はじめに
ネットワーク上の装置を検索する
Windows®でAxis装置を探してIPアドレスの割り当てを行う方法については、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用してください。 いずれのアプリケーションも無料で、axis.com/supportからダウンロードできます。
IPアドレスの検索や割り当てを行う方法の詳細については、IPアドレスの割り当てと装置へのアクセス⽅法を参照してください。
ブラウザーサポート
以下のブラウザーで装置を使用できます。
ChromeTM | Firefox® | EdgeTM | Safari® | |
Windows® | 推奨 | 推奨 | ✓ | |
macOS® | 推奨 | 推奨 | ✓ | ✓ |
Linux® | 推奨 | 推奨 | ✓ | |
その他のオペレーティングシステム | ✓ | ✓ | ✓ | ✓* |
* iOS 15またはiPadOS 15でAXIS OS Webインターフェースを使用するには、[設定] > [Safari] > [詳細] > [Experimental Features] に移動し、[NSURLSession Websocket] を無効にします。
推奨ブラウザーの詳細については、AXIS OSポータルにアクセスしてください。
装置へのアクセス
ブラウザーを開き、Axis装置のIPアドレスまたはホスト名を入力します。
本製品のIPアドレスが不明な場合は、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用して、ネットワーク上で装置を見つけます。
ユーザー名とパスワードを入力します。 初めて装置にアクセスする場合は、rootパスワードを設定する必要があります。rootアカウントの新しいパスワードを設定するを参照してください。
ブラウザーでライブビューページが開きます。
ファームウェアが改ざんされてないことを確認する
- 装置に元のAxisファームウェアが搭載されていることを確認するか、またはセキュリティ攻撃が行われた後に装置を完全に制御するには、以下の手順に従います。
工場出荷時の設定にリセットします。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。
リセットを行うと、セキュアブートによって装置の状態が保証されます。
装置を設定し、インストールします。
rootアカウントの新しいパスワードを設定する
デフォルトの管理者ユーザー名はrootです。 rootのパスワードを忘れた場合は、装置を工場出荷時の設定にリセットしてください。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。
パスワードを入力します。 安全なパスワードを設定する手順に従います。安全なパスワードを参照してください。
パスワードを再入力して、スペルを確認します。
[Create login (ログインの作成)] をクリックします。 これでパスワードが設定されました。
安全なパスワード
Axis装置は、最初に設定されたパスワードをネットワーク上で平文で送信します。 最初のログイン後に装置を保護するために、安全で暗号化されたHTTPS接続を設定してからパスワードを変更してください。
装置のパスワードは主にデータおよびサービスを保護します。 Axis装置は、さまざまなタイプのインストールで使用される可能性があることから、パスワードポリシーを強制しません。
データを保護するために、次のことを強く推奨します。
8文字以上のパスワードを使用する (できればパスワード生成プログラムで作成する)。
パスワードを公開しない。
一定の期間ごとにパスワードを変更する (少なくとも年に1回)。
Webページの概要
- ライブビューコントロールバー
- ライブビュー
- 製品名
- ユーザー情報、カラーテーマ、およびヘルプ
- ビデオコントロールバー
- 設定トグル
- 設定タブ
追加設定
画像を調整する
このセクションでは、装置の設定について説明します。 特定の機能の詳細については、詳細情報を参照してください。
カメラを水平にする
- 参照エリアまたは物体との関係で表示を調整するには、レベルガイドとカメラの機械的な調整を組み合わせて使用します。
[Settings > System> Orientation (設定 > システム > 向き)] に移動し、 をクリックします。
参照エリアまたは物体の位置がレベルガイドと揃うまで、カメラを機械的に調整します。
シーンプロファイルの選択
シーンプロファイルは、カラーレベル、輝度、シャープネス、コントラスト、ローカルコントラストを含む事前に定義されている画像設定のセットです。 シーンプロファイルは、ある特定のシナリオ設定を迅速に行う目的で製品に事前設定されています。例えば、監視の用途に最適化されたForensic (フォレンジック)などがこれに含まれます。 利用可能な各設定の詳細については、ヘルプメニュー に移動し、Help (ヘルプ) をクリックしてください。
カメラの初期設定を行う際にシーンプロファイルを選択できます。 シーンプロファイルは、後から選択や変更することもできます。
[Settings (設定)] > [System (システム)] > [Orientation (向き)] に移動します。
[Scene profile (シーンプロファイル)] に移動し、プロファイルを選択します。
[完了] をクリックします。
露出モードを選択する
カメラには、絞り、シャッタースピード、ゲインを調整して特定の監視シーンの画質を向上させるさまざまな露出モードオプションがあります。 [Settings > Image > Exposure (設定 > 画像 > 露出)] に移動し、以下の露出モードから選択します。
ナイトモードを使用して低光量下で赤外線照明からメリットを得る
日中、カメラは可視光を利用してカラー画像を提供します。 利用できる光量が減少するにつれて、カメラが自動的にナイトモードに切り替わるように設定できます。このモードでは、カメラは可視光と近赤外光の両方を利用して白黒画像を提供します。 カメラはより多くの利用可能な光を利用するため、より明るく精細な画像を提供できます。
[Settings > Image > Day and night (設定 > 画像 > デイナイト)] に移動し、[IR cut filter (IRカットフィルター)] が [Auto (自動)] に設定されていることを確認します。
カメラがナイトモードに切り替わる光量レベルを設定するには、[Day-night shift priority (デイナイトの切り替え優先度)] を [Day (デイ)]、[Night (ナイト)]、または [None (なし)] に設定します。
[Allow IR illumination (赤外線照明を許可)] と [Synchronize IR illumination (赤外線照明の同期)] を有効にすると、ナイトモードのときにカメラの赤外線照明を使用できます。
