。

  • [Live view settings > Video format (ライブビュー設定 > ビデオ形式)] に移動し、MJPEGストリーミングを選択します。

  • [Settings > Stream (設定 > ストリーム)] に移動し、Zipstream機能をオフにします。

揺れる映像を電子動体ブレ補正 (EIS) によって安定させる

電子動体ブレ補正 (EIS) は、風が当たる場所や車が往来する場所など、露出した場所に本製品が設置されており、本製品が振動する環境で使用することができます。 EISをオンにすると、ブレがなく、よりスムーズで安定した映像が表示されます。

また、EISを使用すると圧縮された画像のファイルサイズが削減され、ビデオストリームのビットレートも低くなります。

EISがオンのときは、画像がわずかに切り取られ、最大解像度が低くなります。

  1. [Settings > Image > Image correction (設定 > 画像 > 画像補正)] に移動します。

  2. [EIS] をオンにします。

  3. スライダーで電子動体ブレ補正を調整します。

画像オーバーレイを表示する

ビデオストリームのオーバーレイとして画像を追加することができます。

  1. [Settings > Overlay (設定 > オーバーレイ)] に移動します。

  2. [Image list (画像リスト)] をクリックします。

  3. 画像をアップロードし、[Done (完了)] をクリックします。

  4. [Create overlay (オーバーレイを作成する)] をクリックします。

  5. [Image (画像)] を選択し、[Create (作成)] をクリックします。

  6. ドロップダウンリストから画像を選択します。

  7. 画像オーバーレイを配置する場所を設定するには、[Custom (カスタム)] を選択するか、プリセットの1つを選択します。

  8. [Create (作成)] をクリックします。

パン位置またはチルト位置をテキストオーバーレイとして表示する

パン位置またはチルト位置を、画像内にオーバーレイとして表示することができます。

  1. [Settings > Overlay (設定 > オーバーレイ)] に移動し、[Create overlay (オーバーレイを作成する)] をクリックします。

  2. [Text (テキスト)] を選択し、[Create (作成)] をクリックします。

  3. パン位置を表示するには、テキストフィールドに「#x」と入力します。

    チルト位置を表示するには、「#y」と入力します。

  4. 外観、テキストサイズ、および位置を選択します。

  5. 現在のパンおよびチルト位置がライブビュー画像と録画に表示されます。

カメラビューを調整する (PTZ)

パン、チルト、およびズーム動作を制限する

シーン内にカメラで撮影したくない部分がある場合は、パン、チルト、ズームの動作を制限することができます。 たとえば、監視する予定の駐車場に近い場所にあるアパートの居住者のプライバシーを保護する必要がある場合です。 動作を制限するには、[Settings > PTZ > Limits (設定 > PTZ > 制限)] に移動します。

VISCAカメラの制御

VISCAを使用してこのカメラを制御するには、以下の2つの方法があります。

VISCA over IP –
このオプションを選択すると、イーサネットを介して通信します。
VISCAオーバーシリアル –
シリアル接続で通信するには、このオプションを選択します。

VISCA IPによるカメラの制御

PTZコントロールにIPプロトコルを使用すると、不正アクセスのリスクが高まります。 ポート52380および52381のUDPを有効にします。これにより、ネットワークアクセスのすべてのユーザーがカメラにログインせずに設定を変更できます。

  1. [Settings > System > Accessories (設定 > システム > アクセサリー)] の順に移動します。

  2. [VISCA] をオンにします。

  3. [VISCA over IP] を選択します。

VISCAオーバーシリアルによるカメラの制御

  1. シリアルケーブルをRS232コネクターに接続します。

  2. [Settings > System > Accessories (設定 > システム > アクセサリー)] の順に移動します。

  3. [VISCA] をオンにします。

  4. [VISCA over serial (VISCAオーバーシリアル)] を選択します。

  5. カメラの [Position in series (直列に配置)] を選択します。

    • デバイスがVISCAコントローラーに直接接続されている場合は、[Point to point (ポイントツーポイント)] を選択します。

    • デバイスがデイジーチェーンの最後のデバイスである場合は、[Endpoint (エンドポイント)] を選択します。

    • デバイスがデイジーチェーンの中央にある場合は、[In-chain (daisy chain) (チェーン内 (デイジーチェーン))] を選択します。

  6. [Baud rate (ボーレート)] を選択します。

ビデオを表示する、録画する

このセクションでは、装置の設定について説明します。 ストリーミングとストレージの動作の詳細については、ストリーミングとストレージを参照してください。

帯域幅とストレージ容量を削減する

重要

帯域幅を削減すると、画像の詳細度が失われる可能性があります。

  1. ライブビューに移動し、[H.264] を選択します。

  2. [Settings > Stream (設定 > ストリーム)] に移動します。

  3. 以下の操作を1つ以上実行します。

    • Zipstream設定はH.264とH.265の両方で使用されます。

    • ダイナミックGOPをオンにし、GOP長を高い値に設定する。

    • 圧縮度を増やす。

    • ダイナミックFPSをオンにする。

WebブラウザーではH.265のデコーディングをサポートしていません。 H.265のデコーディングに対応した映像管理システムまたはアプリケーションを使用してください。

