ソリューションの概要
レーダービデオ融合カメラは、完全統合型のレーダーモジュールを搭載したビジュアルカメラです。 そのため、レーダーとビデオを個別に、または組み合わせて使用して、物体を検知および分類できます。
レーダービデオ融合の利点は、より正確な検知と分類が可能になり、アラームの誤作動や見逃しが少なくなることです。 2つの技術の融合は、AXIS Object Analyticsに集約されています。これは、レーダービデオ融合にアクセスして設定するための主要なインターフェースです。
AXIS Q1656-DLEは、奥行きのある広いエリアで物体を検知し分類するため、エリア監視や道路監視に使用できます。 さらに、AXIS Q1656-DLEは、他の装置と組み合わせたサイト設計にも適しています。AXIS Q1656-DLEのレーダーの検知範囲がカメラの視野よりも広いため、IR照明を備えたPTZカメラと組み合わせることで、レーダーの検知範囲全体での映像による確認が可能になります。 また、細長いエリアの物体を検知して分類できるサーマルカメラと組み合わせることもできます。
なぜ融合なのか
ビデオとレーダーは、それぞれ単独で使用する場合、固有の長所と短所があります。
コントラストが十分であり、物体がカメラに近づくように動いている場合、通常、ビデオの分類はより正確になります。 また、レーダーよりも詳細な分類が可能です。 ただし、カメラは物体を視認するために良好な照明条件が必要です。
一方、レーダーは厳しい照明条件でも物体を検知でき、その検知および分類範囲はより長くなります。 天候条件に関係なく、レーダーは動く物体の速度や方向、距離を測定できます。 しかし、映像による確認ができないため、レーダーによる分類は脆弱になることがあります。 揺らめいている物体や反射面は誤報の原因となることがあるため、サイトの設計やレーダーの設定時に考慮する必要があります。
レーダーとビデオの融合カメラの2つの技術は、それぞれ単独でも使用できますが、両方の技術からの分析が合わされば、相乗効果が生まれ、検知と分類の信頼性が高まります。
レーダービデオ融合の説明
- 本製品はレーダーデータとビデオデータを2つの方法で融合します。
映像による融合: レーダー検知と分類を融合してビデオ画像にします。 これは、ビデオ分析が利用できない場合に、ビデオストリーム内のレーダーデータを可視化する方法です。
たとえば、50 m離れた場所に物体が現れた場合、ビデオ分析では小さすぎて検知できない可能性がありますが、レーダーでは識別できます。 その場合、レーダー検知は融合されて画像平面となり、AXIS Object Analyticsの内部でアラームをトリガーするのに使用できます。
分析融合: レーダーによる検知と分類が、ビデオ分析による検知と分類に融合されます。 これにより、両方の技術のそれぞれの強みを融合した複合的な分析出力を得ることができます。 この方法では、レーダーによる距離と速度、ビデオによる位置と分類が使用されます。
上の例では、物体が近づくと、ビデオ分析もそれを検知します。 レーダー検知はその後にビデオ分析出力と融合されて、これらの2つの技術が個別に実現するよりも品質が高く情報量が多い出力が生成されます。
設置
プレビューモード
プレビューモードは、設置担当者が設置中にカメラビューを微調整する際に最適です。 プレビューモードでは、カメラビューにアクセスするのにログインする必要はありません。 このモードは、装置の電源投入から一定時間、工場出荷時の設定状態でのみ使用できます。
インストールガイド
本製品のインストールガイドおよび他のドキュメントは、axis.com/products/axis-q1656-dle/support#support-resourcesから入手できます。
検討事項
製品の設置場所
ビデオとレーダーのカバー範囲を最適に保つには、製品を適切に取り付ける必要があります。 レーダービデオ融合カメラを取り付けるときは、次の点を考慮してください。
エリアまたは道路の監視
本製品はオープンエリアの監視を目的としており、エリア監視にも道路監視にも使用できます。 設置例や使用例については、エリア設置および道路設置を参照してください。
固形物や反射物を避ける
固体や金属はAXIS Q1656-DLEのレーダーのパフォーマンスに影響することがあります。 対象範囲内のほとんどの固体 (壁、フェンス、木、大きな茂みなど) には、その背後に死角 (レーダー陰) が生じます。 視野内の金属の物体は反射を引き起こし、レーダーの分類機能に影響します。 これにより、レーダーストリームでゴースト追跡や誤報が発生することがあります。 レーダーの対象範囲内の固体と反射面の取り扱い方法については、除外範囲の追加を参照してください。
取り付け位置
製品を安定したポールに設置するか、壁面上で他の物体や設置された装置がない場所に設置します。 製品の左右1 m以内にある物体は、電波を反射するため、AXIS Q1656-DLEのレーダーのパフォーマンスに影響します。
製品を壁に設置する場合は、15°以上の角度で壁から離れた方向を向くようにする必要があります。
また、取り付け高さはビデオとレーダーの両方の検知距離および範囲に影響します。
チルト角度
画像の中心が水平線より下になるように、製品を十分に地面に向ける必要があります。 推奨される取り付け角度は15〜45°です。
レーダーのライブビューに、製品のチルト角を示すオーバーレイを追加できます。 手順については、レーダーのチルト角度をテキストオーバーレイに表示するを参照してください。
ロール角度
製品のロール角度はほぼ0にしてください。画像が水平になる必要があるためです。
共存
60 GHzの周波数帯域で動作する8台を超えるレーダーまたはレーダービデオ融合カメラを互いに近くに取り付けると、互いに干渉する可能性があります。 干渉を避けるには、複数のAxisレーダー装置の設置を参照してください。
複数のAxisレーダー装置の設置
共存
AXIS Q1656-DLEのレーダーの電波が検知エリアを越えて進み、最大350 m離れた他のレーダーに干渉する可能性があります。 これを共存ゾーンと呼びます。
AXIS Q1656-DLEは、60 GHzの周波数バンドで動作します。60 GHzバンドのAxisレーダーまたはレーダービデオ融合カメラは、最大8台までは互いに近くに設置しても、向かい合わせに設置しても、問題はありません。 組み込みの共存アルゴリズムにより、干渉を最小限に抑えるための適切な時間帯と周波数チャンネルを見つけることができます。
同じ周波数帯で動作するレーダー装置が8台を超えて設置されていても、それらの多くが互いに反対方向を向いている場合、干渉のリスクは低くなります。 一般に、レーダー干渉によってレーダーの機能が停止することはありません。 レーダーには、干渉がある場合でもレーダー信号を修復しようとする干渉軽減アルゴリズムが内蔵されています。 同じ共存ゾーンに同じ周波数帯で動作するレーダーが多数ある環境では、干渉に関する警告の発生が予想されます。 干渉による主な影響は、検知パフォーマンスの劣化であり、ゴースト追跡となる場合もあります。
レーダービデオ融合カメラは異なる周波数バンドで動作するAxisレーダーと、共存を懸念することなく組み合わせることができます。 異なる周波数バンドで動作するAxisレーダー装置は互いに干渉しません。
レーダーのカバー範囲
AXIS Q1656-DLEのレーダーの検知水平視野角は95°です。 レーダーの検知範囲は、シーン、製品の取り付け高さとチルト、動く物体の大きさと速度などの要因によって異なります。
検知範囲は、選択した監視プロファイルによっても異なります。AXIS Q1656-DLEはエリアまたは道路監視に使用でき、レーダーにはシナリオごとに最適化された2つのプロファイルがあります。
エリア監視プロファイル: レーダーは55 km/h未満の速度で移動する人、車両、不明な物体を追跡して分類します。 検知範囲の詳細については、エリア検知範囲を参照してください。
道路監視プロファイル: レーダーは主に、最大200 km/hの速度で移動する車両を追跡して分類します。 検知範囲の詳細については、道路検知範囲を参照してください。
- 注
AXIS Object Analyticsでレーダーとビデオを組み合わせると、AXIS Q1656-DLEは車両のサブクラス (バス、乗用車、バイク、トラックなど) を分類できます。
製品のwebインターフェースでエリアまたは監視プロファイルを選択します。 手順については、レーダープロファイルの選択を参照してください。
カバー範囲
この装置のレーダーの検知水平視野角は95°です。 カバー範囲は、人の場合は2,700 m2、車両の場合は6,100 m2に相当します。
製品が3.5〜7 mの高さに取り付けられている場合、最適なカバー範囲が適用されます。 取り付け高さは、レーダーの下方の死角の大きさに影響します。
エリア検知範囲
検知範囲は、物体を追跡してアラームをトリガーできる距離です。 検知範囲は、近距離検知限界 (装置にどれだけ近づいて検知できるか) から遠距離検知限界 (装置からどれだけ離れて検知できるか) までの間で測定されます。
area monitoring profile (エリア監視プロファイル) は人間の検知用に最適化されていますが、最大55 km/hで走行する車両やその他の物体を+/- 2 km/hの速度精度で追跡するためにも使用できます。
最適な高さに設置した場合、検知範囲は次のとおりです。
人の検知時は5〜60 m
車両の検知時hは5~90 m
- レーダーのキャリブレーションを行うときに、webインターフェースで取り付け高さを入力します。
- 検知範囲はシーンや製品のチルト角度によって影響されます。
- 検知範囲は動く物体のタイプとサイズによって影響されます。
レーダーの検知範囲は以下の条件下で測定されました。
範囲は地面に沿って計測されました。
物体は、身長170 cmの人でした。
この人はレーダーの前をまっすぐ歩いていました。
これらの値は、人が検知ゾーンに入ったときに計測されました。
レーダー感度は [Medium (中)] に設定されていました。
取り付け高さ | チルト15° | チルト20° | チルト25° | チルト30° | チルト35° | チルト40° | チルト45° |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3.5 m | 6.0~60+ m | 5.0~60+ m | 4.0~60+ m | 4.0~60 m | 4.0~55 m | 4.0~40 m | 4.0~30 m |
4.5 m | 6.0~60+ m | 6.0~60+ m | 5.0~60+ m | 4.0~60+ m | 4.0~60 m | 4.0~45 m | 4.0~40 m |
6 m | 10~60+ m | 9.0~60+ m | 7.0~60+ m | 6.0~60+ m | 6.0~60 m | 5.0~55 m | 5.0~55 m |
8 m | 16~60 m | 14~60 m | 10~60 m | 8.0~60+ m | 8.0~60+ m | 7.0~60 m | 7.0~60 m |
10 m | 21~60 m | 19~60 m | 14~60 m | 12~60+ m | 10~60+ m | 9.0~60 m | 9.0~60 m |
12 m | 25~60 m | 23~60 m | 19~60 m | 16~60+ m | 13~60+ m | 11~60 m | 11~55 m |
- レーダー感度を [Low (低)] に設定すると検知範囲は20%狭くなり、[High (高)] に設定すると検知範囲は20%広くなります。
- 設置場所で融合ゾーンの外側に小動物が現れることが予想される場合、レーダー感度を [Low (低)] に設定することで、誤報を最小限に抑えることができます。 ただし、これにより検知範囲は狭くなります。
道路検知範囲
道路監視プロファイルは、車両の検知用に最適化されており、最大200 km /hで走行する車両を+/- 2 km/hの速度精度で監視するために使用されます。
レーダービデオ融合カメラの取り付け高さと車両の速度はレーダーの検知範囲に影響します。 取り付け高さが最適であれば、レーダーは次の範囲内で+/- 2 km/hの速度精度で近づく車両と離れる車両を検知します。
50 km/hで走行する車両の場合は、25〜100 mにします。
100 km/hで走行する車両の場合は、40〜80 mにします。
200 km/hで走行する車両の場合は、50〜70 mにします。
高速で走行する車両の検知漏れのリスクを最小限に抑えるには、物体タイプ [Vehicle (車両)] と [Unknown (不明)] でトリガーされるシナリオをレーダーに設定します。 シナリオの設定方法の詳細については、シナリオの追加を参照してください。
レーダービデオ融合の検知範囲
両方の技術によって物体を検知および分類できる分析融合ゾーンは、次のような要因によって変わります。
カメラの取り付け高さ。
カメラのチルト角度。
カメラレンズのズームレベル。
周辺環境の照明条件、およびカメラ自体とサイトの他の装置からの光。
動く物体までの距離。
レーダービデオ融合カメラが設置されると、レーダーの検知範囲は固定されます。 ただし、カメラの視野角はレンズのズームレベルによって異なります。
カメラの視野角をレーダーの検知範囲と関連付けて可視化するために、レーダーストリームには、カメラのおおよその視野を表す2本の緑色の線が表示されます。 この線は、カメラがズームインまたはズームアウトすると調整されます。 さらに、2本の点線は、カメラが視認できるおおよその範囲を表します。 装置に近い点線は近距離検知限界を表し、より遠くの点線は遠距離検知限界を表します。
ズームレベルの例
分析融合ゾーンのサイズはAXIS Q1656-DLEのレンズのズームレベルに影響されます。 ズームレベルの2つの極値について以下に説明します。
レンズズームアウト (最大視野角)
AXIS Q1656-DLEでレンズを最大にズームアウトすると、物体が小さくなりすぎてビデオ分析で検知できないことがあります。 このシナリオでは、広範囲をカバーするレーダーによって物体が検知されても、ビデオ分析機能によって検知されない可能性が高くなります。 レーダーの検知範囲全体で映像による確認を行う場合、AXIS Q1656-DLEを1台以上のPTZカメラとペアリングできます。
レンズズームイン (最大望遠)
レンズを最大にズームインすると、カメラの視野角が大幅に制限されます。 ただし、レンズを最大にズームアウトした場合に比べて遠くにある物体が拡大されるため、装置からはるかに離れた場所にある物体をビデオ分析で検知できるようになります。 このシナリオでは、ビデオ分析で物体が検知されてもレーダー分析では検知されない可能性があります。
レーダーとビデオ分析の両方で物体が正確に分類される確率を最大限に高めるには、可能であれば、対象範囲内の物体がビデオ分析で検知できるほどの大きさになるように、ズームを調整します。
レーダービデオによる検知と分類
AXIS Q1656-DLEは、レーダーとビデオ、あるいはどちらか一方の技術を使用して物体を検知および分類できますが、いくつかの注意点があります。
2人が近くを歩いていてレーダーで検知されたがビデオ分析では検知されなかった場合、2人は1人として分類され、2人を囲む境界ボックスが1つのみ表示されます。 分析融合ゾーンに入り、映像による確認ができれば、正確に分類されます。AXIS Q1656-DLEのレーダーの空間分化能力は3 mです。
物体がカメラの視野外にある場合、AXIS Q1656-DLEは検知や分類を画像平面に統合できません。 これは、AXIS Object Analyticsがアラームをトリガーできないことを意味します。 レーダーのみで物体を検知した場合にアラームがトリガーされるようにするには、レーダーのwebインターフェースでシナリオを設定し、条件を使用して、レーダーシナリオ内の動きでトリガーされるようにします。
レーダーのwebインターフェースで追加する除外ゾーンはグローバルで、これらのゾーンで検知された動きは常に無視されます。これは、除外ゾーンがAXIS Object Analyticsの分析融合ゾーンと重なっている場合でも同じです。 ただし、AXIS Object Analyticsで追加した除外ゾーンでは、AXIS Object Analyticsのシナリオでのみ動きが無視されます。
エリア設置
エリア設置で最高のレーダーパフォーマンスを得るには、AXIS Q1656-DLEで [area monitoring profile (エリア監視プロファイル)] を選択します。 詳細については、レーダープロファイルの選択を参照してください。
エリア設置例
たとえば、建物に沿って、または建物の周りに、仮想フェンスを作成するには、複数のレーダービデオ融合カメラを横に並べて設置できます。
レーダーが180°の範囲をカバーできるようにするには、2台のAXIS Q1656-DLEを隣り合わせに設置します。 複数のレーダービデオ融合カメラを並べて設置する場合は、例に示すように、各ペアの間を100 m空けることをお勧めします。
最大8台のレーダービデオ融合カメラをレーダー間で互いに干渉することなく近接して設置できます。 Axisレーダー装置を近くに配置する方法の詳細については、複数のAxisレーダー装置の設置を参照してください。
エリア監視の使用例
建物の周囲の開けた現場をカバーする
オフィスビル内のある会社は、特に勤務時間後や週末や祝日に、敷地内を侵入や破壊行為から守る必要があります。 建物の周囲をカバーするために、レーダービデオ融合カメラとPTZカメラを組み合わせて設置しています。 人や車両が建物に近づくとアラームがトリガーされるようにレーダービデオ融合カメラを設定しています。 可能な限り信頼性の高い検知と分類を行うために、AXIS Object Analyticsでそのエリアに適した検知感度を選択しています。 動体検知感度の詳細については、検知感度の選択を参照してください。
レーダーの検知範囲全体で侵入の疑いがある人を映像により確認できるようにするために、IR内蔵の2台のPTZカメラを建物の反対側の角に追加しています。 レーダーはAXIS Radar Autotracking for PTZを通じてPTZカメラを操作し、内蔵IRはレーダービデオ融合カメラにより多くの光を提供するため、より遠距離にいる侵入者を検知して識別することが可能になります。
フェンスで囲まれた建物をカバーする
通常、敷地内に商品を保管する倉庫は、侵入者を防ぐためにフェンスで囲まれています。 侵入の疑いがある人を検知するために、レーダービデオ融合カメラとIR内蔵のPTZカメラを組み合わせて設置し、敷地内の安全を確保しています。 レーダービデオ融合カメラが信頼性の高い検知とアラームのトリガーを行い、PTZカメラが視覚的なカバー範囲を拡大します。 また、IR内蔵のPTZカメラは、レーダービデオ融合カメラにより多くの光を提供するため、より遠くからの侵入者の検知と識別を行うことができます。
このシーンでは、フェンスの外側のエリアは誤報をトリガーする可能性がある混雑したエリアであるため、カバーしていません。 人通りが少ないシーンでは、フェンスの外側のエリアもカバーできます。 このようなシーンでは、侵入の疑いがある人を阻止するために、フェンスの外側で動きが検知されたときに外部ライトをトリガーするようにカメラを設定することが可能です。 また、実際にフェンス内に侵入者が検知された場合にアラームをトリガーすることもできます。 フェンスの外側での動きを検知できるようにするには、カメラを十分な高さに取り付ける必要があります。
重要な資産をカバーする
重要な機器やケーブルが設置されている通信シェルターは、侵入者を防ぐためにフェンスで囲まれています。 改ざんや妨害行為を避けるために、さらなる保護が必要です。 誤報を最小限に抑えることが重要であるため、サイトの対角線上に2台のレーダービデオ融合カメラを設置しました。 これらのカメラは、シェルター、アンテナ、敷地全体をカバーできます。 レーダービデオ融合カメラでレーダーとビデオの両方のテクノロジーを使用することで、カメラは侵入の疑いがある人を確実に検知し分類できます。
このようにレーダービデオ融合カメラを向かい合わせに設置しても、レーダー間の干渉はありません。 ただし、ビデオテクノロジーにより正確な検知と分類を確実に行うには、良好な照明条件が必要です。
搬入口周辺をカバーする
商業ビルの搬入口は、敷地内を保護するためにフェンスで囲まれています。 セキュリティ強化のために、同社は敷地内にサーマルカメラと3台のレーダービデオ融合カメラを設置しています。 侵入の疑いがある人を検知するために、フェンスに沿ってサーマルカメラを設置しています。 フェンスをすり抜けた侵入者を検知するために、レーダービデオ融合カメラを2台、搬入口に面したポールに設置しています。 これらのカメラは、搬入口周辺を移動する人や車両を検知して分類でき、勤務時間後はアラームをトリガーできます。 右側の旋回ポイントを通過する侵入者を検知するために、追加のレーダービデオ融合カメラをそのエリアに向けて設置しています。 最後に、フェンスの近くに設置された2台のカメラに対するいたずらの試みを検知できるように、サーマルカメラを設置しています。
道路設置
道路設置で最高のレーダーパフォーマンスを得るには、AXIS Q1656-DLEで [road monitoring profile (道路監視プロファイル)] を選択します。 詳細については、レーダープロファイルの選択を参照してください。
道路設置例
道路や高速道路を監視する際には、車両の後方に死角 (レーダー陰) ができないように、レーダービデオ融合カメラを十分な高さに取り付けてください。
レーダー陰の大きさは、レーダービデオ融合カメラの取り付け高さ、車両の高さ、レーダーからの距離によって異なります。 たとえば、高さ4.5 mの車両が、高さ8 mに取り付けられているレーダービデオ融合カメラから50 m離れている場合、車両後方のレーダー陰は50 mになります。 ただし、レーダービデオ融合カメラが高さ12 mに取り付けられている場合、同じ車両でも後方のレーダー陰は23 mにしかなりません。
サイド取り付け
道路を走行する車両を監視するには、レーダービデオ融合カメラを道路の脇、たとえばポールに取り付けることができます。 このタイプの設置では、パン角度を最大25° にすることをお勧めします。
AXIS Q1656-DLEのレーダーで高速走行を正確に測定するには、レーダービデオ融合カメラを車両から横方向で10 m以内に配置します。 検知範囲と速度精度の詳細については、道路検知範囲を参照してください。
センター取り付け
複数車線の道路で車両を監視するためには、道路上方のガントリーに1台以上のレーダービデオ融合カメラを取り付けることができます。
レーダーに向かってくるのではなく、レーダービデオ融合カメラから遠ざかる車両を監視する場合も、同じタイプの設置が可能です。
また、信号機のある横断歩道を見下ろすガントリーにレーダービデオ融合カメラを設置して、たとえば発進する車両の速度を記録したり、速度違反を検知したりすることもできます。
AXIS Q1656-DLEのレーダーで高速走行を正確に測定するには、レーダービデオ融合カメラを車両から横方向で10 m以内に配置します。 検知範囲と速度精度の詳細については、道路検知範囲を参照してください。
道路監視の使用例
高速道路のランプでの逆走の検知
高速道路のランプで逆走車両を検知して識別するために、交通管制はランプに面したポールにAXIS Q1656-DLEを取り付けています。 信頼性の高い検知を行うため、装置のwebインターフェースのレーダーページでライン横断シナリオを設定し、車両が2本のラインを横切ったときにのみアラームがトリガーされるように設定します。 レーダーシナリオで、図に示すようにランプ上に2本のラインを配置し、アラームをトリガーする走行方向と速度を指定しています。 この設定では、レーダーがアラームをトリガーし、カメラがランプ上の車両を映像により識別します。 レーダーシナリオの設定方法の詳細については、シナリオの追加を参照してください。
交差点での交通の流れの監視 - 渋滞発生
交通量の多い交差点で渋滞がいつ、どのように発生するかを監視するために、交通管制は交差点上方のガントリーにAXIS Q1656-DLEを設置しています。AXIS Object Analyticsで範囲内の物体シナリオを設定して、範囲内を移動する車両でトリガーされるようにしています。 交差点までの道路の一部のみをカバーするようにシナリオを設定し、シーンに適した検知感度を選択しています。 渋滞が発生し始めたときにアラームをトリガーするために、シナリオを設定して、5 km/h未満で走行する車両でアラームがトリガーされるようにしています。AXIS Object Analyticsのシナリオを設定し、適切な検知感度を選択する方法については、AXIS Object Analyticsの設定を参照してください。
交差点での交通の流れの監視 - 方向
交通量の多い交差点での交通の流れと車両の進行方向の概要を把握するために、交通管制は交差点に向かう道路上方のガントリーにAXIS Q1656-DLEを設置しています。 装置のwebインターフェースのレーダーページでライン横断シナリオを設定して、車両が2本のラインを横切ったときにのみアラームがトリガーされるようにしています。 レーダーシナリオを設定する際、1本目のラインは交差点に向かう車線上、横断歩道の真後ろに配置します。これは、ライン上で停止する車両を避けるためです。 2本目のラインを右側に向かう車線上に配置します。 車両がアラームをトリガーするには、指定した方向の両方のラインを横切る必要があります。 複数の車両が横断ごとにアラームをトリガーしないように、レーダーシナリオの最小トリガー継続時間を2秒から0秒に短縮しています。
全方向の交通の流れを監視するために、各方向に1つのレーダーシナリオを作成しています。 レーダーシナリオの設定方法の詳細については、シナリオの追加を参照してください。
このレーダーシナリオでは、ラインを横切る車両はカウントされませんが、代わりに装置のwebインターフェースのイベントシステムを使用してカウントできます。 車両をカウントする1つの方法として、レーダーシナリオがトリガーされるたびにMQTTメッセージを送信し、MQTT受信側でトリガーをカウントしています。
はじめに
ネットワーク上の装置を検索する
Windows®でAxis装置を探してIPアドレスの割り当てを行う方法については、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用してください。 いずれのアプリケーションも無料で、axis.com/supportからダウンロードできます。