低光量下で動きによる画像のブレを減らす
- 低光量の条件下で画像のブレを少なくするために、[Settings > Image > Exposure (設定 > 画像 > 露出)] のうち1つ以上の設定を調整することができます。
[Blur-noise trade-off (ブレとノイズのトレードオフ)] スライダーを [Low motion blur (動きによる画像のブレが少ない)] 方向に動かします。
- 注
ゲインを大きくすると、画像のノイズが多くなります。
[Max shutter (最大シャッター)] を短い時間に設定し、[Max gain (最大ゲイン)] をより高い値に設定します。
- それでも動きによる画像のブレに問題がある場合は、
シーン内の光源レベルを上げます。
物体が横向きではなく、カメラの方へ移動するか、カメラから離れるように移動するようにカメラを取り付けます。
逆光の強いシーンを処理する
ダイナミックレンジとは、画像内の明るさのレベルの差のことです。 最も暗い部分と最も明るい部分の差がかなり大きい場合があります。 その場合、暗い部分か明るい部分の画像だけが見えることがよくあります。 ワイドダイナミックレンジ (WDR) を使用すると、画像の暗い部分と明るい部分の両方が見えるようになります。


- WDRを使用すると、画像にノイズが発生することがあります。
- WDRは、一部のキャプチャーモードでは使用できない場合があります。
[Settings > Image > Wide dynamic range (設定 > 画像 > ワイドダイナミックレンジ)] に移動します。
[WDR (ワイドダイナミックレンジ)] をオンにします。
それでも問題が発生する場合は、[Exposure (露出)] に移動して [Exposure zone (露出エリア)] を調整し、対象範囲をカバーします。
WDRとその使用方法の詳細については、axis.com/web-articles/wdrを参照してください。
揺れる映像を電子動体ブレ補正 (EIS) によって安定させる
電子動体ブレ補正 (EIS) は、風が当たる場所や車が往来する場所など、露出した場所に本製品が設置されており、本製品が振動する環境で使用することができます。 EISをオンにすると、ブレがなく、よりスムーズで安定した映像が表示されます。
また、EISを使用すると圧縮された画像のファイルサイズが削減され、ビデオストリームのビットレートも低くなります。
EISがオンのときは、画像がわずかに切り取られ、最大解像度が低くなります。
[Settings > Image > Image correction (設定 > 画像 > 画像補正)] に移動します。
[EIS] をオンにします。
スライダーで電子動体ブレ補正を調整します。
たる型歪曲の補正
バレル歪曲 (たる型歪曲) とは、フレームの端に近づくにつれて、直線の曲がりが現れる現象です。 広い視野では、多くの場合、画像内にバレル歪曲 (たる型歪曲) が発生します。 たる型歪曲の補正では、この歪曲が補正されます。
バレル歪曲補正は、画像の解像度と視野に影響します。
[Settings (設定)] > [Image (画像)] > [Image correction (画像補正)] に移動します。
[Barrel distortion correction (BDC) (たる型歪曲の補正 (BDC))] をオンにします。
スライダーでたる型歪曲の補正を調整します。
ピクセル解像度の確認
画像の定義された部分に、ナンバープレートなどを認識するのに十分なピクセルが含まれていることを確認するには、ピクセルカウンターを使用します。
[Settings > System > Orientation (設定 > システム > 向き)] に移動します。
をクリックします。
カメラのライブビューで、ナンバープレートが表示されると予想される位置など、対象範囲の四角形のサイズおよび位置を調整します。
四角形の各辺 (XとY) のピクセル数が表示され、値がニーズを満たすのに十分かどうかを決定することができます。
プライバシーマスクで画像の一部を非表示にする
1つ以上のプライバシーマスクを作成して、画像の一部を隠すことができます。
[Settings > Privacy mask (設定 > プライバシーマスク)] に移動します。
[New (新規)] をクリックします。
必要に応じて、プライバシーマスクのサイズ、色、名前を調整します。
パン位置またはチルト位置をテキストオーバーレイとして表示する
パン位置またはチルト位置を、画像内にオーバーレイとして表示することができます。
[Settings > Overlay (設定 > オーバーレイ)] に移動し、[Create overlay (オーバーレイを作成する)] をクリックします。
[Text (テキスト)] を選択し、[Create (作成)] をクリックします。
パン位置を表示するには、テキストフィールドに「
#x
」と入力します。チルト位置を表示するには、「
#y
」と入力します。外観、テキストサイズ、および位置を選択します。
現在のパンおよびチルト位置がライブビュー画像と録画に表示されます。
画像に街路名とコンパス方位を追加する
すべてのビデオストリームと録画に、街路名とコンパス方位が表示されます。
- コンパスをアクティブにする
[Settings > Apps (設定 > アプリ)] に移動します。
[Orientation Aid PTZ] を選択します。
アプリケーションを起動し、[Open (開く)] をクリックします。
カメラビューの十字線が北に向くよう配置します。 [Set north] (北を設定) をクリックし ます。
- プリセットポジションの追加
[Settings (設定)] > [PTZ] に移動します。
十字線を使用して、プリセットポジションを追加するビューを配置します。
[+] をクリックして、新しいプリセットポジションを作成します。
カメラビューを調整する (PTZ)
パン/チルト/ズームのさまざまな設定の詳細については、パン、チルト、ズーム (PTZ)を参照してください。
パン、チルト、およびズーム動作を制限する
シーン内にカメラで撮影したくない部分がある場合は、パン、チルト、ズームの動作を制限することができます。 たとえば、監視する予定の駐車場に近い場所にあるアパートの居住者のプライバシーを保護する必要がある場合です。 動作を制限するには、[Settings > PTZ > Limits (設定 > PTZ > 制限)] に移動します。
プリセットポジションを含むガードツアーを作成する
ガードツアーを使用して、さまざまなプリセットポジションからのビデオストリームを、設定した時間中、あらかじめ決められた順序またはランダムな順序で表示することができます。
[Settings > PTZ > Guard tours (設定 > PTZ > ガードツアー)] に移動します。
をクリックします。