モニターにライブビデオストリームを表示する

ネットワーク接続がなくても、カメラからモニターにライブビデオストリームを送信できます。

  • HDMIコネクターまたはSDIコネクターを使用して、外部モニターを接続します。

ネットワークストレージを設定する

  1. ネットワーク上に録画を保存するには、以下のようにネットワークストレージを設定する必要があります。
  2. [Settings > System (設定 > システム)] > [Storage (ストレージ)] に移動します。

  3. [Network storage (ネットワークストレージ)] の [Setup (設定)] をクリックします。

  4. ホストサーバーのIPアドレスを入力します。

  5. ホストサーバー上の共有場所の名前を入力します。

  6. 共有にログインが必要な場合はスイッチを移動し、ユーザー名とパスワードを入力します。

  7. [Connect (接続)] をクリックします。

ビデオを録画して見る

ビデオを録画するには、最初にネットワークストレージの設定をする (「ネットワークストレージを設定する」参照)、またはSDカードを挿入する必要があります。

  1. ビデオを録画する
  2. ライブビューに移動します。

  3. 録画を開始するには、Record (録画) をクリックします。 録画を停止するには、もう一度クリックしてください。

  1. ビデオを見る
  2. [Storage > Go to recordings (ストレージ > 録画を表示)] をクリックします。

  3. リストの録画を選択すると、その録画が自動的に再生されます。

イベントのルールを設定する

特定のイベントが発生したときにデバイスにアクションを実行させるように、ルールを作成することができます。 ルールは条件とアクションで構成されます。 条件を使用して、アクションをトリガーすることができます。 たとえば、デバイスは動きを検知したときに、録画を開始したり、電子メールを送信したりすることができ、デバイスが録画をしている間にオーバーレイテキストを表示することができます。

詳細については、ガイド「イベントのルールの使用開始」を参照してください。

アクションをトリガーする

  1. Settings > System > Events (設定 > システム > イベント) に移動し、ルールを設定します。 このルールでは、装置が特定のアクションを実行するタイミングを定義します。 ルールは、スケジュール、繰り返し、または動体検知によるトリガーなどを利用して設定できます。

  2. アクションをトリガーするために満たす必要がある [Condition (条件)] を選択します。 ルールに複数の条件を指定した場合は、すべての条件が満たされたときにアクションがトリガーされます。

  3. 条件が満たされたときに装置が実行する Action (アクション) を選択します。

アクティブなルールを変更する場合は、ルールを再起動して変更内容を有効にする必要があります。

ルールに使用されたストリームプロファイルの定義を変更する場合は、そのストリームプロファイルを使用するすべてのルールを再起動する必要があります。

音声

録画に音声を追加する

  1. 音声をオンにする:
  2. [Settings > Audio (設定 > 音声)] に移動し、[Allow audio (音声を有効にする)] をオンにします。

  3. [Input > Type (入力 > 種類)] に移動し、音声ソースを選択します。

  4. 録画に使用するストリームプロファイルを編集します。
  5. [Settings > Stream (設定 > ストリーム)] に移動し、[Stream profiles (ストリームプロファイル)] をクリックします。

  6. ストリームプロファイルを選択し、[Audio (音声)] をクリックします。

  7. チェックボックスを選択し、[Include (対象)] を選択します。

  8. [Save (保存)] をクリックします。

  9. [Close (閉じる)] をクリックします。

清掃の推奨事項

注意

ガソリン、ベンジン、アセトンなどの強力な洗剤は絶対に使用しないでください。

  1. 圧縮空気を使用すると、装置からほこりやごみを取り除くことができます。

  2. 必要に応じて、ぬるま湯に浸した柔らかい布でレンズを清掃します。

水滴が乾いて跡が残ることがありますので、直射日光があたる、または高温になる場所では清掃しないでください。

詳細情報

キャプチャーモード

キャプチャーモードは、本製品で使用できる最大解像度と最大フレームレートを定義します。 キャプチャーモードは光感度にも影響します。 最大フレームレートが高いキャプチャーモードでは光感度が低下し、逆に最大フレームレートが低い場合は光感度が高くなります。