IPアドレスの検索や割り当てを行う方法の詳細については、IPアドレスの割り当てと装置へのアクセス⽅法を参照してください。
ブラウザーサポート
以下のブラウザーで装置を使用できます。
ChromeTM | Firefox® | EdgeTM | Safari® | |
Windows® | 推奨 | 推奨 | ✓ | |
macOS® | 推奨 | 推奨 | ✓ | ✓ |
Linux® | 推奨 | 推奨 | ✓ | |
その他のオペレーティングシステム | ✓ | ✓ | ✓ | ✓* |
* iOS 15またはiPadOS 15でAXIS OS webインターフェースを使用するには、[設定] > [Safari] > [詳細] > [Experimental Features] に移動し、[NSURLSession Websocket] を無効にします。
装置のwebインターフェースを開く
ブラウザーを開き、Axis装置のIPアドレスまたはホスト名を入力します。
本製品のIPアドレスが不明な場合は、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用して、ネットワーク上で装置を見つけます。
ユーザー名とパスワードを入力します。 装置に初めてアクセスする場合は、管理者アカウントを作成する必要があります。管理者アカウントを作成するを参照してください。
装置のwebインターフェースで表示されるすべてのコントロールとオプションの説明については、webインターフェースを参照してください。
管理者アカウントを作成する
装置に初めてログインするときには、管理者アカウントを作成する必要があります。
ユーザー名を入力します。
パスワードを入力します。安全なパスワードを参照してください。
パスワードを再入力します。
使用許諾契約書に同意します。
[Add account (アカウントを追加)] をクリックします。
装置にはデフォルトのアカウントはありません。 管理者アカウントのパスワードを紛失した場合は、装置をリセットする必要があります。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。
安全なパスワード
Axis装置は、最初に設定されたパスワードをネットワーク上で平文で送信します。 最初のログイン後に装置を保護するために、安全で暗号化されたHTTPS接続を設定してからパスワードを変更してください。
装置のパスワードは主にデータおよびサービスを保護します。 Axis装置は、さまざまなタイプのインストールで使用される可能性があることから、パスワードポリシーを強制しません。
データを保護するために、次のことを強く推奨します。
8文字以上のパスワードを使用する (できればパスワード生成プログラムで作成する)。
パスワードを公開しない。
一定の期間ごとにパスワードを変更する (少なくとも年に1回)。
ファームウェアが改ざんされてないことを確認する
- 装置に元のAxisファームウェアが搭載されていることを確認するか、またはセキュリティ攻撃が行われた後に装置を完全に制御するには、以下の手順に従います。
工場出荷時の設定にリセットします。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。
リセットを行うと、セキュアブートによって装置の状態が保証されます。
装置を設定し、インストールします。
webインターフェースの概要
このビデオでは、装置のwebインターフェースの概要について説明します。
装置を構成する
基本設定
電源周波数を設定する
[Video > Installation > Power line frequency (ビデオ > インストール > 電源周波数)] に移動します。
[Change (変更)] をクリックします。
電源周波数を選択し、[Save and restart (保存して再起動)] をクリックします。
キャプチャーモードを設定する
[Video > Installation > Capture mode (ビデオ > インストール > キャプチャーモード)] に移動します。
[Change (変更)] をクリックします。
キャプチャーモードを選択し、[Save and restart (保存して再起動する)] をクリックします。
キャプチャーモードも参照してください。
画像を調整する
このセクションでは、装置の設定について説明します。 特定の機能の詳細については、詳細情報を参照してください。
露出モードを選択する
監視カメラのシーンに合わせて画質を向上させるには、露出モードを使用します。 露出モードでは、開口、シャッター、ゲインを制御できます。 [Video (ビデオ) > Image (画像) > Exposure (露出)] に移動し、以下の露出モードから選択します。
ほとんどの用途では、[Automatic (自動)] 露出を選択します。
蛍光灯など、特定の人工照明がある環境では、[Flicker-free (ちらつき防止)] を選択します。
電源周波数と同じ周波数を選択します。
蛍光灯照明がある夜間の屋外や太陽光が射す日中の屋外など、特定の人工照明や明るい光がある環境では、[Flicker-reduced (ちらつき低減)] を選択します。
電源周波数と同じ周波数を選択します。
現在の露出設定を固定するには、[Hold current (現在の状態で固定)] を選択します。
赤外線照明を最適化する
シーン内の外部光源など、設置環境やカメラの周囲の状況によっては、LEDの強度を手動で設定すると、画質が改善される場合があります。 LEDからの反射に問題がある場合は、強度を下げてみてください。
[Video (ビデオ)] > [Image (画像)] > [Day-night mode (デイナイトモード)] に移動します。
[Allow illumination (照明を許可)] をオンにします。
ライブビューでをクリックし、[Manual (手動)] を選択します。
強度を調整します。
ナイトモードを使用して低光量下で赤外線照明からメリットを得る
日中、カメラは可視光を利用してカラー画像を提供します。 しかし、可視光線が薄くなると、色の画像は明るく鮮明になります。 この場合、ナイトモードに切り替えた場合、カメラは可視光と近赤外線の両方の光を使用して、代わりに明るい画像と詳細な白黒画像を提供します。 カメラが自動的にナイトモードに切り替わります。
[Video > Image > Day and night (設定 > 画像 > デイナイト)] に移動し、[IR cut filter (IRカットフィルター)] が [Auto (自動)] に設定されていることを確認します。
[Allow illumination (照明を許可)] と [Synchronize illumination (照明の同期)] を有効にすると、ナイトモードのときにカメラ内蔵の赤外線照明を使用できます。
低照度環境でノイズを減らす
低照度の条件下でノイズを少なくするために、以下のうち1つ以上の設定ができます。
ノイズと動きによる画像のブレの間のトレードオフを調整します。 [Settings > Image > Exposure (設定 > 画像 > 露出)] に移動し、[Blur-noise trade-off (ブレとノイズのトレードオフ)] スライダーを [Low noise (低ノイズ)] の方に動かします。
[露出モード] を [自動] に設定します。
- 注
最大シャッター値が高いと、動きによる画像のブレが生じる場合があります。
シャッター速度を遅くするには、最大シャッターをできるだけ大きな値に設定します。
- 注
最大ゲインを下げると、画像が暗くなる場合があります。
最大ゲインをより低い値に設定します。
可能であれば、[Aperture (開口)] の下のスライダーを [Open (開く)] に向かって動かします。
[Video > Image > Appearance (ビデオ > 外観 > 外観)] で、画像のシャープネスを下げます。
低光量下で動きによる画像のブレを減らす
- 低光量の条件下で画像のブレを少なくするために、[Video (ビデオ) > Image (画像) > Exposure (露出)] で次の1つ以上の設定を調整することができます。
[Blur-noise trade-off (ブレとノイズのトレードオフ)] スライダーを [Low motion blur (動きによる画像のブレが少ない)] 方向に動かします。
- 注
ゲインを大きくすると、画像のノイズが多くなります。
[Max shutter (最大シャッター)] を短い時間に設定し、[Max gain (最大ゲイン)] をより高い値に設定します。
- それでも動きによる画像のブレに問題がある場合は、
シーン内の光源レベルを上げます。
物体が横向きではなく、カメラの方へ移動するか、カメラから離れるように移動するようにカメラを取り付けます。
最大限に詳細な画像を撮影する
最大限に詳細な画像を撮影すると、ビットレートが増加し、フレームレートが低下する場合があります。
解像度が最大のキャプチャーモードを選択したことを確認してください。
[Video (ビデオ) > Stream (ストリーム) > General (一般)] に移動し、圧縮率を可能な限り低く設定します。
ライブビュー画像の下で をクリックし、[Video format (ビデオ形式)] で [MJPEG] を選択します。
Video > Stream > Zipstream (ビデオ > ストリーム > Zipstream)に移動し、[Off (オフ)] を選択します。
逆光の強いシーンを処理する
ダイナミックレンジとは、画像内の明るさのレベルの差のことです。 最も暗い部分と最も明るい部分の差がかなり大きい場合があります。 その場合、暗い部分か明るい部分の画像だけが見えることがよくあります。 ワイドダイナミックレンジ (WDR) を使用すると、画像の暗い部分と明るい部分の両方が見えるようになります。
- WDRを使用すると、画像にノイズが発生することがあります。
- WDRは、一部のキャプチャーモードでは使用できない場合があります。
[Settings > Image > Wide dynamic range (設定 > 画像 > ワイドダイナミックレンジ)] に移動します。
[WDR (ワイドダイナミックレンジ)] をオンにします。
[Local contrast (ローカルコントラスト)] スライダーを使用して、WDRの量を調整します。
それでも問題が発生する場合は、[Exposure (露出)] に移動して [Exposure zone (露出エリア)] を調整し、対象範囲をカバーします。
WDRとその使用方法の詳細については、axis.com/web-articles/wdrをご覧ください。
揺れる映像を動体ブレ補正によって安定させる
動体ブレ補正は、例えば風や通行車両による振動が発生するような、露出した場所に本製品が設置されている環境に適しています。
この機能を使用すると、画像がより滑らかになり、安定し、ブレにくくなります。 また、圧縮された画像のファイルサイズが削減され、ビデオストリームのビットレートも低くなります。
動体ブレ補正を有効にすると、画像がわずかにトリミングされて、最大解像度が低下します。
[Video (ビデオ)] > [Installation (インストール)] > [Image correction (画像補正)] に移動します。
[Image stabilization (動体ブレ補正)] をオンにします。
プライバシーマスクで画像の一部を非表示にする
1つ以上のプライバシーマスクを作成して、画像の一部を隠すことができます。
[Video (ビデオ) > Privacy masks (プライバシーマスク)] に移動します。
をクリックします。
新しいマスクをクリックし、名前を入力します。
必要に応じて、プライバシーマスクのサイズと位置を調整します。
すべてのプライバシーマスクの色を変更するには、[Privacy masks (プライバシーマスク)] をクリックし、色を選択します。
プライバシーマスクも参照してください
画像オーバーレイを表示する
ビデオストリームのオーバーレイとして画像を追加することができます。
[Video > Overlays (ビデオ > オーバーレイ)] に移動します。
[Image (画像)] を選択し、 をクリックします。
[Images (画像)] をクリックします。
画像をドラッグアンドドロップします。
[Upload (アップロード)] をクリックします。
[Manage overlay (オーバーレイの管理)] をクリックします。
画像と位置を選択します。 ライブビューのオーバーレイ画像をドラッグして位置を変更することもできます。
画像内にレーダーのライブビューを表示する
画面上のコントロールを使用して、同じストリームでビデオのライブビューとレーダーの両方を表示できます。
[Video (ビデオ) > Image (画像)] に移動します。
ライブビューで をクリックして、製品の画面上のコントロールにアクセスします。
[Predefined controls (既定のコントロール)] を選択します。
[Radar picture-in-picture (レーダーピクチャーインピクチャー)] をオンにします。
[Enable picture-in-picture (ピクチャーインピクチャーを有効にする)] をクリックします。
レーダー投影のサイズを変更する場合は、[Resize picture-in-picture (ピクチャーインピクチャーのサイズを変更する)] をクリックします。
レーダー投影の位置を変更するには、[Move picture-in-picture (ピクチャーインピクチャーを移動する)] をクリックします。
画像に街路名とコンパス方位を追加する
すべてのビデオストリームと録画に、街路名とコンパス方位が表示されます。
[Apps] (アプリ) に移動します。
[Axis-orientationaid] を選択します。
[Open] (開く) をクリックします。
ストリートの名前を追加するには、[Add text (テキストの追加)] をクリックし、そのストリートに合うようにテキストを変更します。
コンパスを追加するには、[Add compass (コンパスを追加する)] をクリックし、画像に合わせてコンパスを変更します。
ビデオを録画して見る
- カメラから直接ビデオを録画する
[Video (ビデオ) > Image (画像)] に移動します。
録画を開始するには、をクリックします。
ストレージを設定していない場合は、[Set up (設定)] をクリックします。 ネットワークストレージの設定手順については、次を参照してください: ネットワークストレージを設定する
録画を停止するには、もう一度 をクリックします。
- ビデオを見る
[Recordings (録画)] に移動します。
リスト内で録画のをクリックします。
ビデオを表示する、録画する
このセクションでは、装置の設定について説明します。 ストリーミングとストレージの動作の詳細については、ストリーミングとストレージを参照してください。
帯域幅とストレージ容量を削減する
帯域幅を削減すると、画像の詳細が失われる場合があります。
[Video (ビデオ) > Stream (ストリーム)] に移動します。
ライブビューで、 をクリックします。
[Video format (ビデオ形式)H.264] を選択します。
[Video > Stream > General (ビデオ > ストリーム) > 一般)] に移動し、[Compression (圧縮率)] を上げます。
[Video > Stream > Zipstream (ビデオ > ストリーム > Zipstream)] に移動し、以下の1つまたは複数の手順を実行します。
- 注
[Zipstream] 設定はH.264とH.265の両方で使用されます。
使用するZipstreamのStrength (強度)を選択します。
[Optimize for storage (ストレージ用に最適化)] をオンにします。 この機能は、ビデオ管理ソフトウェアがBフレームをサポートしている場合にのみ使用できます。
[Dynamic FPS (ダイナミックFPS)] をオンにする。
[Dynamic GOP (ダイナミックgroup of pictures)] をオンにし、[Upper limit (上限)] に高い GOP長値を設定します。
ほとんどのWebブラウザはH.265のデコードに対応していないため、装置はwebインターフェースでH.265をサポートしていません。 その代わり、H.265デコーディングに対応したビデオ管理システムやアプリケーションを使用できます。
ネットワークストレージを設定する
- ネットワーク上に録画を保存するには、以下のようにネットワークストレージを設定する必要があります。
[System > Storage (システム > ストレージ)] に移動します。
[Network storage (ネットワークストレージ)] で [Add network storage (ネットワークストレージを追加)] をクリックします。
ホストサーバーのIPアドレスを入力します。
[Network Share (ネットワーク共有)] で、ホストサーバー上の共有場所の名前を入力します。
ユーザー名とパスワードを入力します。
SMBバージョンを選択するか、[Auto (自動)] のままにします。
一時的な接続の問題が発生した場合や、共有がまだ設定されていない場合は、[ Add share without testing (テストなしで共有を追加する)] を選択します。
[Add (追加)] をクリックします。
レーダーの設定
レーダービデオ融合カメラは、カメラとレーダーモジュールが完全に整合するように工場でキャリブレーションされています。
レンズ、光学ユニット、レーダーモジュールを動かしたり、取り外したりすると、キャリブレーションと整合が元に戻ってしまうため、絶対に行わないでください。
レーダーでできる限り正確な検知を行うには、取り付け高さを正しく設定する必要があります。 また、シーンの環境に基づいて除外範囲を追加するなど、対象範囲を定義することも重要です。
取り付け高さの設定
取り付け高さは、地面からカメラの光学系までの距離であり、できる限り正確に測定する必要があります。 表面に凹凸があるシーンでは、シーンの平均高さを表す値を追加します。
高さが正しく設定されていないと、物体が検知されたときに表示される境界ボックスが正確な位置に表示されません。
[Radar (レーダー)] > [Settings (設定)] > [General (全般)] に移動します。
[Mounting height (取り付け高さ)] で高さを設定します。
AXIS Object Analyticsでも取り付け高さを設定できます。 ある場所で高さを設定すると、別の場所での取り付け高さが自動的に入力されます。
[Apps (アプリ) > AXIS Object Analytics] に移動します。
アプリケーションを起動し、[Open (開く)] をクリックします。
[Settings (設定)] をクリックします。
[Mounting height (取り付け高さ)] で高さを設定します。
レーダープロファイルの選択
このレーダービデオ融合カメラのレーダーには、エリア監視用に最適化されたプロファイルと、道路監視用に最適化されたプロファイルがあります。 設置タイプに適したプロファイルを選択してください。
- webインターフェース:
[Radar (レーダー)] > [Settings (設定)] > [Detection (検知)] に移動します。
[Radar profiles (レーダープロファイル)] でプロファイルを選択します。
対象範囲の定義
AXIS Q1656-DLEのレーダーからできる限り正確な検知と分類を引き出すには、対象範囲を定義することが役立ちます。 レーダーの対象範囲を定義するときは、以下を使用してください。
参照マップ: 参照マップをアップロードし、対象範囲に従ってトリミングすると、レーダーがカバーするエリア内で物体が動いている場所がわかりやすくなります。 詳細については、参照マップのアップロードを参照してください。
レーダー検知ゾーン: ゾーン内の物体を無視するため、またはゾーン内の物体でトリガーするための、2種類の検知ゾーンを設定できます。
参照マップのアップロード
レーダーのデフォルトのライブビューにはレーダーの検知ゾーンと検知した動きが表示され、検知ゾーンやルールをすぐに追加できます。 物体が動いている場所を見やすくするために、平面図や航空写真など、レーダーがカバーしている範囲を示す参照マップをアップロードすることができます。
- 画像の要件は以下のとおりです。
サポートされるファイル形式は、jpegとpngです。
キャリブレーション中にレーダーの到達範囲の形状が画像に合わせて移動するため、向きは重要ではありません。
- 参照マップをアップロードし、実際のレーダー検知範囲がマップの位置、方向、縮尺に合うようにキャリブレーションします。
[Radar (レーダー)] > [Map calibration (マップのキャリブレーション)] に移動します。
参照マップをアップロードし、設定アシスタントの手順に従います。
除外範囲の追加
除外範囲は、動く物体が無視されるエリアです。 除外範囲を追加すると、誤報の原因となる動く物体のあるエリアを無視できます。
Example
金属屋根、フェンス、車両、レンガの壁など、レーダーを反射する材質は、レーダーのパフォーマンスを低下させる可能性があります。 また、反射やゴースト追跡が生じ、見かけ上の検知と実際の検知と見分けるのが困難になる場合があります。
- 除外範囲を追加する:
[Radar (レーダー)] > [Exclude zones (除外範囲)] に移動します。
[Add exclude zone (除外範囲の追加)] をクリックします。
レーダー画像または参照マップの目的の部分が覆われるように、マウスを使用してゾーンを移動し、形状を設定します。
ファームウェアバージョン11.4から、除外範囲の数に制限がなくなりました。
シナリオの追加
シナリオ (以前は対象範囲と呼ばれていた) は、動く物体によってルールがトリガーされるエリアです。 シーンの部分別に異なるルールを作成する場合は、シナリオを追加します。
- シナリオを追加する:
[Radar > Scenarios (レーダー > シナリオ)] に移動します。
[Add scenario (シナリオの追加)] をクリックします。
シナリオの名前を入力します。
物体がエリアに侵入した場合にトリガーするか、1本または2本のラインを横切った場合にトリガーするかを選択します。
- エリア内で動く物体でトリガーする:
[Movement in area (エリアへの侵入)] を選択します。
[Next (次へ)] をクリックします。
シナリオに含めるゾーンのタイプを選択します。
レーダー画像または参照マップの目的の部分が覆われるように、マウスを使用してゾーンを移動し、形状を設定します。
[Next (次へ)] をクリックします。
検知設定を追加します。
[Ignore short-lived objects (一時的な物体を無視)] で、トリガーを発動するまでの秒数を追加します。
[Trigger on object type (物体タイプでトリガー)] で、トリガーを発動する物体のタイプを選択します。
[Speed limit (速度制限)] で、速度制限の範囲を追加します。
[Next (次へ)] をクリックします。
[Minimum trigger duration (最小トリガー継続時間)] でアラームの最小継続時間を設定します。
[Save (保存)] をクリックします。
- ラインを横切る物体でトリガーする:
[Line crossing (ライン横断)] を選択します。
[Next (次へ)] をクリックします。
シーン内にラインを配置します。
マウスを使用して、ラインを移動したり形状を変更したりします。
検知方向を変更するには、[Change direction (方向の変更)] をオンにします。
[Next (次へ)] をクリックします。
検知設定を追加します。
[Ignore short-lived objects (一時的な物体を無視)] で、トリガーを発動するまでの秒数を追加します。
[Trigger on object type (物体タイプでトリガー)] で、トリガーを発動する物体のタイプを選択します。
[Speed limit (速度制限)] で、速度制限の範囲を追加します。
[Next (次へ)] をクリックします。
[Minimum trigger duration (最小トリガー継続時間)] でアラームの最小継続時間を設定します。
デフォルト値は2秒に設定されています。 物体がラインを横切るたびにシナリオをトリガーする場合は、継続時間を0秒にします。
[Save (保存)] をクリックします。
- 2本のラインを横切る物体でトリガー:
[Line crossing (ライン横断)] を選択します。
[Next (次へ)] をクリックします。
物体が2本のラインを横切ったときにアラームがトリガーされるようにするには、[Require crossing of two lines (2本のラインを横断することが必要)] をオンにします。
シーン内にラインを配置します。
マウスを使用して、ラインを移動したり形状を変更したりします。
検知方向を変更するには、[Change direction (方向の変更)] をオンにします。
[Next (次へ)] をクリックします。
検知設定を追加します。
[Max time between crossings (ライン横断間の最大時間)] で、最初のラインを横切ってから2番目のラインを横切るまでの最大時間を設定します。
[Trigger on object type (物体タイプでトリガー)] で、トリガーを発動する物体のタイプを選択します。
[Speed limit (速度制限)] で、速度制限の範囲を追加します。
[Next (次へ)] をクリックします。
[Minimum trigger duration (最小トリガー継続時間)] でアラームの最小継続時間を設定します。
デフォルト値は2秒に設定されています。 物体が2本のラインを横切るたびにシナリオをトリガーする場合は、継続時間を0秒にします。
[Save (保存)] をクリックします。
装置の自動キャリブレーション