ガードツアーのプロパティを編集するには、 をクリックします。
ガードツアーの名前を入力して、各ツアー間で一時停止する長さを分単位で指定します。
ガードツアーがランダムな順番でプリセットポジションに移動するように指定するには、[シャッフル] をオンにします。
[完了] をクリックします。
[追加] をクリックして、ガードツアーに追加するプリセットポジションを指定します。
[Done (完了)] をクリックして、ガードツアーの設定を終了します。
ガードツアーのスケジュールを設定するには、[System > Events (システム > イベント)] に移動します。
ビデオを表示する、録画する
このセクションでは、装置の設定について説明します。 ストリーミングとストレージの動作の詳細については、ストリーミングとストレージを参照してください。
帯域幅とストレージ容量を削減する
帯域幅を削減すると、画像の詳細度が失われる可能性があります。
ライブビューに移動し、[H.264] を選択します。
[Settings > Stream (設定 > ストリーム)] に移動します。
以下の操作を1つ以上実行します。
- 注
Zipstream設定はH.264とH.265の両方で使用されます。
ダイナミックGOPをオンにし、GOP長を高い値に設定する。
圧縮度を増やす。
ダイナミックFPSをオンにする。
WebブラウザーではH.265のデコーディングをサポートしていません。 H.265のデコーディングに対応した映像管理システムまたはアプリケーションを使用してください。
ネットワークストレージを設定する
- ネットワーク上に録画を保存するには、以下のようにネットワークストレージを設定する必要があります。
[Settings > System (設定 > システム)] > [Storage (ストレージ)] に移動します。
[Network storage (ネットワークストレージ)] の [Setup (設定)] をクリックします。
ホストサーバーのIPアドレスを入力します。
ホストサーバー上の共有場所の名前を入力します。
共有にログインが必要な場合はスイッチを移動し、ユーザー名とパスワードを入力します。
[Connect (接続)] をクリックします。
ビデオを録画して見る
ビデオを録画するには、最初にネットワークストレージの設定をする (「ネットワークストレージを設定する」参照)、またはSDカードを挿入する必要があります。
- ビデオを録画する
ライブビューに移動します。
録画を開始するには、Record (録画) をクリックします。 録画を停止するには、もう一度クリックしてください。
- ビデオを見る
[Storage > Go to recordings (ストレージ > 録画を表示)] をクリックします。
リストの録画を選択すると、その録画が自動的に再生されます。
イベントのルールを設定する
特定のイベントが発生したときに装置にアクションを実行させるように、ルールを作成することができます。 ルールは条件とアクションで構成されます。 条件を使用して、アクションをトリガーすることができます。 たとえば、装置は動きを検知したときに、録画を開始したり、電子メールを送信したりすることができ、装置が録画をしている間にオーバーレイテキストを表示することができます。
詳細については、ガイド「イベントのルールの使用開始」を参照してください。
アクションをトリガーする
Settings > System > Events (設定 > システム > イベント) に移動し、ルールを設定します。 このルールでは、装置が特定のアクションを実行するタイミングを定義します。 ルールは、スケジュール、繰り返し、または動体検知によるトリガーなどを利用して設定できます。
アクションをトリガーするために満たす必要がある [Condition (条件)] を選択します。 ルールに複数の条件を指定した場合は、すべての条件が満たされたときにアクションがトリガーされます。
条件が満たされたときに装置が実行する Action (アクション) を選択します。
アクティブなルールを変更する場合は、ルールを再起動して変更内容を有効にする必要があります。
動きが検知されないときに電力を節約する
この例では、シーン内で動きが検知されないときに省電力モードをオンにする方法について説明します。
省電力モードをオンすると、赤外線照明の範囲が小さくなります。
- AXIS Video Motion Detectionが実行されていることの確認:
[Settings > Apps (設定 > アプリ)] > [AXIS Video Motion Detection] に移動します。
アプリケーションが実行されていない場合は、起動します。
ニーズに合わせてアプリケーションを設定していることを確認します。
- ルールを作成する:
[Settings > System > Events (設定 > システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。
ルールの名前を入力します。
[Application (アプリケーション)] の条件のリストで、[AXIS Video Motion Detection (VMD)] を選択します。
[Invert this condition (この条件を逆にする)] を選択します。
[Power saving mode (省電力モード)] のアクションのリストで、[Use power saving mode while the rule is active (ルールがアクティブである間、省電力モードを使用する)] を選択します。
[Save (保存)] をクリックします。
カメラが動きを検知したときにビデオを録画する
この例では、カメラが動きを検知する5秒前にSDカードへの録画を開始し、1分後に停止するようにカメラを設定する方法を示します。
- AXIS Object Analyticsが実行されていることを確認します。
[Settings (設定)] > [Apps (アプリ)] > [AXIS Object Analytics] に移動します。
アプリケーションが実行されていない場合は、起動します。
ニーズに合わせてアプリケーションを設定していることを確認します。 ヘルプが必要な場合は、AXIS Object Analyticsのユーザーマニュアルを参照してください。
- ルールを作成する:
[Settings > System > Events (設定 > システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。
ルールの名前を入力します。
[Application (アプリケーション)] の [Object Analytics] を選択します。
アクションのリストで、[Recordings (録画)] の [Record video while the rule is active (ルールがアクティブである間、ビデオを録画する)] を選択します。
既存のストリームプロファイルを選択するか、新しいプロファイルを作成します。