どのキャプチャーモードを選択するかは、特定の監視設定でのフレームレートと解像度の要件によって異なります。 ご利用いただけるキャプチャーモードの仕様については、axis.comで製品のデータシートを参照してください。

オーバーレイ

SIP呼び出しを使用しているときは、オーバーレイはビデオストリームに含まれません。

画像オーバーレイやテキストオーバーレイは、HDMIを使用して伝送するビデオストリームには表示されません。

画像オーバーレイやテキストオーバーレイは、SDIを使用して伝送するビデオストリームには表示されません。

オーバーレイは、ビデオストリームに重ねて表示されます。 オーバーレイは、タイムスタンプなどの録画時の補足情報や、製品のインストール時および設定時の補足情報を表示するために使用します。 テキストまたは画像を追加できます。

ストリーミングとストレージ

ビデオ圧縮形式

使用する圧縮方式は、表示要件とネットワークのプロパティに基づいて決定します。 以下から選択を行うことができます。

Motion JPEG

Opus音声コーデックを確実にサポートするために、Motion JPEGストリームが常にRTP経由で送信されます。

Motion JPEGまたはMJPEGは、個々のJPEG画像の連続で構成されたデジタルビデオシーケンスです。 これらの画像は、十分なレートで表示、更新されることで、連続的に更新される動きを表示するストリームが作成されます。 人間の目に動画として認識されるためには、1秒間に16以上の画像を表示するフレームレートが必要になります。 フルモーションビデオは、1秒間に30フレーム (NTSC) または25フレーム (PAL) で動画と認識されます。

Motion JPEGストリームは、かなりの帯域幅を消費しますが、画質に優れ、ストリームに含まれるすべての画像にアクセスできます。

H.264またはMPEG-4 Part 10/AVC

H.264はライセンスされた技術です。 このAxis製品には、H.264閲覧用のクライアントライセンスが1つ添付されています。 ライセンスされていないクライアントのコピーをインストールすることは禁止されています。 ライセンスを追加購入するには、Axisの販売代理店までお問い合わせください。

H.264を使用すると、画質を損なうことなく、デジタル映像ファイルのサイズを削減でき、Motion JPEG形式の場合と比較すると80%以上、従来のMPEG形式と比較すると50%以上を削減できます。 そのため、ビデオファイルに必要なネットワーク帯域幅やストレージ容量が少なくなります。 また、別の見方をすれば、より優れた映像品質が同じビットレートで得られることになります。

H.265またはMPEG-H Part 2/HEVC

H.265を使用すると、画質を損なうことなくデジタルビデオファイルのサイズを削減でき、H.264に比べて25%以上縮小することができます。

  • H.265はライセンスされた技術です。 このAxis製品には、H.265閲覧用のクライアントライセンスが1つ添付されています。 ライセンスされていないクライアントのコピーをインストールすることは禁止されています。 ライセンスを追加購入するには、Axisの販売代理店までお問い合わせください。
  • ほとんどのWebブラウザはH.265のデコードに対応していないため、カメラはWebインターフェースでH.265をサポートしていません。 その代わり、H.265のデコーディングに対応した映像管理システムやアプリケーションを使用できます。

画像、ストリーム、およびストリームプロファイルの設定の互いの関係

[Image (画像)] タブには、製品からのすべてのビデオストリームに影響を与えるカメラ設定が含まれています。 このタブで変更した内容は、すべてのビデオストリームと録画にすぐに反映されます。

[Stream (ストリーム)] タブには、ビデオストリームの設定が含まれています。 解像度やフレームレートなどを指定せずに、製品からのビデオストリームを要求している場合は、これらの設定が使用されます。 [Stream (ストリーム)] タブで設定を変更すると、実行中のストリームには影響しませんが、新しいストリームを開始したときに有効になります。

[Stream profiles (ストリームプロファイル)] の設定は、[Stream (ストリーム)] タブの設定よりも優先されます。 特定のストリームプロファイルを持つストリームを要求すると、ストリームにそのプロファイルの設定が含まれます。 ストリームプロファイルを指定せずにストリームを要求した場合、または製品に存在しないストリームプロファイルを要求した場合、ストリームには [Stream (ストリーム) タブの設定が含まれます。

ビットレート制御

ビットレート制御で、ビデオストリームの帯域幅の使用量を管理することができます。

Variable bitrate (VBR) (可変ビットレート )
可変ビットレートでは、シーン内の動きのレベルに基づいて帯域幅の使用量が変化します。 シーン内の動きが多いほど、多くの帯域幅が必要です。 ビットレートが変動する場合は、一定の画質が保証されますが、ストレージのマージンを確認する必要があります。