レーダーとビデオの融合カメラの自動キャリブレーションにより、AXIS Object Analyticsで検知された物体の周囲に表示される境界ボックスの精度が向上します。 自動キャリブレーションにより、装置は、レーダー検知に基づく境界ボックスの位置決めを改善するために、高さや角度精度などのビデオからの情報を使用します。
自動キャリブレーションは検知には影響せず、境界ボックスの視覚化のみに影響します。
- 高度キャリブレーションを行うには、以下の手順に従います。
[Radar > Autocalibration > Elevation (レーダー > 自動キャリブレーション > 高度)] に進みます。
[Autocalibration (自動キャリブレーション)] をオンにします。
自動キャリブレーションは、キャリブレーションデータが利用可能になるとすぐに行われます。
[Smoothing (スムージング)] オプションを選択します。
シーンで高度の変動が少ない場合は、[Smoothing (スムージング)] を [High (高)] のままにします。
シーンが、丘の多いまたは傾いている場合、または階段や高い建物がある場合は、[Smoothing (スムージング)] を [Low (低)] に設定し、高度差を維持します。
以下のオプションを使用して、webインターフェースでキャリブレーションの結果を視覚化します。
[Show elevation pattern (高度パターンを表示する)] により、地面からカメラまでの垂直距離が色付きドットのパターンで示されます。
[Show color legend (色の凡例を表示する)] により、高度パターンの色と各色が示す垂直距離を含む凡例が表示されます。
[Show reference area (参照エリアを表示する)] により、キャリブレーションの基準となるエリアが表示されます。
- 方位角キャリブレーションを行うには、以下の手順に従います。
[Radar > Autocalibration > Azimuth (レーダー > 自動キャリブレーション > 方位角)] に移動します。
[Autocalibration (自動キャリブレーション)] をオンにします。
自動キャリブレーションは、キャリブレーションデータが利用可能になるとすぐに行われます。
レーダーのチルト角度をテキストオーバーレイに表示する
レーダーのライブビューに、レーダーのチルト角度を示すオーバーレイを追加できます。 これは、設置時や装置のチルト角度を知る必要がある場合に役立ちます。
チルト角度のオーバーレイでは、デフォルトで90°が加算されます。 レーダーのチルト角度を知るには、90°からwebインターフェースに表示されている値を減算します。 たとえば、オーバーレイに表示されている値が75°の場合、レーダーのチルト角度は水平線から15°下になります。
[Radar > Overlays (レーダー > オーバーレイ)] に移動します。
[Text (テキスト)] を選択し、 をクリックします。
「#op」と入力します。
[Modifier (修飾子)] をクリックし、リストから [#op] を選択することもできます。
位置を選択します。 ライブビューのオーバーレイフィールドをドラッグして位置を変更することもできます。
AXIS Object Analyticsの設定
AXIS Object Analyticsは、AXIS Q1656-DLEのレーダービデオ融合を設定するための主要なインターフェースです。 融合のリアルタイム出力は、AXIS Object Analyticsで設定したシナリオ内のビデオストリームでのみ見ることができます。
シナリオの作成
[Apps (アプリ) > AXIS Object Analytics] に移動します。
アプリケーションを起動し、[Open (開く)] をクリックします。
ようこそ画面で、[Step-by-step (段階的な手順)] をクリックし、推奨される設定手順に従います。
設定を確認したら、AXIS Object Analyticsのシナリオの作成は完了です。 レーダービデオ融合カメラの場合は、追加の設定が適用されます。トリガーに速度を使用すると検知感度の選択を参照してください。
AXIS Object Analyticsの全般設定の詳細については、help.axis.com/axis-object-analyticsにあるユーザーマニュアルを参照してください。ただし、いくつかの注意事項や機能はレーダービデオ融合カメラには適用されないことに注意してください。
トリガーに速度を使用する
AXIS Object Analyticsでは、設定した速度範囲内で、あるいはその上または下の速度で移動している物体をトリガーすることができます。
[Apps > AXIS Object Analytics (アプリ > AXIS Object Analytics)] に移動します。
アプリケーションを起動し、[Open (開く)] をクリックします。
- AXIS Object Analyticsで、以下の手順を実行します。
変更するシナリオを選択し、[Open (開く)] をクリックします。
[Object speed (物体の速度)] に進み、[Use speed to trigger (トリガーに速度を使用する)] をオンにします。
トリガーする速度範囲を設定します。
設定した範囲を上回るまたは下回る速度でトリガーするには、[Invert (反転)] をクリックします。
検知感度の選択
検知感度を選択することで、ビデオとレーダーのどちらか一方、または両方での検知をトリガーとすることができます。 また、融合アルゴリズムに基づいて製品自体が、どちらか一方の技術に依存するか、あるいは両方に依存するかを決定するようにもできます。
[Apps > AXIS Object Analytics (アプリ > AXIS Object Analytics)] に移動します。
アプリケーションを起動し、[Open (開く)] をクリックします。
- AXIS Object Analyticsで、以下の手順を実行します。
変更するシナリオを選択し、[Open (開く)] をクリックします。
[Detection sensitivity (検知感度)] に移動し、以下のオプションのいずれかを選択します。
Low sensitivity (低感度): レーダーとカメラの両方が物体を検知する必要があります。 誤報のリスクは低くなりますが、検知漏れのリスクは高くなります。
両方の技術で物体を検知できるようにするには、シーンがあまり複雑にならないようにしてください。 照明条件が良好であり、検知エリアが両方の技術の検知範囲内にあることが必要で、できれば木や低木などの邪魔になる要素がないことが望まれます。
Automatic (自動): 物体の検知にレーダーとカメラの両方が必要か、どちらかだけで良いかをアプリケーションが判断します。 これはデフォルトのオプションです。
High sensitivity (高感度): レーダーとカメラのいずれかが物体を検知する必要があります。 誤報のリスクは高くなりますが、検知漏れのリスクは低くなります。
高感度を選択した場合、物体の検知にはどちらか一方の技術だけが必要なため、照明条件や検知エリアのサイズはあまり重要ではありません。
自動キャリブレーション機能を使用すると、AXIS Object Analyticsで物体の周囲に表示される境界ボックスの精度を向上させることができます。 自動キャリブレーションは検知には影響せず、境界ボックスの表示のみに影響します。
詳細については、装置の自動キャリブレーションを参照してください。
誤報を最小限に抑える
誤報が多すぎるときは、特定の種類の動きや物体をフィルター処理するか、対象範囲を変更する、あるいは検知感度を調節してください。 環境に対する最適な設定を特定してください。
AXIS Object Analyticsの検知感度を調整:
[Apps > AXIS Object Analytics (アプリ > AXIS Object Analytics)] に移動し、シナリオを開いて、現在より低いDetection sensitivity (検知感度) を選択します。
Low sensitivity (低感度): レーダーとカメラの両方が物体を検知する必要があります。 誤報のリスクは低くなりますが、検知漏れのリスクは高くなります。
Automatic (自動): 物体の検知にレーダーとカメラの両方が必要か、どちらかだけで良いかをアプリケーションが判断します。
High sensitivity (高感度): レーダーとカメラのいずれかが物体を検知する必要があります。 誤報のリスクは高くなりますが、検知漏れのリスクは低くなります。
レーダーの検知感度を調整:
[Radar > Settings> Detection (レーダー > 設定 > 検知)] に移動して、現在より低いDetection sensitivity (検知感度) を選択します。 これにより誤報のリスクは下がりますが、レーダーが特定の動きの検知を見逃すことがあります。
Low (低): この感度は、エリア内に金属物体や大型車両が多いときに使用します。 レーダーが物体を追跡および分類するには、より長い時間がかかります。 この感度では、特に高速で動く物体の検知範囲が狭くなります。
Medium (中): デフォルトの設定です。
High (高): この感度は、レーダーの前に金属物体のない広い場所があるときに使用します。 この感度では、人の検知範囲が広くなります。
シナリオと除外範囲を変更する:
シナリオに金属製の壁などの硬い表面が含まれている場合、1つの物体に対して複数の検知が行われるような反射が生じることがあります。 シナリオの形状を変更することも、シナリオの特定の部分を無視する除外ゾーンを追加することもできます。 詳細については、シナリオの追加および除外範囲の追加を参照してください。
物体が1本のラインではなく2本のラインを横切るとトリガーします。
ライン横断シナリオに揺らめいている物体や動き回る動物が含まれている場合、物体がたまたまラインを横切って誤報をトリガーするリスクがあります。 この場合、物体が2本のラインを横切ったときにのみシナリオをトリガーするように設定できます。 詳細については、シナリオの追加を参照してください。
動きのフィルター処理:
[Radar > Settings > Detection (レーダー > 設定 > 検知)] に移動し、[Ignore swaying objects (揺らめいている物体を無視)] を選択します。 この設定では、検知対象ゾーン内の木、茂み、旗竿などによる誤報が最小限に抑えられます。
[Radar (レーダー)] > [Settings (設定)] > [Detection (検知)] に移動し、[Ignore small objects (小さな物体を無視)] を選択します。 この設定では、検知対象ゾーン内の猫やウサギなどの小さな物体による誤報が最小限に抑えられます。
時間のフィルター処理:
[Radar > Scenarios (レーダー > シナリオ)] に移動します。
シナリオを選択し、をクリックして設定を変更します。
[Seconds until trigger (トリガーまでの秒数)] で高い値を選択します。 これは、レーダーが物体の追跡を開始してから、アラームをトリガーできるまでの遅延時間です。 タイマーは、物体がシナリオの指定されたゾーンに入ったときではなく、レーダーが最初に物体を検知したときに開始されます。
物体のタイプのフィルター処理:
[Radar > Scenarios (レーダー > シナリオ)] に移動します。
シナリオを選択し、をクリックして設定を変更します。
特定の物体のタイプでトリガーされないようにするには、このシナリオでイベントをトリガーする物体のタイプの選択を解除します。
- 注
物体タイプの設定は、レーダーにのみ影響します。 これはAXIS Object Analyticsによって無視されます。
イベントのルールを設定する
詳細については、ガイド「イベントのルールの使用開始」を参照してください。
動きが検知されないときに電力を節約する
この例では、シーン内で動きが検知されないときに省電力モードをオンにする方法について説明します。
省電力モードをオンにすると、赤外線照明の範囲が小さくなります。
- AXIS Object Analyticsが実行されていることを確認します。
[Apps (アプリ) > AXIS Object Analytics] に移動します。
アプリケーションが実行されていない場合は、起動します。
ニーズに合わせてアプリケーションを設定していることを確認します。
- ルールを作成する:
[System (システム) > Events (イベント)] に移動し、ルールを追加します。
ルールの名前を入力します。
[Application (アプリケーション)] の [Object Analytics] を選択します。
[Invert this condition (この条件を逆にする)] を選択します。
[Power saving mode (省電力モード)] のアクションのリストで、[Use power saving mode while the rule is active (ルールがアクティブである間、省電力モードを使用する)] を選択します。
[Save (保存)] をクリックします。
誰かがハウジングを開いた場合にアラームをトリガーする
この例では、誰かがハウジングを開いた場合にアラームをトリガーする方法について説明します。
- 送信先を追加する:
[System (システム)] > [Events (イベント)] > [Recipients (送信先)] に移動し、[Add recipient (送信先の追加)] をクリックします。
送信先の名前を入力します。
[Email (電子メール)] を選択します。
電子メールの送信先のメールアドレスを入力します。
カメラには独自のメールサーバーがないため、電子メールを送信するには別のメールサーバーにログインする必要があります。 メールプロバイダーに従って、残りの情報を入力します。
テストメールを送信するには、[Test (テスト)] をクリックします。
[Save (保存)] をクリックします。
- ルールを作成する:
[System > Events > Rules (システム > イベント > ルール)] に移動し、ルールを追加します。
ルールの名前を入力します。
条件のリストで、[Casing open (ケーシング開放)] を選択します。
アクションのリストで、[Send notification to email (電子メールに通知を送信する)] を選択します。
リストから送信先を選択します。
電子メールの件名とメッセージを入力します。
[Save (保存)] をクリックします。
レーダーでPTZカメラを制御する
レーダーからの物体の位置に関する情報を使用して、PTZカメラで物体を追跡することができます。 これを行うには、以下の2つの方法があります。
内蔵レーダーオートトラッキングサービスを使用してPTZカメラを制御する. 内蔵オプションは、PTZカメラとレーダーを非常に近くに取り付ける場合に適しています。
AXIS Radar Autotracking for PTZを使用してPTZカメラを制御する. Windowsアプリケーションは、複数のPTZカメラとレーダーを使用して物体を追跡する場合に適しています。
NTPサーバーを使用して、カメラとWindowsコンピューターの時刻を同期します。 時計が同期していない場合は、追跡の遅延やゴースト追跡が発生する場合があります。
内蔵レーダーオートトラッキングサービスを使用してPTZカメラを制御する
内蔵レーダーオートトラッキングにより、レーダーがPTZカメラを直接制御するエッジツーエッジソリューションが実現します。 これはすべてのAxis PTZカメラに対応しています。
この手順では、レーダーとPTZカメラをペアリングする方法、装置を調整する方法、物体の追跡を設定する方法について説明します。
内蔵レーダーオートトラッキングサービスを使用して、1台のレーダーを1台のPTZカメラに接続できます。 複数のレーダーまたはPTZカメラを使用する設定では、AXIS Radar Autotracking for PTZを使用します。 詳細については、AXIS Radar Autotracking for PTZを使用してPTZカメラを制御するを参照してください。
- レーダーをPTZカメラとペアリングする:
[System > Edge-to-edge > PTZ pairing (システム > エッジツーエッジ > PTZペアリング)] に移動します。
PTZカメラのIPアドレス、ユーザー名、パスワードを入力します。
[Connect (接続)] をクリックします。
[Configure Radar autotracking (レーダーオートトラッキングの設定)] をクリックするか、[Radar > Radar PTZ autotracking (レーダー > レーダーPTZオートトラッキング)] に移動して、レーダーオートトラッキングを設定します。
- 以下の手順に従って、レーダーとPTZカメラのキャリブレーションを実行します。
[Radar > Radar PTZ autotracking (レーダー > レーダーPTZオートトラッキング)] に移動します。
カメラの取り付け高さを設定するには、[Camera mounting height (カメラの取り付け高さ)] に移動します。
レーダーと同じ方向を向くようにPTZカメラをパンするには、[Pan alignment (パン位置合わせ)] に移動します。
傾斜した地面を補正するためにチルトを調整する必要がある場合は、[Ground incline offset (地面の傾斜オフセット)] に移動し、度単位でオフセットを追加します。
- PTZトラッキングを設定する:
[Track (追跡)] に移動して、人、車両、未知の物体を追跡するかどうかを選択します。
PTZカメラで物体のトラッキングを開始するには、[Tracking (トラッキング)] をオンにします。
トラッキングは、自動的に物体または物体のグループに自動的にズームインし、カメラの視野内に収まるよう追跡します。
複数の物体がカメラビューに収まらないと予想される場合は、[Object switching (物体の切り替え)] をオンにします。
この設定では、レーダーが追跡する物体に優先順位を付けます。
各物体を何秒間追跡するかを決定するには、[Object hold time (物体の追跡期間)] を設定します。
レーダーが物体の追跡を終えたときにPTZカメラをホームポジションに戻すには、[Return to home (ホームに復帰)] をオンにします。
PTZカメラがホームに復帰する前に、追跡していた物体を最後に検知した位置にとどまる時間を決定するには、[Return to home timeout (ホームに復帰するまでのタイムアウト)] を設定します。
PTZカメラのズームを微調整するには、スライダーでズームを調整します。
AXIS Radar Autotracking for PTZを使用してPTZカメラを制御する
AXIS Radar Autotracking for PTZはサーバーベースのソリューションであり、物体を追跡するときのさまざまな設定に対応できます。
1台のレーダーで複数のPTZカメラを制御する。
複数のレーダーで1つのPTZカメラを制御する。
複数のレーダーで複数のPTZカメラを制御する。
同じエリアをカバーする異なる位置に取り付けられているときに、1つのレーダーで1つのPTZカメラを制御する。
このアプリケーションは、特定のPTZカメラに対応しています。 詳細については、axis.com/products/axis-radar-autotracking-for-ptz#compatible-productsを参照してください。
アプリケーションをダウンロードします。アプリケーションの設定方法については、ユーザーマニュアルを参照してください。 詳細については、axis.com/products/axis-radar-autotracking-for-ptz/supportを参照してください。
MQTTを使用してレーダーデータを送信する
レーダービデオ融合カメラとAXIS Speed Monitorアプリケーションを使用して、検知された物体のレーダーデータを収集し、MQTTを介してデータを送信します。
この例では、AXIS Speed Monitorをインストールした装置でMQTTクライアントを設定する方法と、AXIS Speed Monitorで収集したレーダーデータをペイロードとしてMQTTブローカーにパブリッシュする条件を作成する方法を説明します。
- 開始する前に:
AXIS Speed Monitorをレーダービデオ融合カメラにインストールするか、レーダービデオ融合カメラのレーダーに接続するカメラにインストールします。
詳細については、AXIS Speed Monitorユーザーマニュアルを参照してください。
MQTTブローカーを設定し、ブローカーのIPアドレス、ユーザー名、パスワードを取得します。
MQTTおよびMQTTブローカーの詳細については、AXIS OSポータルをご覧ください。
- AXIS Speed Monitorをインストールした装置のwebインターフェースで、以下のようにMQTTクライアントを設定します。
[System > MQTT > MQTT client > Broker (システム > MQTT > MQTTクライアント > ブローカー)] に移動し、次の情報を入力します。
Host (ホスト): ブローカーのIPアドレス
Client ID (クライアントID): 装置のID
Protocol (プロトコル): ブローカーに設定されるプロトコル
Port (ポート): ブローカーが使用するポート番号
ブローカーのUsername (ユーザー名) とPassword (パスワード)
[Save (保存)] をクリックし、[Connect (接続)] をクリックします。
- 以下のように、レーダーデータをペイロードとしてMQTTブローカーにパブリッシュする条件を作成します。
[System > MQTT > MQTT publication (システム > MQTT > MQTTパブリッシュ)] に移動し、[+ Add condition (+ 条件の追加)] をクリックします。
[Application (アプリケーション)] の条件のリストで、[Speed Monitor: Track exited zone (Speed Monitor: 出たゾーンを追跡)] を選択します。
これで、装置はシナリオから出る動く物体ごとにレーダー航跡に関する情報を送信できます。 すべての物体には、[rmd_zone_name]、[tracking_id]、[trigger_count] などの独自のレーダー航跡パラメーターがあります。 パラメーターの全リストは、AXIS Speed Monitorユーザーマニュアルで確認できます。
カメラが物体を検知したときにビデオを録画する
この例では、カメラが物体を検知したときにSDカードへの録画を開始するようにカメラを設定する方法について説明します。 録画には、検知開始前の5秒と検知終了後の1分の映像が含まれます。
開始する前に:
SDカードが装着されていることを確認します。
- AXIS Object Analyticsが実行されていることを確認します。
[Apps (アプリ) > AXIS Object Analytics] に移動します。
アプリケーションが実行されていない場合は、起動します。
ニーズに合わせてアプリケーションを設定していることを確認します。
- ルールを作成する:
[System (システム) > Events (イベント)] に移動し、ルールを追加します。
ルールの名前を入力します。
[Application (アプリケーション)] の [Object Analytics] を選択します。
アクションのリストで、[Recordings (録画)] の [Record video while the rule is active (ルールがアクティブである間、ビデオを録画する)] を選択します。
ストレージオプションのリストで、[SD_DISK] を選択します。
カメラとストリームプロファイルを選択します。
プリトリガー時間を5秒に設定します。
ポストバッファ時間を [1 minute(1分)] に設定します。
[Save (保存)] をクリックします。
進行中のイベントを視覚的に示します
AXIS I/O Indication LEDをネットワークカメラに接続するオプションがあります。 このLEDは、カメラ内で特定のイベントが発生したときにオンになるように設定できます。 たとえば、映像の録画が進行中であることを人に知らせる場合。
必要なハードウェア
AXIS I/O Indication LED
Axisネットワークビデオカメラ
- 注
AXIS I/O Indication LEDを接続する手順については、本製品に付属のインストールガイドを参照してください。
次の例では、AXIS I/O Indication LEDをオンにして、カメラが録画中であることを示すルールを設定する方法を示します。
[System > Accessories > I/O ports (システム > アクセサリー > I/Oポート)] に移動します。
AXIS I/O Indication LEDの接続先ポートについては、をクリックして方向を [Output (出力)] に設定し、をクリックして通常の状態を [Circuit open (開回路)] に設定します。
[System > Events (システム > イベント)] に移動します。
新しいルールを作成します。
録画を開始するためにカメラがトリガーする必要がある [Condition (条件)] を選択します。 たとえば、タイムスケジュールや動体検知などを行うことができます。
アクションのリストで、[Record video (ビデオを録画する)] を選択します。 ストレージスペースを選択します。 ストリームプロファイルを選択するか、新しく作成します。 必要に応じて、[Prebuffer (プリバッファ)] と [Postbuffer (ポストバッファ)] も設定します。
ルールを保存します。
2番目のルールを作成し、最初のルールと同じ [Condition (条件)] を選択します。