プリトリガー時間を5秒に設定します。
ポストトリガー時間を60秒に設定します。
ストレージオプションのリストで、[SD card (SDカード)] を選択します。
[Save (保存)] をクリックします。
装置が動きを検知したときにビデオストリームにテキストオーバーレイを表示する
この例では、装置が動きを検知したときに「動体検知」というテキストを表示する方法を示します。
AXIS Video Motion Detectionが実行されていることの確認:
[Settings > Apps (設定 > アプリ)] > [AXIS Video Motion Detection] に移動します。
アプリケーションが実行されていない場合は、起動します。
ニーズに合わせてアプリケーションを設定していることを確認します。
- オーバーレイテキストの追加:
[Settings > Overlay (設定 > オーバーレイ)] に移動します。
テキストフィールドに「
#D
」と入力します。テキストのサイズと外観を選択します。
- ルールの作成:
[System > Events > Rules (システム > イベント > ルール)] に移動し、ルールを追加します。
ルールの名前を入力します。
条件のリストから、[AXIS Video Motion Detection] を選択します。
アクションのリストで、[Use overlay text (オーバーレイテキストを使用する)] を選択します。
[Camera 1 (カメラ1)] を選択します。
「動体検知」と入力します。
期間を設定します。
[Save (保存)] をクリックします。
カメラが動きを検知したときにカメラをプリセットポジションに向ける
この例では、画像内の動きを検知したときにプリセットポジションに移動するようにカメラを設定する方法を示します。
- AXIS Video Motion Detectionが実行されていることの確認:
[Settings > Apps (設定 > アプリ)] > [AXIS Video Motion Detection] に移動します。
アプリケーションが実行されていない場合は、起動します。
ニーズに合わせてアプリケーションを設定していることを確認します。 ヘルプが必要な場合は、AXIS Video Motion Detection 4のユーザーマニュアルを参照してください。
プリセットポジションの追加:
[Settings > PTZ (設定 > PTZ)] に移動し、プリセットポジションを作成して、カメラを向ける場所を設定します。
- ルールの作成:
[Settings > System (設定 > システム)] > [Events > Rules (イベント > ルール)] に移動し、ルールを追加します。
ルールの名前を入力します。
条件のリストで、[Application (アプリケーション)] の下からビデオ動体検知の条件を選択します。
アクションのリストから、[Go to preset position (プリセットポジションに移動する)] を選択します。
カメラの移動先のプリセットポジションを選択します。
[Save (保存)] をクリックします。
ゲートキーパーで特定のエリアに自動的にズームインする
この例では、ゲートキーパーの機能を使用して、ゲートを通過する車のナンバープレートにカメラを自動的にズームインする方法について説明します。 車が通過すると、カメラはズームアウトしてホームポジションに戻ります。
- プリセットポジションの作成:
[Settings > PTZ > Preset positions (設定 > PTZ > プリセットポジション)] に移動します。
ゲートの入口を含むホームポジションを作成します。
ナンバープレートが現れる位置と想定される画像中のエリアをカバーできるように、ズームインプリセットポジションを作成します。
- 動体検知プロファイルを作成します。
[設定 > アプリ] に移動し、[AXIS Video Motion Detection] を開きます。
ゲートの入口をカバーするプロファイルを作成し、プロファイルを保存します。
- ルールの作成:
[Settings > System > Events (設定 > システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。
ルールの名前を “Gatekeeper” に設定します。
条件のリストで、[Application (アプリケーション)] の下から動体検知プロファイルを選択します。
アクションのリストで、[Preset positions (プリセットポジション)] の [Go to preset position (プリセットポジションに移動する)] を選択します。
[Video channel (ビデオチャンネル)] を選択します。
[Preset position (プリセットポジション)] を選択します。
ホームポジションに戻るまでカメラを待機させるには、[Home timeout (ホーム復帰タイムアウト)] を選択し、時間を設定します。
[Save (保存)] をクリックします。
カメラが衝撃を検知したときにビデオを録画する
衝撃検知機能を利用すると、カメラで振動または衝撃によるいたずらを検知することができます。 衝撃感度 (0~100に設定可能) に応じて、環境または物体に起因する振動でアクションをトリガーすることができます。このシナリオでは、就労時間外にカメラに投石されたときに、そのイベントのビデオクリップを受け取ることができます。
- 衝撃検知をオンにする:
[Settings > System > Detectors (設定 > システム > 検知)] の順に移動します。
衝撃検知をオンにし、衝撃感度の値を設定します。
- ルールの作成:
[Settings > System > Events (設定 > システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。
ルールの名前を入力します。
条件のリストで、[Device status (装置のステータス)] の [Shock detected (衝撃検知)] を選択します。
をクリックして、2つ目の条件を追加します。
条件のリストで、[Scheduled and recurring (スケジュールおよび繰り返し)] の [Scheduled event (スケジュール型イベント)] を選択します。
スケジュールのリストで、[After hours (就労時間外)] を選択します。
アクションのリストで、[Recordings (録画)] の [Record video while the rule is active (ルールがアクティブである間、ビデオを録画する)] を選択します。
[Camera (カメラ)] を選択します。
プリトリガー時間を5秒に設定します。
ポストトリガー時間を60秒に設定します。
録画を保存する場所を選択します。