Maximum bitrate (MBR) (最大ビットレート))
最大ビットレートでは、目標ビットレートを設定してシステムのビットレートを制限することができます。 瞬間的なビットレートが指定したビットレート以下に保たれていると、画質またはフレームレートが低下することがあります。 画質とフレームレートのどちらを優先するかを選択することができます。 目標ビットレートは、予期されるビットレートよりも高い値に設定することをお勧めします。 これにより、シーン内で活動レベルが高い場合にマージンを確保します。

  1. 目標ビットレート

Average bitrate (ABR) (平均ビットレート)
平均ビットレートでは、より長い時間スケールにわたってビットレートが自動的に調整されます。 これにより、指定した目標を達成し、使用可能なストレージに基づいて最高画質のビデオを得ることができます。 動きの多いシーンでは、静的なシーンと比べてビットレートが高くなります。 平均ビットレートオプションを使用すると、多くのアクティビティがあるシーンで画質が向上する可能性が高くなります。 指定した目標ビットレートに合わせて画質が調整されると、指定した期間 (保存期間)、ビデオストリームを保存するために必要な総ストレージ容量を定義できます。 次のいずれかの方法で、平均ビットレートの設定を指定します。

  • 必要なストレージの概算を計算するには、目標ビットレートと保存期間を設定します。

  • 使用可能なストレージと必要な保存期間に基づいて平均ビットレートを計算するには、目標ビットレートカリキュレーターを使用します。

    1. 目標ビットレート
    2. 実際の平均ビットレート
  • 平均ビットレートオプションの中で、最大ビットレートをオンにし、目標ビットレートを指定することもできます。
    1. 目標ビットレート
    2. 実際の平均ビットレート

アプリケーション

アプリケーションを使用することで、Axis装置をより活用できます。AXIS Camera Application Platform (ACAP) は、サードパーティによるAxis装置向けの分析アプリケーションやその他のアプリケーションの開発を可能にするオープンプラットフォームです。 アプリケーションとしては、装置にプリインストール済み、無料でダウンロード可能、またはライセンス料が必要なものがあります。 利用可能なアプリケーション、ダウンロード、試用版、およびライセンスの詳細については、axis.com/products/acap/application-galleryにアクセスしてください。

Axisアプリケーションのユーザーマニュアルについては、help.axis.comにアクセスしてください。

  • 同時に複数のアプリケーションを実行できますが、互いに互換性がないアプリケーションもあります。 アプリケーションの特定の組み合わせによっては、並行して実行すると過度の処理能力やメモリーリソースが必要になる場合があります。 アプリケーションを展開する前に、同時に実行できることを確認してください。
アプリケーションをダウンロードしてインストールする方法
デバイスでアプリケーションのライセンスコードをアクティブ化する方法

オートトラッキング

オートトラッキングを使用すると、カメラが車両や人物などの動く物体に自動的にズームインし、物体を追跡します。 物体を手動で選択することも、トリガーエリアを設定して、カメラに動く物体を検知させることもできます。 このアプリケーションは、物体が隠されていないオープンエリアで、動きがほとんどない場所での使用に最適です。 物体を追跡していないとき、カメラはプリセットポジションに接続します。

重要
  • オートトラッキングは、動きの量が限られているエリア向けに設計されています。

音声入力タイプの選択方法

アンバランス型入力は、手頃な価格で簡単に入手でき、3.5 mmコネクターに対応しているため、ほとんどの入力と互換性があり、最も一般的に使用されています。 メディアプレーヤーまたはコンピューターからの信号には、[Unbalanced line (アンバランス型ライン)] を使用します。

ただし、設置時にソースとカメラとの間に長いケーブルが必要な場合、または外部ソースからの干渉がある場合は、いくつかの注意点があります。 これは、ケーブルがアンテナのように機能し、電源ケーブルやワイヤレスデバイスなどの外部ソースからの不要なノイズや干渉を受ける可能性があるためです。 アンバランス型ケーブルが必要以上に長くなっていないことを常に確認し、ケーブル配線を慎重に計画してください。 たとえば、他のケーブル、特に電源ケーブルと並列に配線しないでください。 この注意点がアンバランス型マイクに特に当てはまるのは、すべてのマイクレベル入力を大幅に増幅する必要があり、その結果、不要なノイズと干渉も増幅されるためです。 ほとんどの小型のアンバランス型 (エレクトレット型) マイクの給電には低電圧で済みます。 この場合、[Powered unbalanced microphone (給電アンバランス型マイク)] オプションを選択します。