アクションのリストから、[Toggle I/O while the rule is active (ルールがアクティブである間、I/Oを切り替える)] を選択し、AXIS I/O Indication LEDに接続されているポートを選択します。 状態を [Active (アクティブ)] に設定します。
ルールを保存します。
- その他にも、AXIS I/O Indication LEDを使用できるシナリオを以下に示します。
カメラの存在を示すために、カメラの起動時にオンになるようにLEDを構成します。 [System ready (システム準備完了)] を条件として選択します。
人物またはプログラムがカメラからのストリームにアクセスしていることを示すために、ライブストリームがアクティブなときにLEDがオンになるように構成します。 [Live stream accessed (ライブストリームのアクセス)] を条件として選択します。
装置が物体を検知したときにビデオストリームにテキストオーバーレイを表示する
この例では、装置が物体を検知したときに「動体検知」というテキストを表示する方法を示します。
- AXIS Object Analyticsが実行されていることを確認します。
[Apps (アプリ) > AXIS Object Analytics] に移動します。
アプリケーションが実行されていない場合は、起動します。
ニーズに合わせてアプリケーションを設定していることを確認します。
- オーバーレイテキストの追加:
[Video (ビデオ) > Overlays (オーバーレイ)] に移動します。
[Overlays (オーバーレイ)] で [Text (テキスト)] を選択し、 をクリックします。
テキストフィールドに「
#D
」と入力します。テキストのサイズと外観を選択します。
テキストオーバーレイを配置するには、をクリックしてオプションを選択します。
- ルールを作成する:
[System (システム) > Events (イベント)] に移動し、ルールを追加します。
ルールの名前を入力します。
[Application (アプリケーション)] の [Object Analytics] を選択します。
アクションのリストで [Overlay text (オーバーレイテキスト)] で、[Use overlay text (オーバーレイテキストを使用する)] を選択します。
ビデオチャンネルを選択します。
[Text (テキスト)] に「動体検知」と入力します。
期間を設定します。
[Save (保存)] をクリックします。
オーバーレイテキストを更新すると、自動的にすべてのビデオストリームでテキストが動的に更新されます。
PIR検知器が動きを検知したときにビデオを録画する
この例では、Axis PIR検知器 (NC (Normally Closed)) を装置に接続し、検知器が動きを感知したときにビデオ録画を開始するように装置を設定する方法について説明します。
- 必要なハードウェア
3ワイヤーケーブル (アース、電源、I/O)
PIR検知器、NC (Normally Closed)
ワイヤーを接続する前に、装置を電源から切り離します。 すべての接続が完了した後に電源に再接続します。
- 装置のI/Oコネクターにワイヤーを接続する
- 注
I/Oコネクターについては、コネクターを参照してください。
アース線をピン1 (GND/-) に接続します。
電源ワイヤーをピン2 (12V DC出力) に接続します。
I/Oワイヤーをピン3 (I/O入力) に接続します。
- PIR検知器のI/Oコネクターに配線を接続します
アース線のもう一方の端をピン1 (GND/-) に接続します。
電源ワイヤーのもう一方の端をピン2 (DC入力/+) に接続します。
I/Oワイヤーのもう一方の端をピン3 (I/O出力) に接続します。
装置のwebインターフェースでI/Oポートを設定する
[System > Accessories > I/O ports (システム > アクセサリー > I/Oポート)] に移動します。
をクリックして、ポート1の入力方向を設定します。
入力モジュールに分かりやすい名前を付けます (「PIR detector」など)。
PIR検知器が動きを感知するたびにイベントをトリガーするようにしたい場合は、 をクリックして通常状態を閉回路に設定します。
- ルールの作成
[System > Events (システム > イベント)] に移動し、ルールを追加します。
[name for the rule (ルールの名前)] を入力します。
条件の一覧で、[PIR detector (PIR検知器)] を選択します。
アクションのリストで、[Recordings (録画)] の [Record video while the rule is active (ルールがアクティブである間、ビデオを録画する)] を選択します。
ストレージオプションのリストで、[SD_DISK] を選択します。
カメラとストリームプロファイルを選択します。
プリバッファ時間を5秒に設定します。
ポストバッファ時間を [1 minute(1分)] に設定します。
[Save (保存)] をクリックします。
カメラが音量の大きいノイズを検知したときにビデオを録画する
この例では、カメラが音量の大きいノイズを検知する5秒前にSDカードへの録画を開始し、2分後に停止するようにカメラを設定する方法を示します。
以下の手順では、マイクが音声入力に接続されている必要があります。
- 音声をオンにする:
音声を含めるようにストリームプロファイルを設定します (録画に音声を追加する参照)。
- 音声検知をオンにする:
[System (システム) > Detectors (検知) > Audio detection (音声検知)] に移動します。
必要に応じて、音声レベルを調整します。
- ルールを作成する:
[System (システム) > Events (イベント)] に移動し、ルールを追加します。
ルールの名前を入力します。
条件のリストで、[Audio (音声)] の [Audio Detection (音声検知)] を選択します。
アクションのリストで、[Recordings (録画)] の [Record video (ビデオを録画する)] を選択します。
ストレージオプションのリストで、[SD_DISK] を選択します。
音声がオンになっている場合のストリームプロファイルを選択します。
プリバッファ時間を5秒に設定します。
ポストバッファ時間を 2分に設定します。
[Save (保存)] をクリックします。
入力信号でいたずらを検知する
この例では、入力信号が切断された場合やショートした場合に電子メールを送信する方法について説明します。 I/Oコネクターの詳細については、I/Oコネクターを参照してください。
[System (システム) > Accessories (アクセサリー)] に移動し、該当するポートで [Supervised (状態監視)] をオンにします。
- メール送信先を追加する:
[System > Events > Recipients (システム > イベント > 送信先)] に移動し、送信先を追加します。
送信先の名前を入力します。
[Email (電子メール)] を選択します。
電子メールの送信先のメールアドレスを入力します。
カメラには独自のメールサーバーがないため、電子メールを送信するには別のメールサーバーにログインする必要があります。 メールプロバイダーに従って、残りの情報を入力します。
テストメールを送信するには、[Test (テスト)] をクリックします。
[Save (保存)] をクリックします。
- ルールを作成する:
[System > Events > Rules (システム > イベント > ルール)] に移動し、ルールを追加します。
ルールの名前を入力します。
[I/O (入力/出力)] の条件のリストで、[Supervised input tampering is active (いたずら状態監視を有効化する)] を選択します。
該当するポートを選択します。
[Notifications (通知)] のアクションのリストで、[Send notification to email (電子メールに通知を送る)] を選択し、リストから送信先を選択します。
電子メールの件名とメッセージを入力します。
[Save (保存)] をクリックします。
音声
録画に音声を追加する
- 音声をオンにする:
[Video > Stream > Audio (ビデオ > ストリーム> 音声)] に移動し、音声を対象に含めます。
装置に複数の入力ソースがある場合は、[Source (ソース)] で適切なソースを選択します。
[Audio > Device settings (音声 > 装置の設定)] に移動し、適切な入力ソースをオンにします。
入力ソースを変更する場合は、[Apply changes (変更を適用する)] をクリックします。
- 録画に使用するストリームプロファイルを編集します:
[System (システム) > Stream profiles (ストリームプロファイル)] に移動し、ストリームプロファイルを選択します。
Include audio (音声を含める) を選択してオンにします。
[Save (保存)] をクリックします。
webインターフェース
装置のwebインターフェースにアクセスするには、Webブラウザーで装置のIPアドレスを入力します。
このセクションで説明する機能と設定のサポートは、装置によって異なります。 このアイコン は、機能または設定が一部の装置でのみ使用できることを示しています。
メインメニューの表示/非表示を切り取ります。 リリースノートにアクセスします。 製品のヘルプにアクセスします。 言語を変更します。 ライトテーマまたはダークテーマを設定します。 ユーザーメニューは以下を含みます。
コンテキストメニューは以下を含みます。
|
ステータス
セキュリティ
アクティブな装置へのアクセスのタイプと、使用されている暗号化プロトコルを表示します。 設定に関する推奨事項はAXIS OS強化ガイドに基づいています。
Hardening guide (強化ガイド): Axis装置でのサイバーセキュリティとベストプラクティスをさらに学習できるAXIS OS強化ガイドへのリンクです。 |
時刻同期ステータス
装置がNTPサーバーと同期しているかどうかや、次の同期までの残り時間など、NTP同期情報を表示します。
NTP settings (NTP設定): NTP設定を表示および更新します。 NTPの設定を変更できる [Date and time (日付と時刻)] のページに移動します。 |
進行中の録画
進行中の録画と指定されたストレージ容量を表示します。
録画: 進行中でフィルター処理された録画とそのソースを表示します。 詳細については、録画を参照してください。 録画を保存するストレージの空き容量を表示します。 |
装置情報
ファームウェアのバージョンとシリアル番号を含む装置情報を表示します。
Upgrade firmware (ファームウェアのアップグレード): 装置のファームウェアをアップグレードします。 ファームウェアのアップグレードができる [Maintenance (メンテナンス)] ページに移動します。 |
Connected clients (接続されたクライアント)
接続数と接続されているクライアントの数を表示します。
View details (詳細を表示): 接続されているクライアントのリストを表示および更新します。 リストには、各接続のIPアドレス、プロトコル、ポート、状態、PID/プロセスが表示されます。 |
ビデオ
クリックすると、ライブビデオストリームが再生されます。 クリックすると、ライブビデオストリームが静止します。 クリックすると、ライブビデオストリームのスナップショットを撮影できます。 ファイルはご使用のコンピューターの [ダウンロード] フォルダーに保存されます。 画像ファイル名は、[snapshot_YYYY_MM_DD_HH_MM_SS.jpg] です。 スナップショットの実際のサイズは、スナップショットを受け取るWebブラウザーエンジンから適用される圧縮レベルによって異なります。したがって、スナップショットのサイズは、装置で設定されている実際の圧縮設定とは異なる場合があります。 クリックすると、I/O出力ポートが表示されます。 スイッチを使ってポートの回路を開閉し、外部装置のテストなどを行います。 クリックして手動で赤外線照明を点灯または消灯します。 クリックして手動で白色光を点灯または消灯します。 クリックして画面上のコントロールにアクセスします。
ウォッシャーを開始します。 シーケンスが始まると、カメラは設定された位置に移動し、洗浄スプレーが噴射されます。 洗浄シーケンスがすべて終了すると、カメラは元の位置に戻ります。 このアイコンは、ウォッシャーが接続され設定されている場合にのみ表示されます。 ワイパーを開始します。 ライブビューのプリセットポジションに移動するには、プリセットポジションをクリックして選択します。 または、[Setup (設定)] をクリックしてプリセットポジションページに移動します。 フォーカスリコールエリアを追加または削除します。 フォーカスリコールエリアを追加すると、カメラは指定したパン/チルトエリアでフォーカス設定を保存します。 フォーカスリコールエリアを設定して、カメラがライブビューでそのエリアに入ると、カメラは以前に保存したフォーカスをリコールします。 エリアの半分だけでも、カメラはフォーカスをリコールします。 クリックしてガードツアーを選択し、[Start (スタート)] をクリックしてガードツアーを再生します。 または、[Setup (設定)] をクリックしてガードツアーページに移動します。 クリックして、選択した時間の間、手動でヒーターをオンにします。 クリックすると、ライブビデオストリームの連続録画が開始します。 録画を停止するには、もう一度クリックします。 録画が進行中の場合、再起動後に自動的に再開されます。 クリックすると、装置に設定されているストレージが表示されます。 ストレージを設定するには管理者権限が必要です。 クリックすると、その他の設定にアクセスできます。
クリックすると、ライブビューがフル解像度で表示されます。 フル解像度が画面サイズより大きい場合は、小さい画像を使って画像内を移動してください。 クリックすると、ライブビデオストリームが全画面表示されます。 全画面モードを終了するには、Esc キーを押します。 |
設置
Capture mode (キャプチャーモード): キャプチャーモードは、カメラが画像をキャプチャーする方法を定義するプリセット設定です。 キャプチャーモードを変更すると、ビューエリアやプライバシーマスクなど、他の多くの設定に影響を与える場合があります。 Mounting position (取り付け位置): カメラのマウント方法によって、画像の向きが変わる場合があります。 Power line frequency (電源周波数): 画像のちらつきを最小限に抑えるために、お使いの地域で使用されている周波数を選択してください。 アメリカ地域では、通常60 Hzが使用されています。 世界の他の部分では、ほとんどの場合50 Hzで使用されています。 お客様の地域の電源周波数がわからない場合は、地方自治体に確認してください。 |
Zoom (ズーム): スライダーを使用してズームレベルを調整します。 Focus (フォーカス): スライダーを使用してフォーカスを手動で設定します。 AF: クリックすると、選択したエリアにカメラのフォーカスが合います。 オートフォーカスエリアを選択しない場合、シーン全体にフォーカスが合わせられます。 Autofocus area (オートフォーカスエリア): をクリックして、オートフォーカスエリアを表示します。 このエリアには、対象範囲を含める必要があります。 Reset focus (フォーカスのリセット): クリックして、フォーカスを元の位置に戻します。 注 寒冷な環境では、ズームとフォーカスが使用可能になるまで数分かかることがあります。 |
画像補正
重要 複数の画像補正機能を同時に使用することはお勧めできません。使用した場合、パフォーマンスが低下する可能性があります。 Barrel distortion correction (たる型歪曲補正) (BDC): 樽型の歪みが気になる場合はオンにすると、画像がよりまっすぐに補正されます。 たる型歪曲とは、映像が外側に向かって曲がったように見えるレンズ効果のことです。 この状態は、映像がズームアウトされたときにより明らかに見られます。 Crop (クロップ): スライダーを使用して補正レベルを調整します。 レベルを低くすると、映像の幅は保持されますが、映像の高さと解像度に影響が出ます。 レベルを高くすると、映像の高さと解像度は保持されますが、映像の幅に影響が出ます。 Remove distortion (歪みの除去): スライダーを使用して補正レベルを調整します。 [収縮] にすると、映像の幅は保持されますが、映像の高さと解像度に影響が出ます。 [膨張] にすると、映像の高さと解像度は保持されますが、映像の幅に影響が出ます。 Image stabilization (ブレ補正): オンにすると、ブレが少なく、よりスムーズで安定した映像が表示されます。 ブレ補正は、装置が露出した場所で、たとえば、風や車の通過などによる振動を受ける環境で使用することをお勧めします。 Focal length (焦点距離): スライダーを使用して焦点距離を調整します。 値を大きくすると倍率が高くなり、画角が狭くなります。値を小さくすると倍率が低くなり、画角が広くなります。 Stabilizer margin (スタビライザーマージン): スライダーを使用して、ブレを補正する振動のレベルを決める、スタビライザーマージンのサイズを調整します。 振動の多い環境に本製品を設置する場合は、スライダーを [Max (最大)] 方向に移動します。 その結果、より小さなシーンがキャプチャーされます。 環境の振動が少ない場合は、スライダーを [最小 (Min)] 方向に移動します。 Straighten image (画像の歪み補正): オンにし、スライダーを使用して、画像をデジタルに回転およびトリミングして、水平方向にまっすぐにすることができます。 この機能は、カメラを完全に水平に取り付けることができない場合に便利です。 ただし、設置時に画像を真っ直ぐになるように調整するのが理想的です。 : クリックすると、画像上にガイドとなるグリッドが表示されます。 : クリックすると、グリッドが非表示になります。 |
画像
外観
Scene profile (シーンプロファイル): 監視シナリオに適したシーンプロファイルを選択します。 シーンプロファイルは、カラーレベル、輝度、シャープネス、コントラスト、ローカルコントラストなどの画像設定を、特定の環境や目的に合わせて最適化します。
Saturation (彩度): スライダーを使用して色の強さを調整します。 たとえば、グレースケール画像にすることができます。 Contrast (コントラスト): スライダーを使用して、明暗の差を調整します。 Brightness (輝度): スライダーを使用して光の強度を調整します。 これにより、対象物が見やすくなります。 輝度は画像キャプチャーの後で適用され、画像内の情報には影響しません。 暗い場所でより詳細に表示するには、ゲインや露光時間を増やすのが一般的です。 Sharpness (シャープネス): スライダーを使ってエッジのコントラストを調整することで、画像内の物体をよりシャープに見せることができます。 シャープネスを上げると、ビットレートが上がり、必要なストレージ容量も増加する可能性があります。 |
ワイドダイナミックレンジ
WDR: 画像の暗い部分と明るい部分の両方が見えるようにする場合にオンにします。 Local contrast (ローカルコントラスト): スライダーで画像のコントラストを調整します。 値が大きいほど、暗い部分と明るい部分のコントラストが高くなります。 Tone mapping (トーンマッピング): スライダーを使用して、画像に適用されるトーンマッピングの量を調整します。 この値を0に設定すると、標準のガンマ補正のみが適用され、この値を大きくすると、画像内の最も暗い部分と最も明るい部分の可視性が高くなります。 |
ホワイトバランス
届いた光の色温度がカメラで検知される場合は、その色がより自然に見えるように画像を調整できます。 これで十分でない場合は、リストから適切な光源を選択できます。
ホワイトバランスの自動設定では、色のゆらぎを抑えるため、ホワイトバランスが緩やかに変更されます。 光源が変わったときや、カメラの電源を初めて投入したときは、新しい光源に適合するまでに最大で30秒かかります。 シーン内に色温度が異なる複数のタイプの光源がある場合は、最も支配的な光源が自動ホワイトバランスアルゴリズムの基準になります。 この動作を変更するには、基準として使用する光源に合った固定ホワイトバランスの設定を選択してください。
照度環境:
|
デイナイトモード
IR-cut filter (IRカットフィルター):
Threshold (しきい値): スライダーを使用して、カメラがデイモードからナイトモードに移行する光のしきい値を調整します。
赤外線照明 照明が内蔵されていない装置では、これらのコントロールは対応するAxisアクセサリーが接続されている場合にのみ利用できます。 Allow illumination (照明を許可): オンにすると、カメラが内蔵照明をナイトモードで使用できます。 Synchronize illumination (照明の同期): オンにすると、周囲の明るさに合わせて自動的に照明が同期します。 昼と夜の同期は、IRカットフィルターが [自動] または [オフ] に設定されている場合にのみ機能します。 Automatic illumination angle (自動照明角度): オンにすると、自動照明角度が使用されます。 照明角度を手動で設定するには、オフにします。 Illumination angle (照明角度): カメラの画角とは異なる角度で照明する必要がある場合などは、スライダーを使って手動で照明の角度を設定できます。 カメラが広角であれば、照明の角度をより狭角 (望遠側) に設定できます。 ただし、映像の隅の部分が暗くなります。 IR wavelength (IR波長): 赤外線照明の波長を選択します。 White light (白色光): Allow illumination (照明を許可): オンにすると、カメラはナイトモードで白色光を使用します。 Synchronize illumination (照明の同期): オンにすると、周囲の明るさに合わせて自動的に白色光が同期します。 |
Exposure (露出)
露出モードを選択すると、さまざまなタイプの光源によって生じるちらつきなど、画像内で急速に変化する不規則な影響を緩和できます。 自動露出モード、または電源ネットワークと同じ周波数を使用することをお勧めします。
Exposure mode (露出モード):
Exposure zone (露出エリア): 露出エリアを使用すると、入口のドアの前のエリアなど、シーンの選択した部分の露出を最適化できます。 注 露出エリアは元の画像 (回転していない状態) に関連付けられているため、エリアの名前が元の画像に適用されます。 つまり、たとえばビデオストリームが90°回転した場合、ストリーム内のゾーンの [Upper (上)] は [Right (右)] になり、[Left (左)」は「Lower (下)」になります。
最大シャッター: 最良の画質が得られるように、シャッター速度を選択します。 シャッター速度が遅いと (露出が長いと)、動きがあるときに動きによる画像のブレが生じることがあり、シャッター速度が速すぎると画質に影響を与えることがあります。 最大ゲインで最大シャッターが機能すると、画質が向上します。 Max gain (最大ゲイン): 適切な最大ゲインを選択します。 最大ゲインを増やすと、暗い画像で細部を確認できるレベルは向上しますが、ノイズレベルも増加します。 ノイズが多くなると、帯域幅とストレージの使用も多くなる可能性があります。 最大ゲインを高い値に設定した場合、昼と夜で照明環境がかなり異なっていると、画像が大きく変化する可能性があります。 最大シャッターで最大ゲインが機能すると、画質が向上します。 Motion-adaptive exposure (動き適応露出): これを選択して低光量下で動きによる画像のブレを減らします。 Blur-noise trade-off (ブレとノイズのトレードオフ): スライダーを使用して動きによる画像のブレとノイズの間で優先度を調整します。 動く物体の細部が不鮮明になっても、帯域幅の使用とノイズが少ないことを優先する場合は、このスライダーを [低ノイズ] の方に移動します。 帯域幅の使用とノイズが多くなっても、動く物体の細部を鮮明に保つことを優先する場合は、スライダーを [動きによる画像のブレが少ない] の方に移動します。 注 露出の変更は、露出時間を調整して行うこともゲインを調整しても行うこともできます。 露出時間を長くすると動きによる画像のブレが増し、ゲインを大きくするとノイズが増えます。 [Blur-noise trade-off (ブレとノイズのトレードオフ)] を [Low noise (低ノイズ)] 側に調整した場合、自動露出にするとゲインを上げることよりも露出時間を長くすることが優先され、トレードオフを [Low motion blur (動きによる画像のブレが少ない)] 側に調整するとその逆になります。 低光量の条件下では、設定された優先度にかかわらず、最終的にはゲインと露出時間の両方が最大値に達します。 Lock aperture (開口のロック): オンにすると、[Aperture (開口)] スライダーで設定された開口サイズが維持されます。 オフにすると、開口サイズをカメラで自動的に調整できます。 たとえば、点灯した状態が継続しているシーンで開口をロックすることができます。 Aperture (開口): スライダーを使用して開口サイズ (レンズからどれだけ光を取り込むか) を調整します。 暗い場所でより多くの光をセンサーに取り込み、より明るい画像を得るには、スライダーを [Open (開く)] 方向に移動します。 開口を開くと被写界深度は減少し、カメラの近くまたは遠くにある物体はフォーカスが合っていないように見える可能性があります。 画像のフォーカスを拡大するには、スライダーを [Closed (閉じる)] 方向に移動します。 露出レベル: スライダーを使用して画像の露出を調整します。 Defog (デフォッグ): オンにすると、霧の影響を検知して自動的に霧を除去するため、より鮮明な画像が得られます。 注 コントラストが低い、光のレベルの変動が大きい、オートフォーカスがわずかにオフの場合は、[Defog (デフォッグ)] をオンにすることをお勧めします。 その場合は、映像のコントラストが増大するなど、画質に影響することがあります。 また、光量が多すぎる場合にも、デフォッグがオンになると画質に悪影響が出るおそれがあります。 |