[Save (保存)] をクリックします。
清掃の推奨事項
- この装置は、洗剤と高圧水を使用して清掃できます。 最高水温は80° Cです。
布で洗剤を付けます。
ホースの水、または高圧水を使って装置をゆすいでください。
清潔な布で水分を拭き取ってください。
詳細情報
キャプチャーモード
キャプチャーモードは、カメラが画像をキャプチャーする方法を定義するプリセット設定です。 このモードを選択することで、本装置で利用可能な最大解像度と最大フレームレートを調整できます。 最大解像度よりも低い解像度のキャプチャーモードを使用した場合、視野が狭くなることがあります。 キャプチャーモードはシャッター速度にも影響し、結果として光感度に影響します。最大フレームレートが高いキャプチャーモードでは、光感度が下がり、逆に最大フレームレートが低いキャプチャーモードでは、光感度が上がります。 なお、キャプチャーモードによってはWDRが使用できない場合があります。
低解像度のキャプチャーモードは、オリジナルの解像度からサンプリングする場合もあれば、オリジナルから切り出す場合もあり、その場合は視野も影響を受けることになります。
どのキャプチャーモードを選択するかは、特定の監視設定でのフレームレートと解像度の要件によって異なります。 利用できるキャプチャーモードの仕様については、axis.comで製品のデータシートを参照してください。
リモートフォーカス/ズーム
リモートフォーカス/ズーム機能を使用すると、コンピューターからカメラのフォーカスとズームを調整することができます。 カメラの設置場所に行かなくても、シーンのフォーカス、画角、解像度を最適化できる便利な方法です。
プライバシーマスク
プライバシーマスクは、監視領域の一部をユーザーに非表示にするユーザー定義のエリアです。 ビデオストリームで、プライバシーマスクは塗りつぶされたブロックとして表示されます。
プライバシーマスクはパン、チルト、ズームの座標に対して設定されるため、カメラの向きに関係なく同じ場所または物体が隠されます。
プライバシーマスクは、すべてのスナップショット、録画されたビデオ、ライブストリームに表示されます。
VAPIX®アプリケーションプログラミングインターフェース (API) を使用して、プライバシーマスクを非表示にすることができます。
複数のプライバシーマスクを使用すると、製品のパフォーマンスに影響する場合があります。
複数のプライバシーマスクを作成できます。 マスクの最大数は、すべてのマスクを組み合わせたときの複雑さに依存します。 各マスクのアンカーポイントが増えると、作成できるマスクの数は少なくなります。 各マスクには3~10個のアンカーポイントを設定できます。
オーバーレイ
オーバーレイは、ビデオストリームに重ねて表示されます。 オーバーレイは、タイムスタンプなどの録画時の補足情報や、製品のインストール時および設定時の補足情報を表示するために使用します。 テキストまたは画像を追加できます。
パン、チルト、ズーム (PTZ)
プリセットポジション
プリセットポジションとは、あらかじめ設定したカメラの視野であり、カメラビューを特定の位置にすばやく移動するために使用します。
プリセットポジションは、以下の値で構成できます。
ズーム位置
フォーカス位置 (自動または手動)
絞り位置 (自動または手動)
プリセットポジションに移動する方法:
ライブビューウィンドウのドロップダウンリストから
イベントシステムのアクションとして
イベントシステムのトリガーとして
ガードツアーの設定時
ガードツアー
ガードツアーを使用して、さまざまなプリセットポジションからのビデオストリームを、設定した時間中、あらかじめ決められた順序またはランダムな順序で表示することができます。 ガードツアーを開始すると、映像を視聴しているクライアント (Webブラウザ) が存在しなくなっても、停止されるまで動作が継続されます。
ガードツアーの機能には、ガードツアーの記録が含まれています。 これを利用すれば、ジョイスティック、マウス、キーボードなどの入力装置や、VAPIX®アプリケーションプログラミングインターフェース (API) を使用して、カスタムガードツアーを記録することができます。 記録ツアーでは、さまざまな速度や長さで記録したパン/チルト/ズーム動作のシーケンスが再生されます。
ストリーミングとストレージ
ビデオ圧縮形式
使用する圧縮方式は、表示要件とネットワークのプロパティに基づいて決定します。 以下から選択を行うことができます。
H.264またはMPEG-4 Part 10/AVC
H.264はライセンスされた技術です。 このAxis製品には、H.264閲覧用のクライアントライセンスが1つ添付されています。 ライセンスされていないクライアントのコピーをインストールすることは禁止されています。 ライセンスを追加購入するには、Axisの販売代理店までお問い合わせください。
H.264を使用すると、画質を損なうことなく、デジタル映像ファイルのサイズを削減でき、Motion JPEG形式の場合と比較すると80%以上、従来のMPEG形式と比較すると50%以上を削減できます。 そのため、ビデオファイルに必要なネットワーク帯域幅やストレージ容量が少なくなります。 また、別の見方をすれば、より優れた映像品質が同じビットレートで得られることになります。
H.265またはMPEG-H Part 2/HEVC
H.265を使用すると、画質を損なうことなくデジタルビデオファイルのサイズを削減でき、H.264に比べて25%以上縮小することができます。
- H.265はライセンスされた技術です。 このAxis製品には、H.265閲覧用のクライアントライセンスが1つ添付されています。 ライセンスされていないクライアントのコピーをインストールすることは禁止されています。 ライセンスを追加購入するには、Axisの販売代理店までお問い合わせください。
- ほとんどのWebブラウザはH.265のデコードに対応していないため、カメラはWebインターフェースでH.265をサポートしていません。 その代わり、H.265のデコーディングに対応した映像管理システムやアプリケーションを使用できます。
画像、ストリーム、およびストリームプロファイルの設定の互いの関係
[Image (画像)] タブには、製品からのすべてのビデオストリームに影響を与えるカメラ設定が含まれています。 このタブで変更した内容は、すべてのビデオストリームと録画にすぐに反映されます。
[Stream (ストリーム)] タブには、ビデオストリームの設定が含まれています。 解像度やフレームレートなどを指定せずに、製品からのビデオストリームを要求している場合は、これらの設定が使用されます。 [Stream (ストリーム)] タブで設定を変更すると、実行中のストリームには影響しませんが、新しいストリームを開始したときに有効になります。