より長いケーブル配線が必要で、両端の機器に互換性がある場合は、XLR入力でバランス型ケーブルを使用することを強くお勧めします。 より特殊なマイクを使用しなくても、このプロ仕様のシステムでは外部干渉が防止され、はるかに長いケーブル配線が可能になります。 ダイナミック型マイクを使用する場合は、[Balanced microphone (バランス型マイク)] 入力を選択します。 コンデンサー型マイクを使用する場合、通常は48 Vファントム電源が必要になります。 この場合、カメラのXLRコネクターを使用し、[Phantom-powered balanced microphone (ファントム電源バランス型マイク)] を選択する必要があります。

トラブルシューティング

工場出荷時の設定にリセットする

重要

工場出荷時の設定へのリセットは慎重に行ってください。 工場出荷時の設定へのリセットを行うと、IPアドレスを含むすべての設定が工場出荷時の値にリセットされます。

本製品を工場出荷時の設定にリセットするには、以下の手順を実行します。

  1. 本製品の電源を切ります。

  2. コントロールボタンを押した状態で電源を再接続します。製品の概要を参照してください。

  3. ステータスLEDがオレンジ色に点滅するまで、コントロールボタンを15~30秒間押し続けます。

  4. コントロールボタンを離します。 プロセスが完了すると、ステータスLEDが緑色に変わります。 これで本製品は工場出荷時の設定にリセットされました。 ネットワーク上に利用可能なDHCPサーバーがない場合、デフォルトのIPアドレスは192.168.0.90になります。

  5. インストールおよび管理ソフトウェアツールを使用して、IPアドレスの割り当て、パスワードの設定、ビデオストリームへのアクセスを行います。

    axis.com/supportのサポートページに、インストールおよび管理ソフトウェアツールが用意されています。

Webインターフェースを使用して、各種パラメーターを工場出荷時の設定に戻すこともできます。Settings > System > Maintenance (設定 > システム > メンテナンス) を選択し、Default (デフォルト) をクリックします。

ファームウェアオプション

Axisは、アクティブトラックまたは長期サポート (LTS) トラックのどちらかに従って、製品のファームウェア管理を提供します。 アクティブトラックでは、最新の製品機能すべてに常時アクセスできますが、LTSトラックの場合、バグフィックスやセキュリティ更新に重点を置いた定期的リリースが提供される固定プラットフォームを使用します。

最新の機能にアクセスする場合や、Axisのエンドツーエンドシステム製品を使用する場合は、アクティブトラックのファームウェアを使用することをお勧めします。 最新のアクティブトラックに対して継続的な検証が行われないサードパーティの統合を使用する場合は、LTSトラックをお勧めします。 LTSにより、大きな機能的な変更や既存の統合に影響を与えることなく、サイバーセキュリティを維持することができます。 Axis製品のファームウェア戦略の詳細については、axis.com/support/firmwareを参照してください。

現在のファームウェアを確認する

ファームウェアは、ネットワークデバイスの機能を決定するソフトウェアです。 問題のトラブルシューティングを行う際には、まず、現在のファームウェアバージョンを確認してください。 最新バージョンには、特定の問題の修正が含まれていることがあります。

現在のファームウェアを確認するには:

  1. 製品のWebページに移動します。

  2. ヘルプメニュー をクリックします。

  3. [About (バージョン情報)] をクリックします。

ファームウェアのアップグレード

重要

事前設定済みの設定とカスタム設定は、(その機能が新しいファームウェアで利用できる場合)、ファームウェアのアップグレード時に保存されます。ただし、この動作をAxis Communications ABが保証しているわけではありません。

重要

アップグレードプロセス中は、本製品を電源に接続したままにしてください。

Active (アクティブ)トラックから最新のファームウェアをダウンロードして製品をアップグレードすると、製品に最新機能が追加されます。 ファームウェアを更新する前に、ファームウェアとともに提供されるアップグレード手順とリリースノートを必ずお読みください。 最新ファームウェアおよびリリースノートについては、axis.com/support/firmwareを参照してください。

複数のアップグレードを行う場合は、AXIS Device Managerを使用できます。 詳細については、axis.com/products/axis-device-managerをご覧ください。

ファームウェアのアップグレード方法
  1. ファームウェアファイルをコンピューターにダウンロードします。ファームウェアファイルはaxis.com/support/firmwareから無料で入手できます。

  2. 製品に管理者としてログインします。

  3. [Settings > System > Maintenance (設定 > システム > メンテナンス)] にアクセスします。 ページの指示に従います。 アップグレードが完了すると、製品は自動的に再起動します。