Optics (光学部品)
Temperature compensation (温度補正): 光学部品の温度に基づいてフォーカス位置を補正する場合は、オンにします。 IR compensation (IR補正): IRカットフィルターがオフのとき、および赤外線照明があるときに、フォーカス位置を補正する場合は、オンにします。 Calibrate zoom and focus (ズームとフォーカスのキャリブレーション): クリックして、光学部品とズーム/フォーカスの設定を工場出荷時の設定に戻します。 輸送中に光学部品のキャリブレーションが失われた場合や、装置が極端な振動にさらされた場合にこれを行う必要があります。 |
ストリーム
一般
Resolution (解像度): 監視シーンに適した画像の解像度を選択します。 解像度が高いと、必要な帯域幅とストレージ容量が増大します。 Frame rate (フレームレート): ネットワーク上の帯域幅の問題を避けるため、またはストレージサイズを削減するために、フレームレートを固定値に制限できます。 フレームレートをゼロのままにすると、フレームレートは現在の状況で可能な最大値となります。 フレームレートを高くすると、より多くの帯域幅とストレージ容量が必要になります。 P-frames (Pフレーム): Pフレームは、前のフレームからの画像の変化のみを示す予測画像です。 適切なPフレーム数を入力します。 値が大きいほど、必要な帯域幅は小さくなります。 ただし、ネットワークが輻輳している場合には、ビデオ画質が著しく劣化する可能性があります。 Compression (圧縮): スライダーを使用して画像の圧縮率を調整します。 圧縮率が高いほどビットレートが低くなり、画質が低下します。 圧縮率が低いと画質が向上しますが、録画時により多くの帯域幅とストレージを必要とします。 Signed video (署名付きビデオ): オンにすると、署名付きビデオ機能がビデオに追加されます。 署名付きビデオは、ビデオに暗号化署名を追加することでビデオをいたずらから保護します。 |
Zipstream (Zipstream テクノロジー)
Zipstreamテクノロジーはビデオ監視用に最適化されたビットレート低減テクノロジーで、H.264またはH.265ストリームの平均ビットレートをリアルタイムで低減します。 Axis Zipstream テクノロジーは、動く物体を含むシーンなど、画像内に関心領域が複数あるシーンに対して高いビットレートを適用します。 シーンがより静的であれば、Axis Zipstream テクノロジーは低いビットレートを適用し、ストレージの使用量を削減します。 詳細については、「Axis Zipstream テクノロジーによるビットレートの低減」を参照してください。
Optimize for storage (ストレージ用に最適化する): オンにし、画質を維持しながらビットレートを最小限に抑えます。 この最適化は、Webクライアントに表示されるストリームには適用されません。 この機能は、VMSがBフレームをサポートしている場合のみ使用できます。 [Optimize for storage (ストレージ用に最適化)] をオンにすると、[Dynamic GOP (ダイナミックgroup of pictures)] もオンになります。 Dynamic FPS (ダイナミックFPS) (フレーム/秒): オンにすると、シーン内のアクティビティのレベルに応じて帯域幅が変化します。 動きが多い場合、より多くの帯域幅が必要です。 Lower limit (下限): シーンの動きに応じて、最小フレーム/秒とストリームのデフォルトフレーム/秒の間でフレームレートを調整するための値を入力します。 フレーム/秒が1以下になるような動きの少ないシーンでは、下限を設定することをお勧めします。 Dynamic GOP (ダイナミック group of pictures): オンにすると、シーン内のアクティビティのレベルに応じて、I-フレームの間隔が動的に調整されます。 Upper limit (上限): 最大GOP長 (2つのIフレーム間のPフレームの最大数) を入力します。 Iフレームは、他のフレームとは無関係の自己完結型の画像フレームです。 |
Bitrate control (ビットレート制御)
|
Audio (音声)
Include (対象): オンにすると、ビデオストリームで音声が使用されます。 Source (ソース): 使用する音声ソースを選択します。 Stereo (ステレオ): オンにすると、内蔵の音声だけでなく、外部のマイクからの音声も取り込むことができます。 |
オーバーレイ
: クリックするとオーバーレイが追加されます。 ドロップダウンリストからオーバーレイの種類を次の中から選択します。
Widget: Meter (ウィジェット: メーター): 最近測定されたデータ値を示す棒グラフを表示します。
|
プライバシーマスク
: クリックすると、新しいプライバシーマスクを作成できます。 Privacy masks (プライバシーマスク): クリックすると、すべてのプライバシーマスクの色を変更したり、すべてのプライバシーマスクを永久に削除したりすることができます。 Cell size (セルのサイズ): モザイクカラーを選択すると、プライバシーマスクはピクセルのようなパターンで表示されます。 スライダーを使用して、ピクセルのサイズを変更します。 Mask x (マスクx): クリックすると、マスクの名前変更、無効化、永久削除を行うことができます。 |
レーダー
設定
General (全般)
レーダー伝送: これを使用してレーダーモジュールを完全にオフにします。 チャンネル: 複数の装置が互いに干渉する問題が発生した場合は、互いに近い最大4台の装置に対して同じチャンネルを選択します。 ほとんどのインストールでは、[自動 (Auto)] を選択すると、使用するチャンネルを装置が自動的にネゴシエーションします。 取り付け高さ: 製品の取り付け高さを入力します。 注 取り付け高さを入力する際は、できる限り具体的に指定してください。 これは、装置が画像内の正しい位置でレーダー検知を可視化するのに役立ちます。 |
検知
検知感度: レーダーの感度を選択します。 値が大きいほど検知範囲は長くなりますが、誤報のリスクも高くなります。 感度を低くすると誤報は排除されますが、検知範囲が短くなる場合があります。 Radar profile (レーダープロファイル): 対象範囲に適したプロファイルを選択します。
|
ビュー
情報の凡例: レーダーが検知および追跡できる物体のタイプを示す凡例を表示する場合にオンにします。 情報凡例を移動するには、ドラッグアンドドロップします。 ゾーンの不透明度: 検知ゾーンの不透明度または透明度を選択します。 Grid opacity (グリッドの不透明度): グリッドの透明度または不透明度を選択します。 配色: レーダーの可視化に使用するテーマを選択します。 回転: 希望するレーダー画像の向きを選択します。 |
物体の可視化
Trail lifetime (証跡の存続時間): 追跡対象の物体の証跡をレーダービューに表示されたままにする時間を選択します。 アイコンのスタイル: レーダービューで追跡する物体のアイコンスタイルを選択します。 三角定規の場合は、[Triangle (三角形)] を選択します。 代表的な記号の場合は、[Symbol (記号)] を選択します。 アイコンは、スタイルに関係なく、追跡する物体が動く方向を指します。
|
ストリーム
一般
Resolution (解像度): 監視シーンに適した画像の解像度を選択します。 解像度が高いと、必要な帯域幅とストレージ容量が増大します。 Frame rate (フレームレート): ネットワーク上の帯域幅の問題を避けるため、またはストレージサイズを削減するために、フレームレートを固定値に制限できます。 フレームレートをゼロのままにすると、フレームレートは現在の状況で可能な最大値となります。 フレームレートを高くすると、より多くの帯域幅とストレージ容量が必要になります。 P-frames (Pフレーム): Pフレームは、前のフレームからの画像の変化のみを示す予測画像です。 適切なPフレーム数を入力します。 値が大きいほど、必要な帯域幅は小さくなります。 ただし、ネットワークが輻輳している場合には、ビデオ画質が著しく劣化する可能性があります。 Compression (圧縮): スライダーを使用して画像の圧縮率を調整します。 圧縮率が高いほどビットレートが低くなり、画質が低下します。 圧縮率が低いと画質が向上しますが、録画時により多くの帯域幅とストレージを必要とします。 Signed video (署名付きビデオ): オンにすると、署名付きビデオ機能がビデオに追加されます。 署名付きビデオは、ビデオに暗号化署名を追加することでビデオをいたずらから保護します。 |
Zipstream (Zipstream テクノロジー)
Zipstreamテクノロジーはビデオ監視用に最適化されたビットレート低減テクノロジーで、H.264またはH.265ストリームの平均ビットレートをリアルタイムで低減します。 Axis Zipstream テクノロジーは、動く物体を含むシーンなど、画像内に関心領域が複数あるシーンに対して高いビットレートを適用します。 シーンがより静的であれば、Axis Zipstream テクノロジーは低いビットレートを適用し、ストレージの使用量を削減します。 詳細については、「Axis Zipstream テクノロジーによるビットレートの低減」を参照してください。
Optimize for storage (ストレージ用に最適化する): オンにし、画質を維持しながらビットレートを最小限に抑えます。 この最適化は、Webクライアントに表示されるストリームには適用されません。 この機能は、VMSがBフレームをサポートしている場合のみ使用できます。 [Optimize for storage (ストレージ用に最適化)] をオンにすると、[Dynamic GOP (ダイナミックgroup of pictures)] もオンになります。 Dynamic FPS (ダイナミックFPS) (フレーム/秒): オンにすると、シーン内のアクティビティのレベルに応じて帯域幅が変化します。 動きが多い場合、より多くの帯域幅が必要です。 Lower limit (下限): シーンの動きに応じて、最小フレーム/秒とストリームのデフォルトフレーム/秒の間でフレームレートを調整するための値を入力します。 フレーム/秒が1以下になるような動きの少ないシーンでは、下限を設定することをお勧めします。 Dynamic GOP (ダイナミック group of pictures): オンにすると、シーン内のアクティビティのレベルに応じて、I-フレームの間隔が動的に調整されます。 Upper limit (上限): 最大GOP長 (2つのIフレーム間のPフレームの最大数) を入力します。 Iフレームは、他のフレームとは無関係の自己完結型の画像フレームです。 |
Bitrate control (ビットレート制御)
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Audio (音声)
Include (対象): オンにすると、ビデオストリームで音声が使用されます。 Source (ソース): 使用する音声ソースを選択します。 Stereo (ステレオ): オンにすると、内蔵の音声だけでなく、外部のマイクからの音声も取り込むことができます。 |
マップキャリブレーション
マップキャリブレーションを使用して、参照マップをアップロードし、キャリブレーションします。 これにより、レーダーがカバーするエリア内で物体が動いている場所がわかりやすくなります。 Upload map (マップのアップロード): アップロードする参照マップを選択します。 Set radar position on map (マップ上でレーダーの位置を設定する): マップ上でレーダーの位置を指定し、レーダーの真正面に基準点を追加して、レーダーと基準点との距離を入力します。 [Calibrate (キャリブレーション)] をクリックして、キャリブレーションを開始します。 キャリブレーションの結果、レーダーの検知範囲が適切な縮尺で表示された参照マップが作成されます。 |
除外範囲
[exclude zone (除外範囲)] は、動く物体が無視されるエリアです。 シナリオ内に不要なアラームが何度もトリガーされる範囲がある場合に、除外範囲を使用します。 : クリックして、新しい除外範囲を作成します。 除外範囲を変更するには、リストから除外範囲を選択します。 除外範囲のZone shape presets (範囲形状プリセット) のいずれかを選択します。 [Cover everything (すべてをカバー)] を選択すると、範囲がレーダーのカバーエリア全体に設定されます。 [Reset to box (ボックスにリセット)] を選択すると、カバーエリアの中央に四角形が作成されます。 範囲に変更を加えるには、ライン上の任意のポイントをドラッグアンドドロップします。 ポイントを削除するには、ポイント上で右クリックします。 |
シナリオ
シナリオは、トリガー条件と、シーンおよび検知設定との組み合わせです。 : クリックすると、新しいシナリオが作成されます。 シナリオは20個まで作成できます。
[Line crossing (ライン横断)] の場合:
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オーバーレイ
: クリックするとオーバーレイが追加されます。 ドロップダウンリストからオーバーレイの種類を次の中から選択します。
Widget: Meter (ウィジェット: メーター): 最近測定されたデータ値を示す棒グラフを表示します。
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レーダーPTZオートトラッキング:
レーダーをPTZカメラとペアリングして、レーダーオートトラッキングを使用します。 接続を確立するには、[System (システム)] > [Edge-to-edge (エッジツーエッジ)] に移動します。
初期設定の構成: Camera mounting height (カメラの取り付け高さ): 地面から取り付けたPTZカメラの高さまでの距離です。 Pan alignment (パン位置合わせ): PTZカメラがレーダーと同じ方向を向くようにパンします。 PTZカメラのIPアドレスをクリックすると、そのカメラにアクセスします。 Save pan offset (パンオフセットの保存): クリックして、パン位置合わせを保存します。 Ground incline offset (地面の傾斜オフセット): 地面の傾斜オフセットを使用して、カメラのチルトを微調整します。 地面が傾いていたり、カメラが水平に取り付けられていないと、物体のトラッキング時にカメラが上下を向きすぎる場合があります。 Done (完了): クリックして、設定を保存し、構成を続行します。 |
PTZオートトラッキングの設定: トラック: 人、車両、未知の物体を追跡するかどうかを選択します。 トラッキング: PTZカメラで物体のトラッキングを開始する場合は、オンにします。 トラッキングは、自動的に物体または物体のグループに自動的にズームインし、カメラの視野内に収まるよう追跡します。 物体の切り替え: レーダーがPTZカメラの視野に収まらない複数の物体を検知すると、PTZカメラは最も優先度の高い物体を追跡し、その他の物体は無視します。 物体の追跡期間: PTZカメラが各物体を追跡する秒数を指定します。 Return to home (ホームに復帰): レーダーが物体を追跡しなくなったらPTZカメラをホームポジションに戻す場合は、オンにします。 Return to home timeout (ホームに復帰するまでのタイムアウト): PTZカメラがホームに復帰する前に、追跡していた物体を最後に検知した位置に留まる時間を決定します。 Zoom (ズーム): スライダーを使用してPTZカメラのズームを微調整します。 Reconfigure installation (インストールを再設定): クリックすると、すべての設定がクリアされ、初期設定に戻ります。 |
自動キャリブレーション
Elevation (高度)
Status (ステータス): キャリブレーションデータが使用可能かどうかを示します。 カメラとレーダーは、継続的にキャリブレーションデータを収集します。 Autocalibration (自動キャリブレーション): オンにすると、シーンの自動キャリブレーションを行います。 自動キャリブレーションは、キャリブレーションデータが利用可能になるとすぐに行われます。 利用可能かどうかのステータスを確認してください。
Reset (リセット): 自動キャリブレーションと収集されたキャリブレーションデータをリセットします。 Show elevation pattern (高度パターンを表示する): オンにすると、キャリブレーションが視覚化されます。 色のついた点のパターンで、地面からカメラまでの垂直距離を表示します。 このパターンは、このページにのみ表示され、ビデオストリームやレーダーストリームには表示されません。 Show color legend (色の凡例を表示する): オンにすると、高度パターンの色と各色が示す垂直距離を表す凡例が表示されます。 凡例はこのページにのみ表示され、ビデオストリームやレーダーストリームには表示されません。 Color (カラー): 高度パターンの色を選択します。 Show reference area (参照エリアを表示する): オンにすると、キャリブレーションの基準となるエリアが表示されます。 このエリアはこのページにのみ表示され、ビデオストリームやレーダーストリームには表示されません。 |
Azimuth (方位角)
Status (ステータス): キャリブレーションデータが使用可能かどうかを示します。 カメラとレーダーは、継続的にキャリブレーションデータを収集します。 Autocalibration (自動キャリブレーション): オンにすると、シーンの自動キャリブレーションを行います。 自動キャリブレーションは、キャリブレーションデータが利用可能になるとすぐに行われます。 利用可能かどうかのステータスを確認してください。 Reset (リセット): 自動キャリブレーションと収集されたキャリブレーションデータをリセットします。 |
音声
装置の設定
Input (入力): 音声入力のオン/オフを切り替えます。 入力のタイプを表示します。
Input type (入力タイプ): 内蔵マイクロフォンやライン入力など、入力のタイプを選択します。 Power type (電源タイプ): 入力の電源タイプを選択します。 Apply changes (変更を適用する): 選択した内容を適用します。 Echo cancellation (エコーキャンセル): オンにすると、双方向通信時のエコーが除去されます。 Separate gain controls (個別のゲインコントロール): オンにすると、入力タイプごとに個別にゲインを調整することができます。 Automatic gain control (自動ゲインコントロール): オンにすると、サウンドの変化に合わせてゲインが動的に調整されます。 Gain (ゲイン): スライダーを使用してゲインを変更します。 マイクのアイコンをクリックすると、ミュート、ミュート解除ができます。 |
出力: 出力のタイプを表示します。
Gain (ゲイン): スライダーを使用してゲインを変更します。 スピーカーのアイコンをクリックすると、ミュート、ミュート解除ができます。 |
ストリーム
Encoding (エンコード方式): 入力ソースストリーミングに使用するエンコード方式を選択します。 エンコード方式は、音声入力がオンになっている場合にのみ選択できます。 音声入力がオフになっている場合は、[Enable audio input (音声入力を有効にする)] をクリックしてオンにします。 |
音声クリップ
Add clip (クリップを追加): 新しい音声クリップを追加します。 au、.mp3、.opus、.vorbis、.wavファイルを使用できます。 音声クリップを再生します。 音声クリップの再生を停止します。 コンテキストメニューは以下を含みます。
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音声エンハンスメント
Input (入力)
Ten Band Graphic Audio Equalizer (10バンドグラフィック音声イコライザー): オンにすると、音声信号内の異なる周波数帯域のレベルが調整されます。 この機能は、音声の設定経験のある上級ユーザー向けです。 Talkback range (トークバック範囲): 音声コンテンツを収集する動作範囲を選択します。 動作範囲を広げると、同時双方向通信機能が低下します。 Voice enhancement (音声エンハンスメント): オンにすると、他の音声との関連で音声コンテンツが強化されます。 |
録画
Ongoing recordings (進行中の録画): 装置で進行中のすべての録画を表示します。 装置で録画を開始します。 保存先のストレージ装置を選択します。 装置で録画を停止します。 トリガーされた録画は、手動で停止したとき、または装置がシャットダウンされたときに終了します。 連続録画は、手動で停止するまで続行されます。 装置がシャットダウンされた場合でも、録画は装置が再起動されるときまで続行されます。 |
録画を再生します。 録画の再生を停止します。 録画に関する情報とオプションを表示または非表示にします。 Set export range (エクスポート範囲の設定): 録画の一部のみをエクスポートする場合は、時間範囲を入力します。 装置の位置とは異なるタイムゾーンで作業する場合は、時間範囲が装置のタイムゾーンに基づくことに注意してください。 Encrypt (暗号化): エクスポートする録画のパスワードを設定する場合に選択します。 エクスポートしたファイルをパスワードなしで開くことができなくなります。 クリックすると、録画が削除されます。 Export (エクスポート): 録画の全体または一部をエクスポートします。 |
クリックして録画にフィルターを適用します。 From (開始): 特定の時点以降に行われた録画を表示します。 To (終了): 特定の時点までに行われた録画を表示します。 Source (ソース): ソースに基づいて録画を表示します。 ソースはセンサーを指します。 Event (イベント): イベントに基づいて録画を表示します。 Storage (ストレージ): ストレージタイプに基づいて録画を表示します。 |
アプリ
Add app (アプリの追加): 新しいアプリをインストールします。 Find more apps (さらにアプリを探す): インストールする他のアプリを見つける。 Axisアプリの概要ページに移動します。 Allow unsigned apps (署名なしアプリを許可): オンにして、署名なしアプリのインストールを許可します。 Allow root-privileged apps (root権限アプリの許可): オンにして、root権限を持つアプリに装置へのフルアクセスを許可します。 AXIS OSおよびACAPアプリのセキュリティ更新プログラムを表示します。 注 複数のアプリを同時に実行すると、装置のパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。 アプリ名の横にあるスイッチを使用して、アプリを起動または停止します。 Open (開く): アプリの設定にアクセスする。 利用可能な設定は、アプリケーションよって異なります。 一部のアプリケーションでは設定が設けられていません。 コンテキストメニューに、以下のオプションが1つ以上含まれていることがあります。
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システム
時間と場所
日付と時刻
時刻の形式は、Webブラウザーの言語設定によって異なります。
装置の日付と時刻をNTPサーバーと同期することをお勧めします。
Synchronization (同期): 装置の日付と時刻を同期するオプションを選択します。
Time zone (タイムゾーン): 使用するタイムゾーンを選択します。 時刻が夏時間と標準時間に合わせて自動的に調整されます。
注 システムは、すべての録画、ログ、およびシステム設定で日付と時刻の設定を使用します。 |
装置の位置
装置の位置を入力します。 ビデオ管理システムはこの情報を使用して、マップ上に装置を配置できます。
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地域の設定
すべてのシステム設定で使用する測定系を設定します。
メートル法 (m、km/h): 距離をメートル単位で、速度を時速キロメートル単位で測定する場合に選択します。 米国慣用単位 (フィート、mph): 距離をフィート単位で、速度を時速マイル単位で測定する場合に選択します。 |
ネットワーク
IPv4
Assign IPv4 automatically (IPv4自動割り当て): ネットワークルーターに自動的に装置にIPアドレスを割り当てさせる場合に選択します。 ほとんどのネットワークでは、自動IP (DHCP) をお勧めします。 IP address (IPアドレス): 装置の固有のIPアドレスを入力します。 孤立したネットワークの内部であれば、アドレスの重複がないことを条件に、固定IPアドレスを自由に割り当てることができます。 アドレスの重複を避けるため、固定IPアドレスを割り当てる前に、ネットワーク管理者に連絡することを推奨します。 Subnet mask (サブネットマスク): サブネットマスクを入力して、ローカルエリアネットワーク内部のアドレスを定義します。 ローカルエリアネットワークの外部のアドレスは、ルーターを経由します。 Router (ルーター): さまざまなネットワークやネットワークセグメントに接続された装置を接続するために使用するデフォルトルーター (ゲートウェイ) のIPアドレスを入力します。 Fallback to static IP address if DHCP isn't available (DHCPが利用できない場合は固定IPアドレスにフォールバックする): DHCPが利用できず、IPアドレスを自動的に割り当てることができない場合に、フォールバックとして使用する固定IPアドレスを追加するときに選択します。 注 DHCPが使用できず、装置が静的アドレスのフォールバックを使用する場合、静的アドレスは限定された範囲で設定されます。 |