[Stream profiles (ストリームプロファイル)] の設定は、[Stream (ストリーム)] タブの設定よりも優先されます。 特定のストリームプロファイルを持つストリームを要求すると、ストリームにそのプロファイルの設定が含まれます。 ストリームプロファイルを指定せずにストリームを要求した場合、または製品に存在しないストリームプロファイルを要求した場合、ストリームには [Stream (ストリーム) タブの設定が含まれます。
ビットレート制御
ビットレート制御で、ビデオストリームの帯域幅の使用量を管理することができます。
Variable bitrate (VBR) (可変ビットレート )
可変ビットレートでは、シーン内の動きのレベルに基づいて帯域幅の使用量が変化します。 シーン内の動きが多いほど、多くの帯域幅が必要です。 ビットレートが変動する場合は、一定の画質が保証されますが、ストレージのマージンを確認する必要があります。
Maximum bitrate (MBR) (最大ビットレート))
最大ビットレートでは、目標ビットレートを設定してシステムのビットレートを制限することができます。 瞬間的なビットレートが指定したビットレート以下に保たれていると、画質またはフレームレートが低下することがあります。 画質とフレームレートのどちらを優先するかを選択することができます。 目標ビットレートは、予期されるビットレートよりも高い値に設定することをお勧めします。 これにより、シーン内で活動レベルが高い場合にマージンを確保します。
- 目標ビットレート
Average bitrate (ABR) (平均ビットレート)
平均ビットレートでは、より長い時間スケールにわたってビットレートが自動的に調整されます。 これにより、指定した目標を達成し、使用可能なストレージに基づいて最高画質のビデオを得ることができます。 動きの多いシーンでは、静的なシーンと比べてビットレートが高くなります。 平均ビットレートオプションを使用すると、多くのアクティビティがあるシーンで画質が向上する可能性が高くなります。 指定した目標ビットレートに合わせて画質が調整されると、指定した期間 (保存期間)、ビデオストリームを保存するために必要な総ストレージ容量を定義できます。 次のいずれかの方法で、平均ビットレートの設定を指定します。
必要なストレージの概算を計算するには、目標ビットレートと保存期間を設定します。
使用可能なストレージと必要な保存期間に基づいて平均ビットレートを計算するには、目標ビットレートカリキュレーターを使用します。
- 目標ビットレート
- 実際の平均ビットレート
- 平均ビットレートオプションの中で、最大ビットレートをオンにし、目標ビットレートを指定することもできます。
- 目標ビットレート
- 実際の平均ビットレート
アプリケーション
アプリケーションを使用することで、Axis装置をより活用できます。AXIS Camera Application Platform (ACAP) は、サードパーティによるAxis装置向けの分析アプリケーションやその他のアプリケーションの開発を可能にするオープンプラットフォームです。 アプリケーションとしては、装置にプリインストール済み、無料でダウンロード可能、またはライセンス料が必要なものがあります。 利用可能なアプリケーション、ダウンロード、試用版、およびライセンスの詳細については、axis.com/products/acap/application-galleryにアクセスしてください。
Axisアプリケーションのユーザーマニュアルについては、help.axis.comにアクセスしてください。
- 同時に複数のアプリケーションを実行できますが、互いに互換性がないアプリケーションもあります。 アプリケーションの特定の組み合わせによっては、並行して実行すると過度の処理能力やメモリーリソースが必要になる場合があります。 アプリケーションを展開する前に、同時に実行できることを確認してください。
AXIS People Counter
AXIS People Counterは、ネットワークカメラにインストールできる分析アプリケーションです。 アプリケーションを使用して、入り口を通過する人の数、通過する方向、および既定の間隔の間に複数の人が通過した場合に数えることができます。 また、この機能を使用して、現在エリアを占有している人の数と平均訪問時間を推定することもできます。
アプリケーションはカメラに内蔵されているため、アプリケーションを実行するために専用のコンピューターは必要ありません。AXIS People Counter は、店舗、図書館、ジムなど、あらゆる屋内環境に適しています。
占有率の推定はどのように機能するのでしょうか。
アプリケーションを使用して、1つまたは複数の入口と出口のあるエリアの占有率を推定することができます。 各入口と出口には 、AXIS People Counterが設置されたネットワークカメラを装備する必要があります。 複数のカメラがある場合は、各カメラはプライマリおよびセカンダリの構成でネットワークを経由し、互いに通信します。 プライマリカメラは、継続的にセカンダリカメラからデータを取得し、ライブビューにデータを表示します。 15分ごとに、プライマリカメラが統計データをAXIS Store Data Managerに送信します。 その結果、AXIS Store Data Managerから生成されるレポートで、最低15分の時間間隔でデータを示すことができます。
オートトラッキング
Autotracking 2の設定
この例では、対象範囲内で動く物体を追跡するカメラを設定する方法を説明します。
[device’s webpage (装置のウェブページ)]を開きます
[Settings (設定)] > [PTZ] に移動します。
カメラビューを追跡するエリアに向めます。
をクリックしてプリセットポジションを作成します。
[ Apps (アプリ)>AXIS PTZ Autotracking (XIS PTZ オートtラッキング)]に移動します。
アプリケーションを起動し、[Open (開く)] をクリックします。
アプリケーションで:
[ Settings > Profiles (設定 > プロファイル)]を選択します。
をクリックして プロファイルを作成します。
装置のウェブページで作成したプリセットポジションを選択します。
[ 完了]をクリックします。
[ Trigger area (トリガーエリア)]を選択します。
[ Settings >Filters (設定 > フィルター)]に移動します。
小さい物体を除外するには、幅と高さを設定します。
一時の物体を除外するには、1秒から5秒の間の時間を設定します。
[Autotracking (オートトラッキング)] をクリックして、トラッキングを開始します。
AXIS Object Analytics
AXIS Object Analyticsは、カメラにあらかじめ組み込まれている分析アプリケーションです。 AXIS Object Analyticsは、シーン内で動く物体を検知し、人や車両などとして分類します。 さまざまなタイプの物体にアラームを送信するようにアプリケーションを設定できます。 アプリケーションの動作の詳細については、AXIS Object Analyticsユーザーマニュアルを参照してください。