技術的な問題、ヒント、解決策

ここで解決策が見つからない場合は、axis.com/supportのトラブルシューティングセクションに記載されている方法を試してみてください。

ファームウェアのアップグレードで問題が発生する

ファームウェアのアップグレード失敗

ファームウェアのアップグレードに失敗した場合、デバイスは以前のファームウェアを再度読み込みます。 最も一般的な理由は、間違ったファームウェアファイルがアップロードされた場合です。 デバイスに対応したファームウェアファイル名であることを確認し、再試行してください。

ファームウェアのアップグレード後に問題が発生する

ファームウェアのアップグレード後に問題が発生する場合は、[Maintenance (メンテナンス)] ページから、以前にインストールされたバージョンにロールバックします。

IPアドレスの設定で問題が発生する

デバイスが別のサブネット上にある

デバイス用のIPアドレスと、デバイスへのアクセスに使用するコンピューターのIPアドレスが異なるサブネットにある場合は、IPアドレスを設定することはできません。 ネットワーク管理者に連絡して、適切なIPアドレスを取得してください。

IPアドレスが別のデバイスで使用されている

Axisデバイスをネットワークから切断します。 pingコマンドを実行します (コマンドウィンドウまたはDOSウィンドウで、pingコマンドとデバイスのIPアドレスを入力します)。

  • もし、 「Reply from <IPアドレス>: bytes=32; time=10...」という応答を受取った場合は、ネットワーク上の別のデバイスでそのIPアドレスがすでに使われている可能性があります。 ネットワーク管理者から新しいIPアドレスを取得し、デバイスを再度インストールしてください。

  • もし、 「Request timed out」が表示された場合は、AxisデバイスでそのIPアドレスを使用できます。 この場合は、すべてのケーブル配線をチェックし、デバイスを再度インストールしてください。

同じサブネット上の別のデバイスとIPアドレスが競合している可能性がある

DHCPサーバーによって動的アドレスが設定される前は、Axisデバイスは静的IPアドレスを使用します。 つまり、デフォルトの静的IPアドレスが別のデバイスでも使用されていると、デバイスへのアクセスに問題が発生する可能性があります。

ブラウザーからデバイスにアクセスできない

ログインできない

HTTPSが有効なときは、正しいプロトコル (HTTPまたはHTTPS) を使用してログインしてください。ブラウザーのアドレスフィールドに、手動で「http」または「https」と入力する必要がある場合があります。

rootユーザーのパスワードを忘れた場合は、デバイスを工場出荷時の設定にリセットする必要があります。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。

DHCPによってIPアドレスが変更された

DHCPサーバーから取得したIPアドレスは動的なアドレスであり、変更されることがあります。 IPアドレスが変更された場合は、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用してデバイスのネットワーク上の場所を特定してください。 デバイスのモデルまたはシリアル番号、あるいはDNS名 (設定されている場合) を使用してデバイスを識別します。

必要に応じて、静的IPアドレスを手動で割り当てることができます。 手順については、axis.com/supportを参照してください。

IEEE 802.1X使用時の証明書エラー

認証を正しく行うには、Axisデバイスの日付と時刻をNTPサーバーと同期させなければなりません。 [Settings > System > Date and time (設定 > システム > 日付と時刻)] にアクセスします。

デバイスにローカルにアクセスできるが、外部からアクセスできない

デバイスに外部からアクセスする場合は、以下のいずれかのWindows®向けアプリケーションを使用することをお勧めします。

  • AXIS Companion : 無料で使用でき、最小限の監視が必要な小規模システムに最適です。

  • AXIS Camera Station: 30日間の試用版を無料で使用でき、中小規模のシステムに最適です。

手順とダウンロードについては、axis.com/vmsを参照してください。

ストリーミングの問題

ローカルクライアントしかマルチキャストH.264にアクセスできない

ルーターがマルチキャストをサポートしているかどうか、またはクライアントとデバイスの間のルーター設定を行う必要があるかどうかを確認してください。 TTL (Time To Live) 値を上げる必要がある場合もあります。

H.264のマルチキャスト画像がクライアントで表示されない

Axisデバイスで使用されたマルチキャストアドレスが有効かどうか、ネットワーク管理者に確認してください。

ファイアウォールが表示を妨げていないかどうか、ネットワーク管理者に確認してください。

H.264画像のレンダリング品質が悪い

グラフィックカードで最新のデバイスドライバーが使用されていることを確認してください。 最新のドライバーは、通常、メーカーのWebサイトからダウンロードできます。

彩度がH.264とMotion JPEGで異なる

グラフィックアダプターの設定を変更します。 詳細については、グラフィックカードのマニュアルページに移動してください。

フレームレートが予期したレートより低い

  • パフォーマンスに関する一般的な検討事項を参照してください。

  • クライアントコンピュータで実行されているアプリケーションの数を減らします。

  • 同時閲覧者の数を制限します。

  • 使用可能な帯域幅が十分かどうか、ネットワーク管理者に確認します。

  • 画像の解像度を下げます。

  • デバイスのWebページにログインし、フレームレートを優先するキャプチャーモードを設定します。 フレームレートを優先するようにキャプチャーモードを変更すると、使用するデバイスと利用可能なキャプチャーモードによっては、最大解像度が低下することがあります。