IPv6
Assign IPv6 automatically (IPv6自動割り当て): IPv6をオンにし、ネットワークルーターに自動的に装置にIPアドレスを割り当てさせる場合に選択します。 |
Hostname (ホスト名)
Assign hostname automatically (ホスト名自動割り当て): ネットワークルーターに自動的に装置にホスト名を割り当てさせる場合に選択します。 Hostname (ホスト名): 装置にアクセスする別の方法として使用するホスト名を手動で入力します。 サーバーレポートとシステムログはホスト名を使用します。 使用できる文字は、A~Z、a~z、0~9、-、_です。 |
DNS servers (DNSサーバー)
Assign DNS automatically (DNS自動割り当て): DHCPサーバーに自動的に装置に検索ドメインとDNSサーバーアドレスを割り当てさせる場合に選択します。 ほとんどのネットワークでは、自動DNS (DHCP) をお勧めします。 Search domains (検索ドメイン): 完全修飾でないホスト名を使用する場合は、[Add search domain (検索ドメインの追加)] をクリックし、装置が使用するホスト名を検索するドメインを入力します。 DNS servers (DNSサーバー): [Add DNS server (DNSサーバーを追加)] をクリックして、DNSサーバーのIPアドレスを入力します。 このサーバーは、ホスト名からローカルネットワーク上のIPアドレスへの変換を行います。 |
HTTPおよびHTTPS
HTTPSは、ユーザーからのページ要求とWebサーバーから返されたページの暗号化を提供するプロトコルです。 暗号化された情報の交換は、サーバーの真正性 (サーバーが本物であること) を保証するHTTPS証明書の使用により制御されます。
装置でHTTPSを使用するには、HTTPS証明書をインストールする必要があります。 [System > Security (システム > セキュリティ)] に移動し、証明書の作成とインストールを行います。
次によってアクセスを許可: ユーザーが [HTTP]、[HTTPS]、または [HTTP and HTTPS (HTTPおよびHTTPS)] プロトコルを介して装置に接続することを許可するかどうかを選択します。 注 暗号化されたWebページをHTTPS経由で表示する場合、特に初めてページを要求するときに、パフォーマンスが低下することがあります。 HTTP port (HTTPポート): 使用するHTTPポートを入力します。 装置はポート80または1024~65535の範囲のポートを許可します。 管理者としてログインしている場合は、1〜1023の範囲の任意のポートを入力することもできます。 この範囲のポートを使用すると、警告が表示されます。 HTTPS port (HTTPSポート): 使用するHTTPSポートを入力します。 装置はポート443または1024~65535の範囲のポートを許可します。 管理者としてログインしている場合は、1〜1023の範囲の任意のポートを入力することもできます。 この範囲のポートを使用すると、警告が表示されます。 Certificate (証明書): 装置のHTTPSを有効にする証明書を選択します。 |
ネットワーク検出プロトコル
Bonjour®: オンにすると、ネットワーク上で自動検出が可能になります。 Bonjour name (Bonjour名): ネットワークで表示されるフレンドリ名を入力します。 デフォルト名は装置名とMACアドレスです。 UPnP®: オンにすると、ネットワーク上で自動検出が可能になります。 UPnP name (UPnP名): ネットワークで表示されるフレンドリ名を入力します。 デフォルト名は装置名とMACアドレスです。 WS-Discovery: オンにすると、ネットワーク上で自動検出が可能になります。 |
One-Click Cloud Connection (ワンクリッククラウド接続)
One-Click cloud connection (O3C) とO3Cサービスを共に使用すると、インターネットを介して、ライブビデオや録画ビデオにどこからでも簡単かつ安全にアクセスできます。 詳細については、axis.com/end-to-end-solutions/hosted-servicesを参照してください。
Allow O3C (O3Cを許可):
Proxy settings (プロキシ設定): 必要な場合は、プロキシサーバーに接続するためのプロキシ設定を入力します。 Host (ホスト): プロキシサーバーのアドレスを入力します。 Port (ポート): アクセスに使用するポート番号を入力します。 Login (ログイン) とPassword (パスワード): 必要な場合は、プロキシサーバーのユーザー名とパスワードを入力します。 Authentication method (認証方式):
Owner authentication key (OAK) (所有者認証キー、OAK): [Get key (キーを取得)] をクリックして、所有者認証キーを取得します。 これは、装置がファイアウォールやプロキシを介さずにインターネットに接続されている場合にのみ可能です。 |
SNMP
SNMP (Simple Network Management Protocol) を使用すると、離れた場所からネットワーク装置を管理できます。
SNMP: 使用するSNMPのバージョンを選択します。
注 SNMP v1およびv2cトラップをオンにすると、すべてのAXIS Video MIBトラップが有効になります。 詳細については、AXIS OSポータル > SNMPを参照してください。
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セキュリティ
証明書
証明書は、ネットワーク上の装置の認証に使用されます。 この装置は、次の2種類の証明書をサポートしています。
以下の形式がサポートされています:
重要 装置を工場出荷時の設定にリセットすると、すべての証明書が削除されます。 プリインストールされたCA証明書は、再インストールされます。 Add certificate (証明書の追加): クリックして証明書を追加します。
コンテキストメニューは以下を含みます。
セキュアキーストア:
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IEEE 802.1x and IEEE 802.1AE MACsec (IEEE 802.1xおよびIEEE 802.1AE MACsec)
IEEE 802.1xはポートを使用したネットワークへの接続を制御するIEEEの標準規格で、有線およびワイヤレスのネットワーク装置を安全に認証します。 IEEE 802.1xは、EAP (Extensible Authentication Protocol) に基づいています。 IEEE 802.1xで保護されているネットワークにアクセスするネットワーク装置は、自己の証明を行う必要があります。 認証は認証サーバーによって行われます。認証サーバーは通常、FreeRADIUSやMicrosoft Internet Authentication ServerなどのRADIUSサーバーです。 証明書 CA証明書なしで設定されている場合、サーバー証明書の検証は無効になり、装置は接続先のネットワークに関係なく自己の認証を試みます。 証明書を使用する場合、Axisの実装では、装置と認証サーバーは、EAP-TLS (Extensible Authentication Protocol - Transport Layer Security) を使用してデジタル証明書で自己を認証します。 装置が証明書で保護されたネットワークにアクセスできるようにするには、署名されたクライアント証明書を装置にインストールする必要があります。 Authentication method (認証方式): 認証に使用するEAPタイプを選択します。 デフォルトのオプションはEAP-TLSです。EAP-PEAP/MSCHAPv2は、より安全なオプションです。 Client certificate (クライアント証明書): IEEE 802.1xを使用するクライアント証明書を選択します。 認証サーバーは、この証明書を使用してクライアントの身元を確認します。 CA certificate (CA証明書): 認証サーバーの身元を確認するためのCA証明書を選択します。 証明書が選択されていない場合、装置は、接続されているネットワークに関係なく自己を認証しようとします。 EAP identity (EAP識別情報): クライアント証明書に関連付けられているユーザーIDを入力します。 EAPOL version (EAPOLのバージョン): ネットワークスイッチで使用されるEAPOLのバージョンを選択します。 Use IEEE 802.1x (IEEE 802.1xを使用): IEEE 802.1xプロトコルを使用する場合に選択します。 IEEE 802.1AE MACsec IEEE 802.1AE MACsecは、メディアアクセスコントロール (MAC) セキュリティのためのIEEE標準であり、メディアアクセス独立プロトコルのためのコネクションレスデータ機密性と整合性を定義しています。 この設定は、認証方法としてEAP-TLSを使用する場合にのみ使用できます。 Mode (モード)
この設定は、認証方法としてEAP-PEAP/MSCHAPv2を使用する場合にのみ使用できます。
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Prevent brute-force attacks (ブルートフォース攻撃を防ぐ)
Blocking (ブロック): オンにすると、ブルートフォース攻撃がブロックされます。 ブルートフォース攻撃では、試行錯誤を繰り返す総当たり攻撃でログイン情報や暗号化キーを推測します。 Blocking period (ブロック期間): ブルートフォース攻撃をブロックする秒を入力します。 Blocking conditions (ブロックの条件): ブロックが開始されるまでに1秒間に許容される認証失敗の回数を入力します。 ページレベルと装置レベルの両方で許容される失敗の数を設定できます。 |
Firewall (ファイアウォール)
Activate (アクティブ化): このトグルを使用して、ファイアウォールをオンにします。 Default Policy (デフォルトポリシー): ファイアウォールのデフォルト状態を [Allow (許可)] または [Deny (拒否)] から選択します。 Address (アドレス): 装置へのアクセスを許可または拒否するIP番号を入力します。 IPv4/IPv6またはCIDR形式を使用できます Protocol (プロトコル): ルールに追加するプロトコルを選択します。 Port (ポート): 1~65535のいずれかのポート番号を入力します。 Policy (ポリシー): このルールを [Allow (許可)] するか [Deny (拒否)] するかを選択します。 Pending rules (保留中のルール): まだ確認していないルールの概要です。 Confirm rules (ルールを確認): クリックすると、選択したルールがアクティブになります。 Active rules (アクティブなルール): 装置で現在実行中のルールの概要です。 |
カスタム署名されたファームウェア証明書
Axisのテストファームウェアまたは他のカスタムファームウェアを装置にインストールするには、カスタム署名付きファームウェア証明書が必要です。 証明書は、ファームウェアが装置の所有者とAxisの両方によって承認されたことを証明します。 ファームウェアは、一意のシリアル番号とチップIDで識別される特定の装置でのみ実行できます。 署名用のキーはAxisが保有しており、カスタム署名付きファームウェア証明書はAxisしか作成できません。 Install (インストール): クリックして、証明書をインストールします。 ファームウェアをインストールする前に、証明書をインストールする必要があります。 コンテキストメニューは以下を含みます。
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アカウント
アカウント
Add account (アカウントの追加): クリックして、新しいアカウントを追加します。 最大100個のアカウントを追加できます。 Account (アカウント): 固有のアカウント名を入力します。 New password (新しいパスワード): アカウントのパスワードを入力します。 パスワードの長さは1~64文字である必要があります。 印刷可能なASCII文字 (コード32~126) のみを使用できます。これには、英数字、句読点、および一部の記号が含まれます。 Repeat password (パスワードの再入力): 同じパスワードを再び入力します。 Privileges (権限):
コンテキストメニューは以下を含みます。 Update account (アカウントの更新): アカウントのプロパティを編集します。 Delete account (アカウントの削除): アカウントを削除します。 rootアカウントは削除できません。 |
Anonymous access (匿名アクセス)
Allow anonymous viewing (匿名の閲覧を許可する): アカウントでログインせずに誰でも閲覧者として装置にアクセスできるようにする場合は、オンにします。 Allow anonymous PTZ operating (匿名のPTZ操作を許可する): オンにすると、匿名ユーザーに画像のパン、チルト、ズームを許可します。 |
SSHアカウント
Add SSH account (SSHアカウントの追加): クリックして、新しいSSHアカウントを追加します。
Account (アカウント): 固有のアカウント名を入力します。 New password (新しいパスワード): アカウントのパスワードを入力します。 パスワードの長さは1~64文字である必要があります。 印刷可能なASCII文字 (コード32~126) のみを使用できます。これには、英数字、句読点、および一部の記号が含まれます。 Repeat password (パスワードの再入力): 同じパスワードを再び入力します。 コメント: コメントを入力します (オプション)。 コンテキストメニューは以下を含みます。 Update SSH account (SSHアカウントの更新): アカウントのプロパティを編集します。 Delete SSH account (SSHアカウントの削除): アカウントを削除します。 rootアカウントは削除できません。 |
OpenID設定
正しい値を入力すると、装置に再度ログインできます。
Client ID (クライアントID): OpenIDユーザー名を入力します。 Outgoing Proxy (発信プロキシ): OpenID接続でプロキシサーバーを使用する場合は、プロキシアドレスを入力します。 Admin claim (管理者請求): 管理者権限の値を入力します。 Provider URL (プロバイダーURL): APIエンドポイント認証用のWebリンクを入力します。 形式はhttps://[URLを挿入]/.well-known/openid-configurationとしてください。 Operator claim (オペレーター請求): オペレーター権限の値を入力します。 Require claim (必須請求): トークンに含めるデータを入力します。 Viewer claim (閲覧者請求): 閲覧者権限の値を入力します。 Remote user (リモートユーザー): リモートユーザーを識別する値を入力します。 これは、装置のwebインターフェースに現在のユーザーを表示するのに役立ちます。 Scopes (スコープ): トークンの一部となるオプションのスコープです。 Client secret (クライアントシークレット): OpenIDのパスワードを入力します。 Save (保存): クリックして、OpenIDの値を保存します。 Enable OpenID (OpenIDの有効化): 現在の接続を閉じ、プロバイダーURLからの装置認証を許可する場合は、オンにします。 |
イベント
ルール
ルールは、製品がアクションを実行するためのトリガーとなる条件を定義します。 このリストには、本製品で現在設定されているすべてのルールが表示されます。
最大256のアクションルールを作成できます。
Add a rule (ルールの追加): ルールを作成します。 Name (名前): ルールの名前を入力します。 Wait between actions (アクション間の待ち時間): ルールを有効化する最短の時間間隔 (hh:mm:ss) を入力します。 たとえば、デイナイトモードの条件によってルールが有効になる場合、このパラメーターを設定することで、日の出や日没時のわずかな光の変化によりルールが反復的に有効になるのを避けられます。 Condition (条件): リストから条件を選択します。 装置がアクションを実行するためには、条件を満たす必要があります。 複数の条件が定義されている場合、すべての条件が満たされたときにアクションがトリガーされます。 特定の条件については、「イベントのルールの使用開始」を参照してください。 Use this condition as a trigger (この条件をトリガーとして使用する): この最初の条件を開始トリガーとしてのみ機能させる場合に選択します。 つまり、いったんルールが有効になると、最初の条件の状態に関わらず、他のすべての条件が満たされている限り有効のままになります。 このオプションを選択しない場合、ルールは単純にすべての条件が満たされたときに有効化されます。 Invert this condition (この条件を逆にする): 選択した条件とは逆の条件にする場合に選択します。 Add a condition (条件の編集): 新たに条件を追加する場合にクリックします。 Action (アクション): リストからアクションを選択し、必要な情報を入力します。 特定のアクションについては、「イベントのルールの使用開始」を参照してください。 |
Recipients (送信先)
イベントについて受信者に通知したり、ファイルを送信したりするように装置を設定できます。 このリストには、製品で現在設定されているすべての送信先とそれらの設定に関する情報が示されます。
最大20名の送信先を作成できます。
Add a recipient (送信先の追加): クリックすると、送信先を追加できます。 Name (名前): 送信先の名前を入力します。 Type (タイプ): リストから選択します:
Test (テスト): クリックすると、セットアップをテストすることができます。 コンテキストメニューは以下を含みます。 View recipient (送信先の表示): クリックすると、すべての送信先の詳細が表示されます。 Copy recipient (送信先のコピー): クリックすると、送信先をコピーできます。 コピーする際、新しい送信先に変更を加えることができます。 Delete recipient (送信先の削除): クリックすると、受信者が完全に削除されます。 |
スケジュール
スケジュールとパルスは、ルールで条件として使用することができます。 このリストには、製品で現在設定されているすべてのスケジュールとパルス、およびそれらの設定に関する情報が示されます。 Add schedule (スケジュールの追加): クリックすると、スケジュールやパルスを作成できます。 |
手動トリガー
手動トリガーを使用すると、ルールを手動でトリガーできます。 手動トリガーは、本製品の設置、設定中にアクションを検証する目的などで使用します。 |
MQTT
MQTT (Message Queuing Telemetry Transport) はモノのインターネット (IoT) で使われる標準の通信プロトコルです。 これはIoTの統合を簡素化するために設計されており、小さなコードフットプリントと最小限のネットワーク帯域幅でリモート装置を接続するために、さまざまな業界で使用されています。 Axis装置のファームウェアに搭載されているMQTTクライアントは、装置で生成されたデータやイベントを、ビデオ管理ソフトウェア (VMS) ではないシステムに統合することを容易にします。 装置をMQTTクライアントとして設定します。 MQTT通信は、クライアントとブローカーという2つのエンティティに基づいています。 クライアントは、メッセージの送受信を行うことができます。 ブローカーは、クライアント間でメッセージをルーティングする役割を担います。 MQTTの詳細については、AXIS OSポータルを参照してください。 |
ALPN
ALPNは、クライアントとサーバー間の接続のハンドシェイクフェーズ中にアプリケーションプロトコルを選択できるようにするTLS/SSL拡張機能です。 ALPNは、HTTPなどの他のプロトコルで使用される同じポート経由でMQTTトラフィックを有効にするために使用されます。 場合によっては、MQTT通信のための専用ポートが開かれていない可能性があります。 このような場合の解決策は、ALPNを使用して、ファイアウォールによって許可される標準ポートで、アプリケーションプロトコルとしてMQTTを使用するようネゴシエーションすることです。 |
MQTT client (MQTTクライアント)
Connect (接続): MQTTクライアントのオン/オフを切り替えます。 Status (ステータス): MQTTクライアントの現在のステータスを表示します。 Broker (ブローカー) Host (ホスト): MQTTサーバーのホスト名またはIPアドレスを入力します。 Protocol (プロトコル): 使用するプロトコルを選択します。 Port (ポート): ポート番号を入力します。
ALPN protocol (ALPNプロトコル): ご使用のMQTTブローカープロバイダーが提供するALPNプロトコル名を入力します。 これは、MQTTオーバーSSLとMQTTオーバーWebSocket Secureを使用する場合にのみ適用されます。 Username (ユーザー名): クライアントがサーバーにアクセスするために使用するユーザー名を入力します。 Password (パスワード): ユーザー名のパスワードを入力します。 Client ID (クライアントID): クライアントIDを入力します。 クライアントがサーバーに接続すると、クライアント識別子がサーバーに送信されます。 Clean session (クリーンセッション): 接続時と切断時の動作を制御します。 選択した場合、接続時と切断時に状態情報が破棄されます。 HTTP proxy (HTTPプロキシ): 最大長が255バイトのURL。 HTTPプロキシを使用しない場合、このフィールドは空白のままで構いません。 HTTPS proxy (HTTPSプロキシ): 最大長が255バイトのURL。 HTTPSプロキシを使用しない場合、このフィールドは空白のままで構いません。 Keep alive interval (キープアライブの間隔): 長時間のTCP/IPタイムアウトを待たずに、サーバーを使用できなくなったことをクライアントに検知させます。 Timeout (タイムアウト): 接続を終了する時間の間隔(秒)です。 デフォルト値: 60 装置トピックの接頭辞: MQTTクライアントタブの接続メッセージやLWTメッセージ、MQTT公開タブの公開条件におけるトピックのデフォルト値で使用されます。 Reconnect automatically (自動再接続): 切断された場合に、クライアントを自動的に再接続するかどうかを指定します。 Connect message (接続メッセージ) 接続が確立されたときにメッセージを送信するかどうかを指定します。 Send message (メッセージの送信): オンにすると、メッセージを送信します。 Use default (デフォルトを使用): オフに設定すると、独自のデフォルトメッセージを入力できます。 Topic (トピック): デフォルトのメッセージのトピックを入力します。 Payload (ペイロード): デフォルトのメッセージの内容を入力します。 Retain (保持する): クライアントの状態をこのTopic (トピック)に保存する場合に選択します。 QoS: パケットフローのQoS layerを変更します。 最終意思およびテスタメントメッセージ 最終意思テスタメント(LWT) を使用すると、クライアントはブローカーへの接続時、認証情報と共にテスタメントを提供します。 後ほどいずれかの時点でクライアントが予期せず切断された場合(電源の停止など)、ブローカーから他のクライアントにメッセージを送信できます。 このLWTメッセージは通常のメッセージと同じ形式で、同一のメカニズムを経由してルーティングされます。 Send message (メッセージの送信): オンにすると、メッセージを送信します。 Use default (デフォルトを使用): オフに設定すると、独自のデフォルトメッセージを入力できます。 Topic (トピック): デフォルトのメッセージのトピックを入力します。 Payload (ペイロード): デフォルトのメッセージの内容を入力します。 Retain (保持する): クライアントの状態をこのTopic (トピック)に保存する場合に選択します。 QoS: パケットフローのQoS layerを変更します。 |
MQTT publication (MQTT公開)