セキュリティ
TPMモジュール
TPM (トラステッドプラットフォームモジュール) は、不正アクセスから情報を保護するための暗号化機能を提供するコンポーネントです。 常に有効になっていて、変更できる設定はありません。
トラブルシューティング
工場出荷時の設定にリセットする
本製品は赤外線を放射します。 動作ランプを見ないでください。
工場出荷時の設定へのリセットは慎重に行ってください。 工場出荷時の設定へのリセットを行うと、IPアドレスを含むすべての設定が工場出荷時の値にリセットされます。
本製品を工場出荷時の設定にリセットするには、以下の手順に従います。
本製品の電源を切ります。
コントロールボタンを押した状態で電源を再接続します。製品の概要を参照してください。
コントロールボタンを30秒間押し続けます。
コントロールボタンを離します。 プロセスが完了すると、ステータスLEDインジケーターが緑色に変わります。 これで本製品は工場出荷時の設定にリセットされました。 ネットワーク上に利用可能なDHCPサーバーがない場合、デフォルトのIPアドレスは
192.168.0.90
になります。インストールおよび管理ソフトウェアツールを使用して、IPアドレスの割り当て、パスワードの設定、ビデオストリームへのアクセスを行います。
axis.com/supportのサポートページに、インストールおよび管理ソフトウェアツールが用意されています。
Webインターフェースを使用して、各種パラメーターを工場出荷時の設定に戻すこともできます。Settings > System > Maintenance (設定 > システム > メンテナンス) を選択し、Default (デフォルト) をクリックします。
ファームウェアオプション
Axisは、アクティブトラックまたは長期サポート (LTS) トラックのどちらかに従って、製品のファームウェア管理を提供します。 アクティブトラックでは、最新の製品機能すべてに常時アクセスできますが、LTSトラックの場合、バグフィックスやセキュリティ更新に重点を置いた定期的リリースが提供される固定プラットフォームを使用します。
最新の機能にアクセスする場合や、Axisのエンドツーエンドシステム製品を使用する場合は、アクティブトラックのファームウェアを使用することをお勧めします。 最新のアクティブトラックに対して継続的な検証が行われないサードパーティの統合を使用する場合は、LTSトラックをお勧めします。 LTSにより、大きな機能的な変更や既存の統合に影響を与えることなく、サイバーセキュリティを維持することができます。 Axis製品のファームウェア戦略の詳細については、axis.com/support/firmwareを参照してください。
現在のファームウェアを確認する
ファームウェアは、ネットワークデバイスの機能を決定するソフトウェアです。 問題のトラブルシューティングを行う際には、まず、現在のファームウェアバージョンを確認してください。 最新バージョンには、特定の問題の修正が含まれていることがあります。
現在のファームウェアを確認するには:
製品のWebページに移動します。
ヘルプメニュー をクリックします。
[About (バージョン情報)] をクリックします。
ファームウェアのアップグレード
事前設定済みの設定とカスタム設定は、(その機能が新しいファームウェアで利用できる場合)、ファームウェアのアップグレード時に保存されます。ただし、この動作をAxis Communications ABが保証しているわけではありません。
アップグレードプロセス中は、本製品を電源に接続したままにしてください。
Active (アクティブ)トラックから最新のファームウェアをダウンロードして製品をアップグレードすると、製品に最新機能が追加されます。 ファームウェアを更新する前に、ファームウェアとともに提供されるアップグレード手順とリリースノートを必ずお読みください。 最新ファームウェアおよびリリースノートについては、axis.com/support/firmwareを参照してください。
複数のアップグレードを行う場合は、AXIS Device Managerを使用できます。 詳細については、axis.com/products/axis-device-managerをご覧ください。
ファームウェアファイルをコンピューターにダウンロードします。ファームウェアファイルはaxis.com/support/firmwareから無料で入手できます。
製品に管理者としてログインします。
[Settings > System > Maintenance (設定 > システム > メンテナンス)] にアクセスします。 ページの指示に従います。 アップグレードが完了すると、製品は自動的に再起動します。
技術的な問題、ヒント、解決策
ここで解決策が見つからない場合は、axis.com/supportのトラブルシューティングセクションに記載されている方法を試してみてください。
ファームウェアのアップグレードで問題が発生する | |
ファームウェアのアップグレード失敗 | ファームウェアのアップグレードに失敗した場合、デバイスは以前のファームウェアを再度読み込みます。 最も一般的な理由は、間違ったファームウェアファイルがアップロードされた場合です。 デバイスに対応したファームウェアファイル名であることを確認し、再試行してください。 |
IPアドレスの設定で問題が発生する | |
デバイスが別のサブネット上にある | デバイス用のIPアドレスと、デバイスへのアクセスに使用するコンピューターのIPアドレスが異なるサブネットにある場合は、IPアドレスを設定することはできません。 ネットワーク管理者に連絡して、適切なIPアドレスを取得してください。 |
IPアドレスが別のデバイスで使用されている | Axisデバイスをネットワークから切断します。 pingコマンドを実行します (コマンドウィンドウまたはDOSウィンドウで、
|
同じサブネット上の別のデバイスとIPアドレスが競合している可能性がある | DHCPサーバーによって動的アドレスが設定される前は、Axisデバイスは静的IPアドレスを使用します。 つまり、デフォルトの静的IPアドレスが別のデバイスでも使用されていると、デバイスへのアクセスに問題が発生する可能性があります。 |
ブラウザーからデバイスにアクセスできない | |
ログインできない | HTTPSが有効なときは、正しいプロトコル (HTTPまたはHTTPS) を使用してログインしてください。ブラウザーのアドレスフィールドに、手動で「 rootユーザーのパスワードを忘れた場合は、デバイスを工場出荷時の設定にリセットする必要があります。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。 |