  • Axisデバイスの電源周波数 (60/50Hz) によって、最大フレーム/秒は異なります。

ライブビューでH.265エンコード方式を選択できない

WebブラウザーではH.265のデコーディングをサポートしていません。 H.265のデコーディングに対応した映像管理システムまたはアプリケーションを使用してください。

パフォーマンスに関する一般的な検討事項

システムを設定する際には、さまざまな設定や条件がシステムのパフォーマンスにどのように影響するかを検討することが重要です。 ある要因は必要な帯域幅の量 (ビットレート) に影響し、他の要因はフレームレートに影響し、帯域幅とフレームレートの両方に影響する事柄もあります。 CPUの負荷が最大に達した場合も、フレームレートに影響を及ぼします。

最も重要な検討事項には次のようなものがあります。

  • 画像解像度が高い、または圧縮レベルが低いと、画像のファイルサイズが増大し、結果的に帯域幅に影響を及ぼします。

  • GUIで画像を回転させると、本製品のCPU負荷が増加することがあります。

  • 多数のクライアントによるMotion JPEGまたはユニキャストH.264のアクセスは、帯域幅に影響を及ぼします。

  • 多数のクライアントによるMotion JPEGまたはユニキャストH.265のアクセスは、帯域幅に影響を及ぼします。

  • 様々なクライアントが様々な解像度や圧縮方式が異なるストリームを同時に閲覧すると、フレームレートと帯域幅の両方に影響を及ぼします。

    フレームレートを高く維持するために、できる限り同一ストリームを使用してください。 ストリームプロファイルを使用すると、ストリームの種類が同一であることを確認できます。

  • Motion JPEGおよびH.264のビデオストリームに同時にアクセスすると、フレームレートと帯域幅の両方に影響を及ぼします。

  • Motion JPEGおよびH.265のビデオストリームに同時にアクセスすると、フレームレートと帯域幅の両方に影響を及ぼします。

  • イベント設定を多用すると、製品のCPU負荷に影響が生じ、その結果、フレームレートに影響します。

  • 特に、Motion JPEGのストリーミングでは、HTTPSを使用するとフレームレートが低くなる場合があります。

  • 貧弱なインフラによるネットワークの使用率が高いと帯域幅に影響します。

  • パフォーマンスの低いクライアントコンピューターで閲覧するとパフォーマンスが低下し、フレームレートに影響します。

  • 複数のAXIS Camera Application Platform (ACAP) アプリケーションを同時に実行すると、フレームレートと全般的なパフォーマンスに影響する場合があります。

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仕様

製品の概要

  1. タリーLED (×3)
  2. 型番 (P/N) とシリアル番号 (S/N)
  3. SDカードスロット (SDHC)
  4. ステータスLEDインジケーター
  5. I/Oコネクター
  6. VISCAコネクター (RS-232)
  7. コントロールボタン
  8. 電源コネクター
  9. 3.5 mm、アンバランス型音声入力
  10. 3.5 mm、アンバランス型音声出力
  11. ネットワークコネクター
  12. Microphoneファントム電源 LED (XLR)
  13. XLR、バランス型音声入力 (左)
  14. XLR、バランス型音声入力 (右)
  15. HDMIコネクター
  16. BNCコネクター (SDI)

    LEDインジケーター

    ステータスLED説明
    消灯

    接続時と正常動作時

    起動後正常に動作する場合、10秒間、緑色に点灯します。

    オレンジ

    起動時に点灯します。 ファームウェアのアップグレード時と工場出荷時設定へのリセット時に点滅します。

    オレンジ/赤

    ネットワーク接続が利用できないか、失われた場合は、オレンジ色/赤色で点滅します。

    ファームウェアのアップグレード失敗。

    マイク電源LED説明
    消灯ファントム電源オフ。

    ファントム電源オン。

    • タリーLED (indication LED) はネットワーク送信のみを示します。 ビデオまたは音声がHDMIまたはSDIからのみ送信される場合、タリーLEDは消灯します。
    タリーLED説明
    消灯カメラ待機中。
    ネットワーク転送中または録画中。

    SDカードスロット

    注意
    • SDカード損傷の危険があります。 SDカードの挿入と取り外しの際には、鋭利な工具や金属性の物を使用したり、過剰な力をかけたりしないでください。 カードの挿入や取り外しは指で行ってください。
    • データ損失や録画データ破損の危険があります。 取り外しの前に、本製品のWebページでSDカードをマウント解除してください。 本製品の稼働中はSDカードを取り外さないでください。