Use default topic prefix (デフォルトのトピックプレフィックスを使用): 選択すると、[MQTT client (MQTTクライアント)] タブの装置のトピックプレフィックスで定義したデフォルトのトピックプレフィックスが使用されます。 Include topic name (トピック名を含める): 選択すると、条件を説明するトピックがMQTTトピックに含まれます。 Include topic namespaces (トピックの名前空間を含める): 選択すると、ONVIFトピックの名前空間がMQTTトピックに含まれます。 シリアル番号を含める: 選択すると、装置のシリアル番号が、MQTTペイロードに含まれます。 条件の追加: クリックして条件を追加します。 Retain (保持する): 保持して送信するMQTTメッセージを定義します。
QoS: MQTT公開に適切なレベルを選択します。 |
MQTT サブスクリプション
サブスクリプションの追加: クリックして、新しいMQTTサブスクリプションを追加します。 サブスクリプションフィルター: 購読するMQTTトピックを入力します。 装置のトピックプレフィックスを使用: サブスクリプションフィルターを、MQTTトピックのプレフィックスとして追加します。 Subscription type (サブスクリプションのタイプ):
QoS: MQTTサブスクリプションに適切なレベルを選択します。 |
MQTT overlays (MQTTオーバーレイ)
注 MQTTオーバーレイ修飾子を追加する前に、MQTTブローカーに接続します。 (オーバーレイ修飾子の追加): クリックして新しいオーバーレイ修飾子を追加します。 Topic filter (トピックフィルター): オーバーレイに表示するデータを含むMQTTトピックを追加します。 Data field (データフィールド): オーバーレイに表示するメッセージペイロードのキーを指定します。メッセージはJSON形式であるとします。
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ストレージ
Network storage (ネットワークストレージ)
Ignore (使用しない): オンにすると、ネットワークストレージは使用されません。 Add network storage (ネットワークストレージの追加): クリックして、録画を保存できるネットワーク共有を追加します。
ネットワークストレージを削除する: クリックして、ネットワーク共有への接続をマウント解除、バインド解除、削除します。 これにより、ネットワーク共有のすべての設定が削除されます。 Unbind (アンバインド): クリックして、ネットワーク共有をアンバインドし、切断します。 Unmount (マウント解除): クリックして、ネットワーク共有をマウント解除します。 Write protect (書き込み禁止): オンにすると、ネットワーク共有への書き込みが停止され、録画が削除されないように保護されます。 書き込み禁止のネットワーク共有はフォーマットできません。 Retention time (保存期間): 録画の保存期間を選択し、古い録画の量を制限したり、データストレージに関する規制に準拠したりします。 ネットワークストレージがいっぱいになると、設定した時間が経過する前に古い録画が削除されます。 Tools (ツール)
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オンボードストレージ
重要 データ損失や録画データ破損の危険があります。 装置の稼働中はSDカードを取り外さないでください。 SDカードを取り外す前に、SDカードをマウント解除します。 Unmount (マウント解除): SDカードを安全に取り外す場合にクリックします。 Write protect (書き込み禁止): オンに設定にすると、SDカードへの書き込みが防止され、録画が削除されなくなります。 書き込み保護されたSDカードはフォーマットできません。 Autoformat (自動フォーマット): オンにすると、新しく挿入されたSDカードが自動的にフォーマットされます。 ファイルシステムをext4にフォーマットします。 使用しない: オンにすると、録画のSDカードへの保存が停止します。 SDカードを無視すると、装置はカードがあっても認識しなくなります。 この設定は管理者のみが使用できます。 Retention time (保存期間): 録画の保存期間を選択し、古い録画の量を制限したり、データストレージに関する規制に準拠したりします。 SDカードがいっぱいになると、設定した時間が経過する前に古い録画が削除されます。 Tools (ツール)
Wear trigger (消耗トリガー): アクションをトリガーするSDカードの消耗レベルの値を設定します。 消耗レベルは0~200%です。 一度も使用されていない新しいSDカードの消耗レベルは0%です。 消耗レベルが100%になると、SDカードの寿命が近い状態にあります。 消耗レベルが200%に達すると、SDカードが故障するリスクが高くなります。 消耗トリガーを80~90%の間に設定することをお勧めします。 これにより、SDカードが消耗し切る前に、録画をダウンロードしたり、SDカードを交換したりする時間ができます。 消耗トリガーを使用すると、イベントを設定し、消耗レベルが設定値に達したときに通知を受け取ることができます。 |
ストリームプロファイル
ストリームプロファイルは、ビデオストリームに影響する設定のグループです。 ストリームプロファイルは、たとえばイベントを作成するときや、ルールを使って録画するときなど、さまざまな場面で使うことができます。
Add stream profile (ストリームプロファイルの追加): クリックして、新しいストリームプロファイルを作成します。 Preview (プレビュー): 選択したストリームプロファイル設定によるビデオストリームのプレビューです。 ページの設定を変更すると、プレビューは更新されます。 装置のビューエリアが異なる場合は、画像の左下隅にあるドロップダウンリストでビューエリアを変更できます。 Name (名前): プロファイルの名前を追加します。 Description (説明): プロファイルの説明を追加します。 Video codec (ビデオコーデック): プロファイルに適用するビデオコーデックを選択します。 Resolution (解像度): この設定の説明については、ストリームを参照してください。 Frame rate (フレームレート): この設定の説明については、ストリームを参照してください。 Compression (圧縮): この設定の説明については、ストリームを参照してください。 Zipstream (Zipstreamテクノロジー): この設定の説明については、ストリームを参照してください。 Optimize for storage (ストレージ用に最適化する): この設定の説明については、ストリームを参照してください。 Dynamic FPS (ダイナミックFPS): この設定の説明については、ストリームを参照してください。 Dynamic GOP (ダイナミック group of pictures): この設定の説明については、ストリームを参照してください。 Mirror (ミラーリング): この設定の説明については、ストリームを参照してください。 GOP length (GOP長): この設定の説明については、ストリームを参照してください。 Bitrate control (ビットレート制御): この設定の説明については、ストリームを参照してください。 Include overlays (オーバーレイを含める): 含めるオーバーレイのタイプを選択します。 オーバーレイを追加する作成方法については、オーバーレイを参照してください。 Include audio (音声を含める): この設定の説明については、ストリームを参照してください。 |
ONVIF
ONVIFアカウント
ONVIF (Open Network Video Interface Forum) は、ネットワークビデオテクノロジーを利用するエンドユーザー、インテグレーター、コンサルタント、メーカーが、その技術を容易に活用できるようにするためのグローバルなインターフェース規格です。 ONVIFによって、さまざまなベンダー製品間の相互運用、柔軟性の向上、コストの低減、陳腐化しないシステムの構築が可能になります。
ONVIFアカウントを作成すると、ONVIF通信が自動的に有効になります。 装置とのすべてのONVIF通信には、アカウント名とパスワードを使用します。 詳細については、axis.comでAxis開発者コミュニティを参照してください。
Add accounts (アカウントの追加): クリックして、新規のONVIFアカウントを追加します。 Account (アカウント): 固有のアカウント名を入力します。 New password (新しいパスワード): アカウントのパスワードを入力します。 パスワードの長さは1~64文字である必要があります。 印刷可能なASCII文字 (コード32~126) のみを使用できます。これには、英数字、句読点、および一部の記号が含まれます。 Repeat password (パスワードの再入力): 同じパスワードを再び入力します。 Role (役割):
コンテキストメニューは以下を含みます。 Update account (アカウントの更新): アカウントのプロパティを編集します。 Delete account (アカウントの削除): アカウントを削除します。 rootアカウントは削除できません。 |
ONVIFメディアプロファイル
ONVIFメディアプロファイルは、メディアストリーム設定の変更に使用する一連の設定から構成されています。 独自の設定を使用して新しいプロファイルを作成することも、設定済みのプロファイルを使用してすばやく設定することもできます。
メディアプロファイルの追加: クリックすると、新しいONVIFメディアプロファイルを追加できます。 プロファイル名: メディアプロファイルに名前を付けます。 Video source (ビデオソース): 設定に使用するビデオソースを選択します。
Video encoder (ビデオエンコーダ): 設定に使用するビデオエンコード方式を選択します。
注 装置で音声を有効にすると、音声ソースと音声エンコーダ設定を選択するオプションが有効になります。 Audio source (音声ソース): 設定に使用する音声入力ソースを選択します。
Audio encoder (音声エンコーダ): 設定に使用する音声エンコード方式を選択します。
Audio decoder (音声デコーダ): 設定に使用する音声デコード方式を選択します。
Audio output (音声出力): 設定に使用する音声出力形式を選択します。
Metadata (メタデータ): 設定に含めるメタデータを選択します。
PTZ: 設定に使用するPTZ設定を選択します。
Create (作成): クリックして、設定を保存し、プロファイルを作成します。 Cancel (キャンセル): クリックして、設定をキャンセルし、すべての設定をクリアします。 profile_x: プロファイル名をクリックして、既定のプロファイルを開き、編集します。 |
分析メタデータ
Metadata producers (メタデータプロデューサー)
メタデータをストリーミングするアプリと、それらのアプリが使用するチャンネルが一覧表示されます。
Producer (プロデューサー): メタデータを生成するアプリ。 アプリの下には、アプリが装置からストリーミングするメタデータのタイプのリストがあります。 Channel (チャンネル): アプリが使用するチャンネル。 メタデータストリームを有効にするには、選択します。 互換性またはリソース管理の理由から選択を解除します。 |
検知
Camera tampering (カメラに対するいたずら)
カメラに対するいたずら検知器は、レンズが覆われたり、スプレーをかけられたり、ひどいピンボケになったりしてシーンが変わり、[Trigger delay (トリガー遅延)] に設定された時間が経過したときにアラームが発生します。 いたずら検知器は、カメラが10秒以上動かなかった場合にのみ作動します。 この間に、映像からいたずらを比較検知するためのシーンモデルが検知器によって設定されます。 シーンモデルを正しく設定するには、カメラのピントを合わせ、適切な照明状態にして、輪廓が乏しい情景 (殺風景な壁など) にカメラが向かないようにする必要があります。 「カメラに対するいたずら」は、アクションを作動させる条件として使用できます。
Trigger delay (トリガー遅延): 「いたずら」条件が有効になってからアラームがトリガーされるまでの最小時間を入力します。 これにより、映像に影響する既知の条件に関する誤ったアラームが発せられるのを防ぐことができます。 Trigger on dark images (暗い画像でトリガー): レンズにスプレーが吹き付けられた場合にアラームを生成するのは困難です。照明の条件の変化などによって同じように映像が暗くなる場合と区別できないからです。 映像が暗くなるすべての場合にアラームが発生させるには、このパラメーターをオンにします。 オフにした場合は、画像が暗くなってもアラームが発生しません。 注 動きのないシーンや混雑していないシーンでのいたずら検知用。 |
Audio detection (音声検知)
以下の設定は、音声入力ごとに指定できます。 Sound level (音声レベル): 音声レベルは0~100の範囲で調整します。0が最も感度が高く、100が最も感度が低くなります。 音声レベルの設定時には、アクティビティインジケーターをガイドとして使用します。 イベントを作成する際に、音声レベルを条件として使用することができます。 音声レベルが設定値より高くなった場合、低くなった場合、または設定値を通過した場合にアクションを起こすように選択できます。 |
衝撃検知
衝撃検知機能: オンにすると、装置が物が当たったり、いたずらされたときにアラームが生成されます。 感度レベル: スライダーを動かして、装置がアラームを生成する感度レベルを調整します。 値を低くすると、衝撃が強力な場合にのみ、装置がアラームを生成します。 値を大きな値に設定すると、軽いいたずらでもアラームが生成されます。 |
アクセサリー
I/O ports (I/Oポート)
デジタル入力を使用すると、開回路と閉回路の切り替えが可能な外部装置 (PIRセンサー、ドアまたは窓の接触、ガラス破損検知器など) を接続できます。
デジタル出力を使用して、リレーやLEDなどの外部装置を接続します。 接続された装置は、VAPIX®アプリケーションプログラミングインターフェースまたはwebインターフェースから有効化できます。
Port (ポート) Name (名前): テキストを編集して、ポートの名前を変更します。 Direction (方向): は、ポートが入力ポートであることを示します。は、出力ポートであることを示します。 ポートが設定可能な場合は、アイコンをクリックして入力と出力を切り替えることができます。 Normal state (標準の状態): 開回路にはを、閉回路にはをクリックします。 Current state (現在の状態): ポートの現在の状態を表示します。 入力または出力は、現在の状態が通常の状態とは異なる場合に有効化されます。 装置の接続が切断されているか、DC 1Vを超える電圧がかかっている場合に、装置の入力は開回路になります。 注 再起動中、出力回路は開かれます。 再起動が完了すると、回路は正常位置に戻ります。 このページの設定を変更した場合、有効なトリガーに関係なく出力回路は正常位置に戻ります。 状態監視: オンにすると、誰かがデジタルI/O装置への接続を改ざんした場合に、そのアクションを検出してトリガーできます。 入力が開いているか閉じているかを検知するだけでなく、誰かが改ざんした場合 (つまり、切断または短絡) も検知することができます。 接続を監視するには、外部I/Oループ内に追加のハードウェア (終端抵抗器) が必要です。 |
エッジツーエッジ
Audio pairing (音声ペアリング) により、互換性のあるAxisネットワークスピーカーをメイン装置の一部であるかのように使用できます。 ペアリングされると、ネットワークスピーカーは音声出力装置として機能し、音声クリップを再生したり、音声を送信したりできます。
この機能をビデオ管理ソフトウェア (VMS) と共に使用するには、まず装置をスピーカーとペアリングしてから、その装置をVMSに追加する必要があります。
イベントルールの [音声検知] 条件にネットワークペアリングされた音声装置を使用し、かつ [音声クリップを再生] アクションを設定している場合、イベントルールに [アクション間隔の待機 (hh:mm:ss)] 制限を設定します。 この設定は、音声キャプチャーマイクがスピーカー音声を拾うことによるループ検知の回避に役立ちます。
音声ペアリング Address (アドレス): ネットワークスピーカーのホスト名またはIPアドレスを入力します。 Username (ユーザー名): ユーザー名を入力します。 Password (パスワード): ユーザーのパスワードを入力します。 Speaker pairing (スピーカーのペアリング): 選択して、ネットワークスピーカーをペアリングします。 Clear fields (フィールドのクリア): クリックして、すべてのフィールドをクリアします。 Connect (接続): クリックして、スピーカーへの接続を確立します。 |
PTZ pairing (PTZペアリング) により、レーダーをPTZカメラとペアリングしてオートトラッキングを使用できます。 レーダーPTZオートトラッキングでは、PTZカメラはレーダーからの物体の位置情報に基づいて物体を追跡します。
PTZペアリング Address (アドレス): PTZカメラのホスト名またはIPアドレスを入力します。 Username (ユーザー名): PTZカメラのユーザー名を入力します。 Password (パスワード): PTZカメラのパスワードを入力します。 Clear fields (フィールドのクリア): クリックして、すべてのフィールドをクリアします。 Connect (接続): クリックして、PTZカメラへの接続を確立します。 Configure radar autotracking (レーダーオートトラッキングの設定): クリックして、オートトラッキングを開き、設定します。 [Radar > Radar PTZ autotracking (レーダーPTZオートトラッキング)] に移動して設定することもできます。 |
ログ
レポートとログ
Reports (レポート)
ログ
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ネットワークトレース
重要 ネットワークトレースファイルには、証明書やパスワードなどの機密情報が含まれている場合があります。 ネットワークトレースファイルはネットワーク上のアクティビティを録画するので、トラブルシューティングに役立ちます。 Trace time (追跡時間): 秒または分でトレースの期間を選択し、[Download (ダウンロード)] をクリックします。 |
リモートシステムログ
syslogはメッセージログ作成の標準です。 これによって、メッセージを生成するソフトウェア、メッセージを保存するシステム、およびそれらを報告して分析するソフトウェアを分離することができます。 各メッセージには、メッセージを生成したソフトウェアの種類を示す設備コードがラベル付けされ、重大度レベルが割り当てられます。
Server(サーバー): クリックして新規サーバーを追加します。 Host (ホスト): サーバーのホスト名またはIPアドレスを入力します。 Format (フォーマット): 使用するsyslogメッセージの形式を選択します。
Protocol (プロトコル): 使用するプロトコルを選択します。
Port (ポート): 別のポートを使用する場合は、ポート番号を編集します。 Severity (重大度): トリガー時に送信するメッセージを選択します。 CA certificate set (CA証明書設定): 現在の設定を参照するか、証明書を追加します。 |
プレイン設定
[Plain Config] (プレイン設定) は、Axis装置の設定経験のある上級ユーザー向けのページです。 ほとんどのパラメーターは、このページから設定、編集することができます。 |
保守
Restart (再起動): 装置を再起動します。 再起動しても、現在の設定には影響がありません。 実行中のアプリケーションは自動的に再起動されます。 Restore (リストア): ほとんどの設定が工場出荷時の値に戻ります。 その後、装置とアプリを再設定し、プリインストールしなかったアプリを再インストールし、イベントやプリセットを再作成する必要があります。 重要 リストア後に保存される設定は以下の場合のみです。
Factory default (工場出荷時設定): すべての設定を工場出荷時の値に戻します。 その後、装置にアクセス可能なIPアドレスをリセットする必要があります。 注 検証済みのファームウェアのみを装置にインストールするために、すべてのAxisの装置ファームウェアにデジタル署名が付け加えられます。 これによって、Axis装置の全体的なサイバーセキュリティの最低ラインがさらに上がります。 詳細については、axis.comでホワイトペーパー「署名済みファームウェア、セキュアブート、およびプライベートキーのセキュリティ」を参照してください。 Firmware upgrade (ファームウェアのアップグレード): 新しいファームウェアバージョンにアップグレードします。 新しいファームウェアには、機能の改善やバグの修正、まったく新しい機能が含まれています。 常に最新のリリースを使用することをお勧めします。 最新のリリースをダウンロードするには、axis.com/supportに移動します。
Firmware rollback (ファームウェアのロールバック): 以前にインストールされたファームウェアバージョンに戻します。 |
詳細情報
長距離接続
- 本製品は、メディアコンバータを経由した光ファイバーケーブルの設置に対応しています。 光ファイバーケーブルを設置すると、次のようなメリットが得られます。
長距離接続
高速
長寿命
大容量のデータ送信
電磁干渉耐性
光ファイバーケーブルの設置の詳細については、axis.com/learning/white-papersのホワイトペーパー「長距離監視 - ネットワークビデオにおける光ファイバー通信」を参照してください。
メディアコンバータの設置方法の詳細については、本製品のインストールガイドを参照してください。
キャプチャーモード
キャプチャーモードは、カメラが画像をキャプチャーする方法を定義するプリセット設定です。 このモードを選択することで、本装置で利用可能な最大解像度と最大フレームレートを調整できます。 最大解像度よりも低い解像度のキャプチャーモードを使用した場合、視野が狭くなることがあります。 キャプチャーモードはシャッター速度にも影響し、結果として光感度に影響します。最大フレームレートが高いキャプチャーモードでは、光感度が下がり、逆に最大フレームレートが低いキャプチャーモードでは、光感度が上がります。 なお、キャプチャーモードによってはWDRが使用できない場合があります。
低解像度のキャプチャーモードは、オリジナルの解像度からサンプリングする場合もあれば、オリジナルから切り出す場合もあり、その場合は視野も影響を受けることになります。
どのキャプチャーモードを選択するかは、特定の監視設定でのフレームレートと解像度の要件によって異なります。 利用できるキャプチャーモードの仕様については、axis.comで製品のデータシートを参照してください。
リモートフォーカス/ズーム
リモートフォーカス/ズーム機能を使用すると、コンピューターからカメラのフォーカスとズームを調整することができます。 カメラの設置場所に行かなくても、シーンのフォーカス、画角、解像度を最適化できる便利な方法です。
プライバシーマスク
プライバシーマスクは、監視領域の一部を隠すユーザー定義のエリアです。 ビデオストリームで、プライバシーマスクは塗りつぶされたブロックまたはモザイク模様として表示されます。
プライバシーマスクは、すべてのスナップショット、録画されたビデオ、ライブストリームに表示されます。
VAPIX®アプリケーションプログラミングインターフェース (API) を使用して、プライバシーマスクを非表示にすることができます。
複数のプライバシーマスクを使用すると、製品のパフォーマンスに影響する場合があります。
複数のプライバシーマスクを作成できます。 各マスクには3~10個のアンカーポイントを設定できます。
オーバーレイ
オーバーレイは、ビデオストリームに重ねて表示されます。 オーバーレイは、タイムスタンプなどの録画時の補足情報や、製品のインストール時および設定時の補足情報を表示するために使用します。 テキストまたは画像を追加できます。
ビデオストリーミングインジケーターは、別のタイプのオーバーレイです。 これは、ライブビューのビデオストリームが動作中であることを示します。
ストリーミングとストレージ
ビデオ圧縮形式
使用する圧縮方式は、表示要件とネットワークのプロパティに基づいて決定します。 以下から選択を行うことができます。
Motion JPEG
Opus音声コーデックを確実にサポートするために、Motion JPEGストリームが常にRTP経由で送信されます。
Motion JPEGまたはMJPEGは、個々のJPEG画像の連続で構成されたデジタルビデオシーケンスです。 これらの画像は、十分なレートで表示、更新されることで、連続的に更新される動きを表示するストリームが作成されます。 人間の目に動画として認識されるためには、1秒間に16以上の画像を表示するフレームレートが必要になります。 フルモーションビデオは、1秒間に30フレーム (NTSC) または25フレーム (PAL) で動画と認識されます。
Motion JPEGストリームは、かなりの帯域幅を消費しますが、画質に優れ、ストリームに含まれるすべての画像にアクセスできます。
H.264またはMPEG-4 Part 10/AVC
H.264はライセンスされた技術です。 このAxis製品には、H.264閲覧用のクライアントライセンスが1つ添付されています。 ライセンスされていないクライアントのコピーをインストールすることは禁止されています。 ライセンスを追加購入するには、Axisの販売代理店までお問い合わせください。