DHCPによってIPアドレスが変更された | DHCPサーバーから取得したIPアドレスは動的なアドレスであり、変更されることがあります。 IPアドレスが変更された場合は、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用してデバイスのネットワーク上の場所を特定してください。 デバイスのモデルまたはシリアル番号、あるいはDNS名 (設定されている場合) を使用してデバイスを識別します。 必要に応じて、静的IPアドレスを手動で割り当てることができます。 手順については、axis.com/supportを参照してください。 |
デバイスにローカルにアクセスできるが、外部からアクセスできない | |
デバイスに外部からアクセスする場合は、以下のいずれかのWindows®向けアプリケーションを使用することをお勧めします。
手順とダウンロードについては、axis.com/vmsを参照してください。 |
ストリーミングの問題 | |
ローカルクライアントしかマルチキャストH.264にアクセスできない | ルーターがマルチキャストをサポートしているかどうか、またはクライアントとデバイスの間のルーター設定を行う必要があるかどうかを確認してください。 TTL (Time To Live) 値を上げる必要がある場合もあります。 |
H.264のマルチキャスト画像がクライアントで表示されない | Axisデバイスで使用されたマルチキャストアドレスが有効かどうか、ネットワーク管理者に確認してください。 ファイアウォールが表示を妨げていないかどうか、ネットワーク管理者に確認してください。 |
H.264画像のレンダリング品質が悪い | グラフィックカードで最新のデバイスドライバーが使用されていることを確認してください。 最新のドライバーは、通常、メーカーのWebサイトからダウンロードできます。 |
彩度がH.264とMotion JPEGで異なる | グラフィックアダプターの設定を変更します。 詳細については、グラフィックカードのマニュアルページに移動してください。 |
フレームレートが予期したレートより低い |
|
ライブビューでH.265エンコード方式を選択できない | WebブラウザーではH.265のデコーディングをサポートしていません。 H.265のデコーディングに対応した映像管理システムまたはアプリケーションを使用してください。 |
パフォーマンスに関する一般的な検討事項
システムを設定する際には、さまざまな設定や条件がシステムのパフォーマンスにどのように影響するかを検討することが重要です。 ある要因は必要な帯域幅の量 (ビットレート) に影響し、他の要因はフレームレートに影響し、帯域幅とフレームレートの両方に影響する事柄もあります。 CPUの負荷が最大に達した場合も、フレームレートに影響を及ぼします。
最も重要な検討事項には次のようなものがあります。
画像解像度が高い、または圧縮レベルが低いと、画像のファイルサイズが増大し、結果的に帯域幅に影響を及ぼします。
GUIで画像を回転させると、本製品のCPU負荷が増加することがあります。
多数のクライアントによるMotion JPEGまたはユニキャストH.264のアクセスは、帯域幅に影響を及ぼします。
多数のクライアントによるMotion JPEGまたはユニキャストH.265のアクセスは、帯域幅に影響を及ぼします。
様々なクライアントが様々な解像度や圧縮方式が異なるストリームを同時に閲覧すると、フレームレートと帯域幅の両方に影響を及ぼします。
フレームレートを高く維持するために、できる限り同一ストリームを使用してください。 ストリームプロファイルを使用すると、ストリームの種類が同一であることを確認できます。
Motion JPEGおよびH.264のビデオストリームに同時にアクセスすると、フレームレートと帯域幅の両方に影響を及ぼします。
Motion JPEGおよびH.265のビデオストリームに同時にアクセスすると、フレームレートと帯域幅の両方に影響を及ぼします。
イベント設定を多用すると、製品のCPU負荷に影響が生じ、その結果、フレームレートに影響します。
特に、Motion JPEGのストリーミングでは、HTTPSを使用するとフレームレートが低くなる場合があります。
貧弱なインフラによるネットワークの使用率が高いと帯域幅に影響します。
パフォーマンスの低いクライアントコンピューターで閲覧するとパフォーマンスが低下し、フレームレートに影響します。
複数のAXIS Camera Application Platform (ACAP) アプリケーションを同時に実行すると、フレームレートと全般的なパフォーマンスに影響する場合があります。
サポートに問い合わせる
axis.com/supportでサポートに問い合わせます。
仕様
製品の概要
- SDカードスロット
- コントロールボタン
- アース端子ネジ
- 型番 (P/N) とシリアル番号 (S/N)
- ネットワークコネクター (High PoE)
- 耐衝撃ブラケット
- ステータスLED
- ワイパー
LEDインジケーター
ステータスLED | 説明 |
消灯 | 接続時および正常動作時です。 |
緑 | 起動後正常に動作する場合、10秒間、緑色に点灯します。 |
オレンジ | 起動時または工場出荷時の設定へのリセット時は点灯。 ファームウェアのアップグレード時に点滅します。 |
オレンジ/赤 | ネットワーク接続が利用できないか、失われた場合は、オレンジ色/赤色で点滅します。 |
SDカードスロット
- SDカード損傷の危険があります。 SDカードの挿入と取り外しの際には、鋭利な工具や金属性の物を使用したり、過剰な力をかけたりしないでください。 カードの挿入や取り外しは指で行ってください。
- データ損失や録画データ破損の危険があります。 SDカードを取り外す前に、装置のWebインターフェースからマウント解除してください。 本製品の稼働中はSDカードを取り外さないでください。
本装置は、SD/SDHC/SDXCカードに対応しています。
推奨するSDカードについては、axis.comを参照してください。
SD、SDHC、およびSDXCロゴはSD-3C LLCの商標です。 SD、SDHC、SDXCは、米国および/または他の国々におけるSD-3C, LLCの商標または登録商標です。
ボタン
コントロールボタン
- コントロールボタンは、以下の用途で使用します。
製品を工場出荷時の設定にリセットする。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。
コネクター
ネットワークコネクター
High Power over Ethernet (High PoE) 対応RJ45 Push-pull Connector (IP66等級)
カメラのIP66対応設計への準拠およびIP66保護等級の維持のため、必ず付属のRJ45 Push-pull Connector (IP66等級) を使用してください。 あるいは、RJ45コネクター付きのIP66等級のケーブルをAxisの販売代理店から購入してください。 ネットワークコネクターのプラスチックシールドをカメラから取り外さないでください。