    本製品は、SD/SDHC/SDXCカードに対応しています。

    推奨するSDカードについては、axis.comを参照してください。

    SD、SDHC、およびSDXCロゴはSD-3C LLCの商標です。 SD、SDHC、SDXCは、米国および/または他の国々におけるSD-3C, LLCの商標または登録商標です。

    ボタン

    コントロールボタン

    • コントロールボタンは、以下の用途で使用します。
    • 製品を工場出荷時の設定にリセットする。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。

    • AXIS Video Hosting Systemサービスに接続する。 接続するには、ステータスLEDが緑色に点滅するまで約3秒間ボタンを押し続けます。

    コネクター

    BNCコネクター

    BNCコネクターは、SDIを使用するブロードキャスト装置の接続に使用します。 75Ω同軸SDIケーブルを接続します。

    注意

    コネクターは、気温が上昇する場所での正常動作時に熱くなることがあります。

    HDMIコネクタ

    ディスプレイやパブリックビューモニターへの接続には、HDMITMコネクタを使用します。

    ネットワークコネクター

    RJ45イーサネットコネクター。

    音声コネクター

    3.5 mmコネクター

    • 音声入力 - デジタルマイクロフォン、アナログモノラルマイクロフォンまたはラインインモノラル信号用 (左チャンネルはステレオ信号で使用) 3.5 mm入力。

    • 音声入力 - ステレオマイクロフォンまたはライン入力ステレオ信号用3.5 mm入力。

    • 音声出力 - 3.5 mm音声 (ラインレベル) 出力 (パブリックアドレス (PA) システムまたはアンプ内蔵アクティブスピーカーに接続可能)。 ヘッドフォンも接続できます。 音声出力には、ステレオコネクターを使用する必要があります。

    音声入力

    1 チップ2 リング3 スリーブ

    アンバランス型マイクロフォン (エレクトレット電源あり、なし) またはライン

    選択されている場合、エレクトレット電源

    グランド

    デジタル信号

    選択されている場合、リング電源

    グランド

    音声出力

    1 チップ2 リング3 スリーブ

    アンバランス型ステレオライン、「左」

    アンバランス型ステレオライン、「右」

    グランド

    XLRコネクター

    • - バランス音声入力用の3ピンXLRコネクター。 モノラル用左コネクターを使用。

    • – バランス音声入力用の3ピンXLRコネクター。

    ピン123
    機能グランドバランス型マイクロフォンホット (+) 入力バランス型マイクロフォンコールド (-) 入力

    I/Oコネクター

    I/Oコネクターに外部装置を接続し、動体検知、イベントトリガー、アラーム通知などと組み合わせて使用することができます。 I/Oコネクターは、0 V DC基準点と電力 (12 V DC出力) に加えて、以下のインターフェースを提供します。

    デジタル入力 –
    開回路と閉回路の切り替えが可能なデバイス (PIRセンサー、ドア/窓の接触、ガラス破損検知器など) を接続するための入力です。
    デジタル出力 –
    リレーやLEDなどの外部デバイスを接続します。 接続された装置は、VAPIX®アプリケーションプログラミングインターフェースを通じたイベントまたは製品のWebページからアクティブにすることができます。

    4ピンターミナルブロック

    機能ピン備考仕様
    DCアース10 V DC
    DC出力2補助装置の電源供給に使用できます。
    注: このピンは、電源出力としてのみ使用できます。
    12 V DC
    最大負荷 = 25 mA
    デジタル入力3動作させるにはピン1に接続し、動作させない場合はフロート状態 (未接続) のままにします。0~30 V DC (最大)
    デジタル出力4アクティブ時はピン1 (DCグランド) に内部で接続し、非アクティブ時はフロート状態 (未接続) になります。 リレーなどの誘導負荷とともに使用する場合は、過渡電圧から保護するために、負荷と並列にダイオードを接続します。0~30 V DC (最大)、オープンドレイン、100 mA
    Example
    1. DCグランド
    2. DC出力 12V、最大25mA
    3. デジタル入力
    4. デジタル出力

    電源コネクター

    DCコネクター。 付属のアダプターを使用します。

    VISCAコネクター (RS-232)

    RS232シリアルインターフェース用6ピンターミナルブロック。 VISCAプロトコルを使用してカメラを制御するために使用されます。

    機能ピン備考
    TXD11VISCA入力
    RXD12
    GND3グランド
    TXD24VISCAの出力
    RXD25
    GND6グランド