H.264を使用すると、画質を損なうことなく、デジタル映像ファイルのサイズを削減でき、Motion JPEG形式の場合と比較すると80%以上、従来のMPEG形式と比較すると50%以上を削減できます。 そのため、ビデオファイルに必要なネットワーク帯域幅やストレージ容量が少なくなります。 また、別の見方をすれば、より優れた映像品質が同じビットレートで得られることになります。
H.265またはMPEG-H Part 2/HEVC
H.265を使用すると、画質を損なうことなくデジタルビデオファイルのサイズを削減でき、H.264に比べて25%以上縮小することができます。
- H.265はライセンスされた技術です。 このAxis製品には、H.265閲覧用のクライアントライセンスが1つ添付されています。 ライセンスされていないクライアントのコピーをインストールすることは禁止されています。 ライセンスを追加購入するには、Axisの販売代理店までお問い合わせください。
- ほとんどのWebブラウザはH.265のデコードに対応していないため、カメラはwebインターフェースでH.265をサポートしていません。 その代わり、H.265のデコーディングに対応した映像管理システムやアプリケーションを使用できます。
画像、ストリーム、およびストリームプロファイルの設定の互いの関係
[Image (画像)] タブには、製品からのすべてのビデオストリームに影響を与えるカメラ設定が含まれています。 このタブで変更した内容は、すべてのビデオストリームと録画にすぐに反映されます。
[Stream (ストリーム)] タブには、ビデオストリームの設定が含まれています。 解像度やフレームレートなどを指定せずに、製品からのビデオストリームを要求している場合は、これらの設定が使用されます。 [Stream (ストリーム)] タブで設定を変更すると、実行中のストリームには影響しませんが、新しいストリームを開始したときに有効になります。
[Stream profiles (ストリームプロファイル)] の設定は、[Stream (ストリーム)] タブの設定よりも優先されます。 特定のストリームプロファイルを持つストリームを要求すると、ストリームにそのプロファイルの設定が含まれます。 ストリームプロファイルを指定せずにストリームを要求した場合、または製品に存在しないストリームプロファイルを要求した場合、ストリームには [Stream (ストリーム) タブの設定が含まれます。
ビットレート制御
ビットレート制御で、ビデオストリームの帯域幅の使用量を管理することができます。
Variable bitrate (VBR) (可変ビットレート )
可変ビットレートでは、シーン内の動きのレベルに基づいて帯域幅の使用量が変化します。 シーン内の動きが多いほど、多くの帯域幅が必要です。 ビットレートが変動する場合は、一定の画質が保証されますが、ストレージのマージンを確認する必要があります。
Maximum bitrate (MBR) (最大ビットレート))
最大ビットレートでは、目標ビットレートを設定してシステムのビットレートを制限することができます。 瞬間的なビットレートが指定したビットレート以下に保たれていると、画質またはフレームレートが低下することがあります。 画質とフレームレートのどちらを優先するかを選択することができます。 目標ビットレートは、予期されるビットレートよりも高い値に設定することをお勧めします。 これにより、シーン内で活動レベルが高い場合にマージンを確保します。
Average bitrate (ABR) (平均ビットレート)
平均ビットレートでは、より長い時間スケールにわたってビットレートが自動的に調整されます。 これにより、指定した目標を達成し、使用可能なストレージに基づいて最高画質のビデオを得ることができます。 動きの多いシーンでは、静的なシーンと比べてビットレートが高くなります。 平均ビットレートオプションを使用すると、多くのアクティビティがあるシーンで画質が向上する可能性が高くなります。 指定した目標ビットレートに合わせて画質が調整されると、指定した期間 (保存期間)、ビデオストリームを保存するために必要な総ストレージ容量を定義できます。 次のいずれかの方法で、平均ビットレートの設定を指定します。
必要なストレージの概算を計算するには、目標ビットレートと保存期間を設定します。
使用可能なストレージと必要な保存期間に基づいて平均ビットレートを計算するには、目標ビットレートカリキュレーターを使用します。
- 目標ビットレート
- 実際の平均ビットレート
- 平均ビットレートオプションの中で、最大ビットレートをオンにし、目標ビットレートを指定することもできます。
- 目標ビットレート
- 実際の平均ビットレート
アプリケーション
アプリケーションを使用することで、Axis装置をより活用できます。AXIS Camera Application Platform (ACAP) は、サードパーティによるAxis装置向けの分析アプリケーションやその他のアプリケーションの開発を可能にするオープンプラットフォームです。 アプリケーションには、装置にプリインストール済み、無料でダウンロード可能、またはライセンス料が必要なものがあります。
Axisアプリケーションのユーザーマニュアルについては、help.axis.comを参照してください。
- 同時に複数のアプリケーションを実行できますが、互いに互換性がないアプリケーションもあります。 アプリケーションの特定の組み合わせによっては、並行して実行すると過度の処理能力やメモリーリソースが必要になる場合があります。 アプリケーションを展開する前に、同時に実行できることを確認してください。
サイバーセキュリティ
署名付きファームウェア
署名付きファームウェアは、秘密鍵を使用してファームウェア画像に署名するソフトウェアベンダーによって実施されます。 ファームウェアにこの署名が添付されている場合、装置はインストールに同意する前に、ファームウェアを検証します。 装置がファームウェアの完全性が損なわれていることを検知した場合、ファームウェアのアップグレードが拒否されます。
セキュアブート
セキュアブートは、暗号化検証されたソフトウェアの連続したチェーンで構成される起動プロセスで、不変メモリー (ブートROM) から始まります。 署名付きファームウェアの使用に基づいているため、セキュアブートを使うと、装置は認証済みのファームウェアを使用した場合のみ起動できます。
Axis Edge Vault
Axis Edge Vaultは、Axis装置を保護するハードウェアベースのサイバーセキュリティプラットフォームとなります。 装置のIDと整合性を保証し、不正アクセスから機密情報を保護する機能を提供します。 Edge Vaultは、暗号化コンピューティングモジュール (セキュアエレメントとTPM) とSoCセキュリティ (TEEとセキュアブート) の堅固な基盤に、エッジ装置セキュリティの専門技術を組み合わせて構築されています。
TPMモジュール
TPM (トラステッドプラットフォームモジュール) は、不正アクセスから情報を保護するための暗号化機能を提供するコンポーネントです。 常に有効になっていて、変更できる設定はありません。
AxisデバイスID
装置の出所を確認する仕組みは、デバイスIDへの信頼を確立する鍵です。 製造時、Axis Edge Vault搭載装置には工場でプロビジョニングされた、IEEE 802.1AR準拠の一意のAxisデバイスID証明書が割り当てられます。 この証明書は、装置の出所を証明するパスポートのような機能を果たします。 デバイスIDは、Axisルート証明書により署名された証明書として、安全なキーストアに永続的に保存されます。 お客様のITインフラストラクチャーでデバイスIDを活用し、装置のセキュアな自動化オンボーディングや、装置のセキュアな識別に役立てることができます。
署名付きビデオ
署名付きビデオを使用すると、ビデオファイルの管理過程を検証することなく、ビデオ証拠が改ざんされていないことを確認できます。 各カメラは、セキュアキーストアに安全に保管されている独自のビデオ署名キーを使用して、ビデオストリームに署名を追加します。 ビデオが再生されると、ファイルプレーヤーにビデオが改ざんされていないかどうかが表示されます。 署名済みビデオを使用すると、ビデオを撮影したカメラの出所を突き止めて、カメラから取得されたビデオが撮影後に改ざんされていないか検証できます。
Axis装置のサイバーセキュリティ機能の詳細については、axis.com/learning/white-papersにアクセスし、サイバーセキュリティを検索してください。
仕様
製品の概要
ケーブルカバーを付けたまま本製品を持ち上げないでください。
LEDインジケーター
- ステータスLEDは、イベントの発生時に点滅させることができます。
- ケーシングを閉じると、LEDは消灯します。
ステータスLED | 説明 |
消灯 | 接続時と正常動作時 |
緑 | 起動後正常に動作する場合、10秒間、緑色に点灯します。 |
オレンジ | 起動時に点灯します。 ファームウェアのアップグレード時と工場出荷時設定へのリセット時に点滅します。 |
オレンジ/赤 | ネットワーク接続が利用できないか、失われた場合は、オレンジ色/赤色で点滅します。 |
赤 | ファームウェアのアップグレード失敗。 |
ブザー
フォーカスアシスタントのブザー信号
オプションのPアイリス、DCアイリスレンズ、または手動アイリスレンズでのみ有効です。
ブザー | レンズ |
---|---|
短い間隔 | 最適に調節されています |
中程度の間隔 | もう少しで最適になります |
長い間隔 | 適切に調節されていません |
SDカードスロット
本装置は、microSD/microSDHC/microSDXCカードに対応しています。
推奨するSDカードについては、axis.comを参照してください。
microSD、microSDHC、およびmicroSDXCロゴは、SD-3C LLCの商標です。microSD、microSDHC、microSDXCは、米国および/または他の国々におけるSD-3C, LLCの商標または登録商標です。
ボタン
コントロールボタン
- コントロールボタンは、以下の用途で使用します。
製品を工場出荷時の設定にリセットする。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。
インターネット経由でワンクリッククラウド接続 (O3C) サービスに接続します。 接続するには、ステータスLEDが緑色に点滅するまで約3秒間ボタンを押し続けます。
侵入アラームスイッチ
侵入アラームスイッチを使用すれば、誰かが装置のハウジングを開いたときに通知を受け取ることができます。 スイッチがアクティブになったときに装置がアクションを実行するようにするためのルールを作成します。誰かがハウジングを開いた場合にアラームをトリガーするを参照してください。
コネクター
ネットワークコネクター
Power over Ethernet Plus (PoE+) 対応RJ45イーサネットコネクター
音声コネクター
音声入力 - モノラルマイクロフォンまたはラインインモノラル信号用 (左チャンネルはステレオ信号で使用) 3.5 mm入力。
音声入力 - デジタルマイクロフォン、アナログモノラルマイクロフォンまたはラインインモノラル信号用 (左チャンネルはステレオ信号で使用) 3.5 mm入力。
音声出力 - 3.5 mm音声 (ラインレベル) 出力 (パブリックアドレス (PA) システムまたはアンプ内蔵アクティブスピーカーに接続可能)。 音声出力には、ステレオコネクターを使用する必要があります。
音声入力
1 チップ | 2 リング | 3 スリーブ |
アンバランス型マイクロフォン (エレクトレット電源あり、なし) またはライン | 選択されている場合、エレクトレット電源 | アース |
バランス型マイクロフォン (ファントム電源あり、なし) またはライン、「ホット」信号 | バランス型マイクロフォン (ファントム電源あり、なし) またはライン、「コールド」信号 | アース |
デジタル信号 | 選択されている場合、リング電源 | アース |
音声出力
1 チップ | 2 リング | 3 スリーブ |
チャンネル1、アンバランス型ライン、モノラル | チャンネル1、アンバランス型ライン、モノラル | アース |
I/Oコネクター
I/Oコネクターに外部装置を接続し、動体検知、イベントトリガー、アラーム通知などと組み合わせて使用することができます。 I/Oコネクターは、0 V DC基準点と電力 (12 V DC出力) に加えて、以下のインターフェースを提供します。
- デジタル入力 –
- 開回路と閉回路の切り替えが可能な装置 (PIRセンサー、ドア/窓の接触、ガラス破損検知器など) を接続するための入力です。
- 状態監視 –
- デジタル入力のいたずらを検知する機能が有効になります。
- デジタル出力 –
- リレーやLEDなどの外部装置を接続します。 接続された装置は、VAPIX®アプリケーションプログラミングインターフェースを通じたイベントまたは本装置のwebインターフェースから有効にすることができます。
6ピンターミナルブロック
機能 | ピン | 備考 | 仕様 |
DCアース | 1 | 0 V DC | |
DC出力 | 2 | 補助装置の電源供給に使用できます。 注: このピンは、電源出力としてのみ使用できます。 | 12 V DC 最大負荷 = 50 mA |
設定可能 (入力または出力) | 3–6 | デジタル入力/状態監視 – 動作させるにはピン1に接続し、動作させない場合はフロート状態 (未接続) のままにします。 状態監視を使用するには、終端抵抗器を設置します。 抵抗器を接続する方法については、接続図を参照してください。 | 0~30 V DC (最大) |
デジタル出力 – アクティブ時はピン1 (DCアース) に内部で接続し、非アクティブ時はフロート状態 (未接続) になります。 リレーなどの誘導負荷とともに使用する場合は、過渡電圧から保護するために、負荷と並列にダイオードを接続します。 | 0~30 V DC (最大)、オープンドレイン、100 mA |
Example
電源コネクター
DC電源入力用2ピンターミナルブロック。 定格出力が100 W以下または5 A以下の安全特別低電圧 (SELV) に準拠した有限電源 (LPS) を使用してください。
RS485/RS422コネクター
パン/チルトデバイスなど補助装置の制御に使用する、RS485/RS422シリアルインターフェース用の2ピンターミナルブロック×2。
シリアルポートの設定により、次のモードをサポート可能。
2ワイヤーRS485半二重
4ワイヤーRS485全二重
2ワイヤーRS422単方向
4ワイヤーRS422全二重ポイントツーポイント通信
機能 | ピン | 備考 |
RS485BまたはRS485/422 RX(B) | 1 | すべてのモードのRXペア (2ワイヤーRS485のRX/TXペア) |
RS485A5BまたはRS485/422 RX(A) | 2 | |
RS485/RS422 TX(B) | 3 | RS422および4ワイヤーRS485のTXペア |
RS485/RS422 TX(A) | 4 |
ケーブルの最大長は30 mです。
トラブルシューティング
工場出荷時の設定にリセットする
本製品は有害な光を放射することがあります。 眼に有害となる可能性があります。 動作ランプを凝視しないでください。
工場出荷時の設定へのリセットは慎重に行ってください。 工場出荷時の設定へのリセットを行うと、IPアドレスを含むすべての設定が工場出荷時の値にリセットされます。
本製品を工場出荷時の設定にリセットするには、以下の手順を実行します。
本製品の電源を切ります。
コントロールボタンを押した状態で電源を再接続します。製品の概要を参照してください。
ステータスLEDがオレンジ色に点滅するまで、コントロールボタンを15~30秒間押し続けます。
コントロールボタンを離します。 プロセスが完了すると、ステータスLEDが緑色に変わります。 これで本製品は工場出荷時の設定にリセットされました。 ネットワーク上に利用可能なDHCPサーバーがない場合、デフォルトのIPアドレスは
192.168.0.90
になります。インストールおよび管理ソフトウェアツールを使用して、IPアドレスの割り当て、パスワードの設定、装置へのアクセスを行います。
axis.com/supportのサポートページに、インストールおよび管理ソフトウェアツールが用意されています。
装置のwebインターフェースを使用して、各種パラメーターを工場出荷時の設定に戻すこともできます。 [Maintenance (メンテナンス) > Factory default (工場出荷時の設定)] に移動し、[Default (デフォルト)] をクリックします。
ファームウェアオプション
Axisは、アクティブトラックまたは長期サポート (LTS) トラックのどちらかに従って、製品のファームウェア管理を提供します。 アクティブトラックでは、最新の製品機能すべてに常時アクセスできますが、LTSトラックの場合、バグフィックスやセキュリティ更新に重点を置いた定期的リリースが提供される固定プラットフォームを使用します。
最新の機能にアクセスする場合や、Axisのエンドツーエンドシステム製品を使用する場合は、アクティブトラックのファームウェアを使用することをお勧めします。 最新のアクティブトラックに対して継続的な検証が行われないサードパーティの統合を使用する場合は、LTSトラックをお勧めします。 LTSにより、大きな機能的な変更や既存の統合に影響を与えることなく、サイバーセキュリティを維持することができます。 Axis製品のファームウェア戦略の詳細については、axis.com/support/device-softwareを参照してください。
現在のファームウェアバージョンの確認
ファームウェアは、ネットワーク装置の機能を決定するソフトウェアです。 問題のトラブルシューティングを行う際は、まず現在のファームウェアバージョンを確認することをお勧めします。 最新のファームウェアバージョンには、特定の問題の修正が含まれていることがあります。
現在のファームウェアを確認するには、以下の手順に従います。
装置のwebインターフェース > [Status (ステータス)] に移動します。
[Device info (デバイス情報)] でファームウェアバージョンを確認してください。
ファームウェアのアップグレード
- 事前設定済みの設定とカスタム設定は、ファームウェアのアップグレード時に保存されます (その機能が新しいファームウェアで利用できる場合)。ただし、この動作をAxis Communications ABが保証しているわけではありません。
- アップグレードプロセス中は、装置を電源に接続したままにしてください。
アクティブトラックの最新のファームウェアで装置をアップグレードすると、製品に最新機能が追加されます。 ファームウェアを更新する前に、ファームウェアとともに提供されるアップグレード手順とリリースノートを必ずお読みください。 最新ファームウェアおよびリリースノートについては、axis.com/support/device-softwareを参照してください。
ファームウェアファイルをコンピューターにダウンロードします。ファームウェアファイルはaxis.com/support/device-softwareから無料で入手できます。
装置に管理者としてログインします。
[Maintenance > Firmware upgrade (メンテナンス > ファームウェアのアップグレード)] に移動し、[Upgrade (アップグレード)] をクリックします。
- アップグレードが完了すると、製品は自動的に再起動します。
技術的な問題、ヒント、解決策
このページで解決策が見つからない場合は、axis.com/supportのトラブルシューティングセクションに記載されている方法を試してみてください。
ファームウェアのアップグレードで問題が発生する | |
ファームウェアのアップグレード失敗 | ファームウェアのアップグレードに失敗した場合、装置は以前のファームウェアを再度読み込みます。 最も一般的な理由は、間違ったファームウェアファイルがアップロードされた場合です。 装置に対応したファームウェアファイル名であることを確認し、再試行してください。 |
ファームウェアのアップグレード後に問題が発生する | ファームウェアのアップグレード後に問題が発生する場合は、[Maintenance (メンテナンス)] ページから、以前にインストールされたバージョンにロールバックします。 |
IPアドレスの設定で問題が発生する | |
装置が別のサブネット上にある | 装置用のIPアドレスと、装置へのアクセスに使用するコンピューターのIPアドレスが異なるサブネットにある場合は、IPアドレスを設定することはできません。 ネットワーク管理者に連絡して、適切なIPアドレスを取得してください。 |
IPアドレスが別の装置で使用されている | Axis装置をネットワークから切断します。 pingコマンドを実行します (コマンドウィンドウまたはDOSウィンドウで、
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同じサブネット上の別の装置とIPアドレスが競合している可能性がある | DHCPサーバーによって動的アドレスが設定される前は、Axis装置は静的IPアドレスを使用します。 つまり、デフォルトの静的IPアドレスが別の装置でも使用されていると、装置へのアクセスに問題が発生する可能性があります。 |
ブラウザーから装置にアクセスできない | |
ログインできない | HTTPSが有効なときは、正しいプロトコル (HTTPまたはHTTPS) を使用してログインしてください。ブラウザーのアドレスフィールドに、手動で「 rootアカウントのパスワードを忘れた場合は、装置を工場出荷時の設定にリセットする必要があります。工場出荷時の設定にリセットするを参照してください。 |
DHCPによってIPアドレスが変更された | DHCPサーバーから取得したIPアドレスは動的なアドレスであり、変更されることがあります。 IPアドレスが変更された場合は、AXIS IP UtilityまたはAXIS Device Managerを使用して装置のネットワーク上の場所を特定してください。 装置のモデルまたはシリアル番号、あるいはDNS名 (設定されている場合) を使用して装置を識別します。 必要に応じて、静的IPアドレスを手動で割り当てることができます。 手順については、axis.com/supportを参照してください。 |
IEEE 802.1X使用時の証明書エラー | 認証を正しく行うには、Axis装置の日付と時刻をNTPサーバーと同期させなければなりません。 [System (システム) > Date and time (日付と時刻)] に移動します。 |
装置にローカルにアクセスできるが、外部からアクセスできない | |
装置に外部からアクセスする場合は、以下のいずれかのWindows®向けアプリケーションを使用することをお勧めします。
手順とダウンロードについては、axis.com/vmsを参照してください。 |
MQTTオーバSSLを使用してポート8883経由で接続できない | |
ファイアウォールによって、ポート8883が安全ではないと判断されたため、ポート8883を使用するトラフィックがブロックされています。 | 場合によっては、サーバー/ブローカーによってMQTT通信用に特定のポートが提供されていない可能性があります。 この場合でも、HTTP/HTTPSトラフィックに通常使用されるポート経由でMQTTを使用できる可能性があります。
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レーダービデオ融合の問題 | |
境界ボックスが物体を正確にカバーしていない | ビデオ分析検知を使わない場合、カメラは画像内のレーダー検知の投影を表示しており、ビデオ分析境界ボックスほど正確ではありません。 また、傾斜した道路、山、くぼみなど、シーンの高低差が原因の可能性もあります。 ボックスが高すぎるまたは低すぎる場合は、取り付け高さが正しく設定されていることを確認します。 また、自動キャリブレーション機能を使用して、境界ボックスの精度を向上させることもできます。 自動キャリブレーションを使用するには、[Radar > Autocalibration (レーダー > 自動キャリブレーション)] に移動します。 |
境界ボックスに1人が表示されているが、実際には2人いる | 2人が一緒に歩いており、レーダーでのみ検知される場合、1人として分類され、境界ボックスは1つしか表示されません。 分析融合ゾーンに入ると、正確に分類されます。 |
物体を追跡する際に境界ボックスの位置が変わる | レーダーとカメラの分析機能の両方によって同じ物体が検知される場合や、カメラの分析によってのみ物体が検知される場合、境界ボックスはカメラ情報を使用して物体の周囲にしっかりと引き寄せられます。 ビデオ検知が失われた場合、境界ボックスはレーダー投影の位置に引き寄せられ、精度が低くなります。 ビデオ検知を再度選択すると、境界ボックスが正しい位置に再び描画されます。 また、自動キャリブレーション機能を使用して、境界ボックスの精度を向上させることもできます。 自動キャリブレーションを使用するには、[Radar > Autocalibration (レーダー > 自動キャリブレーション)] に移動します。 |
マニュアルに記載されているとおりの検知距離が得られない |
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誤報を最小限に抑える方法は? |
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レーダー干渉 | 本装置は、2つのレーダーチャンネルの片方を使用します。 各チャンネル内では、最大4台のレーダーが、その周波数の使用に関する最適な方法についてネゴシエーションを行います。 この機能を使用しても、カメラからの干渉に関する警告メッセージが表示される場合があります。 その場合、装置ごとにチャンネルを手動で選択できます。 物理的に互いに近い装置は、同じチャンネルに設定する必要があります。 これにより、装置の干渉が避けやすくなります。 |
パフォーマンスに関する一般的な検討事項
最も重要な検討事項には次のようなものがあります。
貧弱なインフラによるネットワークの使用率が高いと帯域幅に影響します。
サポートに連絡する
さらにサポートが必要な場合は、axis.com/supportにアクセスしてください。